遅刻勇者は異世界を行く 俺の特典が貯金箱なんだけどどうしろと?

黒月天星

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第二章 牢獄出たらダンジョンで

即興軍師と地味な新技

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 俊敏な動きで襲い掛かってくるゴリラ凶魔を、俺とエプリは左右に分かれて回避する。相手が一体なら注意を分散させた方が良いからな。

「……“風刃ウィンドカッター”」
「これでも喰らえっ!」

 すれ違いざまエプリは挨拶代わりに風刃をゴリラ凶魔の脇腹にお見舞いし、俺も銅貨を散弾の様に投げつけた。刃はガードされることもなく緑の剛毛を切り裂き、銅貨も命中してそのまま炸裂する。

 だがそれだけだった。刃が切り裂けたのは毛と表皮のみで肉までは届かず、俺の銭投げも表面を焦がしただけ。

「……ちっ。やはり堅いか」

 エプリはそう毒づきながらも素早く体勢を整える。俺も松明を素早く壁に出来た割れ目に差し込み、片手に銀貨を握りしめた。

「ゴオアアアッ」

 突撃を躱されたゴリラは明らかに怒りを持ってこちらを見据えてきた。話し合いとかは無理そうだ。エプリはゴリラ凶魔の挙動に目を逸らさぬままこちらに声をかける。

「……私が奴を引き付ける。その間に後ろの通路から脱出を」
「あんなの相手に一人ではキツイだろ? 戦うにしても逃げるにしても二人でだ」

 あの鬼と同格だとしたら、流石にエプリでも一人じゃ厳しい。俺は直感的にそう感じた。

「それでは逃げ切れない。……雇い主を守るのが私の仕事だ。いいからさっさと行け」
「こっちは雇い主兼仲間だってのっ! 仲間を置いて一人で逃げるなんて出来るか。それにもしこの先の階段が出口じゃなかったら確実に迷う自信がある」

 俺は一人で戦おうとするエプリに必死に食い下がる。ここでエプリを一人にしたらとても嫌な予感がする。こういう予感は大抵当たるというのがお約束だ。なら何としても避けなくてはならない。

 あと後半部分は本当なので説得力があるはずだ。……宝探しが趣味としては我ながらどうかと思うが、装備が無くてはしょうがない。

「……分かった。雇い主兼仲間兼荷物運びの意見に従うわ。だけど出来るだけこちらの指示に従うように」
「おうっ!」

 やっと根負けしたのか、エプリは俺を一人で逃がすことを諦めたようだ。落ち着いたのか口調も元に戻っている。戦闘中にエプリの指示に従うのは経験の差から考えれば当然だしな。素直に受け入れる。

「ゴ、ゴアアアァッ」

 再び突撃してくるゴリラ凶魔。動きは単純だがあの怪力で掴まれたら軽く握り潰されてしまう。おまけに四本の腕だから面倒だ。

 さらに向こうは堅い剛毛と筋肉で身体を覆われ生半可な攻撃は通用しない。ディラン看守くらいじゃないと通じない気がする。

「……私の後ろにっ! “風壁ウィンドウォール”」

 咄嗟に指示に従ってエプリの後ろに。美少女に守られるのは情けないが、従うと言った以上いきなり破るわけにもいかない。

 迫るゴリラ凶魔に対し、エプリは風壁を張って突進を受け止める。だが、

「グルアアアッ」
「……くっ! 足止めにしかならないか。なら、“三重トリプル風壁ウィンドウォール”」

 風の壁をものともしないゴリラ凶魔。だがエプリはゴリラ凶魔を囲い込むように風壁を重ね掛けする。押し込められるような体勢になり、尚且つ上から吹き下ろす風にゴリラ凶魔もてこずっているようだ。

 いずれ破られるだろうが、これなら少しは時間が稼げる。

「これからどうする?」
「……“風刃”でまともに傷がつかないとなると、私の魔法でまともに効くのは限られてくるわ。“竜巻トルネード”は発動までに距離を詰められると少し危ないし、これ以上の重ね掛けも難しい。……アナタは何か手は?」
「……一つ試したい事がある。あいつ牢で見た鬼と同じく魔石が身体に埋め込まれてるみたいだから、それを摘出したら元に戻らないかな?」

