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第八話
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次の日のお昼休み。
優は昨日のお礼を込めてシュガーラクスを作ってきていた。
もちろん、葵に渡すためだ。
「楠先輩食べてくれるかな」
優は口をリボンで結び、ラッピングされたシュガーラクスを持ちながら三年生教室に向かう。
もちろん、このシュガーラクスは手づくりだ。
優はお菓子作りが趣味だった。
作り方は簡単だ。
材料はフランスパンと無塩バターとグラニュー糖の三つである。
まずフランスパンを一センチぐらいに切る。
その間にオーブンを百三十度まで温める。
その後、フランスパンを電子レンジで一分ぐらい温め水分を飛ばす。
この時、電子レンジのターンテーブルにオーブン用のシートを敷いておく。
電子レンジで水分を飛ばしたら、水分が飛んでいるか確認するため叩いてみる。
この時、コンコンと乾いた音がすればオッケーである。
その次はバターを耐熱容器に入れラップをかけ、電子レンジで溶かす。
そのバターを刷毛でフランスパンの表面全体に塗っていく。
その後、バターを塗った表面にグラニュー糖をまぶしていく。
オーブンの天板にグラニュー糖をまぶした面を上にしてフランスパンを並べる。
だいたい、百三十度ぐらいで十五分が焼く。
最後に薄く焼き色がつけば完成である。
優自身も一枚味見してみた。
焦げた苦味もなく、ちょうど良い感じで焼けているし、サクサクして甘くおいしかった。
優はそんな手づくりシュガーラクスを持ち、緊張しながら葵の教室に向かう。
学年は分かるのだが、組が分からない。
ここは虱潰しに探していくしかないだろう。
優は緊張しながら三年一組の教室から探していく。
やっぱり後輩一人で先輩の教室に行くのは緊張する。
「高校三年生って大人っぽく見えるな~」
たった二歳しか変わらないのに、高校一年生の優にとって高校三年生は大人に見える。
十八歳で成人だと思うと余計にそう思うのかもしれない。
そして三年二組の教室を覗いたとき、目的の人物を発見する。
葵は今から昼食を食べるところだったらしく、後ろの席の女子生徒と机を合わせて保冷バッグからお弁当を出しているところだった。
「し、失礼します」
優は緊張のあまり噛んでしまう。
むしろ緊張しない一年生の方が少ないだろう。
優が三年生の教室に入ると、それに気づいた先輩たちが視線を向ける。
好意的なものもあれば、無関心なものもある。
そして『なぜ、後輩が先輩の教室に来てるの?』というような視線が一番きつかった。
でもここには葵がいる。
もし他の先輩になにか言われても守ってくれるかもしれない。
そう思うと、勇気が湧いてくる。
それでも緊張はするもので、優の動きはカクカクとしてぎこちない。
そしてやっとの思いをして葵の目の前に着くと、葵も優の存在に気づいた。
葵は驚いたように目を見開いている。
その葵の反応を訝しく思った葵の友達も優の方を振り返る。
優は昨日のお礼を込めてシュガーラクスを作ってきていた。
もちろん、葵に渡すためだ。
「楠先輩食べてくれるかな」
優は口をリボンで結び、ラッピングされたシュガーラクスを持ちながら三年生教室に向かう。
もちろん、このシュガーラクスは手づくりだ。
優はお菓子作りが趣味だった。
作り方は簡単だ。
材料はフランスパンと無塩バターとグラニュー糖の三つである。
まずフランスパンを一センチぐらいに切る。
その間にオーブンを百三十度まで温める。
その後、フランスパンを電子レンジで一分ぐらい温め水分を飛ばす。
この時、電子レンジのターンテーブルにオーブン用のシートを敷いておく。
電子レンジで水分を飛ばしたら、水分が飛んでいるか確認するため叩いてみる。
この時、コンコンと乾いた音がすればオッケーである。
その次はバターを耐熱容器に入れラップをかけ、電子レンジで溶かす。
そのバターを刷毛でフランスパンの表面全体に塗っていく。
その後、バターを塗った表面にグラニュー糖をまぶしていく。
オーブンの天板にグラニュー糖をまぶした面を上にしてフランスパンを並べる。
だいたい、百三十度ぐらいで十五分が焼く。
最後に薄く焼き色がつけば完成である。
優自身も一枚味見してみた。
焦げた苦味もなく、ちょうど良い感じで焼けているし、サクサクして甘くおいしかった。
優はそんな手づくりシュガーラクスを持ち、緊張しながら葵の教室に向かう。
学年は分かるのだが、組が分からない。
ここは虱潰しに探していくしかないだろう。
優は緊張しながら三年一組の教室から探していく。
やっぱり後輩一人で先輩の教室に行くのは緊張する。
「高校三年生って大人っぽく見えるな~」
たった二歳しか変わらないのに、高校一年生の優にとって高校三年生は大人に見える。
十八歳で成人だと思うと余計にそう思うのかもしれない。
そして三年二組の教室を覗いたとき、目的の人物を発見する。
葵は今から昼食を食べるところだったらしく、後ろの席の女子生徒と机を合わせて保冷バッグからお弁当を出しているところだった。
「し、失礼します」
優は緊張のあまり噛んでしまう。
むしろ緊張しない一年生の方が少ないだろう。
優が三年生の教室に入ると、それに気づいた先輩たちが視線を向ける。
好意的なものもあれば、無関心なものもある。
そして『なぜ、後輩が先輩の教室に来てるの?』というような視線が一番きつかった。
でもここには葵がいる。
もし他の先輩になにか言われても守ってくれるかもしれない。
そう思うと、勇気が湧いてくる。
それでも緊張はするもので、優の動きはカクカクとしてぎこちない。
そしてやっとの思いをして葵の目の前に着くと、葵も優の存在に気づいた。
葵は驚いたように目を見開いている。
その葵の反応を訝しく思った葵の友達も優の方を振り返る。
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