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9話 ファンクラブと呼び出し状
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そんなこんやで放課後、1人で屋上にむかうと
そこには、6~7人の女子集団がいた。
「あのー」
とりあえず声をかけてみる。
「アンタが真白深雪?」
「そうですけど‥一体あなた方は?」
多分ファンクラブの幹部か何かなのだろうけど
だってオーラがそんなのを放っているし、態度もデカい。
そうすると、一人の女子が私の目の前に立った。学年カラーが赤なので3年生だ。
「あたし達はね、秋月学園生徒会ファンクラブの幹部よ」
え?もしや私エスパーですかね。
「ねぇ、いきなりなんだけど一体何様のつもりなのかしら?」
本当にいきなりだ。何様って言われてもね
てか、それは‥‥
「何様ですか、それは私に言う言葉ではありません。何様って言うのは秋月会長に使うためだけにある言葉です」
「何言ってるんのよ!」
「はぁ!?それを言いたいのはこっちのセリフ
いきなり呼び出されてみれば突然「アンタ何様?」だぁ、まずは主語から言いなさいよ主語からっ!大体ね「アンタ何様?」って聞く方がおかしいんですよ、理解できますか?」
そう一言一句息を吸わないで言うと、タジタジになってるのが見えた。
「え、あ、それはごめんあそばせ‥じゃないわ
なんでこの私が謝ってるの」
「いいツッコミです」
本当にいいツッコミをする人だ。これならきっと漫才とかできるんじゃないかと思ってると
名前分からないからA、B、C‥‥‥先輩でいいよね。
「ちょっと話がそれてるわ!早く言ってちょうだい」
A先輩に慌ててそう言うB先輩の言葉で
はて、自分が一体何をしにここに来たのかを思い出したか。
「そうですよ、言いたいことがあるならさっさと言ってくれませんかね」
私だって決して暇じゃないんだからと口を開こうとする前に
「アナタが話をそらしているんでしょ!!!」
「そらされたくないんだったら練習して来てよ」
「そこまで用意周到に計画することなのかしら
呼び出しって!?」
どうやら、ファンクラブの幹部さん達はみんな
ノリがいいらしい。ここまできっぱり返してくれると清々しいくらいだ。
そうすると、ファンクラブの誰がが一人声を上げた。
「これじゃ、話が全く進まないじゃない」
今まで話していた先輩がなかなか話を進めてくれないのでイライラしたのか別の人が私の目の前に立った。
「アナタ目障りなのよ!一年生のくせに突然
生徒会秘書になったからってアンナに仲良くして」
「可愛いからって調子に乗ってるの?」
話を聞く限りだと、それ褒めてますよね
そう思ってくれてるならありがとうございます
心の中でお辞儀をする。
「生徒会秘書にはアナタなんかよりも相応しい人がいるのよ」
それはごもっともです。私もそう思いますが
だけど私の場合、生徒会秘書を辞めたらこの学園での生命活動も一緒に辞めされてしまうので
無理なんだけど‥
「ねぇ、辞めて下さらない?」
と現れたのは、ファンクラブ会長の花屋敷ヒバリさんだった。
「そして、響様にはもう関わらないと言ってくだされば手荒なマネに出なくても済むのよ」
「それは無理なお願いです」
率直に言った。だって私にこの若さで死ねと
仰りたいのですか!私まだ死にたくない
きっぱりと言い返した私に腹が立ったのか
花屋敷さんの表情は険しくなった。
「‥‥っふざけないでよ!!!」
キッと目を釣り上げで腕を高く振り上げた。
次の瞬間
バチン
乾いた音がそこら一体に広がった。
そして左頬に痛みが走った。
数秒して殴られたというに気づく。頬には熱が集まってくるのがよくわかる。
「‥‥っ痛」
私はジンジンと痛む頬を押さえた。
その様子を見て、イヤらしそうに微笑む。
「そりゃあ痛くて当然よね、痛いようにやったんだから。どう考えは変わったかしら」
私は彼女達をキッと睨む。
「いくら言われても意思は変わらない
私は辞めない」
先ほどより強く言うと、花屋敷さんの手が
また私の頬に叩き込まれた。唇を舐めると血の味がする。どうやら、唇が切れたみたいだ。
「そのくらいにしたらどうですか?ヒバリ様」
先輩Cの金切り声が聞こえた。。さすがにやりすぎではないのかと思ったらしい。うん、呼び出しにしてはやりすぎたと思う。
「いいえ、まだよ。辞めると言わない限り
私は辞めませんわ」
「‥‥‥」
先ほどから繰り返されるこの痛み。
確かに、私が辞めるとさえ言ってしまえば済む話。それに、私はそこまで打たれ強くない
頬だってすごく痛い。それに両親にでさえ叩かれたことがないのに‥‥だけど、辞めるって言ってしまったら私の学園生活は崩壊する。それに‥‥せっかくあの人たちと上手くやれそうなのに、だから、私は
「絶対に辞めません、なんと言われようとも」
そう私が吠えるようにそう叫ぶと同時に
バァン
豪快に扉が開く音が聞こえた。
「貴様ら何をやっている」
「1人に対してこの人数は卑怯なんやない?
そこには、6~7人の女子集団がいた。
「あのー」
とりあえず声をかけてみる。
「アンタが真白深雪?」
「そうですけど‥一体あなた方は?」
多分ファンクラブの幹部か何かなのだろうけど
だってオーラがそんなのを放っているし、態度もデカい。
そうすると、一人の女子が私の目の前に立った。学年カラーが赤なので3年生だ。
「あたし達はね、秋月学園生徒会ファンクラブの幹部よ」
え?もしや私エスパーですかね。
「ねぇ、いきなりなんだけど一体何様のつもりなのかしら?」
本当にいきなりだ。何様って言われてもね
てか、それは‥‥
「何様ですか、それは私に言う言葉ではありません。何様って言うのは秋月会長に使うためだけにある言葉です」
「何言ってるんのよ!」
「はぁ!?それを言いたいのはこっちのセリフ
いきなり呼び出されてみれば突然「アンタ何様?」だぁ、まずは主語から言いなさいよ主語からっ!大体ね「アンタ何様?」って聞く方がおかしいんですよ、理解できますか?」
そう一言一句息を吸わないで言うと、タジタジになってるのが見えた。
「え、あ、それはごめんあそばせ‥じゃないわ
なんでこの私が謝ってるの」
「いいツッコミです」
本当にいいツッコミをする人だ。これならきっと漫才とかできるんじゃないかと思ってると
名前分からないからA、B、C‥‥‥先輩でいいよね。
「ちょっと話がそれてるわ!早く言ってちょうだい」
A先輩に慌ててそう言うB先輩の言葉で
はて、自分が一体何をしにここに来たのかを思い出したか。
「そうですよ、言いたいことがあるならさっさと言ってくれませんかね」
私だって決して暇じゃないんだからと口を開こうとする前に
「アナタが話をそらしているんでしょ!!!」
「そらされたくないんだったら練習して来てよ」
「そこまで用意周到に計画することなのかしら
呼び出しって!?」
どうやら、ファンクラブの幹部さん達はみんな
ノリがいいらしい。ここまできっぱり返してくれると清々しいくらいだ。
そうすると、ファンクラブの誰がが一人声を上げた。
「これじゃ、話が全く進まないじゃない」
今まで話していた先輩がなかなか話を進めてくれないのでイライラしたのか別の人が私の目の前に立った。
「アナタ目障りなのよ!一年生のくせに突然
生徒会秘書になったからってアンナに仲良くして」
「可愛いからって調子に乗ってるの?」
話を聞く限りだと、それ褒めてますよね
そう思ってくれてるならありがとうございます
心の中でお辞儀をする。
「生徒会秘書にはアナタなんかよりも相応しい人がいるのよ」
それはごもっともです。私もそう思いますが
だけど私の場合、生徒会秘書を辞めたらこの学園での生命活動も一緒に辞めされてしまうので
無理なんだけど‥
「ねぇ、辞めて下さらない?」
と現れたのは、ファンクラブ会長の花屋敷ヒバリさんだった。
「そして、響様にはもう関わらないと言ってくだされば手荒なマネに出なくても済むのよ」
「それは無理なお願いです」
率直に言った。だって私にこの若さで死ねと
仰りたいのですか!私まだ死にたくない
きっぱりと言い返した私に腹が立ったのか
花屋敷さんの表情は険しくなった。
「‥‥っふざけないでよ!!!」
キッと目を釣り上げで腕を高く振り上げた。
次の瞬間
バチン
乾いた音がそこら一体に広がった。
そして左頬に痛みが走った。
数秒して殴られたというに気づく。頬には熱が集まってくるのがよくわかる。
「‥‥っ痛」
私はジンジンと痛む頬を押さえた。
その様子を見て、イヤらしそうに微笑む。
「そりゃあ痛くて当然よね、痛いようにやったんだから。どう考えは変わったかしら」
私は彼女達をキッと睨む。
「いくら言われても意思は変わらない
私は辞めない」
先ほどより強く言うと、花屋敷さんの手が
また私の頬に叩き込まれた。唇を舐めると血の味がする。どうやら、唇が切れたみたいだ。
「そのくらいにしたらどうですか?ヒバリ様」
先輩Cの金切り声が聞こえた。。さすがにやりすぎではないのかと思ったらしい。うん、呼び出しにしてはやりすぎたと思う。
「いいえ、まだよ。辞めると言わない限り
私は辞めませんわ」
「‥‥‥」
先ほどから繰り返されるこの痛み。
確かに、私が辞めるとさえ言ってしまえば済む話。それに、私はそこまで打たれ強くない
頬だってすごく痛い。それに両親にでさえ叩かれたことがないのに‥‥だけど、辞めるって言ってしまったら私の学園生活は崩壊する。それに‥‥せっかくあの人たちと上手くやれそうなのに、だから、私は
「絶対に辞めません、なんと言われようとも」
そう私が吠えるようにそう叫ぶと同時に
バァン
豪快に扉が開く音が聞こえた。
「貴様ら何をやっている」
「1人に対してこの人数は卑怯なんやない?
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