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第三章 エヴァルシア開発編
139 予期せぬ来訪と慌ただしい準備
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翌朝。
屋敷の隣に設けられた鉄格子の区画の中に、荷馬車が四台停められていた。トンネルのトラップに引っかかった、違法奴隷商とその奴隷たちだ。
「不定期で来ているみたいだな。来るのは、いつも馬車四台みたいだ」
なにか理由があるのだろう。毎回四台でやって来て、エルフは必ず二十名、残りは六十名前後の家族単位のヒューマンの奴隷と決まっているらしい。
「今回は護衛はいないみたいだな。護衛がいたのは前回だけか」
とはいえ、そろそろ帝国側の奴隷商も警戒してくるはずだ。最初に違法奴隷商を捕まえたのが、今から二十日ほど前。ここから王都アルトヴィアまで行き、往復するだけでも最短でそれくらいかかる。さらにトンネルを通ってゼフィランテス帝国へ戻ることを考えれば、あと十日ほどで帰国する予定だったはずだ。
それが戻ってこないとなれば、今後は護衛付きの奴隷商が増えるだろう。
ヒューマンの奴隷六十人は、セレナに預けることにした。エヴァルシアで生活してもらうこと、そのための説明、そして希望する職業についても聞いておいてもらう。住民用の指輪や腕輪についても、セレナなら同じ対応ができるため、そのまま引き継いでもらった。
また、俺が亜空間に保管していた建物群はすべて建物専用の共有空間へ移動済みだ。《万紫千紅》のメンバーであれば、誰でも建てられるようにしてある。
畑の作成についても、メディアを含め〈土魔法〉が使えるメンバー全員で対応できるため、こちらも引き継いだ。
助けたエルフに関しては、俺は忘れずに“アリス”の姿になってから対応し、そのままリーファリアへ向かったのだが――。
「アリスさん、今回も全員エヴァルシアに住みたいそうです」
なぜだ?
今回はエルフの奴隷たちに、アレスの姿は見せていないはずだ。それでも希望するというのなら、連れ帰るしかないか。
私がエヴァルシアへ戻ろうとしたところで、リーファリアの女王フィオレルに呼び止められた。
「アリスよ。エルフをエヴァルシアへ連れ帰ったら、もう一度ここへ来るのじゃ。今しがた、スヴァルシア王国とドランヴァール王国の使者が、ここセレニアに到着したようでな。シアとリオナを連れてくるがよい」
「女王様、シアとリオナですが、現在ダンジョンに潜っておりまして、おそらく夕方までは戻ってきません。それからでもよろしいですか?」
「ふむ……仕方あるまい。では、こちらでもてなしておくゆえ、夕方には連れてまいれ」
「承知しました」
女王に挨拶を済ませ、私はエヴァルシアへ戻り、エルフ二十人をセレナに預けた。
「アリス……私は住民が増えるから嬉しいけど、困るのはあなたなのよ?」
「わかってる……でも、今回は失敗していないはずなんだけど……」
エルフを預けたあと、私は自室に戻ってからアレスの姿に戻った。
(アレスの姿は見せていないはずなんだけどな……今後は、リーファリアに送る役も他の人に引き継いだほうがいいかもしれない)
そんなことを考えながら、今日の予定を整理していると、珍しくリーファリアの女王フィオレルから〈念話〉が届いた。
『アレス、スヴァルシア王国とドランヴァール王国の使者が、エヴァルシアへ行くと言っておる』
『え!? どうやって来るんです? 転移魔法陣でリーファリアから国境を越えられるのは、《万紫千紅》のメンバーと助けたエルフだけですよね?』
『そこは問題ない。お忍びじゃ。バレなければよい』
『いやいやいや、獣人に龍人ですよね!? バレないわけないじゃないですか!』
『そう気にするでない。わらわがなんとかするゆえ、問題など起きぬ』
そうか?
どう考えても問題が起きそうなフラグの匂いがぷんぷんする。しかも、その場にいない女王が本当になんとかできるのか?
……あれ? もしかして――。
『あの、念のため確認なのですが……一緒に女王様も来るわけではないですよね?』
『おお、さすがアレス。よくわかったな。わらわも同行するぞ』
『そんな! 急に言われても困りますよ!』
『だから今言っておるであろう? そちらへ行くのは十七時頃じゃ。あと七時間もある。十分であろう? それに、これは決定事項じゃ』
マジか……。
急いで準備しなければ。一国の女王と外国の使者を迎える準備なんて、何をすればいいんだ?
とにかく、セレナに報告だ。
報告を聞いたセレナは、一瞬言葉を失った。そして――
「な!? アレス! なんてことしてくれるのよ!」
「俺のせいじゃないだろ! とにかく準備しないと! ……あ、エルマとリンファならわかるかも。二人とも元王城勤務だったし」
すぐにエルマとリンファを呼び出し、話し合いを始める。
まず口を開いたのはエルマだった。
「食事に関しては問題ないよ。おそらく、大陸一の料理と酒を出せるはずさ。なにせ、うちには最高級の食材が揃っているからね」
エルマに任せておけば、その点は安心だ。
続いてリンファが言う。
「あちらからは三十名が参加されるとのことなので、屋敷の大広間でおもてなしするのがよろしいかと。会場の準備は、私どもにお任せください」
こちらも問題なさそうだ。すると、セレナがこちらを見て言った。
「アレス、あなた、晩餐会に着ていく服はあるの?」
「え? 俺も参加なの?」
「あたりまえでしょ。あなたが、シアとリオナを助けたんだから」
マジか。そんな服、持っていないぞ。
「ターリアにお願いしましょう。あの子、今持っているスキルで一瞬で服を作れるわ。本人は品質に不満があるみたいだけど、私たちから見れば十分すぎるほど高品質よ。私とジーナとティアの分は事前に作ってあるから、それ以外の《万紫千紅》のメンバーを緊急招集して、全員分のドレスを作ってもらってきて」
「わ、わかった……」
こんなことになるなら、最初からシアとリオナを緊急招集して、リーファリアへ連れて行けばよかったと後悔した。
《万紫千紅》クラン所属としてギルドに登録している冒険者パーティのうち、〈黎花の翼〉以外は全員緊急招集され、ドレス作成に回ることになった。
〈黎花の翼〉はヒカルとミリアがノワゼリア侯爵のもとへ行っており不在。リンファは晩餐会ではメイドとして動き、エルマは料理人として参加する。ターリアは、すでに自分用のドレスを作り終えていた。
〈蒼華白蓮〉のシアとリオナも、もちろん緊急招集されてドレスを作らせている。
「なんだよ、もうオヤジ来ちまったのかよ」
シアは不満そうに口にしていたが、尻尾は嬉しそうに揺れていた。
「やっと……お父様と会える……」
リオナは涙ぐみながら喜んでいる。
それにしても、今回の緊急招集は「ドレスを作る」と伝えたせいか、あっという間にターリアの工房へメンバーが集まった。なお、〈緋桜の守人〉の三姉妹は授業中のため、昼休みにドレスを作りに来るそうだ。本日は夕方以降、学校、武術練習場、魔術練習場はすべて休みになるらしい。
俺もターリアに礼服を作ってもらったが、彼女のスキルで完成まで一分もかからなかった。ただし、今日の晩餐会が終わったら手直しをさせてほしいという。細部にいくつか気に入らない箇所があるらしい。
俺としては何の不満もなかったが、ターリアがそう言うのならと、後で渡すことを約束した。
屋敷の隣に設けられた鉄格子の区画の中に、荷馬車が四台停められていた。トンネルのトラップに引っかかった、違法奴隷商とその奴隷たちだ。
「不定期で来ているみたいだな。来るのは、いつも馬車四台みたいだ」
なにか理由があるのだろう。毎回四台でやって来て、エルフは必ず二十名、残りは六十名前後の家族単位のヒューマンの奴隷と決まっているらしい。
「今回は護衛はいないみたいだな。護衛がいたのは前回だけか」
とはいえ、そろそろ帝国側の奴隷商も警戒してくるはずだ。最初に違法奴隷商を捕まえたのが、今から二十日ほど前。ここから王都アルトヴィアまで行き、往復するだけでも最短でそれくらいかかる。さらにトンネルを通ってゼフィランテス帝国へ戻ることを考えれば、あと十日ほどで帰国する予定だったはずだ。
それが戻ってこないとなれば、今後は護衛付きの奴隷商が増えるだろう。
ヒューマンの奴隷六十人は、セレナに預けることにした。エヴァルシアで生活してもらうこと、そのための説明、そして希望する職業についても聞いておいてもらう。住民用の指輪や腕輪についても、セレナなら同じ対応ができるため、そのまま引き継いでもらった。
また、俺が亜空間に保管していた建物群はすべて建物専用の共有空間へ移動済みだ。《万紫千紅》のメンバーであれば、誰でも建てられるようにしてある。
畑の作成についても、メディアを含め〈土魔法〉が使えるメンバー全員で対応できるため、こちらも引き継いだ。
助けたエルフに関しては、俺は忘れずに“アリス”の姿になってから対応し、そのままリーファリアへ向かったのだが――。
「アリスさん、今回も全員エヴァルシアに住みたいそうです」
なぜだ?
今回はエルフの奴隷たちに、アレスの姿は見せていないはずだ。それでも希望するというのなら、連れ帰るしかないか。
私がエヴァルシアへ戻ろうとしたところで、リーファリアの女王フィオレルに呼び止められた。
「アリスよ。エルフをエヴァルシアへ連れ帰ったら、もう一度ここへ来るのじゃ。今しがた、スヴァルシア王国とドランヴァール王国の使者が、ここセレニアに到着したようでな。シアとリオナを連れてくるがよい」
「女王様、シアとリオナですが、現在ダンジョンに潜っておりまして、おそらく夕方までは戻ってきません。それからでもよろしいですか?」
「ふむ……仕方あるまい。では、こちらでもてなしておくゆえ、夕方には連れてまいれ」
「承知しました」
女王に挨拶を済ませ、私はエヴァルシアへ戻り、エルフ二十人をセレナに預けた。
「アリス……私は住民が増えるから嬉しいけど、困るのはあなたなのよ?」
「わかってる……でも、今回は失敗していないはずなんだけど……」
エルフを預けたあと、私は自室に戻ってからアレスの姿に戻った。
(アレスの姿は見せていないはずなんだけどな……今後は、リーファリアに送る役も他の人に引き継いだほうがいいかもしれない)
そんなことを考えながら、今日の予定を整理していると、珍しくリーファリアの女王フィオレルから〈念話〉が届いた。
『アレス、スヴァルシア王国とドランヴァール王国の使者が、エヴァルシアへ行くと言っておる』
『え!? どうやって来るんです? 転移魔法陣でリーファリアから国境を越えられるのは、《万紫千紅》のメンバーと助けたエルフだけですよね?』
『そこは問題ない。お忍びじゃ。バレなければよい』
『いやいやいや、獣人に龍人ですよね!? バレないわけないじゃないですか!』
『そう気にするでない。わらわがなんとかするゆえ、問題など起きぬ』
そうか?
どう考えても問題が起きそうなフラグの匂いがぷんぷんする。しかも、その場にいない女王が本当になんとかできるのか?
……あれ? もしかして――。
『あの、念のため確認なのですが……一緒に女王様も来るわけではないですよね?』
『おお、さすがアレス。よくわかったな。わらわも同行するぞ』
『そんな! 急に言われても困りますよ!』
『だから今言っておるであろう? そちらへ行くのは十七時頃じゃ。あと七時間もある。十分であろう? それに、これは決定事項じゃ』
マジか……。
急いで準備しなければ。一国の女王と外国の使者を迎える準備なんて、何をすればいいんだ?
とにかく、セレナに報告だ。
報告を聞いたセレナは、一瞬言葉を失った。そして――
「な!? アレス! なんてことしてくれるのよ!」
「俺のせいじゃないだろ! とにかく準備しないと! ……あ、エルマとリンファならわかるかも。二人とも元王城勤務だったし」
すぐにエルマとリンファを呼び出し、話し合いを始める。
まず口を開いたのはエルマだった。
「食事に関しては問題ないよ。おそらく、大陸一の料理と酒を出せるはずさ。なにせ、うちには最高級の食材が揃っているからね」
エルマに任せておけば、その点は安心だ。
続いてリンファが言う。
「あちらからは三十名が参加されるとのことなので、屋敷の大広間でおもてなしするのがよろしいかと。会場の準備は、私どもにお任せください」
こちらも問題なさそうだ。すると、セレナがこちらを見て言った。
「アレス、あなた、晩餐会に着ていく服はあるの?」
「え? 俺も参加なの?」
「あたりまえでしょ。あなたが、シアとリオナを助けたんだから」
マジか。そんな服、持っていないぞ。
「ターリアにお願いしましょう。あの子、今持っているスキルで一瞬で服を作れるわ。本人は品質に不満があるみたいだけど、私たちから見れば十分すぎるほど高品質よ。私とジーナとティアの分は事前に作ってあるから、それ以外の《万紫千紅》のメンバーを緊急招集して、全員分のドレスを作ってもらってきて」
「わ、わかった……」
こんなことになるなら、最初からシアとリオナを緊急招集して、リーファリアへ連れて行けばよかったと後悔した。
《万紫千紅》クラン所属としてギルドに登録している冒険者パーティのうち、〈黎花の翼〉以外は全員緊急招集され、ドレス作成に回ることになった。
〈黎花の翼〉はヒカルとミリアがノワゼリア侯爵のもとへ行っており不在。リンファは晩餐会ではメイドとして動き、エルマは料理人として参加する。ターリアは、すでに自分用のドレスを作り終えていた。
〈蒼華白蓮〉のシアとリオナも、もちろん緊急招集されてドレスを作らせている。
「なんだよ、もうオヤジ来ちまったのかよ」
シアは不満そうに口にしていたが、尻尾は嬉しそうに揺れていた。
「やっと……お父様と会える……」
リオナは涙ぐみながら喜んでいる。
それにしても、今回の緊急招集は「ドレスを作る」と伝えたせいか、あっという間にターリアの工房へメンバーが集まった。なお、〈緋桜の守人〉の三姉妹は授業中のため、昼休みにドレスを作りに来るそうだ。本日は夕方以降、学校、武術練習場、魔術練習場はすべて休みになるらしい。
俺もターリアに礼服を作ってもらったが、彼女のスキルで完成まで一分もかからなかった。ただし、今日の晩餐会が終わったら手直しをさせてほしいという。細部にいくつか気に入らない箇所があるらしい。
俺としては何の不満もなかったが、ターリアがそう言うのならと、後で渡すことを約束した。
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三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
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95部で第一部完とさせて貰ってます。
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※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
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