好感度MAXから始まるラブコメ

黒姫百合

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6話

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「……あれで付き合ってないんだから驚きよね」
「……あはは、二人が付き合ってない事実を知ってもあの二人はカップルにしか見えないよ」

 教室で堂々と抱き合っている早苗と茜を見てミチルはため息をこぼし、渚は苦笑いを浮かべている。

「ボクたちも一回ハグする?」
「ば……まだ付き合ったばかりなんだし、早苗たちみたいに所かまわず抱き着くのはまだ恥ずかしい……」

 早苗たちのハグを見てムラムラしたのか羨ましく思ったのか、渚がミチルをクラスメイトの前でハグしようとするものの、ミチルに断られてしまう。
 ミチルも渚と付き合い始めたばかりということもあり、まだクラスメイトの前でイチャつくのは恥ずかしいらしい。

「茜ちゃんに抱き着くと一日の疲れが癒されていくよ~」
「あたしも。早苗に抱き着くと疲れが癒される」

 ハグするのも恥ずかしがるミチルとは反対に早苗と茜はお互い抱き合って癒されていた。
 お互い同じ身長ということもあり、目線も一緒で吐息がかかるぐらい近い距離で見つめ合っている。
 至近距離から見ても茜は可愛い。

「そうだミチルちゃん、渚ちゃん。今日放課後空いてるかな」

 満足するまで茜と抱き合った早苗はヒマワリのような笑顔で二人に話しかける。

「別に大丈夫だけど」
「ボクも大丈夫だよ」
「それなら今日の放課後、四人でケーキ食べに行かない? 付き合った二人のお祝いしたいしさ」

 二人とも予定がなかったのは早苗的に好都合だった。
 ミチルと渚には内緒で今日、早苗と茜は付き合った二人をお祝いしたくていろいろと計画を練っていた。

「さすがに大げさすぎるでしょ。ここまでお祝いされると逆に恥ずかしすぎるんだけど」
「照れたミチルも可愛いね。それに早苗も茜もボクたちのためにお祝いの計画を練っていたみたいだし、ここはお言葉に甘えようかな」
「気づいてたんだ」
「そりゃあね。ずっと早苗がニヤニヤしっぱなしだったし、今日はずっと二人でコソコソ話してたしね」

 計画が筒抜けただったことに茜は驚く。
 それには早苗も驚いた。
 二人には内緒で計画を練っていたのに、渚にはバレバレだったらしい。

「あたし、全然気づかなかった」
「大丈夫だよミチル。そんなミチルも可愛いから」

 すかさず渚がミチルをフォローする。
 渚のすぐに相手をフォローできるところが渚の美徳だと早苗は思う。
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