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#2 部屋の中
14 ぬいぐるみみたいに抱きしめた
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朝起きて出勤したら、研究所が大変なことになっていた。
軍人達が押し寄せて、色んなものをひっくり返したり、破壊したりしている。
「あー、すみません」
俺は状況が飲み込めず、側で憮然として破壊行為を眺めていた職員に話しかけた。
「何かあったんですか?」
「知りませんよ。僕もさっき来たところですからね。研究所の敷地内、全部こうです」
青年は不機嫌そうな顔をしている。
俺は、せっかくの昨日の片付けがほとんど振り出しに戻ったことを理解して呻いた。
「捜索許可証片手に、こうして破壊行為を働いているらしいです」
青年は、軍人たちをすごい目で睨みつけている。
「何を探してるんですか?」
「所長を探しているそうですよ。蛮族はこれだから」
そう彼は悪態をつく。怖い。
八つ当たりされては堪らないので、俺は曖昧に相槌を打ってからそっとその場を離れた。
所長ってことは、レビィを探してるんだろう。
動いてるのは軍だから、つまりジャックさんの意思ということだ。
こんなことして、ジャックさん、次は息の根を止められても知らないからな。
俺は一通り見て回ったが、研究所全体がそんな具合だった。
どっかの職員がこの機に乗じて大災害を起こすのも時間の問題だろう。頭が痛い。
仕事場がそんな調子なので、俺は一旦部屋の方に帰ることにした。
寮の方まで手が伸びることはないと思うが、ブライドに万が一のことがあったら困る。
それに、どうせ彼らが帰るまで仕事はできない。
「ただいまブライド……ん?」
ブライドはベッドの布団を頭まで被って丸まっていて、部屋には電話が鳴り響いていた。
俺が帰ってきたのを認めて、彼女は耳を塞いだままひょっこり顔を出し、恨めしげに電話を睨んでアピールした。よほどうるさかったらしい。
俺はすぐに受話器を取って、電話を黙らせた。
「あー、はい。もしもし」
『そちらブロウ様のお部屋でよろしいですか』
知らない女性の声だった。俺は訝しげに答える。
「ええ、はい。そうですが。そちらは……」
『わたくし、総長の秘書をさせて頂いております者でございます。総長より言伝を預かっておりますのでお伝え致します』
総長とは、ジャックさんのことだ。
軍のトップであるジャックさんは、軍人さんやその関係者から総長と呼ばれている。
「ああ、はい……分かりました、ありがとうございます」
『ではお伝え申し上げます。ブロウ、南口に迎えを行かせた。ルシーに付いてる奴らの一部だ。そいつらと一緒に、早急にルシーと合流しろ。詳細はそこで伝える……以上でございます』
「あ、ええ……はい。分かりました。ありがとうございます」
『確かにお伝え致しました。では失礼致します』
それで通話は途切れた。
「……ブライド、なんか急ぎの用みたいだから俺は出てくるよ。お昼はいつも通り、作ってあるの食べとけよ」
「……はい」
例のごとく反応は薄いが、もう慣れた。俺はそのまま外履きのブーツに履き替えて、小走りで南口に向かう。
「お迎えに上がろうかというところでした」
言外に遅いと罵られつつ、俺はルシーの親衛隊という名の私兵さんたちに馬車に乗せられる。
「ルシーに何かあったんですか?」
「あのお方が直接お話になられます」
「そうですか……」
軍人さんたちは多分に漏れず俺のことが嫌いなので、自分たちの乗り物に乗せるのも本当は嫌なのだろう。
ものすごく渋い顔をされる。
メンタルに悪影響を与えるので、冷たい視線を送るのはやめてほしい。
「到着しました」
「あ、はい……ありがとうございました……」
着いたのは、ルシーの別荘の一つである、郊外の小さなロッジだった。ルシーにしては簡素な建物で、それは他の場所と比べてしまえばいっそ、小屋とでもいえるほどの場所だ。
しかし冷静に考えてみれば、この手狭な建物もルシーのその小さな体にちょうどよいサイズ感なんだろう。
ルシーはリビングソファで、何か手紙のようなものを読んでいた。
近くにはハンカチと水の入ったグラス、ソファにはちょうどルシーの抱えるのにちょうどいいサイズのクッションが置いてあった。
