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「新興宗教」
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「新興宗教」
ある日、大阪ニコニコプロレスの事務所にひとりのライターから「取材依頼」の電話が入った。電話を受けた夏子と陽菜は、相手の要望を詳しく聞くことなく、「心の浄化」や「ストレス解消」という言葉から自分たちのやっている「サンドバッグサービス」の事と思い込み、まりあと稀世、直の許可を取らず取材を了承した。
取材の約束の日、運悪く、まりあ、稀世は他団体との共同開催に向けての打ち合わせで外出しており、直も個人的な用事で道場には来ていなかった。
ライターは夏子と陽菜に名刺を渡した。名刺には「フリーランスライター」、「出口祥」と書かれていた。なかなかのイケメンの出口は笑顔で「よろしくお願いします。」と頭を下げた。
「なんや、出口さんはどこぞの出版社の記者さんって訳じゃあれへんねや?」
「フリーランスって事は持ち込みとかゴーストライターやってるの?」
と夏子と陽菜の失礼な質問に対して笑顔で
「はい、「自由業」ライターです。元々は出版社に勤めていたのですが、「ライター業界」は社の方針や編集部、編集長の方針で「色」がついてると、時として「事実」を歪めないといけないことがあるんですよ。
それって読者さんの「知る権利」に反する事だって思っちゃって…。入社3年で知り合ったドキュメンタリーライターさんの影響で独立しました。
まあ、食っていくには厳しい世界なんですけど、「元首相の射殺事件」以降、世間は「新興宗団」に目が向いてます。
信者でもない限りなかなか裏側まで知ることはできないんで、暫く密着取材させてもらいたいんですけどよろしいですか?
ところで「教祖の「万石まりあ」さんに会わせていただくことは可能ですか?」
と簡単な自己紹介とまりあとの面会を求めた。
「新興宗団」を「親交集団」、「教祖の万石まりあ」を「今日、その万石まりあ」と捉えた夏子と陽菜は、先日の誤ったテレビ放映での「新興宗教法人まりあの方舟」の教祖「万石まりあ」の取材に来たとは思わず、ニコニコ商店街の子供から年寄りまで仲良しな「市民サロン」とその取りまとめ役の「まりあ」の取材に来たのだと勝手に思い込んだ。
「あぁ、うちの「まりあ」さんは、みんなにやさしいから、出口さんが「食っていくことが厳しくてまりあさんの話を聞きたい。」ってことやったら、「会う」どころか「生きてるだけで丸儲け!」、「死ぬこと以外はかすり傷!」ってきっと元気付けてくれると思うで。
ここには、そんな人がよおさん来はるねんで。「職場でのパワハラやセクハラ」、「家庭内DVや夫婦不和」、挙句の果てには「借金問題」や「育児放棄」まで、ちびっこからおじいちゃんおばあちゃんまでみんなの心の重石をここに下ろしに来はるねん。」
と勘違いの前提にも関わらず、会話が成り立っていた。
気さくな出口のインタビューは続いた。「まりあさんの教えって「元」ってあるんですか?」の問いに夏子と陽菜はいい加減に答えた。
「あれ?誰やったっけな?ヨーロッパの「カール」何とかか、なんとか「ゴッチ」か「ドッジ」みたいな名前の人の教えを学んで、目覚めたって言ってたな。その人は「真面目で」、「強すぎる」が故に、業界で排他されたりして不遇な扱いを受けたけど、決して腐らずその考えを伝えて、後には「ゴッチ教室」呼ばれ有名選手をたくさん輩出したって言うてたわ。」
「そうそう、「相手にケガをさせない事」、「自分がケガをしない事」がモットーやもんな。今もその教えを信仰してて、そりゃ「ケガをしない身体造り」については厳しいで!
まりあさんのスマホの待ち受けはその「カール」さんっていう「イケメン・マッチョ」やったりするもんな。そりゃ「無冠の帝王」以外に「神様」と呼ばれる人らしいからそれもありかな。」
「カール・ゴッチ」が「無冠の帝王」、「プロレスの神様」と呼ばれた「無敵の男性プロレスラー」ときちんと説明できなかった事で更に「プロレス知識」の薄い出口の誤解に拍車がかかった。
「まりあさんが信仰するのは「カール」って事なら、ドイツでは「カール大帝」、フランスでは「シャルルマーニュ」、イギリスでは「チャールズ大帝」と呼ばれ、外征を繰り返し、ヨーロッパを政治的統一しようとして、西暦800年に「カロリング朝」における「初代ローマ皇帝」として「全キリスト教徒の支配者にして「父」、「国王」にして「聖職者」、「首長」にして「嚮導者」と自ら名乗った」とされる「カール1世」なんですね!
それとも「シドッチ」でしょうか?強い布教心を持ち、ローマ、バチカンで学問を究め、鎖国時代の日本にキリスト教を布教するために屋久島恋泊村にミサの道具と聖母マリアの画だけを持ち布教をした「シドッチ」かもしれないですよね。」
と興奮気味に話す出口の言葉の1%も理解できず、「まあ、そんなとこやろ。」といい加減な返事をしたところに、まりあ、稀世、直が一緒に道場に戻ってきた。
「あんた誰や?」と直が最初に出口に声をかけた。
「突然のご訪問失礼しています。フリーライターの「出口祥」と申します。今、坂川さんと仲田さんから宗教法人「まりあの方舟」と教祖の「万石まりあ」さんについてお話を伺っていたところです。」
と出口が答えたところ、まりあと稀世が大笑いを始めた。
「ちょっとちょっと、「宗教法人」とか「教祖」って何よ?ここは、インディーズ女子プロレスの「大阪ニコニコプロレス」以上のもんでもなければ、以下のもんでもあれへんで!
「宗教法人」なんていうのはこの間のテレビが間違って放送しただけやし、私は「教祖」なんかじゃなくただの「極悪レスラー」の「デンジャラスまりあ」やで。クスクスクス!」
「そうそう、うちに悩み相談に来た人が勝手に「まりあの方舟」とか「令和のマリアさま万石まりあ」ってSNSで呟いてるだけやねん。まあ、20世紀の名レスラーで「プロレスの神様」と呼ばれた「カール・ゴッチ」を心の師とするまりあさんは「日本女子プロレスの神様」と呼ばれる事はあっても、「宗教の神様」とはちゃうで!ケラケラケラ。」
頭の回転の速い出口は、自らの勘違いにすぐ気が付いた。道場の中を見回したが確かに「宗教色」を示すものは「マリア」や「イエス」の肖像画どころか「十字架」のひとつも無く、設営されたリングの上に「黒いレスラーパンツ」に「黒いブーツ」姿のマッチョな男性レスラーの白黒写真の額が掲げられているくらいだった。
「出口さんって言うたかな?あんたジャーナリストって言うんやったら、世の中の「悩み」についてここで取材していったらええと思うぞ。人の心の「癒し」っていうのは「神」や「お布施」やなく「まごころ」やってな。
まりあちゃんや稀世ちゃん、そしてここの皆の言葉や行動によって「助かってる人」が居るんや。わしは「宗教」のすべてを否定する気は無い。ただ「お布施」や「物品販売」、「奉仕活動」無しに「御加護」は得られへんっていうのは「神様」にしたらちょっとな…。
まあ、教義を広めるには「金」も居るんやろうけど、「大阪ニコニコプロレス」にはそんなもんは必要ない。「わからんちん」の団体や「怪しい奴」じゃないっていうのを伝えてくれるんやったら、しばらくここで一緒に活動を見ていってくれたらええぞ。
できたら「こども食堂」の寄付くらいは呼びかける記事を上げたってくれや。カラカラカラ。」
と直が笑いながら言葉をかけると、出口はそれまでに得た情報を頭の中で整理した。
「では、今しばらくみなさんの活動を取材させてもらいます。よろしくお願いします。」
出口は5人に頭を下げた。
「おまけ」
今日は読者さんからのリクエストに忖度しますねー(笑)!
「ビキニ」&「チャイナドレス」(笑)。
ある日、大阪ニコニコプロレスの事務所にひとりのライターから「取材依頼」の電話が入った。電話を受けた夏子と陽菜は、相手の要望を詳しく聞くことなく、「心の浄化」や「ストレス解消」という言葉から自分たちのやっている「サンドバッグサービス」の事と思い込み、まりあと稀世、直の許可を取らず取材を了承した。
取材の約束の日、運悪く、まりあ、稀世は他団体との共同開催に向けての打ち合わせで外出しており、直も個人的な用事で道場には来ていなかった。
ライターは夏子と陽菜に名刺を渡した。名刺には「フリーランスライター」、「出口祥」と書かれていた。なかなかのイケメンの出口は笑顔で「よろしくお願いします。」と頭を下げた。
「なんや、出口さんはどこぞの出版社の記者さんって訳じゃあれへんねや?」
「フリーランスって事は持ち込みとかゴーストライターやってるの?」
と夏子と陽菜の失礼な質問に対して笑顔で
「はい、「自由業」ライターです。元々は出版社に勤めていたのですが、「ライター業界」は社の方針や編集部、編集長の方針で「色」がついてると、時として「事実」を歪めないといけないことがあるんですよ。
それって読者さんの「知る権利」に反する事だって思っちゃって…。入社3年で知り合ったドキュメンタリーライターさんの影響で独立しました。
まあ、食っていくには厳しい世界なんですけど、「元首相の射殺事件」以降、世間は「新興宗団」に目が向いてます。
信者でもない限りなかなか裏側まで知ることはできないんで、暫く密着取材させてもらいたいんですけどよろしいですか?
ところで「教祖の「万石まりあ」さんに会わせていただくことは可能ですか?」
と簡単な自己紹介とまりあとの面会を求めた。
「新興宗団」を「親交集団」、「教祖の万石まりあ」を「今日、その万石まりあ」と捉えた夏子と陽菜は、先日の誤ったテレビ放映での「新興宗教法人まりあの方舟」の教祖「万石まりあ」の取材に来たとは思わず、ニコニコ商店街の子供から年寄りまで仲良しな「市民サロン」とその取りまとめ役の「まりあ」の取材に来たのだと勝手に思い込んだ。
「あぁ、うちの「まりあ」さんは、みんなにやさしいから、出口さんが「食っていくことが厳しくてまりあさんの話を聞きたい。」ってことやったら、「会う」どころか「生きてるだけで丸儲け!」、「死ぬこと以外はかすり傷!」ってきっと元気付けてくれると思うで。
ここには、そんな人がよおさん来はるねんで。「職場でのパワハラやセクハラ」、「家庭内DVや夫婦不和」、挙句の果てには「借金問題」や「育児放棄」まで、ちびっこからおじいちゃんおばあちゃんまでみんなの心の重石をここに下ろしに来はるねん。」
と勘違いの前提にも関わらず、会話が成り立っていた。
気さくな出口のインタビューは続いた。「まりあさんの教えって「元」ってあるんですか?」の問いに夏子と陽菜はいい加減に答えた。
「あれ?誰やったっけな?ヨーロッパの「カール」何とかか、なんとか「ゴッチ」か「ドッジ」みたいな名前の人の教えを学んで、目覚めたって言ってたな。その人は「真面目で」、「強すぎる」が故に、業界で排他されたりして不遇な扱いを受けたけど、決して腐らずその考えを伝えて、後には「ゴッチ教室」呼ばれ有名選手をたくさん輩出したって言うてたわ。」
「そうそう、「相手にケガをさせない事」、「自分がケガをしない事」がモットーやもんな。今もその教えを信仰してて、そりゃ「ケガをしない身体造り」については厳しいで!
まりあさんのスマホの待ち受けはその「カール」さんっていう「イケメン・マッチョ」やったりするもんな。そりゃ「無冠の帝王」以外に「神様」と呼ばれる人らしいからそれもありかな。」
「カール・ゴッチ」が「無冠の帝王」、「プロレスの神様」と呼ばれた「無敵の男性プロレスラー」ときちんと説明できなかった事で更に「プロレス知識」の薄い出口の誤解に拍車がかかった。
「まりあさんが信仰するのは「カール」って事なら、ドイツでは「カール大帝」、フランスでは「シャルルマーニュ」、イギリスでは「チャールズ大帝」と呼ばれ、外征を繰り返し、ヨーロッパを政治的統一しようとして、西暦800年に「カロリング朝」における「初代ローマ皇帝」として「全キリスト教徒の支配者にして「父」、「国王」にして「聖職者」、「首長」にして「嚮導者」と自ら名乗った」とされる「カール1世」なんですね!
それとも「シドッチ」でしょうか?強い布教心を持ち、ローマ、バチカンで学問を究め、鎖国時代の日本にキリスト教を布教するために屋久島恋泊村にミサの道具と聖母マリアの画だけを持ち布教をした「シドッチ」かもしれないですよね。」
と興奮気味に話す出口の言葉の1%も理解できず、「まあ、そんなとこやろ。」といい加減な返事をしたところに、まりあ、稀世、直が一緒に道場に戻ってきた。
「あんた誰や?」と直が最初に出口に声をかけた。
「突然のご訪問失礼しています。フリーライターの「出口祥」と申します。今、坂川さんと仲田さんから宗教法人「まりあの方舟」と教祖の「万石まりあ」さんについてお話を伺っていたところです。」
と出口が答えたところ、まりあと稀世が大笑いを始めた。
「ちょっとちょっと、「宗教法人」とか「教祖」って何よ?ここは、インディーズ女子プロレスの「大阪ニコニコプロレス」以上のもんでもなければ、以下のもんでもあれへんで!
「宗教法人」なんていうのはこの間のテレビが間違って放送しただけやし、私は「教祖」なんかじゃなくただの「極悪レスラー」の「デンジャラスまりあ」やで。クスクスクス!」
「そうそう、うちに悩み相談に来た人が勝手に「まりあの方舟」とか「令和のマリアさま万石まりあ」ってSNSで呟いてるだけやねん。まあ、20世紀の名レスラーで「プロレスの神様」と呼ばれた「カール・ゴッチ」を心の師とするまりあさんは「日本女子プロレスの神様」と呼ばれる事はあっても、「宗教の神様」とはちゃうで!ケラケラケラ。」
頭の回転の速い出口は、自らの勘違いにすぐ気が付いた。道場の中を見回したが確かに「宗教色」を示すものは「マリア」や「イエス」の肖像画どころか「十字架」のひとつも無く、設営されたリングの上に「黒いレスラーパンツ」に「黒いブーツ」姿のマッチョな男性レスラーの白黒写真の額が掲げられているくらいだった。
「出口さんって言うたかな?あんたジャーナリストって言うんやったら、世の中の「悩み」についてここで取材していったらええと思うぞ。人の心の「癒し」っていうのは「神」や「お布施」やなく「まごころ」やってな。
まりあちゃんや稀世ちゃん、そしてここの皆の言葉や行動によって「助かってる人」が居るんや。わしは「宗教」のすべてを否定する気は無い。ただ「お布施」や「物品販売」、「奉仕活動」無しに「御加護」は得られへんっていうのは「神様」にしたらちょっとな…。
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できたら「こども食堂」の寄付くらいは呼びかける記事を上げたってくれや。カラカラカラ。」
と直が笑いながら言葉をかけると、出口はそれまでに得た情報を頭の中で整理した。
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