46 / 99
46話
しおりを挟む
「……なんで二人とも両想いなのに気づかない。この鈍感カップルがー。リア充爆発しろー」
佐々木がなにか怨嗟を吐き出している顔をしているが早苗の耳には届かなかった。
その後、二人は家に帰り佐々木からもらった写真を部屋に飾る。
ちなみに早苗が飾った写真は不意に茜に手の甲にキスをされた写真だった。
その数日後、ホームルームが朝の教室でミチルが取り乱した顔で早苗たちの方にやって来た。
後ろには取り乱してはいないものの、渚も驚いている様子だった。
「これは一体なんなのよ。なんで二人が雑誌に載ってるのよ。しかも服装がウェディングドレスだし」
「さすがにこれをミチルと見た時はボクも驚いたよ。どうしてこうなったんだい」
雑誌に写っているウェディングドレス姿の二人をミチルは見せつけてくる。
渚もこうなった経緯に興味があるらしく、早苗たちに質問してくる。
早苗たちはどうしてこうなったのか簡潔にミチルたちに伝えた。
「なんだ、結婚したわけじゃないんだね。驚いて損した」
「さすがにそれはないよ。だって私たち付き合ってないんだよ」
どうやらミチルは二人が結婚したと勘違いしていたらしく、勘違いが解けたミチルは罰の悪い表情を浮かべる。
確かに茜とこんな結婚式を挙げられたら幸せだなと撮影中は思ったが、茜は幼馴染なため、それはありえないだろう。
「でも撮影楽しかったよね」
「うん。最初は緊張したけど楽しかった。それに初めてのウェディングドレスだったしね。ウェディングドレス姿の茜ちゃんはとても可愛くてドキドキした」
「あたしもいつもの早苗とは違って、ドキドキしてた。可愛かったよ早苗」
最初は不安や緊張で大変だったが、最後の方は楽しくてずっとこのまま続いてほしいとさえ願うぐらいだった。
ウェディングドレス姿の茜を思い出しデレる早苗に、茜も早苗のウェディングドレス姿を思い出しデレていた。
「……もうさっさと付き合え、この両想い鈍感幼馴染ー。誰がどう見ても両想いだろうがー。なんで気づかないんだよー」
「……あはは、逆にここまでお互い好意を伝えているのに、恋だと気づいていないのはある意味凄いよね」
ミチルと渚が小声で荒ぶっていたが、声が小さすぎて早苗は聞き取ることができなかった。
早苗と茜は幼馴染だ。
だからこの関係が終わることはないと思っていた。
今日までは。
早苗も茜も、幼馴染と言う関係に甘えすぎていた。
二人の関係にもうすでに、亀裂が入っていたことに二人は気づいていなかった。
佐々木がなにか怨嗟を吐き出している顔をしているが早苗の耳には届かなかった。
その後、二人は家に帰り佐々木からもらった写真を部屋に飾る。
ちなみに早苗が飾った写真は不意に茜に手の甲にキスをされた写真だった。
その数日後、ホームルームが朝の教室でミチルが取り乱した顔で早苗たちの方にやって来た。
後ろには取り乱してはいないものの、渚も驚いている様子だった。
「これは一体なんなのよ。なんで二人が雑誌に載ってるのよ。しかも服装がウェディングドレスだし」
「さすがにこれをミチルと見た時はボクも驚いたよ。どうしてこうなったんだい」
雑誌に写っているウェディングドレス姿の二人をミチルは見せつけてくる。
渚もこうなった経緯に興味があるらしく、早苗たちに質問してくる。
早苗たちはどうしてこうなったのか簡潔にミチルたちに伝えた。
「なんだ、結婚したわけじゃないんだね。驚いて損した」
「さすがにそれはないよ。だって私たち付き合ってないんだよ」
どうやらミチルは二人が結婚したと勘違いしていたらしく、勘違いが解けたミチルは罰の悪い表情を浮かべる。
確かに茜とこんな結婚式を挙げられたら幸せだなと撮影中は思ったが、茜は幼馴染なため、それはありえないだろう。
「でも撮影楽しかったよね」
「うん。最初は緊張したけど楽しかった。それに初めてのウェディングドレスだったしね。ウェディングドレス姿の茜ちゃんはとても可愛くてドキドキした」
「あたしもいつもの早苗とは違って、ドキドキしてた。可愛かったよ早苗」
最初は不安や緊張で大変だったが、最後の方は楽しくてずっとこのまま続いてほしいとさえ願うぐらいだった。
ウェディングドレス姿の茜を思い出しデレる早苗に、茜も早苗のウェディングドレス姿を思い出しデレていた。
「……もうさっさと付き合え、この両想い鈍感幼馴染ー。誰がどう見ても両想いだろうがー。なんで気づかないんだよー」
「……あはは、逆にここまでお互い好意を伝えているのに、恋だと気づいていないのはある意味凄いよね」
ミチルと渚が小声で荒ぶっていたが、声が小さすぎて早苗は聞き取ることができなかった。
早苗と茜は幼馴染だ。
だからこの関係が終わることはないと思っていた。
今日までは。
早苗も茜も、幼馴染と言う関係に甘えすぎていた。
二人の関係にもうすでに、亀裂が入っていたことに二人は気づいていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる