寝ると異世界に呼び出される物語 ~現実と異世界を行き来するようになった俺はレベルアップで現実も異世界も無双する

如月 日向

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草原

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気が付くとそこは草原だった。

どうして俺はこんなところに?

さっきまで広間にいたのに……。

さっき王が『飛ばしてしまえ!』と言ったのは本当に転移魔法か何かで飛ばすという意味だったのだろうか?

一瞬錯覚かと思ったが、どれだけ草原を見つめても確かに目の前に草原があり、右手でほっぺたをつねってみたが夢から覚める気配はない。

夢…じゃないのか?

立ち上がるとちゃんと土を踏んでいる感触がある。

左手に違和感を感じ、目をやると手の甲に水色の石が埋まっていた。

「なんだ…これは?」

水色の石を手から取ろうと思い、思いっきり引っ張る。

しかし、全く取れる気配がない。

俺は手についている石により何か痛みがあるわけではないので後回しにした。

俺はここが夢か現実か分からなかったが、ここがどこであるにせよずっとここで立ち尽くしているわけにはいかない。

とりあえず人を探そう。

俺はあたりを見渡して、家などの人工物を探した。

辺りを見渡してキョロキョロしていると…

パンパカパーン!!

ステータスが解放されます。

名前:サトウ タクマ
種族:ヒト
職業:なし

レベル:1



ファンファーレとともに、目の前に透明のウィンドウが現れた。

「は…?なんなんだこれは…?」

俺は半透明のステータスウィンドウを触ろうとすると手が空を切る。

どうやら俺は異世界に来てしまったようだ。

確かにこの半透明のウィンドウに見慣れない土地。

これにモンスターでも出れば完全に異世界もののラノベだ。

『ガルルルル…』

「ん…?」

うねり声が聞こえた。

俺は思わず音のする方に振り向いた。
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