 鬼の時とは違って魔石の位置は分かっている。なら少しでも動きを止められれば。

「……私が気を失っていた間の話? 牢のあの鬼は魔石を取り出して倒したの?」
「倒したんじゃなくて、動きを止めて魔石を取り出したら元の姿に戻ったんだ。ディラン看守が言うには、下手に魔石を傷つけると後遺症が残るって話だからそっちでも一応倒せると思う。でも俺はなるべく傷つけずに助けたいと思ってる」

 俺がそう言うと、エプリは少し考えて自分も続けた。

「……それで行きましょう。ただしあくまで雇い主であるアナタの安全が最優先。アナタが危ないと思ったら後遺症云々関係なしに魔石を狙う。これでいい?」
「……分かった。でもピンチにならなければ問題ないんだろ? 大丈夫だ」

 エプリの言葉はもっともだった。誰だって見知らぬ他人より知っている誰かを優先的に助ける。俺が雇い主ということも含めて俺を助けるというのは道理だ。だが、彼女はと言った。

 つまり俺が危なくならない限りはあのゴリラ凶魔になった人を助けたいと思っている訳だ。それなら俺も大丈夫だって言い続ける。そして成功させるだけだ。

「グアゥ。グオアアアアッ」

 重ね掛けされた風の壁を、ゴリラ凶魔は強引に突破しようしている。いや、もう半ばまで突破していて時間がないな。

「……じゃあ簡単だけど作戦を立てたわ。よく聞いて」

 エプリはどうやってゴリラ凶魔と戦うか作戦を語り始めた。驚くべきことに、重ね掛けした“風壁”を維持しながら短時間で考えたという。イザスタさんと言いディラン看守と言いエプリと言い、俺の周りの人が皆頼りになるのは何故だろうか?

 急にグイグイと服が引っ張られる。見るとヌーボ(触手)が身体をうねうねと俺の前に伸ばしてきた。自分も忘れないでと言わんばかりに。……ホントに俺の周りは頼れる奴ばかりだよ。

 だがこれで何とか道筋が立った。待ってろよゴリラ凶魔。力づくで元に戻してやるからな。




「グガアアァッ」

 作戦を話し終えるとほぼ同時に、ゴリラ凶魔も風壁を突破する。瞳は爛々と怒りに燃え、そのままの勢いでこちらに向かってきた。作戦を吟味する時間くらいくれよっ! 仕方ない。ぶっつけ本番だ。

「今の作戦で行こう。手筈通りに」
「……了解」

 まず俺がポケットから硬貨を一枚掴みだして投げつける。ばらまくのではなく今度は顔面、特に目や鼻と言った場所を狙い撃ちだ。

「ゴアッ?」

 知性が残っているのか、それとも単純に野生の勘か? ゴリラ凶魔は走りながら顔を腕の一本で庇う。目はやっぱり防ぐよな。……しかし普通に庇っていいのか?

 

 ボンッ。銅貨がクラッカー程度の音だとすれば、銀貨はもっと重く弾ける音。その音と金額にふさわしく、銀貨の爆発はゴリラ凶魔の腕の一、二センチほどの肉を抉り取った。

「グガアアアアアッ!?」

 ゴリラ凶魔は痛みから叫び声をあげる。流石銀貨。一枚百デンは伊達じゃない。だがダメージを受けたのは右腕一本のみで残りの腕は全て健在。ゴリラ凶魔は血走った目でこちらを睨みつける。

「や~いゴリ公。ここまでおいで」

 俺は軽く挑発すると、エプリから距離をとりながら通路までダッシュ。ゴリラ凶魔は……よし。ついてきてる。俺が脅威に映ったらしく、エプリを素通りしてこちらを追いかけてきた。そっちに行くようであれば追加の銀貨をお見舞いする所だ。

