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本編
夜会の後始末
しおりを挟む主人公が婚約者の浮気相手に「私にしない?」と囁いたあとの出来事。
セリフのみとなっています。
***
お前さぁ、なんか勘違いしてない?
あの人お前のことなんて暇つぶし程度にしか思ってないから。女には誰でも可愛いって言うし。
まあ、俺は男なのに言われてるけど。
つか、お前みたいなブスがダイアナ様に気に入られるわけないじゃん。なに期待してんの?うけるんだけど。
この時間帯はいつも俺の時間なのにさぁ。いきなりキャンセルにされてブスに時間奪われてほんと不愉快だよね。
お詫びにキスしてくれるって言うから付き合ってあげたけどさ。
で、やっと終わったのに……なに立場も弁えず追って来てんの?
あ、わかったストーカーってやつだ。はは、気持ち悪い。知ってる?お前みたいな女のことビッチって言うんだよ。
………あ、ギデオンサマじゃん。なに?フラれたのに諦めずに追って来たんだ。ちょうどよかった。
お前さぁ、実はダイアナ様のこと好きだったんでしょ?
仮にもあの女に育てられた息子が、正気の状態であんな馬鹿なことするわけないよね。
ダイアナ様の気をひこうとしたんでしょ?ダイアナ様は目を通す前に捨ててたけど、俺はちゃんと見たよ?あんたの手紙。
何度もダイアナに接触しようとしてたよね。お前は多分、その時婚約破棄を持ちかけようとしたんだ。ダイアナに引き留めてもらう前提で。でもダイアナは来なかった。
だからあんな手紙書いたんでしょ?
あれを読んでたら、ダイアナも多少はあんたを見直したかもね。
でもダイアナは読まなかった。ダイアナはあんたのこと嫌いだからね。
ダイアナがなんでお前の名前だけを頻繁に言い間違うか知ってる?
あんたが本当は近づくことすら屈辱的なあの女の息子だからだよ。
本当はあの女のことも憎くて仕方ないんだ。
数年後には君の家の家紋は、ダイアナの実父の家紋に変わるだろうね。
でもあの女も光栄だよね?大好きで大好きで監禁してる男の家の家紋だもの。
おっといけない、話すぎちゃった……あんたもダイアナ様の父親と同じ目に合わせてあげるね。大丈夫、そこの浮気相手も一緒だから怖くないよ。
あ、でも俺はあの女と違ってあんたらになんの情もないから、うっかり存在忘れても怒らないでね。
さ、そろそろダイアナ様も馬車で待ちくたびれてるだろうし、行こうか。
大丈夫、ダイアナは俺がそばにいるから。
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