12 / 36
12-輝耀
セレスに課した罰は、俺にとっても罰となっていた。
それなのに皆の前でキスをされてしまった、……が、まぁ良い。
口紅を付けっ放しも、まぁ良い。
「婚前の二人なのに肉体関係があるとは何事だ!」
だが、父君の発言は頂けない。
セレスは俺の物だから問題ない。
「セレスは俺の物なので父君の許可は不要です」
口を衝いて出たが、これも問題ない。
父君の顔が真っ赤になったが、セレスは俺の物だから。
「ふっ、ふっ、不身持ちな!」
「セレスが結婚していた状態でこうなってしまったのは、父君があれと結婚させたからでは?」
「責任転嫁するつもりか!」
「あれとセレスが出会っていなければ、結婚していなければ、こうはなっていませんよ。俺と出会っていないですからね。ですが今はセレスは俺の物ですので、責任はしっかり取ります。セレスが死ぬまで俺がずっと側にいます」
「セレスは私の娘だ!」
「セレスは俺の物です」
「私の! 娘だ!」
父君が譲ろうとしない。
殺気を飛ばすか、と思った瞬間、セレスに抱き着かれた。
「私はヴォルフのものよ」
セレスがそう言った時の父君の顔が哀れだった。
……が、俺は今、笑っている。
心の奥底から笑っている。
当然顔には出さないが。
「これで決着ですね。セレスは頂いて行きます」
セレスを抱き上げた。
「お父さま、またね」
「おいおいおい、本当に行くのか?」
「私はグラハム侯爵よ? 帰って領地を立て直さないといけないわ。お父さまも手伝ってね」
父君は渋い顔をしていたが、小さく頷いた。
「それは手伝う。ヴォルフ君、うちの領地でまた」
「勿論手伝いますよ、無償でね。ですが倒した魔獣は頂きます」
「ああ、それは全然構わん。その時は頼むよ」
「では失礼します」
「また連絡するわね」
「ああ、待っているよ」
父君は何故か笑顔だった。
どういう事だ?
遅い昼食を摂ってからセレスの部屋へ行き、着替えて荷物を纏める。
裸のセレスが俺にくっ付いてくる。
「ヴォルフ、愛して?」
「先に着替えよう」
「ええ? せっかく脱いだのに?」
「連れて行きたい所があると言ったよな?」
「……分かったわ」
コルセットを大人しく着けさせてくれる。それからシュミーズ、普段着の胸元の詰まったドレスを着せた。
我慢をするのは辛いな……。
「ヴォルフ、キスをして?」
「さっきは油断してさせてしまったが、お仕置きは継続だ」
「……え?」
こんなに悲しい顔をされるとしたくなってしまうが我慢だ。
「さぁ行こう」
荷物を持ってセレスを先に歩かせる。
魔車に乗り込んで目的地へ向かう。
目的地に到着すると助手席のドアを開けた。
「ここ?」
「そう。俺の家」
「え! こんな格好できてしまったわ。お土産も持ってきていないのに……」
「いらないよ」
「そう? ……レンガ造りなのね。小ぢんまりとした家で可愛いわね」
「古いだけだ」
「ヴォルフの部屋へ行けるの?」
嬉しそうな顔をして外に出て来た。
「そうだな」
ドアを閉めてセレスの腰に手を回し、右手を取る。
アプローチを歩き、玄関に到着するとドアベルを鳴らす。
暫くすると母さんが出て来た。
「はーい」
俺を見て目を丸くする。
「ヴォルフ! 帰ってくるな…ら……、あら、彼女を連れてきたの?」
嬉しそうな顔をしてセレスを見て会釈をしている。
「うちの息子がお世話になっています。汚いところですがどうぞ入ってください」
「ヴォルフさんとお付き合いさせていただいています、セレスティーヌ・ルンドと申します」
母さんにそんな極上の笑顔を見せなくても良いのに。
「ルンド……あ! ムンド・ルンド商会の? えっ、そのお嬢さまとお付き合いしてるの?」
セレスと俺を交互に何度も見ている母さんが恥ずかしい。
「結婚するから連れて来た」
「えっ!?」
二人が同時に驚いた。
セレスは俺の物だろうに、何故驚く?
「玄関先で話すことじゃないわよ。入ってちょうだい」
セレスを先に入れ、俺も中に入ってドアを閉めた。
「部屋に用事があるだけだから直ぐに帰るよ」
「えっ!?」
また二人が同時に驚いた。
「セレスは離婚したばかりで、結婚は直ぐに出来ないからな」
セレスをエスコートして階段へ向かう。母さんが付いて来た。
「ええ? どういうことなの?」
「政略結婚をしていて今日婚姻解消裁定書にサインをしたんだよ。それが受理されれば俺と結婚する。母さん、またグラハム侯爵領へ行くからここを離れるよ」
「そう、分かった。……その結婚については」
「籍を入れてから王都へ戻った時にまた来るよ」
「ええ? いつ頃なの?」
「さぁ?」
セレスを先に階段を上らせ、付いて行く。
「そう、分かった……。あ、部屋は今日掃除したばっかりだから!」
「いつもありがとう」
振り向かずに言った。
「左側の手前だぞ」
「うん」
セレスはゆっくりと上がっている。
ようやく二階へ行き、ドアを開けたセレスが部屋へ入る。俺も入るとセレスは中央で部屋を見回していた。
「何もないのね……」
ある物は机と椅子と棚とチェストとベッドだけ。
「剣士になる為だけに生活していたからな」
「勉強机があるのに、本がないわよ?」
「学校は通っていないんだよ。剣士になりたかったからな」
「あら、護衛にも知識は必要よ?」
「本は親父の書斎にあるよ」
チェストの一番上の抽斗を開けると、セレスが隣に来た。俺が大切にしている短剣を取る。
「これを」
セレスにそれを差し出した。
「なぁに?」
それを手にしたセレスは鞘から少し剣身を抜いた。
「この短剣は本物なの?」
「これは十万ラダしたミスリル製の短剣だ」
「そう……。これがミスリル」
「この金を払ったのはセレスだ」
「え?」
「この短剣を買ってもらって、俺はセレスの物になったんだ」
セレスが顔を上げて俺を見る。
「いつの話?」
「十七年前だな」
「まぁ、私が五歳の時にヴォルフに買ったの?」
「そうだ。先行投資だと言っていたよ」
「そうなの? ふふふ、私も凄いことをしていたのね」
「その短剣は俺の命だ。だからセレスに預ける。失くすなよ?」
短剣を胸に当て、目を潤ませて俺に体を預けて来た。
優しく抱き締める。
これでセレスは本当に俺の物になった。
「愛しているよ」
「私も愛しているわ……。でもプロポーズはきちんとして欲しかった」
「セレスは俺の物だと言っただろう?」
セレスが顔を上げた。
「プロポーズではないでしょう?」
「セレスと結婚する」
「ふふ」
眩しい笑顔を向けられて、目を細めながらキスをした。
「もう少し」
ほんの少しだけ唇を重ねた。
「足りない……」
「お仕置き中だからな」
冷えた色の目が俺に不満だと訴え掛ける。
分かっているが……、まぁいいか。
額にキスをすると、短剣を持った手で胸を軽く叩かれた。
「そこではないでしょう?」
思わず笑ってしまった。
セレスが少し驚いた表情になって、俺は少し開いている口を塞ぎ、舌を入れた。
セレスの手が首に掛かる。
そのままセレスを後ろに下がらせて、机に当たると座らせた。
「ベッドで愛して?」
「今直ぐ入れたい」
セレスのスカートの裾をたくし上げ、膝の裏に手を通して持ち上げた。スラックスのフロントを開けて肉茎を出して蜜壷に少し入れる。
「あっ……」
「セレス」
またキスをして舌を絡め、ゆっくりと奥へ。セレスの蜜壷が締め付けて来て……、堪らない。
セレスは短剣を握った右手は使わず、左手で俺の首にしがみ付いている。
「んっ、んんっ…んっ、ん」
何度も締め付けられ、蜜が絡んで来て、俺を苦しめる。
セレスティーヌ……、俺の物だ……。
俺のセレスティーヌ……。
それなのに皆の前でキスをされてしまった、……が、まぁ良い。
口紅を付けっ放しも、まぁ良い。
「婚前の二人なのに肉体関係があるとは何事だ!」
だが、父君の発言は頂けない。
セレスは俺の物だから問題ない。
「セレスは俺の物なので父君の許可は不要です」
口を衝いて出たが、これも問題ない。
父君の顔が真っ赤になったが、セレスは俺の物だから。
「ふっ、ふっ、不身持ちな!」
「セレスが結婚していた状態でこうなってしまったのは、父君があれと結婚させたからでは?」
「責任転嫁するつもりか!」
「あれとセレスが出会っていなければ、結婚していなければ、こうはなっていませんよ。俺と出会っていないですからね。ですが今はセレスは俺の物ですので、責任はしっかり取ります。セレスが死ぬまで俺がずっと側にいます」
「セレスは私の娘だ!」
「セレスは俺の物です」
「私の! 娘だ!」
父君が譲ろうとしない。
殺気を飛ばすか、と思った瞬間、セレスに抱き着かれた。
「私はヴォルフのものよ」
セレスがそう言った時の父君の顔が哀れだった。
……が、俺は今、笑っている。
心の奥底から笑っている。
当然顔には出さないが。
「これで決着ですね。セレスは頂いて行きます」
セレスを抱き上げた。
「お父さま、またね」
「おいおいおい、本当に行くのか?」
「私はグラハム侯爵よ? 帰って領地を立て直さないといけないわ。お父さまも手伝ってね」
父君は渋い顔をしていたが、小さく頷いた。
「それは手伝う。ヴォルフ君、うちの領地でまた」
「勿論手伝いますよ、無償でね。ですが倒した魔獣は頂きます」
「ああ、それは全然構わん。その時は頼むよ」
「では失礼します」
「また連絡するわね」
「ああ、待っているよ」
父君は何故か笑顔だった。
どういう事だ?
遅い昼食を摂ってからセレスの部屋へ行き、着替えて荷物を纏める。
裸のセレスが俺にくっ付いてくる。
「ヴォルフ、愛して?」
「先に着替えよう」
「ええ? せっかく脱いだのに?」
「連れて行きたい所があると言ったよな?」
「……分かったわ」
コルセットを大人しく着けさせてくれる。それからシュミーズ、普段着の胸元の詰まったドレスを着せた。
我慢をするのは辛いな……。
「ヴォルフ、キスをして?」
「さっきは油断してさせてしまったが、お仕置きは継続だ」
「……え?」
こんなに悲しい顔をされるとしたくなってしまうが我慢だ。
「さぁ行こう」
荷物を持ってセレスを先に歩かせる。
魔車に乗り込んで目的地へ向かう。
目的地に到着すると助手席のドアを開けた。
「ここ?」
「そう。俺の家」
「え! こんな格好できてしまったわ。お土産も持ってきていないのに……」
「いらないよ」
「そう? ……レンガ造りなのね。小ぢんまりとした家で可愛いわね」
「古いだけだ」
「ヴォルフの部屋へ行けるの?」
嬉しそうな顔をして外に出て来た。
「そうだな」
ドアを閉めてセレスの腰に手を回し、右手を取る。
アプローチを歩き、玄関に到着するとドアベルを鳴らす。
暫くすると母さんが出て来た。
「はーい」
俺を見て目を丸くする。
「ヴォルフ! 帰ってくるな…ら……、あら、彼女を連れてきたの?」
嬉しそうな顔をしてセレスを見て会釈をしている。
「うちの息子がお世話になっています。汚いところですがどうぞ入ってください」
「ヴォルフさんとお付き合いさせていただいています、セレスティーヌ・ルンドと申します」
母さんにそんな極上の笑顔を見せなくても良いのに。
「ルンド……あ! ムンド・ルンド商会の? えっ、そのお嬢さまとお付き合いしてるの?」
セレスと俺を交互に何度も見ている母さんが恥ずかしい。
「結婚するから連れて来た」
「えっ!?」
二人が同時に驚いた。
セレスは俺の物だろうに、何故驚く?
「玄関先で話すことじゃないわよ。入ってちょうだい」
セレスを先に入れ、俺も中に入ってドアを閉めた。
「部屋に用事があるだけだから直ぐに帰るよ」
「えっ!?」
また二人が同時に驚いた。
「セレスは離婚したばかりで、結婚は直ぐに出来ないからな」
セレスをエスコートして階段へ向かう。母さんが付いて来た。
「ええ? どういうことなの?」
「政略結婚をしていて今日婚姻解消裁定書にサインをしたんだよ。それが受理されれば俺と結婚する。母さん、またグラハム侯爵領へ行くからここを離れるよ」
「そう、分かった。……その結婚については」
「籍を入れてから王都へ戻った時にまた来るよ」
「ええ? いつ頃なの?」
「さぁ?」
セレスを先に階段を上らせ、付いて行く。
「そう、分かった……。あ、部屋は今日掃除したばっかりだから!」
「いつもありがとう」
振り向かずに言った。
「左側の手前だぞ」
「うん」
セレスはゆっくりと上がっている。
ようやく二階へ行き、ドアを開けたセレスが部屋へ入る。俺も入るとセレスは中央で部屋を見回していた。
「何もないのね……」
ある物は机と椅子と棚とチェストとベッドだけ。
「剣士になる為だけに生活していたからな」
「勉強机があるのに、本がないわよ?」
「学校は通っていないんだよ。剣士になりたかったからな」
「あら、護衛にも知識は必要よ?」
「本は親父の書斎にあるよ」
チェストの一番上の抽斗を開けると、セレスが隣に来た。俺が大切にしている短剣を取る。
「これを」
セレスにそれを差し出した。
「なぁに?」
それを手にしたセレスは鞘から少し剣身を抜いた。
「この短剣は本物なの?」
「これは十万ラダしたミスリル製の短剣だ」
「そう……。これがミスリル」
「この金を払ったのはセレスだ」
「え?」
「この短剣を買ってもらって、俺はセレスの物になったんだ」
セレスが顔を上げて俺を見る。
「いつの話?」
「十七年前だな」
「まぁ、私が五歳の時にヴォルフに買ったの?」
「そうだ。先行投資だと言っていたよ」
「そうなの? ふふふ、私も凄いことをしていたのね」
「その短剣は俺の命だ。だからセレスに預ける。失くすなよ?」
短剣を胸に当て、目を潤ませて俺に体を預けて来た。
優しく抱き締める。
これでセレスは本当に俺の物になった。
「愛しているよ」
「私も愛しているわ……。でもプロポーズはきちんとして欲しかった」
「セレスは俺の物だと言っただろう?」
セレスが顔を上げた。
「プロポーズではないでしょう?」
「セレスと結婚する」
「ふふ」
眩しい笑顔を向けられて、目を細めながらキスをした。
「もう少し」
ほんの少しだけ唇を重ねた。
「足りない……」
「お仕置き中だからな」
冷えた色の目が俺に不満だと訴え掛ける。
分かっているが……、まぁいいか。
額にキスをすると、短剣を持った手で胸を軽く叩かれた。
「そこではないでしょう?」
思わず笑ってしまった。
セレスが少し驚いた表情になって、俺は少し開いている口を塞ぎ、舌を入れた。
セレスの手が首に掛かる。
そのままセレスを後ろに下がらせて、机に当たると座らせた。
「ベッドで愛して?」
「今直ぐ入れたい」
セレスのスカートの裾をたくし上げ、膝の裏に手を通して持ち上げた。スラックスのフロントを開けて肉茎を出して蜜壷に少し入れる。
「あっ……」
「セレス」
またキスをして舌を絡め、ゆっくりと奥へ。セレスの蜜壷が締め付けて来て……、堪らない。
セレスは短剣を握った右手は使わず、左手で俺の首にしがみ付いている。
「んっ、んんっ…んっ、ん」
何度も締め付けられ、蜜が絡んで来て、俺を苦しめる。
セレスティーヌ……、俺の物だ……。
俺のセレスティーヌ……。
あなたにおすすめの小説
【完結】愛する人はあの人の代わりに私を抱く
紬あおい
恋愛
年上の優しい婚約者は、叶わなかった過去の恋人の代わりに私を抱く。気付かない振りが我慢の限界を超えた時、私は………そして、愛する婚約者や家族達は………悔いのない人生を送れましたか?
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
傲慢な伯爵は追い出した妻に愛を乞う
ノルジャン
恋愛
「堕ろせ。子どもはまた出来る」夫ランドルフに不貞を疑われたジュリア。誤解を解こうとランドルフを追いかけたところ、階段から転げ落ちてしまった。流産したと勘違いしたランドルフは「よかったじゃないか」と言い放った。ショックを受けたジュリアは、ランドルフの子どもを身籠ったまま彼の元を去ることに。昔お世話になった学校の先生、ケビンの元を訪ね、彼の支えの下で無事に子どもが生まれた。だがそんな中、夫ランドルフが現れて――?
エブリスタ、ムーンライトノベルズにて投稿したものを加筆改稿しております。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
英雄の可愛い幼馴染は、彼の真っ黒な本性を知らない
百門一新
恋愛
男の子の恰好で走り回る元気な平民の少女、ティーゼには、見目麗しい完璧な幼馴染がいる。彼は幼少の頃、ティーゼが女の子だと知らず、怪我をしてしまった事で責任を感じている優しすぎる少し年上の幼馴染だ――と、ティーゼ自身はずっと思っていた。
幼馴染が半魔族の王を倒して、英雄として戻って来た。彼が旅に出て戻って来た目的も知らぬまま、ティーゼは心配症な幼馴染離れをしようと考えていたのだが、……ついでとばかりに引き受けた仕事の先で、彼女は、恋に悩む優しい魔王と、ちっとも優しくないその宰相に巻き込まれました。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました
よどら文鳥
恋愛
ルーンブレイス国の国家予算に匹敵するほどの資産を持つハイマーネ家のソフィア令嬢は、サーヴィン=アウトロ男爵と恋愛結婚をした。
ソフィアは幸せな人生を送っていけると思っていたのだが、とある日サーヴィンの不倫行為が発覚した。それも一度や二度ではなかった。
ソフィアの気持ちは既に冷めていたため離婚を切り出すも、サーヴィンは立場を理由に認めようとしない。
更にサーヴィンは第二夫妻候補としてラランカという愛人を連れてくる。
再度離婚を申し立てようとするが、ソフィアの財閥と金だけを理由にして一向に離婚を認めようとしなかった。
ソフィアは家から飛び出しピンチになるが、救世主が現れる。
後に全ての成り行きを話し、ロミオ=ルーンブレイス第一王子を味方につけ、更にソフィアの父をも味方につけた。
ソフィアが想定していなかったほどの制裁が始まる。
不仲な婚約者と一夜の関係で終わるはずだった
アマイ
恋愛
セシルには大嫌いな婚約者がいる。そして婚約者フレデリックもまたセシルを嫌い、社交界で浮名を流しては婚約破棄を迫っていた。
そんな歪な関係を続けること十年、セシルはとある事情からワンナイトを条件に婚約破棄に応じることにした。
しかし、ことに及んでからフレデリックの様子が何だかおかしい。あの……話が違うんですけど!?
【完結】大好き、と告白するのはこれを最後にします!
高瀬船
恋愛
侯爵家の嫡男、レオン・アルファストと伯爵家のミュラー・ハドソンは建国から続く由緒ある家柄である。
7歳年上のレオンが大好きで、ミュラーは幼い頃から彼にべったり。ことある事に大好き!と伝え、少女へと成長してからも顔を合わせる度に結婚して!ともはや挨拶のように熱烈に求婚していた。
だけど、いつもいつもレオンはありがとう、と言うだけで承諾も拒絶もしない。
成人を控えたある日、ミュラーはこれを最後の告白にしよう、と決心しいつものようにはぐらかされたら大人しく彼を諦めよう、と決めていた。
そして、彼を諦め真剣に結婚相手を探そうと夜会に行った事をレオンに知られたミュラーは初めて彼の重いほどの愛情を知る
【お互い、モブとの絡み発生します、苦手な方はご遠慮下さい】