 エプリはそれならそれで俺の危険度が下がると言っていたが、やはり自分より強いとは言え女の子に頼ってばかりはいられない。

「ゴアアアッ」

 ゴリラ凶魔はなんとここで四足歩行、いや、腕が四本だから六足歩行か? とにかく俗に言うナックルウォークを開始した。拳で床を打つ度にぐんぐん加速して俺の方に突き進んでくる。嘘だろっ!? そんなのありっ!? このままでは辿り着く前に追いつかれる。

「ぬわああぁっ!? これでも喰らってろっての!」

 走りながら硬貨を投げるが、ゴリラ凶魔もさっきの一撃で懲りたのか、床を殴りつけて急激な方向転換を決める。そしてすれすれで硬貨を回避。硬貨はそのまま床や壁に当たりチャリンと音を立てる。何てこった。あのゴリラ小回り利き過ぎだ。

 そして俺が通路に辿り着いた時、ゴリラ凶魔ももうすぐ手が届く距離まで追いついてきた。奴が追いつくまであと数秒。これ以上は逃げても無駄か。俺はそこでくるりと反転してゴリラ凶魔と向かい合う。

 奴は俺に向かって二本の右腕を振り上げる。左の一本は怪我しているので今は使えない。残りの一本は床を打って加速したばかり。つまり、この右からの殴打を防ぐか躱すことが出来れば。

 俺は腹をくくって拳を待ち構える。来る方向とタイミングさえ分かればなんとかなるはずだ。そこに、ゴリラ凶魔の拳が二つ物凄い勢いで振り下ろされた。

 直撃したらまず戦闘不能。当たりどころが悪ければそのまま……。俺の脳裏にスケルトン達の成れの果てがよぎる。……ぶっちゃけた話おっかない。でもな、美少女ほっといてこんなところで倒れている訳にはいかないだろうがっ!!

「……んなろっ!!」

 俺は貯金箱とクッションを翳して全力で踏ん張る。貯金箱は当然として、クッションで少しでも衝撃が和らげば上々だ。元々イザスタさんの私物だけど、命が懸かっているので許してほしい。

 二秒後。左側から凄まじい衝撃が襲ってきた。

「ぐっ!?」

 大型動物に体当たりされたらこんな感じなのかと思える衝撃。しっかり踏ん張っていたはずなのに、腕は痺れて感覚が薄く足もガクガクだ。だが、


「…………準備できた。いつでも行けるわ」


 その声にゴリラ凶魔はエプリの方を振り向く。そう。コイツはエプリのことを失念していた。深くはないが見過ごせないダメージを与えた俺を狙うのは当然だが、エプリがそれ以上のことが出来ないと思うのは早まったな。

「おうっ! ヌーボ(触手)今だっ!」

 その合図を待っていた。俺がゴリラ凶魔の気を引いて逃げたのも、この位置、このにコイツを誘い出すため。痛む体に鞭を打って真横に転がりながら、今か今かと待機していたヌーボ(触手)に合図する。

 次の瞬間、ヌーボ(触手)が身体の一部を鞭のようにしならせゴリラ凶魔の足を払った。スパーンと気持ち良い音がしてゴリラ凶魔はバランスを崩す。それもそのはず、ゴリラ凶魔はエプリを向いて足元は完全に意識外だ。

 それにヌーボ(触手)は実はかなりの怪力だ。何せ休憩中に俺と腕相撲したら、

 俺が退避したことを確認し、エプリは今の今まで溜め込んでいた風を開放する。

「吹き飛びなさい。“二重強風ダブルハイウィンド”」

 直後、俺が喰らったものよりも数段強烈な風がゴリラ凶魔を襲った。体勢を崩したゴリラ凶魔には到底耐えられない暴風。あとは狭い通路に押し込んで動きを封じれば。

「グア。グルアアアアアッ!」

 だが、奴は咄嗟に四本の腕全てで床を叩きつけ、ロケットのようにエプリの方へ跳躍を試みたのだ。

 向かい風をものともせず、一直線にエプリへ向かっていくゴリラ凶魔。着地も何も考えない体当たり。だけど……そのやり方は読めてたぜ。

「金よ。弾けろっ!!」

 その瞬間、突き進んでいたゴリラ凶魔の目前で、
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