26 / 49
第三章
第二十六話 まわるまわる
しおりを挟む
「最後に一ついい?」
ヘムカは、自分自身のことを全て話し終え山場を超えたと思い緊張の糸が切れていた。
しかし、イツキはまだ話を続けるつもりであり、ヘムカは何か疑問を持たれるようなことがあっただろうかと思案するも何も思い浮かばない。大人しくイツキの方を向いた。
「ヘムカは別世界から来たんだろ?」
イツキはもう一度ヘムカに確認する。
「そうだけど」
ヘムカはもちろん肯定する。一体何を言われるのかと疑問だった。
「なんで日本語喋れるんだ?」
すっかり失念していたことを指摘され、思わず「ああ」と呟いてしまう。
だが、日本語が喋れる理由。それは、中々に言い出しにくいことだ。前世があるのはまあいいだろう、問題なのは前世が男だったという点だ。最悪、言わなくても大丈夫なのだがヘムカは信用のためにも言っておきたいと決意した。
「その、私ね」
イツキを刺激しないように遠回しに告げる。いきなり前世の記憶があるといっても、到底受け入れられにくいだろうから。
イツキも何か言いにくいことだとわかったらしく、大人しくヘムカのことを見守っている。
「前世の記憶があるの。それも日本人として」
急にイツキのヘムカへの視線が驚いた視線へと変化する。そしてその後、痛い子を見るような、哀れむような、困惑するような引きつった表情へと変化した。苦笑いをしながら、ただただ呆然としている。
「……疑ってる?」
ヘムカは眉を顰めた。言葉で確認せずとも、表情を見れば誰だってわかるものだが一応確認する。
「いや、非科学的というか」
イツキはどうにも納得がいっていないようだ。
ある程度受け入れられにくいということは考慮していたが、その理由が非科学的だというのは考えていなかった。
「それをいうならこの耳やしっぽだって充分非科学的では?」
人間──かどうかよくわからないが、少なくとも人間の様な姿をして人間と意思疎通ができる。そんな生物に、頭頂部に耳が生えやしっぽが生えているというのはおかしいことであるとヘムカは自分ながら思った。
「いやいや、しっぽやその耳は既存の動物のDNAを組み合わせれば充分に実現可能だよ。ヘムカが実際例としてあるわけだし。調べれば科学的にも証明されるよ。それに比べて前世の記憶ってのは疑わしいよ。物質的な繋がりがないのにどうやって記憶を移転するのか」
ヘムカの前世は中学一年生まで。そこまでの教育課程でやる理科などたかがしれている。知識の差からいって、ヘムカは何も反論できなかった。
「そうは言われても、記憶があるのは事実だし……」
論破されてしまったものの、証拠はある。しかし、ヘムカの頭の中だけで他人に見せられるものではないため証拠としては不十分だ。
他に証拠はないかと考えてみるも、何も思い浮かばない。
「とりあえず、前世の記憶話してみてよ」
「わかった」
それから、ヘムカは過去のことを話し始めた。死ぬ直前の話だ。
◇
「俺さ、将来漫画家になりたいんだ」
地方の政令指定都市にある、とある街。マンションや小さなビルに囲まれた一帯で、街を縦断する大通りには車の往来が絶えない。
そんな街を歩いていたのは二人の男子中学生。ふくよかな体型をしている少年と、もうひとりの小柄な少年である煌。
煌というのはヘムカの前世での名だった。
「へー、いいじゃん。家でも描いてるの?」
漫画家という職業を聞いて、興奮した煌は彼が家でどんなものを描いているのだろうと気になり質問する。しかし、彼は首を横に振った。
「描くのを許してもらえないんだ」
描くのを許してもらえない。煌にとっては、なぜそうなるのかわからなかった。
「どうして?」
画材を買えないほどに貧しいのかと想像しつつも彼に質問する。
「そんなもの描いてる時間があったら、勉強しなさいって」
煌は驚いた。なぜなら、煌はそのように生活を縛られたことがなかったからだ。夜に出歩くなのようなことは言われたが、理由を聞いて納得していた。しかし、彼に言われたはずの言葉の意味がわからなかったのだ。なぜなら、彼は頭がいい。テストがあればほぼ100点であり、苦手な教科などない。極稀に98点を取る程度だ。
とはいえ、家のしきたりに口出しするのも憚られた煌は特に何かを口出しするわけでもなく黙々と共通の帰り道を歩いた。
「じゃ、ここで」
煌の家はもっと先なのだが、彼の家はちょうど途中のこの場所にある。彼の家はマンションの一室で家族とともに暮らしている。車も、それほど大きなものではない。煌は、彼に別れを告げる。しかし、彼は家を向いたまま動こうとはしなかった。
