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二年生と一年生③ 裁量とゾーン
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ワンアウトランナー二塁。
五回表の状況は二年生チームのチャンス、そして一年生チームのピンチだ。ランナーは一番に入っている俊足の春海、外野へのヒットが出れば一点の可能性がある状況だ。
三番の七海に対して、初球からフォークで果敢に攻めていく。そして七海はそのフォークに空振り、このフォークでも十分に空振りが取れるがこの合宿にはいない先輩の白坂伊奈梨に対して対抗心を燃やしてナックルを習得しようとしている。
楓はこのフォークに「ナイスボール」と言いながら返球……というには力強いボールを投げる。そして夜狐そのボールを捕らず、二塁へと送球が到達した。
「せ、セーフ!」
際どかった。特に何かあって送球したわけでもないが、ホームに還ることと自分の足を考えてリードを広くとっていた春海に対しての牽制球だ。
『いつでも刺しにいくぞ』
そう言いたげな牽制球に、春海はリードを狭めた。
楓も夜狐よりは野球歴が長いとはいえ、中学時代は部に所属していないと言っていた。それを考えると実戦経験は少ないだろう。それでも、グラウンドを広く見て実行する野球勘は大したものだ。
「あれ、どういう意味があったの?」
変わらず美雪先生は巧に質問する。こうやってわからないことを聞くことが美雪先生にとっては勉強の一環らしい。
「リードを広く取っていた松永さんに警戒させるためですね。三塁への盗塁は少ないので一塁ランナーに比べて二塁ランナーは牽制が少ないとの、ファーストと違ってセカンドとショートはずっと塁にいるわけでもないのでリードが取りやすいんです」
一塁であればファーストが常に張り付いていて、投球が始まってから塁を離れる。そのためいつ如何なる時も牽制を警戒しなければならない。
しかし、二塁ではセカンドやショートが張り付いてしまうと、投球が始まってからでは本来の守備位置に戻ることができない。そのため、セカンドかショートがキャッチャーと連携しながら牽制の際に塁に入るというのが一般的のため、二塁ランナーは守備の動きを見て塁に戻ることができる。
「守備の動きを見て戻れば大丈夫ではありますけど、一瞬でも気を抜いたらアウトになるって思ってちょっとだけ余裕を持たせたってところでしょうか」
極端な話、ランナーも塁に張り付いていたらアウトになる心配もない。しかし、次の塁やその次を狙うとなると、大きくリードを取っていれば有利だ。その辺りの自分が戻れる範囲の見極めをすることもランナーの走塁技術を試されているところだ。
二球目、ストレートは外れ、ワンボールワンストライク。三球目はツーシームを打ち損じて一塁線を切れるファウルだ。
「こうやって見ているの、面白いですね」
今までは基本的に相手の分析をして勝つために試合を見ていた。それでも今回は選手の分析はするが、純粋に楽しく見れている気がする。
キャッチャーも二年生チームの三船魁が一番格上ではあるが、その次となるともしかしたら司か、実力をほとんど見れていない水色の柚葉だと思っていた。しかし、肩の強さは司ほどではないものの、キャッチング技術や送球の精密さは楓の方が上かもしれない。
キャッチャー同士競い合って技術を磨けば、自ずと司にも良い影響を与えるだろう。
四球目、外角へ逃げていくスライダーだったが、七海は何とか反応する。しかし、それはファーストへの鋭いゴロとなる。
その打球にファーストの瑞歩が処理しようと正面に入るが、バウンドが直前で変わり、打球は瑞歩の頭を超えてライト前を転々としていた。
「ライト!」
ライトの明日香は素早く反応して打球を処理し、ホームへ送球する。二塁ランナーの春海は一度、三塁を蹴ったものの、打球処理が早かったため無理と判断したのか、三塁へと戻る。
「うわぁ、あれどうなんだろ? ホームは間に合わなかったかな?」
明日香の送球はそこまですごくない。以前であれば確実に刺せるタイミングだろうが、今の送球であれば微妙なタイミングだ。怪我の影響だろう。
「さっきの楓のプレーが活きていますね。リードが広いままだと、確実に一点でした」
リードを狭めた分スタート位置は変わる。大股一、二歩分も変わらないが、それだけでも結果が変わっていたであろう微妙なタイミングだった。
そして、瑞歩のプレーは決して悪いとは言えない。普通であれば問題なく処理できていただろう位置取りだったが、バットの先に当たった打球は変な回転がかかり、瑞歩が捕球する直前でイレギュラーなバウンドをした。
もう少し前に突っ込んでいれば捕球できたが、イレギュラーを予測できていなかった。捕球してほしいところだが、実際に頭を超えるほどのイレギュラーバウンドだったため、ヒットと判断もでき、エラーしたと責められる程ではない。
「ここは経験、かな」
珠姫であれば難なく処理していたかもしれない。誰々であればと仮定しても意味がないので、今年もそうだが、来年、再来年に向けて練習に励むのみだ。
次は四番の恭子だ。この二年生チームの打順では最も怖いバッターとも言える彼女にも、夜狐と楓は平然としている。
初球、内角を攻めていく。ボールゾーンからストライクゾーンへと入っていくカーブを恭子は見逃し、ストライクとなる。
二球目はチェンジアップ。ややシンカー気味に曲がるように落ちるチェンジアップはサークルチェンジだろう。サークルチェンジは親指と人差し指で輪(サークル)を作り、中指、薬指、小指で握ることが名前の由来となっている。
その二球目に恭子は当てていくが、タイミングが早すぎてレフト方向へのファウルとなった。
「チェンジアップも投げれたのか」
元々習得していたのか、合宿中に習得したのかわからないが、この合宿で初めて見た変化球だ。
そして三球目、外角へのツーシームだったが、コースギリギリの投球だったためにボールとなる。
「ストライクゾーンって難しいねぇ。だいたいどの辺りがストライクになるの?」
この辺りはやや難しいところがある質問だ。巧は基本的なことを答える。
「だいたい肩から膝までの高低と、ホームベースの幅の内外がストライクゾーンの範囲ですね」
このストライクゾーンを狭めるために投球直前でしゃがんだりということをする選手もいるが、これの場合通常の打撃体勢が適応される。基本的な打撃体勢でストライクゾーンは多少変わるが、わざとしゃがんだりしたとしてもそれでストライクゾーンが変わるわけではない。
「まあ、あとは審判の裁量ですね」
仮に全く同じコースであっても審判によって判断は変わる。審判も人間なのでキャッチャーがボールゾーンからストライクゾーンへミットを動かすフレーミング技術を駆使すれば多少ボールゾーンに逸れていたとしてもストライクと判定される場合もある。
もっとも、ど真ん中のボールでも場合によってはボールと判断される誤審もたまにあるので、ストライクゾーンを通ったイコール全部がストライクになるとは限らない。
「じゃあ、全員が同じストライクゾーンってわけじゃないんだ」
「そうですね」
身長が低ければ全体的にストライクゾーンは低く、身長が高ければ高い。胴体が短ければ狭く、長ければ短い。野球経験者でも難しいところだ。
そして注目は夜狐の四球目に移る。外角低めへのストレート、恭子はこれを完璧なタイミングで捉えるものの、やや力に押されてレフトがやや後退したフライだ。
「一点か」
今はワンアウトランナー一塁三塁、タッチアップが可能だ。
レフトの黒絵が捕球すると同時に三塁ランナーの春海は三塁を蹴った。
黒絵は捕球すると、素早くバックホーム体勢に入る。
そして、
黒絵の指先から放たれたバックホームは、ワンバウンドでホームまで到達する。春海も全力疾走だ。しかし、ホームを目前にして春海は力尽きた。
「アウト!」
普通であれば間に合わない。しかし、黒絵のバックホームが素晴らしかった。捕球からワンバウンドで放たれたボールは楓が構えるやや左、捕球と同時に流れでタッチしやすい三塁側へのストライク返球だ。
春海もその返球に気付き、楓のタッチを交わそうとしたが、楓はしっかりと春海を殺しにいった。
「まじかよ……」
普段の練習での黒絵はややたどたどしく不安定な守備だ。しかし、こういったここぞという場面で持ち味である強肩をいかんなく発揮している。
「これは、色々と考えないとな」
守備で安定感があれば、ライトやレフトで黒絵を起用することも考えてもいい。
合宿での成長が著しい明鈴のメンバーに、『誰をどのように使おうか』と、巧は嬉しい問題に悩まされるのであった。
五回表の状況は二年生チームのチャンス、そして一年生チームのピンチだ。ランナーは一番に入っている俊足の春海、外野へのヒットが出れば一点の可能性がある状況だ。
三番の七海に対して、初球からフォークで果敢に攻めていく。そして七海はそのフォークに空振り、このフォークでも十分に空振りが取れるがこの合宿にはいない先輩の白坂伊奈梨に対して対抗心を燃やしてナックルを習得しようとしている。
楓はこのフォークに「ナイスボール」と言いながら返球……というには力強いボールを投げる。そして夜狐そのボールを捕らず、二塁へと送球が到達した。
「せ、セーフ!」
際どかった。特に何かあって送球したわけでもないが、ホームに還ることと自分の足を考えてリードを広くとっていた春海に対しての牽制球だ。
『いつでも刺しにいくぞ』
そう言いたげな牽制球に、春海はリードを狭めた。
楓も夜狐よりは野球歴が長いとはいえ、中学時代は部に所属していないと言っていた。それを考えると実戦経験は少ないだろう。それでも、グラウンドを広く見て実行する野球勘は大したものだ。
「あれ、どういう意味があったの?」
変わらず美雪先生は巧に質問する。こうやってわからないことを聞くことが美雪先生にとっては勉強の一環らしい。
「リードを広く取っていた松永さんに警戒させるためですね。三塁への盗塁は少ないので一塁ランナーに比べて二塁ランナーは牽制が少ないとの、ファーストと違ってセカンドとショートはずっと塁にいるわけでもないのでリードが取りやすいんです」
一塁であればファーストが常に張り付いていて、投球が始まってから塁を離れる。そのためいつ如何なる時も牽制を警戒しなければならない。
しかし、二塁ではセカンドやショートが張り付いてしまうと、投球が始まってからでは本来の守備位置に戻ることができない。そのため、セカンドかショートがキャッチャーと連携しながら牽制の際に塁に入るというのが一般的のため、二塁ランナーは守備の動きを見て塁に戻ることができる。
「守備の動きを見て戻れば大丈夫ではありますけど、一瞬でも気を抜いたらアウトになるって思ってちょっとだけ余裕を持たせたってところでしょうか」
極端な話、ランナーも塁に張り付いていたらアウトになる心配もない。しかし、次の塁やその次を狙うとなると、大きくリードを取っていれば有利だ。その辺りの自分が戻れる範囲の見極めをすることもランナーの走塁技術を試されているところだ。
二球目、ストレートは外れ、ワンボールワンストライク。三球目はツーシームを打ち損じて一塁線を切れるファウルだ。
「こうやって見ているの、面白いですね」
今までは基本的に相手の分析をして勝つために試合を見ていた。それでも今回は選手の分析はするが、純粋に楽しく見れている気がする。
キャッチャーも二年生チームの三船魁が一番格上ではあるが、その次となるともしかしたら司か、実力をほとんど見れていない水色の柚葉だと思っていた。しかし、肩の強さは司ほどではないものの、キャッチング技術や送球の精密さは楓の方が上かもしれない。
キャッチャー同士競い合って技術を磨けば、自ずと司にも良い影響を与えるだろう。
四球目、外角へ逃げていくスライダーだったが、七海は何とか反応する。しかし、それはファーストへの鋭いゴロとなる。
その打球にファーストの瑞歩が処理しようと正面に入るが、バウンドが直前で変わり、打球は瑞歩の頭を超えてライト前を転々としていた。
「ライト!」
ライトの明日香は素早く反応して打球を処理し、ホームへ送球する。二塁ランナーの春海は一度、三塁を蹴ったものの、打球処理が早かったため無理と判断したのか、三塁へと戻る。
「うわぁ、あれどうなんだろ? ホームは間に合わなかったかな?」
明日香の送球はそこまですごくない。以前であれば確実に刺せるタイミングだろうが、今の送球であれば微妙なタイミングだ。怪我の影響だろう。
「さっきの楓のプレーが活きていますね。リードが広いままだと、確実に一点でした」
リードを狭めた分スタート位置は変わる。大股一、二歩分も変わらないが、それだけでも結果が変わっていたであろう微妙なタイミングだった。
そして、瑞歩のプレーは決して悪いとは言えない。普通であれば問題なく処理できていただろう位置取りだったが、バットの先に当たった打球は変な回転がかかり、瑞歩が捕球する直前でイレギュラーなバウンドをした。
もう少し前に突っ込んでいれば捕球できたが、イレギュラーを予測できていなかった。捕球してほしいところだが、実際に頭を超えるほどのイレギュラーバウンドだったため、ヒットと判断もでき、エラーしたと責められる程ではない。
「ここは経験、かな」
珠姫であれば難なく処理していたかもしれない。誰々であればと仮定しても意味がないので、今年もそうだが、来年、再来年に向けて練習に励むのみだ。
次は四番の恭子だ。この二年生チームの打順では最も怖いバッターとも言える彼女にも、夜狐と楓は平然としている。
初球、内角を攻めていく。ボールゾーンからストライクゾーンへと入っていくカーブを恭子は見逃し、ストライクとなる。
二球目はチェンジアップ。ややシンカー気味に曲がるように落ちるチェンジアップはサークルチェンジだろう。サークルチェンジは親指と人差し指で輪(サークル)を作り、中指、薬指、小指で握ることが名前の由来となっている。
その二球目に恭子は当てていくが、タイミングが早すぎてレフト方向へのファウルとなった。
「チェンジアップも投げれたのか」
元々習得していたのか、合宿中に習得したのかわからないが、この合宿で初めて見た変化球だ。
そして三球目、外角へのツーシームだったが、コースギリギリの投球だったためにボールとなる。
「ストライクゾーンって難しいねぇ。だいたいどの辺りがストライクになるの?」
この辺りはやや難しいところがある質問だ。巧は基本的なことを答える。
「だいたい肩から膝までの高低と、ホームベースの幅の内外がストライクゾーンの範囲ですね」
このストライクゾーンを狭めるために投球直前でしゃがんだりということをする選手もいるが、これの場合通常の打撃体勢が適応される。基本的な打撃体勢でストライクゾーンは多少変わるが、わざとしゃがんだりしたとしてもそれでストライクゾーンが変わるわけではない。
「まあ、あとは審判の裁量ですね」
仮に全く同じコースであっても審判によって判断は変わる。審判も人間なのでキャッチャーがボールゾーンからストライクゾーンへミットを動かすフレーミング技術を駆使すれば多少ボールゾーンに逸れていたとしてもストライクと判定される場合もある。
もっとも、ど真ん中のボールでも場合によってはボールと判断される誤審もたまにあるので、ストライクゾーンを通ったイコール全部がストライクになるとは限らない。
「じゃあ、全員が同じストライクゾーンってわけじゃないんだ」
「そうですね」
身長が低ければ全体的にストライクゾーンは低く、身長が高ければ高い。胴体が短ければ狭く、長ければ短い。野球経験者でも難しいところだ。
そして注目は夜狐の四球目に移る。外角低めへのストレート、恭子はこれを完璧なタイミングで捉えるものの、やや力に押されてレフトがやや後退したフライだ。
「一点か」
今はワンアウトランナー一塁三塁、タッチアップが可能だ。
レフトの黒絵が捕球すると同時に三塁ランナーの春海は三塁を蹴った。
黒絵は捕球すると、素早くバックホーム体勢に入る。
そして、
黒絵の指先から放たれたバックホームは、ワンバウンドでホームまで到達する。春海も全力疾走だ。しかし、ホームを目前にして春海は力尽きた。
「アウト!」
普通であれば間に合わない。しかし、黒絵のバックホームが素晴らしかった。捕球からワンバウンドで放たれたボールは楓が構えるやや左、捕球と同時に流れでタッチしやすい三塁側へのストライク返球だ。
春海もその返球に気付き、楓のタッチを交わそうとしたが、楓はしっかりと春海を殺しにいった。
「まじかよ……」
普段の練習での黒絵はややたどたどしく不安定な守備だ。しかし、こういったここぞという場面で持ち味である強肩をいかんなく発揮している。
「これは、色々と考えないとな」
守備で安定感があれば、ライトやレフトで黒絵を起用することも考えてもいい。
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