彼は俺を認め、少し微笑んだ。
そしてその手紙を目の前のテーブルに置いた。
「おいで、ブロウ。元気にしていたかい?」
彼の声はいつもと同じように穏やかで、俺は緊急事態とは程遠いその声に一種の日常すら感じた。
「ああ、別に……いつも元気だよ」
「そうか? それは何よりだ、良かった」
にこ、とルシーは優しく笑った。
やはり緊急事態を感じる空気ではない。
「それで、何の用だよ? ジャックさんの直轄の軍隊が家探ししてるのに関係あるのか?」
「そうだね……」
ルシーは少しだけ顔を曇らせた。
「今朝、私とジャックの元に一通の伝書が届いたんだ。私もそうだが、ジャックは伝書の確認を毎朝の日課にしているだろう? それで、その伝書はレビィから来たものだった」
「俺には来てないような気がするんだけど……」
俺が不満げにそう言うと、ルシーは愛おしげに微笑む。
「君に衝撃を与えたくなかったんだよ。レビィは君の脆さをよく知っているから」
弱さと言わなかったのはルシーの優しさなんだと思う。
だから俺は大人しく頷いて、ふぅんと小さく相槌を打った。
「手紙を読むなり、ジャックは飛び出していってそのまま帰って来ない。今頃、必死でレビィを探しているのだろうと思うよ」
「誘拐とかされたの?」
「ある意味では正しいかもしれないね」
「勿体ぶるなよ、教えてくれればいいだろ?」
「……そうだね、ただ……」
ルシーは初めて言い淀んで、僅かに迷う素振りを見せた。
「……ただ君には、少しショッキングなことかもしれない。ジャックですら、ほとんどおかしくなった。私も……もしブロウ、君が居なかったら、とうに気が狂っているだろう」
そんな風には全く見えないんだけど、と俺は思う。ルシーはいつも通り穏やかで、狂気など感じさせない。
「落ち着いて聞いてくれ、ブロウ」
ルシーには、そんな茶番じみた決まり文句すら深刻に思わせるようなオーラがあった。
「レビィが私とジャックに送ったのは、自死を決めたという内容の遺書だった。あの子は、崖から身を投げて死ぬと、決めてしまった」
「……え? いや、嘘、そんなはずないよ。だってレビィは、俺に……」
「良い子だね、大丈夫だよ。私も辛い。私も……私も気が狂いそうだ。君がいてくれるから、私も正気を保っていられるだけで」
「でも、そんな、嘘だろ、何かの冗談で……」
「……私もそう祈っている。でも、君に伝えておかなくてはと思ったんだ。あの子は生涯で、ずっと私に誠実だ」
ルシーは涙一つ零さなかった。
俺も同じで、でもそれは恐らくルシーとは違う理由からだ。
ただ、何か悪い夢でも見ているような気持ちになった。
現実感がなく、ふわふわと浮かんでいるような感覚。
頭の中に質量のある霧が立ち込めているようだった。
「……手紙にはなんて?」
「ジャック宛の手紙は読んでいないが、私の方には、今までありがとうと書いてあったよ。迷惑をかけてすまないとも」
「レビィは、俺のこと家族だとすら思ってくれてなかったのかな。俺は昨日までレビィに会ってたのに。俺……」
「自分を責めてはいけないよ、ブロウ。あの子は隠し事が上手なんだ。それだけのことだよ」
俺の息子だと言ってもおかしくないほどに幼いルシーの体は、俺が抱きしめてるだけでも潰れてしまいそうだと思った。
それなのにその芯は強靭で、最愛の弟を失ったかもしれないのに、ルシーは穏やかだった。
悲しみがあって、ただ静かな悲哀があって、それなのに彼は嘆くことを忘れたみたいに微笑んでいた。
涙を流すことは簡単なのに。
「ルシー……」
「ごめんね、ショッキングなことを伝えてしまって。今、ジャックがレビィのことを探している。結果を待とう、ブロウ。今日は、私と一緒に居なさい。君の大切なお嬢さんには、君は私の我儘のせいで帰れなくなったと伝えておくから、何も心配しなくていい」
ルシーは、優しく俺の手を取ってそう言ってくれた。
「ごめんねブロウ。私の体がもっと大きければ、私は君の全身を抱きしめてあげられただろうに」
ルシファーは、悲しげにそう微笑んだ。
「……大丈夫だよ。俺、レビィが見つかるって信じてるから」
「うん、そうだね」
ルシーは穏やかに微笑んでいた。
「でも、辛くなったら、強がらなくてもいいんだからね」
「……ありがと、ルシー」
俺はルシーをひょいっと抱き上げて、自分の足の間に置いた。
ルシーは大人しく抱きしめられていてくれた。
軍人達が押し寄せて、色んなものをひっくり返したり、破壊したりしている。
「あー、すみません」
俺は状況が飲み込めず、側で憮然として破壊行為を眺めていた職員に話しかけた。
「何かあったんですか?」
「知りませんよ。僕もさっき来たところですからね。研究所の敷地内、全部こうです」
青年は不機嫌そうな顔をしている。
俺は、せっかくの昨日の片付けがほとんど振り出しに戻ったことを理解して呻いた。
「捜索許可証片手に、こうして破壊行為を働いているらしいです」
青年は、軍人たちをすごい目で睨みつけている。
「何を探してるんですか?」
「所長を探しているそうですよ。蛮族はこれだから」
そう彼は悪態をつく。怖い。
八つ当たりされては堪らないので、俺は曖昧に相槌を打ってからそっとその場を離れた。
所長ってことは、レビィを探してるんだろう。
動いてるのは軍だから、つまりジャックさんの意思ということだ。
こんなことして、ジャックさん、次は息の根を止められても知らないからな。
俺は一通り見て回ったが、研究所全体がそんな具合だった。
どっかの職員がこの機に乗じて大災害を起こすのも時間の問題だろう。頭が痛い。
仕事場がそんな調子なので、俺は一旦部屋の方に帰ることにした。
寮の方まで手が伸びることはないと思うが、ブライドに万が一のことがあったら困る。
それに、どうせ彼らが帰るまで仕事はできない。
「ただいまブライド……ん?」
ブライドはベッドの布団を頭まで被って丸まっていて、部屋には電話が鳴り響いていた。
俺が帰ってきたのを認めて、彼女は耳を塞いだままひょっこり顔を出し、恨めしげに電話を睨んでアピールした。よほどうるさかったらしい。
俺はすぐに受話器を取って、電話を黙らせた。
「あー、はい。もしもし」
『そちらブロウ様のお部屋でよろしいですか』
知らない女性の声だった。俺は訝しげに答える。
「ええ、はい。そうですが。そちらは……」
『わたくし、総長の秘書をさせて頂いております者でございます。総長より言伝を預かっておりますのでお伝え致します』
総長とは、ジャックさんのことだ。
軍のトップであるジャックさんは、軍人さんやその関係者から総長と呼ばれている。
「ああ、はい……分かりました、ありがとうございます」
『ではお伝え申し上げます。ブロウ、南口に迎えを行かせた。ルシーに付いてる奴らの一部だ。そいつらと一緒に、早急にルシーと合流しろ。詳細はそこで伝える……以上でございます』
「あ、ええ……はい。分かりました。ありがとうございます」
『確かにお伝え致しました。では失礼致します』
それで通話は途切れた。
「……ブライド、なんか急ぎの用みたいだから俺は出てくるよ。お昼はいつも通り、作ってあるの食べとけよ」
「……はい」
例のごとく反応は薄いが、もう慣れた。俺はそのまま外履きのブーツに履き替えて、小走りで南口に向かう。
「お迎えに上がろうかというところでした」
言外に遅いと罵られつつ、俺はルシーの親衛隊という名の私兵さんたちに馬車に乗せられる。
「ルシーに何かあったんですか?」
「あのお方が直接お話になられます」
「そうですか……」
軍人さんたちは多分に漏れず俺のことが嫌いなので、自分たちの乗り物に乗せるのも本当は嫌なのだろう。
ものすごく渋い顔をされる。
メンタルに悪影響を与えるので、冷たい視線を送るのはやめてほしい。
「到着しました」
「あ、はい……ありがとうございました……」
着いたのは、ルシーの別荘の一つである、郊外の小さなロッジだった。ルシーにしては簡素な建物で、それは他の場所と比べてしまえばいっそ、小屋とでもいえるほどの場所だ。
しかし冷静に考えてみれば、この手狭な建物もルシーのその小さな体にちょうどよいサイズ感なんだろう。
ルシーはリビングソファで、何か手紙のようなものを読んでいた。
近くにはハンカチと水の入ったグラス、ソファにはちょうどルシーの抱えるのにちょうどいいサイズのクッションが置いてあった。
彼は俺を認め、少し微笑んだ。
そしてその手紙を目の前のテーブルに置いた。
「おいで、ブロウ。元気にしていたかい?」
彼の声はいつもと同じように穏やかで、俺は緊急事態とは程遠いその声に一種の日常すら感じた。
「ああ、別に……いつも元気だよ」
「そうか? それは何よりだ、良かった」
にこ、とルシーは優しく笑った。
やはり緊急事態を感じる空気ではない。
「それで、何の用だよ? ジャックさんの直轄の軍隊が家探ししてるのに関係あるのか?」
「そうだね……」
ルシーは少しだけ顔を曇らせた。
「今朝、私とジャックの元に一通の伝書が届いたんだ。私もそうだが、ジャックは伝書の確認を毎朝の日課にしているだろう? それで、その伝書はレビィから来たものだった」
「俺には来てないような気がするんだけど……」
俺が不満げにそう言うと、ルシーは愛おしげに微笑む。
「君に衝撃を与えたくなかったんだよ。レビィは君の脆さをよく知っているから」
弱さと言わなかったのはルシーの優しさなんだと思う。
だから俺は大人しく頷いて、ふぅんと小さく相槌を打った。
「手紙を読むなり、ジャックは飛び出していってそのまま帰って来ない。今頃、必死でレビィを探しているのだろうと思うよ」
「誘拐とかされたの?」
「ある意味では正しいかもしれないね」
「勿体ぶるなよ、教えてくれればいいだろ?」
「……そうだね、ただ……」
ルシーは初めて言い淀んで、僅かに迷う素振りを見せた。
「……ただ君には、少しショッキングなことかもしれない。ジャックですら、ほとんどおかしくなった。私も……もしブロウ、君が居なかったら、とうに気が狂っているだろう」
そんな風には全く見えないんだけど、と俺は思う。ルシーはいつも通り穏やかで、狂気など感じさせない。
「落ち着いて聞いてくれ、ブロウ」
ルシーには、そんな茶番じみた決まり文句すら深刻に思わせるようなオーラがあった。
「レビィが私とジャックに送ったのは、自死を決めたという内容の遺書だった。あの子は、崖から身を投げて死ぬと、決めてしまった」
「……え? いや、嘘、そんなはずないよ。だってレビィは、俺に……」
「良い子だね、大丈夫だよ。私も辛い。私も……私も気が狂いそうだ。君がいてくれるから、私も正気を保っていられるだけで」
「でも、そんな、嘘だろ、何かの冗談で……」
「……私もそう祈っている。でも、君に伝えておかなくてはと思ったんだ。あの子は生涯で、ずっと私に誠実だ」
ルシーは涙一つ零さなかった。
俺も同じで、でもそれは恐らくルシーとは違う理由からだ。
ただ、何か悪い夢でも見ているような気持ちになった。
現実感がなく、ふわふわと浮かんでいるような感覚。
頭の中に質量のある霧が立ち込めているようだった。
「……手紙にはなんて?」
「ジャック宛の手紙は読んでいないが、私の方には、今までありがとうと書いてあったよ。迷惑をかけてすまないとも」
「レビィは、俺のこと家族だとすら思ってくれてなかったのかな。俺は昨日までレビィに会ってたのに。俺……」
「自分を責めてはいけないよ、ブロウ。あの子は隠し事が上手なんだ。それだけのことだよ」
俺の息子だと言ってもおかしくないほどに幼いルシーの体は、俺が抱きしめてるだけでも潰れてしまいそうだと思った。
それなのにその芯は強靭で、最愛の弟を失ったかもしれないのに、ルシーは穏やかだった。
悲しみがあって、ただ静かな悲哀があって、それなのに彼は嘆くことを忘れたみたいに微笑んでいた。
涙を流すことは簡単なのに。
「ルシー……」
「ごめんね、ショッキングなことを伝えてしまって。今、ジャックがレビィのことを探している。結果を待とう、ブロウ。今日は、私と一緒に居なさい。君の大切なお嬢さんには、君は私の我儘のせいで帰れなくなったと伝えておくから、何も心配しなくていい」
ルシーは、優しく俺の手を取ってそう言ってくれた。
「ごめんねブロウ。私の体がもっと大きければ、私は君の全身を抱きしめてあげられただろうに」
ルシファーは、悲しげにそう微笑んだ。
「……大丈夫だよ。俺、レビィが見つかるって信じてるから」
「うん、そうだね」
ルシーは穏やかに微笑んでいた。
「でも、辛くなったら、強がらなくてもいいんだからね」
「……ありがと、ルシー」
俺はルシーをひょいっと抱き上げて、自分の足の間に置いた。
ルシーは大人しく抱きしめられていてくれた。
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