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06-愛執
グラハム侯爵領に戻ってから十八日が経ち、ここの魔獣掃討に尽力しているうちに、セレスと離れる事が増えてしまった。
大型の魔獣はルンド子爵領よりも多い上に森が深く、追うのに時間が掛かる所為だ。
やり切れない……。
その怒りは魔獣にぶつけるが、手応えがなくて残念で仕方がない。
今日は三日ぶりにセレスと会える。
セレスは喜んでくれるのだろうか?
昼前に侯爵邸に到着したが、執務室にセレスの姿がなかった。
仕方なくソファーで横になって待つ。
ふと気が付くと、ブランケットが掛かっていた。
慌てて起き上がって執務机の方を見ると、セレスの姿がある。
「あら、起きたの? お疲れさま。今回はどうだったの?」
眩い笑顔を向けてくる。
俺は思わず目を細めた。
「十二頭の群れで、大型が三頭もいたよ」
立ち上がり、セレスの方に向かいながら言った。
セレスが手の平を見せる。
「駄目。それ以上近付かないで。仕事がまだあるの」
「セレスは誰の物だ?」
「あなたのものだけれど、仕事をさせて? お願い」
「魔獣を倒しに三日も留守にしていた俺を突き放すのか?」
セレスは両肘を突いて両手で顔を覆った。
「一回」
「三回」
俺はもうセレスの側にいた。
セレスは俺の声でいる位置が分かっていて、横目で俺を見る。
「一回」
椅子を回して俺の方にセレスを向け、跪いた。
「六回」
「増やし過ぎよ」
「三回は譲らない」
「仕事をさせて? お願いだから」
「キスが先」
セレスが俺の頬を両手で覆い、キスをする。
「おかえりなさい」
「もっと」
「仕事をさせて? お願い」
「俺にセレスを感じさせてくれないか」
「その言い方は狡い……」
「それなら舐めさせて。その間に仕事をして」
「出来る訳がないでしょう?」
「セレス、愛しているよ」
小さく溜息を吐き、立ち上がった。
「一回よ?」
「三回」
「……二回」
「三回」
「譲る気はないの?」
「全く」
「仕方のない人」
俺はドレスの裾に手を入れて、そのまま立ち上がった。
焦る気持ちを抑えて、セレスの唇に食らい付く。
「今日は脱がして」
「後で」
滑らかな肌を撫でながら執務机の前へ行かせ、太ももの裏に手を置いて持ち上げると執務机に座らせる。
「ヴォルフ、キスをして?」
唇を重ね、濃厚なキスをすると、それだけでセレスは鼻を鳴らした。
もう蜜が垂れているであろう事は容易に想像出来た。
セレスは執務机の上で恍惚としてしまった。
この状態なら仕事は出来ないだろう。
抱き上げて寝室へ移動する。
寝室に入るとベッド脇に座らせて、脱力し切っているセレスからドレスとシュミーズを脱がせた。
俺がいない間はコルセットを着けていない。
「だから先に……」
「セレスの裸を見た奴は父君や兄君であっても殺す」
俺が帰って来た時は気遣って誰も執務室と寝室付近を通らないが……。
「ヴォルフにしか見せない……」
「医者は?」
「……場合によるかしら。もうダメ……。眠っても良い?」
「もう一回するからそれまで待って」
「待て……な…い……」
絶頂に達すると体力消耗が激しいようで、加減をしないとこうして直ぐに眠ってしまう。
失敗した。
抑えたつもりだったのに……。
セレスの水色の目が見える。
「夕食は?」
「もうそのような時間なの? ああ、また仕事……」
「俺と仕事の優先順位がおかしいだろう?」
セレスの口を塞ぎ、舌を入れる。セレスは俺の首に手を回して抱き着いて来た。
「それは言わない約束でしょう?」
「急いで帰って来たのに、仕事を優先されると辛い」
「愛しているわ、ヴォルフ」
「俺も愛しているよ」
セレスの熱い吐息が俺に襲い掛かって来る。
「夕食は?」
「いただくわ」
軽くキスをしてセレスを起こした。
「あっ、腰が……。ん? これは何? ネックレス? まぁ大きな石ね。ふふ。水色と灰色の斑模様」
嬉しそうに見ている。
「レスティリスだよ。狩った魔獣から出て」
「えっ!? レスティリス? これが!? 本当に?」
信じられないと言った様子だ。
「俺が狩ったから俺の物にして良い?」
「けれど私が着けているわよ?」
「セレスへプレゼントするんだから、当然セレスに着けるだろう?」
「嬉しい! 本当に嬉しい! ありがとう!」
嬉しそうに抱き着いて来て、キスをしてくれた。このまま押し倒したい。
……が、直ぐにレスティリスに視線を戻された。
「けれど、欠けている感じがするわね」
「半分は俺が持っているんだよ」
「双眸の雫ね……。嬉しい。本当に嬉しい。ありがとう」
そう言って抱き着いて来て、押し倒された。
上に乗っているセレスは唇を押し当てているだけで満足そうだ。
レスティリスは魔晶石の中に、極稀に発生する宝石で、水色と灰色の斑模様は偶然にもセレスと俺の目の色だった。
それもあってプレゼントにするには丁度良かった。
レスティリスは原石のままであれば、豊穣の土地で知られる南の領地を五ヶ所は買えてしまう程の金額で売れる。
セレスが手に入っている以上、そんな大金は無用だから二つに割ってプレゼントしたが、それには理由があった。
何はともあれ、ここまで喜んでもらえれば俺も物凄く嬉しい。
「お願い、愛して?」
冷えた色の目が熱い眼差しを送ってくる。
これに耐える事は拷問でしかない。
「夕食の後にしよう」
「お願い。今愛して?」
「食べてから、な?」
「ヴォルフ、お願い……」
「愛しているよ」
「ねぇ……」
「食べずに愛し合って痩せた事があるだろう?」
「あれはヴォルフのせいよ? 食べる気力すら奪ったのだから……」
「反省したからこそ、しっかりと食べてもらいたい」
「分かったわ……」
不満そうなセレスごと上体を起こして、頬にキスをしてベッドを下り、ローテーブルに置いてあった冷めたホットサンドと飲料水を運んだ。
セレスが眠っている間、俺は薄くなっている印を濃くしていた。
この体は俺を狂わせる。
いや、セレスの存在が俺を狂わせるのか。
……いや、元々俺が狂っているのか。
俺に惚れられて可哀想なセレスティーヌ……、愛しているよ。
逃げたら地の果て……、魔界でも追い掛けて行くから、覚悟しておけよ?
夜が明けた。今日は専属護衛らしく、セレスの側から離れない。
セレスはベッドの住人になりそうだが。
今は俯せで寝転がっていて、ベッド脇に座っている俺に背中を向けている。
「ヴォルフのバカ。加減してくれないんだから……」
「ごめん。セレスが余りにも可愛くて」
上体を倒し、耳にキスをする。
「あぁっ。……バカ」
怒ると直ぐにバカと言うセレスが可愛い。
「怒らないでくれないか? 悲しくなるから」
「加減してくれたら怒らない」
また耳元に口を持って行く。
「愛しているよ」
「あぁっあっんぁっ。……バカ!」
ようやく俺の方を向いてくれた。
「耳は駄目。顔も見たくない……」
「俺はセレスの顔をずっと見ていたい」
「見たくない」
俺は激しく傷付いて立ち上がった。
「どこへ行くの? 行かないで」
「傷付いたから少し離れているよ」
「ごめんなさい。側にきて……、お願い」
俺はフットベンチに座った。
その時、ドアをノックする音が聞こえる。
「申し訳ございません。ロジャー・グラハム侯爵閣下がお越しでございます」
「分かった。待たせておけ」
セレスが言う前に俺が言った。
「畏まりました」
「ドレスを着ようか」
「嫌……」
コルセットからシュミーズ、ドレスを着せて、それから髪を梳き、唇にキスをしてから抱き上げる。
セレスが俺を見て微笑んだ。
この笑顔は誰にも見せたくない。
大型の魔獣はルンド子爵領よりも多い上に森が深く、追うのに時間が掛かる所為だ。
やり切れない……。
その怒りは魔獣にぶつけるが、手応えがなくて残念で仕方がない。
今日は三日ぶりにセレスと会える。
セレスは喜んでくれるのだろうか?
昼前に侯爵邸に到着したが、執務室にセレスの姿がなかった。
仕方なくソファーで横になって待つ。
ふと気が付くと、ブランケットが掛かっていた。
慌てて起き上がって執務机の方を見ると、セレスの姿がある。
「あら、起きたの? お疲れさま。今回はどうだったの?」
眩い笑顔を向けてくる。
俺は思わず目を細めた。
「十二頭の群れで、大型が三頭もいたよ」
立ち上がり、セレスの方に向かいながら言った。
セレスが手の平を見せる。
「駄目。それ以上近付かないで。仕事がまだあるの」
「セレスは誰の物だ?」
「あなたのものだけれど、仕事をさせて? お願い」
「魔獣を倒しに三日も留守にしていた俺を突き放すのか?」
セレスは両肘を突いて両手で顔を覆った。
「一回」
「三回」
俺はもうセレスの側にいた。
セレスは俺の声でいる位置が分かっていて、横目で俺を見る。
「一回」
椅子を回して俺の方にセレスを向け、跪いた。
「六回」
「増やし過ぎよ」
「三回は譲らない」
「仕事をさせて? お願いだから」
「キスが先」
セレスが俺の頬を両手で覆い、キスをする。
「おかえりなさい」
「もっと」
「仕事をさせて? お願い」
「俺にセレスを感じさせてくれないか」
「その言い方は狡い……」
「それなら舐めさせて。その間に仕事をして」
「出来る訳がないでしょう?」
「セレス、愛しているよ」
小さく溜息を吐き、立ち上がった。
「一回よ?」
「三回」
「……二回」
「三回」
「譲る気はないの?」
「全く」
「仕方のない人」
俺はドレスの裾に手を入れて、そのまま立ち上がった。
焦る気持ちを抑えて、セレスの唇に食らい付く。
「今日は脱がして」
「後で」
滑らかな肌を撫でながら執務机の前へ行かせ、太ももの裏に手を置いて持ち上げると執務机に座らせる。
「ヴォルフ、キスをして?」
唇を重ね、濃厚なキスをすると、それだけでセレスは鼻を鳴らした。
もう蜜が垂れているであろう事は容易に想像出来た。
セレスは執務机の上で恍惚としてしまった。
この状態なら仕事は出来ないだろう。
抱き上げて寝室へ移動する。
寝室に入るとベッド脇に座らせて、脱力し切っているセレスからドレスとシュミーズを脱がせた。
俺がいない間はコルセットを着けていない。
「だから先に……」
「セレスの裸を見た奴は父君や兄君であっても殺す」
俺が帰って来た時は気遣って誰も執務室と寝室付近を通らないが……。
「ヴォルフにしか見せない……」
「医者は?」
「……場合によるかしら。もうダメ……。眠っても良い?」
「もう一回するからそれまで待って」
「待て……な…い……」
絶頂に達すると体力消耗が激しいようで、加減をしないとこうして直ぐに眠ってしまう。
失敗した。
抑えたつもりだったのに……。
セレスの水色の目が見える。
「夕食は?」
「もうそのような時間なの? ああ、また仕事……」
「俺と仕事の優先順位がおかしいだろう?」
セレスの口を塞ぎ、舌を入れる。セレスは俺の首に手を回して抱き着いて来た。
「それは言わない約束でしょう?」
「急いで帰って来たのに、仕事を優先されると辛い」
「愛しているわ、ヴォルフ」
「俺も愛しているよ」
セレスの熱い吐息が俺に襲い掛かって来る。
「夕食は?」
「いただくわ」
軽くキスをしてセレスを起こした。
「あっ、腰が……。ん? これは何? ネックレス? まぁ大きな石ね。ふふ。水色と灰色の斑模様」
嬉しそうに見ている。
「レスティリスだよ。狩った魔獣から出て」
「えっ!? レスティリス? これが!? 本当に?」
信じられないと言った様子だ。
「俺が狩ったから俺の物にして良い?」
「けれど私が着けているわよ?」
「セレスへプレゼントするんだから、当然セレスに着けるだろう?」
「嬉しい! 本当に嬉しい! ありがとう!」
嬉しそうに抱き着いて来て、キスをしてくれた。このまま押し倒したい。
……が、直ぐにレスティリスに視線を戻された。
「けれど、欠けている感じがするわね」
「半分は俺が持っているんだよ」
「双眸の雫ね……。嬉しい。本当に嬉しい。ありがとう」
そう言って抱き着いて来て、押し倒された。
上に乗っているセレスは唇を押し当てているだけで満足そうだ。
レスティリスは魔晶石の中に、極稀に発生する宝石で、水色と灰色の斑模様は偶然にもセレスと俺の目の色だった。
それもあってプレゼントにするには丁度良かった。
レスティリスは原石のままであれば、豊穣の土地で知られる南の領地を五ヶ所は買えてしまう程の金額で売れる。
セレスが手に入っている以上、そんな大金は無用だから二つに割ってプレゼントしたが、それには理由があった。
何はともあれ、ここまで喜んでもらえれば俺も物凄く嬉しい。
「お願い、愛して?」
冷えた色の目が熱い眼差しを送ってくる。
これに耐える事は拷問でしかない。
「夕食の後にしよう」
「お願い。今愛して?」
「食べてから、な?」
「ヴォルフ、お願い……」
「愛しているよ」
「ねぇ……」
「食べずに愛し合って痩せた事があるだろう?」
「あれはヴォルフのせいよ? 食べる気力すら奪ったのだから……」
「反省したからこそ、しっかりと食べてもらいたい」
「分かったわ……」
不満そうなセレスごと上体を起こして、頬にキスをしてベッドを下り、ローテーブルに置いてあった冷めたホットサンドと飲料水を運んだ。
セレスが眠っている間、俺は薄くなっている印を濃くしていた。
この体は俺を狂わせる。
いや、セレスの存在が俺を狂わせるのか。
……いや、元々俺が狂っているのか。
俺に惚れられて可哀想なセレスティーヌ……、愛しているよ。
逃げたら地の果て……、魔界でも追い掛けて行くから、覚悟しておけよ?
夜が明けた。今日は専属護衛らしく、セレスの側から離れない。
セレスはベッドの住人になりそうだが。
今は俯せで寝転がっていて、ベッド脇に座っている俺に背中を向けている。
「ヴォルフのバカ。加減してくれないんだから……」
「ごめん。セレスが余りにも可愛くて」
上体を倒し、耳にキスをする。
「あぁっ。……バカ」
怒ると直ぐにバカと言うセレスが可愛い。
「怒らないでくれないか? 悲しくなるから」
「加減してくれたら怒らない」
また耳元に口を持って行く。
「愛しているよ」
「あぁっあっんぁっ。……バカ!」
ようやく俺の方を向いてくれた。
「耳は駄目。顔も見たくない……」
「俺はセレスの顔をずっと見ていたい」
「見たくない」
俺は激しく傷付いて立ち上がった。
「どこへ行くの? 行かないで」
「傷付いたから少し離れているよ」
「ごめんなさい。側にきて……、お願い」
俺はフットベンチに座った。
その時、ドアをノックする音が聞こえる。
「申し訳ございません。ロジャー・グラハム侯爵閣下がお越しでございます」
「分かった。待たせておけ」
セレスが言う前に俺が言った。
「畏まりました」
「ドレスを着ようか」
「嫌……」
コルセットからシュミーズ、ドレスを着せて、それから髪を梳き、唇にキスをしてから抱き上げる。
セレスが俺を見て微笑んだ。
この笑顔は誰にも見せたくない。
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