「どうしたの? 帰らないの?」
煌は彼を心配そうに見つめる。すると、彼は煌を振り返って口を開いた。
「帰りたくない。もっと喋りたい」
家に帰っても何をするわけでもない煌は快く首を縦に振った。それから、彼らはいろいろなことを喋った。来世はあるかないか、もし漫画の中だったらどんなポジションにいるのか。漫画を描くなら、どんなジャンルを描くのか。
二人の会話が小一時間ほど続いたときだった。
「ちょっと! 何をしているの!」
彼の家から怒号が聞こえてきた。
何事かと思い二人がそちらを見る。顔を醜いほどに歪め怒り心頭に発していた女性がそこに立っていた。彼の家から出てきたことを察するに、彼の母親なのだろう。彼女はこちらへ速歩きで近づくと、彼の頬を叩いた。相当な力で叩いたらしく、彼はそのまま倒れてしまう。ランドセルのせいで二次被害は発生しなかったようだが、彼の頬には赤い跡ができている。
このままではまずい。煌がそう思うと、すぐに彼女の方を向いた。
「お、落ち着いてください」
煌の発言を聞いた彼女は、反省するどころかその醜い顔をさらに歪ませた。
「なんなのあなた!? もしかして、うちの子のクラスメイト? あなたの親御さんは他人の家庭内に介入しろと仰っているの? 信じらんない! もう二度とうちの子に近づかないで!」
激昂した彼女は、煌と、その親を散々侮辱した後何事もなかったかのように彼の胸ぐらを掴み引きずっていく。
とはいえ、そこまで言われて何もしない煌ではなかった。煌は意を両拳を握りしめると決して彼女の方へと向かった。
「ちょっと待ってください!」
煌が近づくと、彼女は苛立ったように振り返りそのまま煌を突き飛ばした。
「うざいんだよ! ったく」
彼女は突き飛ばした小学生を何ら気にすることなく家へ戻った。しかし、突き飛ばされた煌はただでは済まなかった。女性とはいえ、全力で突き飛ばされればそれなりの威力になる。体格が良い中学一年生なら大丈夫だったろうが、比較的小柄であったということも相まって、突き飛ばされた煌はそのまま道路上へと吹き飛ばされた。
そして、道路上へ寝そべった煌が痛みに耐えながら目を開くと、目の前にはトラックが煌に向かって走っていた。
ヘムカは、自分自身のことを全て話し終え山場を超えたと思い緊張の糸が切れていた。
しかし、イツキはまだ話を続けるつもりであり、ヘムカは何か疑問を持たれるようなことがあっただろうかと思案するも何も思い浮かばない。大人しくイツキの方を向いた。
「ヘムカは別世界から来たんだろ?」
イツキはもう一度ヘムカに確認する。
「そうだけど」
ヘムカはもちろん肯定する。一体何を言われるのかと疑問だった。
「なんで日本語喋れるんだ?」
すっかり失念していたことを指摘され、思わず「ああ」と呟いてしまう。
だが、日本語が喋れる理由。それは、中々に言い出しにくいことだ。前世があるのはまあいいだろう、問題なのは前世が男だったという点だ。最悪、言わなくても大丈夫なのだがヘムカは信用のためにも言っておきたいと決意した。
「その、私ね」
イツキを刺激しないように遠回しに告げる。いきなり前世の記憶があるといっても、到底受け入れられにくいだろうから。
イツキも何か言いにくいことだとわかったらしく、大人しくヘムカのことを見守っている。
「前世の記憶があるの。それも日本人として」
急にイツキのヘムカへの視線が驚いた視線へと変化する。そしてその後、痛い子を見るような、哀れむような、困惑するような引きつった表情へと変化した。苦笑いをしながら、ただただ呆然としている。
「……疑ってる?」
ヘムカは眉を顰めた。言葉で確認せずとも、表情を見れば誰だってわかるものだが一応確認する。
「いや、非科学的というか」
イツキはどうにも納得がいっていないようだ。
ある程度受け入れられにくいということは考慮していたが、その理由が非科学的だというのは考えていなかった。
「それをいうならこの耳やしっぽだって充分非科学的では?」
人間──かどうかよくわからないが、少なくとも人間の様な姿をして人間と意思疎通ができる。そんな生物に、頭頂部に耳が生えやしっぽが生えているというのはおかしいことであるとヘムカは自分ながら思った。
「いやいや、しっぽやその耳は既存の動物のDNAを組み合わせれば充分に実現可能だよ。ヘムカが実際例としてあるわけだし。調べれば科学的にも証明されるよ。それに比べて前世の記憶ってのは疑わしいよ。物質的な繋がりがないのにどうやって記憶を移転するのか」
ヘムカの前世は中学一年生まで。そこまでの教育課程でやる理科などたかがしれている。知識の差からいって、ヘムカは何も反論できなかった。
「そうは言われても、記憶があるのは事実だし……」
論破されてしまったものの、証拠はある。しかし、ヘムカの頭の中だけで他人に見せられるものではないため証拠としては不十分だ。
他に証拠はないかと考えてみるも、何も思い浮かばない。
「とりあえず、前世の記憶話してみてよ」
「わかった」
それから、ヘムカは過去のことを話し始めた。死ぬ直前の話だ。
◇
「俺さ、将来漫画家になりたいんだ」
地方の政令指定都市にある、とある街。マンションや小さなビルに囲まれた一帯で、街を縦断する大通りには車の往来が絶えない。
そんな街を歩いていたのは二人の男子中学生。ふくよかな体型をしている少年と、もうひとりの小柄な少年である煌。
煌というのはヘムカの前世での名だった。
「へー、いいじゃん。家でも描いてるの?」
漫画家という職業を聞いて、興奮した煌は彼が家でどんなものを描いているのだろうと気になり質問する。しかし、彼は首を横に振った。
「描くのを許してもらえないんだ」
描くのを許してもらえない。煌にとっては、なぜそうなるのかわからなかった。
「どうして?」
画材を買えないほどに貧しいのかと想像しつつも彼に質問する。
「そんなもの描いてる時間があったら、勉強しなさいって」
煌は驚いた。なぜなら、煌はそのように生活を縛られたことがなかったからだ。夜に出歩くなのようなことは言われたが、理由を聞いて納得していた。しかし、彼に言われたはずの言葉の意味がわからなかったのだ。なぜなら、彼は頭がいい。テストがあればほぼ100点であり、苦手な教科などない。極稀に98点を取る程度だ。
とはいえ、家のしきたりに口出しするのも憚られた煌は特に何かを口出しするわけでもなく黙々と共通の帰り道を歩いた。
「じゃ、ここで」
煌の家はもっと先なのだが、彼の家はちょうど途中のこの場所にある。彼の家はマンションの一室で家族とともに暮らしている。車も、それほど大きなものではない。煌は、彼に別れを告げる。しかし、彼は家を向いたまま動こうとはしなかった。
「どうしたの? 帰らないの?」
煌は彼を心配そうに見つめる。すると、彼は煌を振り返って口を開いた。
「帰りたくない。もっと喋りたい」
家に帰っても何をするわけでもない煌は快く首を縦に振った。それから、彼らはいろいろなことを喋った。来世はあるかないか、もし漫画の中だったらどんなポジションにいるのか。漫画を描くなら、どんなジャンルを描くのか。
二人の会話が小一時間ほど続いたときだった。
「ちょっと! 何をしているの!」
彼の家から怒号が聞こえてきた。
何事かと思い二人がそちらを見る。顔を醜いほどに歪め怒り心頭に発していた女性がそこに立っていた。彼の家から出てきたことを察するに、彼の母親なのだろう。彼女はこちらへ速歩きで近づくと、彼の頬を叩いた。相当な力で叩いたらしく、彼はそのまま倒れてしまう。ランドセルのせいで二次被害は発生しなかったようだが、彼の頬には赤い跡ができている。
このままではまずい。煌がそう思うと、すぐに彼女の方を向いた。
「お、落ち着いてください」
煌の発言を聞いた彼女は、反省するどころかその醜い顔をさらに歪ませた。
「なんなのあなた!? もしかして、うちの子のクラスメイト? あなたの親御さんは他人の家庭内に介入しろと仰っているの? 信じらんない! もう二度とうちの子に近づかないで!」
激昂した彼女は、煌と、その親を散々侮辱した後何事もなかったかのように彼の胸ぐらを掴み引きずっていく。
とはいえ、そこまで言われて何もしない煌ではなかった。煌は意を両拳を握りしめると決して彼女の方へと向かった。
「ちょっと待ってください!」
煌が近づくと、彼女は苛立ったように振り返りそのまま煌を突き飛ばした。
「うざいんだよ! ったく」
彼女は突き飛ばした小学生を何ら気にすることなく家へ戻った。しかし、突き飛ばされた煌はただでは済まなかった。女性とはいえ、全力で突き飛ばされればそれなりの威力になる。体格が良い中学一年生なら大丈夫だったろうが、比較的小柄であったということも相まって、突き飛ばされた煌はそのまま道路上へと吹き飛ばされた。
そして、道路上へ寝そべった煌が痛みに耐えながら目を開くと、目の前にはトラックが煌に向かって走っていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる