6 / 9
出会い1
しおりを挟む
俺はお金を稼げると分かってからモンスターを狩りまくっていた。
幸いにもレベルが高すぎるモンスターは出てこなかった。
レベルも21にまで上がった。
しばらくモンスターを狩っていていくつか分かったことがある。
まず、人が近くに住んでいることである。
明らかに木を伐採した後があったからである。
つぎに、この世界の魔法についてだ。
昨日は火しか使わなかったが、イメージすれば水と雷の魔法も使うことができた。そして、魔法はイメージが大切なようだ。
昨日もそうだったが、モンスターに魔法を放とうと思ったら、火や水や雷をイメージするだけではなく、一度手にためてから放つイメージが大切であることが分かった。
まだまだ、この世界の魔法は奥が深そうだ。
俺は疲れて小川で水を飲んでいると近くから、女の悲鳴が聞こえた。
「きゃあああ、誰か…、助けて!!」
俺は初めて聞いた人の声に驚いて悲鳴が聞こえる方へ駆け寄った。
すると女の子がモンスターに襲われているのが見えた。
女の子は俺の2つか3つ年下であろうか。
襲っているのは鑑定を使わなくても分かる。
ゴブリンだ。
俺はゴブリンたちのレベルを知るために<鑑定>を使った。
名前:グリード・ゴブリン
レベル:18
レベル20前後のゴブリンが5体いた。
ステータスは俺と同じくらい。
ゴブリンたちには目立ったスキルを持つ奴もいない。
これなら勝てそうだな。
「ぎゃっぎゃ」
「ぎゃ」
「ぎゃぁ!」
ゴブリンたちは何かコミュニケーションをとっているようだが、攻撃の対象が女の子から俺に変わったのが分かった。
たとえゴブリンと言えども集団で来られたら、さすがに面倒なので俺は先に攻撃を仕掛けようとした。
俺は火魔法を使い、ゴブリンを焼き払おうとした。
「待ってください!!」
突然襲われていた女の子が口を開いた。
「火魔法を使うとこの辺の薬草が燃えてしまいます!!」
女の子は深刻そうにそう言ってきた。
なるほど。そういうことか。
俺は手にイメージしていた魔法を雷魔法に変更した。
ちょうどその時5体のうち2体が俺に襲い掛かって来た。
俺はゴブリンたちの攻撃をひょいとかわし、カウンターで攻撃をした。
1体は雷魔法を纏った手刀で胸から腹にかけて切りつけ、もう1体は首を跳ね飛ばした。
一瞬で2体のゴブリンを仕留めると、残りのゴブリンたちは恐怖を感じたのか逃げていった。
パンパカパーン!!
『レベル23に上がりました』
俺は恐怖で怯え、うずくまっている女の子に目をやった。
「大丈夫か?」
「あなた様は一体…?」
ずいぶんと礼儀の正しい子に見える。服装も和風でまるで昔の日本の服のようだ。
「俺はたまたま通りかかっただけだ。怪我はないか?」
「はい…なんとか…」
「じゃあ、一つ聞きたいのだがこの辺に町はあるか?」
「ここから歩いて30分くらい離れたところに私の村があります。私の村までご案内いたしましょうか?」
「ああ、よろしく頼む。ところで名前は?」
「シュリとお呼びください。あなた様は?」
「俺はサトウだ。よろしく頼む」
俺は手を差し出しシュリと握手した。なんとなくシュリの顔が赤くなっているのが分かった。
「ところでサトウ様はここで何を?」
モンスターを狩ってお金を稼いでいたことは言いたくなかった。
「宿を探しているんだ」
「そうなのですね。ではお礼も兼ねて私の村へお越しください」
その時、何人かが駆け寄ってくる音が聞こえた。
「シュリ様!!」
「お前何者だ!!シュリ様に近づくな!!」
男たちが剣や槍をこっちに向けてくる。
どうやら俺がシュリを襲おうとしたと勘違いしているらしい。
「いや、俺は何も……」
俺は決して何も悪いことをしてはいないと言おうすると、シュリが声を上げていった。
「バジル!!この方は私を助けてくれたのです!!剣を下げてください!!」
「な!!こんな弱そうなのが…」
現実世界でも異世界でも外見は弱そうらしい。
俺は言われ過ぎてなんとも思わなかった。
「バジル!!」
シュリが怒ったように声を上げた。
「わ、分かりました…」
「ところで、目当ての薬草は見つかったのですか?」
シュリが手に持っている袋に草が入っているのが見えた。どうやらシュリは薬草を探しているところをゴブリンに襲われていたらしい。
「はい。すぐに村へ戻りましょう」
幸いにもレベルが高すぎるモンスターは出てこなかった。
レベルも21にまで上がった。
しばらくモンスターを狩っていていくつか分かったことがある。
まず、人が近くに住んでいることである。
明らかに木を伐採した後があったからである。
つぎに、この世界の魔法についてだ。
昨日は火しか使わなかったが、イメージすれば水と雷の魔法も使うことができた。そして、魔法はイメージが大切なようだ。
昨日もそうだったが、モンスターに魔法を放とうと思ったら、火や水や雷をイメージするだけではなく、一度手にためてから放つイメージが大切であることが分かった。
まだまだ、この世界の魔法は奥が深そうだ。
俺は疲れて小川で水を飲んでいると近くから、女の悲鳴が聞こえた。
「きゃあああ、誰か…、助けて!!」
俺は初めて聞いた人の声に驚いて悲鳴が聞こえる方へ駆け寄った。
すると女の子がモンスターに襲われているのが見えた。
女の子は俺の2つか3つ年下であろうか。
襲っているのは鑑定を使わなくても分かる。
ゴブリンだ。
俺はゴブリンたちのレベルを知るために<鑑定>を使った。
名前:グリード・ゴブリン
レベル:18
レベル20前後のゴブリンが5体いた。
ステータスは俺と同じくらい。
ゴブリンたちには目立ったスキルを持つ奴もいない。
これなら勝てそうだな。
「ぎゃっぎゃ」
「ぎゃ」
「ぎゃぁ!」
ゴブリンたちは何かコミュニケーションをとっているようだが、攻撃の対象が女の子から俺に変わったのが分かった。
たとえゴブリンと言えども集団で来られたら、さすがに面倒なので俺は先に攻撃を仕掛けようとした。
俺は火魔法を使い、ゴブリンを焼き払おうとした。
「待ってください!!」
突然襲われていた女の子が口を開いた。
「火魔法を使うとこの辺の薬草が燃えてしまいます!!」
女の子は深刻そうにそう言ってきた。
なるほど。そういうことか。
俺は手にイメージしていた魔法を雷魔法に変更した。
ちょうどその時5体のうち2体が俺に襲い掛かって来た。
俺はゴブリンたちの攻撃をひょいとかわし、カウンターで攻撃をした。
1体は雷魔法を纏った手刀で胸から腹にかけて切りつけ、もう1体は首を跳ね飛ばした。
一瞬で2体のゴブリンを仕留めると、残りのゴブリンたちは恐怖を感じたのか逃げていった。
パンパカパーン!!
『レベル23に上がりました』
俺は恐怖で怯え、うずくまっている女の子に目をやった。
「大丈夫か?」
「あなた様は一体…?」
ずいぶんと礼儀の正しい子に見える。服装も和風でまるで昔の日本の服のようだ。
「俺はたまたま通りかかっただけだ。怪我はないか?」
「はい…なんとか…」
「じゃあ、一つ聞きたいのだがこの辺に町はあるか?」
「ここから歩いて30分くらい離れたところに私の村があります。私の村までご案内いたしましょうか?」
「ああ、よろしく頼む。ところで名前は?」
「シュリとお呼びください。あなた様は?」
「俺はサトウだ。よろしく頼む」
俺は手を差し出しシュリと握手した。なんとなくシュリの顔が赤くなっているのが分かった。
「ところでサトウ様はここで何を?」
モンスターを狩ってお金を稼いでいたことは言いたくなかった。
「宿を探しているんだ」
「そうなのですね。ではお礼も兼ねて私の村へお越しください」
その時、何人かが駆け寄ってくる音が聞こえた。
「シュリ様!!」
「お前何者だ!!シュリ様に近づくな!!」
男たちが剣や槍をこっちに向けてくる。
どうやら俺がシュリを襲おうとしたと勘違いしているらしい。
「いや、俺は何も……」
俺は決して何も悪いことをしてはいないと言おうすると、シュリが声を上げていった。
「バジル!!この方は私を助けてくれたのです!!剣を下げてください!!」
「な!!こんな弱そうなのが…」
現実世界でも異世界でも外見は弱そうらしい。
俺は言われ過ぎてなんとも思わなかった。
「バジル!!」
シュリが怒ったように声を上げた。
「わ、分かりました…」
「ところで、目当ての薬草は見つかったのですか?」
シュリが手に持っている袋に草が入っているのが見えた。どうやらシュリは薬草を探しているところをゴブリンに襲われていたらしい。
「はい。すぐに村へ戻りましょう」
0
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
傷物転生令嬢マグダリーナと原初の魔法使いエステラの幻想譚-女神とスライムの光とともに- (旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
※他サイトでも掲載しています
※ちょいちょい手直ししていってます
2026.12.14 タイトル変更 旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる