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「結婚」
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「結婚」
婚姻届にふたりで判を押し、婚約指輪を晶の左手の薬指に差し入れた後、久しぶりに靖と晶は身体を重ねた。ともに泣きながらのプレイの最中に晶は100回は「「ごめんね。」と言い、靖は「そんなこと言わないでください。」、「大丈夫です」、「今まで通りで満足ですよ。」と101回、取り繕い、慰め、やさしい言葉をかけた。
最後は晶は泣き疲れて眠ってしまい、靖は晶の手を握り小さな声で「どうか、俺の肝臓を受け入れてください。来年の春、晶さんより先に俺がいなくなるかもしれないんですよ。俺の生きてきた証として、そして晶さんの未来の為にどうか俺の気持ちを受け取ってほしいです…。」と囁き、どうすれば晶の心を開かせることができるのかを考えていると眠れないまま朝を迎えた。
朝7時、まだ眠っている晶をベッドに残し、記名捺印済みの「結婚届」が置かれたリビングに行き祥に電話を入れた。祥は「結婚届」の記名に晶が同意してくれたことを大いに喜んでくれた。「今日のチラシ配布は休みにして店で話しできるかな。璃子ちゃんにも報告したらなあかんしな。じゃあ、8時にRikkaでな。」と祥と約束をすると、ガラスケのイラストの入った記入済みの結婚届をスマホで写真に撮った。
晶の朝食の準備を済ますと、寝室に行き晶を起こした。「晶さん、おはようございます。ちょっと早いですけどお店に行ってきます。祥ちゃんにきちんと報告しておかないといけないですからね。」と告げるとおでこに軽いキスをして出かけようとすると、晶が靖の手を掴んだ。ぐっと靖を引き寄せて、恥ずかしそうな表情で「本当に私なんかでいいの…。」とだけ尋ねた。靖は「もちろんですよ。晶さんは俺にとって最高の女性ですから。これから一緒に頑張りましょう。」と答えると唇を重ねた。
「あっ、晶さんのお母さんにも結婚の事、話しておいてくださいね。」
と靖は晶に頼むと晶は黙って頷いた。
午前8時、Rikkaに靖が到着すると祥と璃子が10連発のクラッカーで迎えてくれた。「靖ちゃん、おめでとう。」、「靖君、よかったね。」と祝いの言葉をかけられ、靖は照れながら「ありがとう。けど、新たな問題があってふたりにはいろいろと相談にのってほしいねん。」と表情を引き締め、昨晩の事を話し始めた。
晶の病状は既に肝硬変にまで進んでおり、がん化を心配している事。晶が罹患した経緯。靖が生体肝移植のドナーとして結婚し姻族となった後の移植を申し出たがそれは頑として受け入れてもらえなかった事。その背景に拓也の罹患と実の父がドナーとして肝臓摘出術中の事故がきっかけで逝去した事等、ありのままに語った。
「どうか、晶さんに俺の肝臓を受け入れてもらえるよう、フォローして欲しいねん。ふたりには知っておいて欲しいねんけど、俺は予知夢の中で来年3月27日に死ぬ夢を見た。丁寧に3月28日の俺の葬式の夢まで見たんや。残された時間は5か月…。その予知夢がほんまもんになったとすれば、晶さんより先に俺はこの世に居れへんようになってしまう。晶さんも肝臓がんに移行してしもたら、あと1年無いかもしれへん。俺はふたりして死ぬ事は無いと思ってる。何とか晶さんだけは元気に長生きして欲しいと思ってるんで…。」
後半は涙がぽろぽろと落ち、垂れてくる鼻水をすする音で声がかき消されてしまうような弱弱しい靖の言葉に璃子が提案した。
「サプライズで私達で店長と靖君の結婚式しちゃいましょう!店が終わった午前0時スタートで馴染みのお客さんも声をかけて身内で結婚式と披露宴やりましょう!ドレスはちょこちょこ飲みに来てくれる商店街の中にある写真館さんに言えばレンタルできるし、そこのおっちゃんに記念の結婚写真も頼めるわな。」
「ええな、それ!俺からは靖ちゃんと晶さんに新婚旅行をプレゼントするわ。元カノで旅行代理店の女の子が居るから任せとけ。新婚の幸せを思いっきり感じてもらって「死にたくない」って思わせるようなプランを立てるわな。」
と祥も乗り気になって璃子に続いた。
晶には秘密裏に計画は進められた。靖には11月22日に婚姻届けを出しに行くように祥は提案した。靖は晶の母にこっそりと電話を入れ、当日は門真市駅前のホテルの部屋を予約した。何も知らない晶を除き、19日間は3人で忙しく走り回った。
11月3日未明の結婚の意思確認の後、門真総合病院に靖は同行し、担当医の伊庭から晶の病状を聞いた。「結婚したら肝臓移植は可能なんですよね。」と靖が問いた瞬間、「靖君からの移植は私が拒否します。」と強く言われ取り付く島もなかったが、伊庭は男性から女性への生体肝移植は、女性に対して大きい男性の肝臓を移植するに際しては男性の肝臓の3分の1から5分の2の切除で十分であり、男性側の肝臓も数か月から2、3年で元のサイズに戻る事と、女性側の罹患肝臓を全摘出すれば、完全根治も見込め妊娠も可能であることが説明された。
移植手術のデメリットとしてはお腹に逆「T字」の大きな傷が残る事と生涯免疫抑制剤の服用が必要である事と稀に合併症のリスクがある事が語られた。「合併症」の話が出た瞬間再度「移植は拒否しますのでこれ以上の説明は結構です。」と頑として晶は移植を受け入れなかったのでそれ以上の話にはならなかった。
そして迎えた11月22日土曜日。靖と晶は朝一番で門真市役所に婚姻届けを提出し、正式な夫婦となった。ランチの営業を終えマンションに帰ると、「靖君、短い付き合いになるかもしれないけど、もう一度、お嫁さんになれて嬉しいよ。」と靖を抱きしめフレンチキスを繰り返す晶に「俺も人生最高の日です。一昨日が新月で今晩は月齢1.8日です。これから人生の満月を目指して満たしていきましょうね。」と微笑み、ベッドに倒れこんだ。
夜の部は天気も良かったこともあり客が多く訪れた。いつもの土曜日と違ったのは夜11時を過ぎてからの馴染み客が増え閉店の午前0時を前にしても満席だった事だ。バックヤードに璃子が持ち込んだ白いレース生地が覗く大きな紙袋が晶の興味を引いたが、璃子は「あー、それは内緒です。」とはぐらかすだけでその中身が何なのかはわからなかった。マンションを出るときに靖から「指輪を買ったお店から石の留め具に不具合があったって連絡があったので、一度、指輪は返してもらっていいですか?」と言われ返した事も何か引っかかってはいたが店の忙しさに忙殺されて尋ねる時間はなかった。
そんな中、午後11時半に突然現れた黒い留袖姿の母の姿に晶は焦った。「いや、近くで祝い事があったの。ついでにあんたと一緒になってくれるっていう靖さんに一度挨拶させてもらおうと思ってね。」と一言交わしただけであとは璃子が晶の母を接待した。バックヤードにいる靖は指輪と祥と璃子が選んでくれたサプライズプレゼントをポケットに入れセリフを反芻していた。午後11時45分、突然、璃子が晶をバックヤードに引き込み紙袋を開けた。
婚姻届にふたりで判を押し、婚約指輪を晶の左手の薬指に差し入れた後、久しぶりに靖と晶は身体を重ねた。ともに泣きながらのプレイの最中に晶は100回は「「ごめんね。」と言い、靖は「そんなこと言わないでください。」、「大丈夫です」、「今まで通りで満足ですよ。」と101回、取り繕い、慰め、やさしい言葉をかけた。
最後は晶は泣き疲れて眠ってしまい、靖は晶の手を握り小さな声で「どうか、俺の肝臓を受け入れてください。来年の春、晶さんより先に俺がいなくなるかもしれないんですよ。俺の生きてきた証として、そして晶さんの未来の為にどうか俺の気持ちを受け取ってほしいです…。」と囁き、どうすれば晶の心を開かせることができるのかを考えていると眠れないまま朝を迎えた。
朝7時、まだ眠っている晶をベッドに残し、記名捺印済みの「結婚届」が置かれたリビングに行き祥に電話を入れた。祥は「結婚届」の記名に晶が同意してくれたことを大いに喜んでくれた。「今日のチラシ配布は休みにして店で話しできるかな。璃子ちゃんにも報告したらなあかんしな。じゃあ、8時にRikkaでな。」と祥と約束をすると、ガラスケのイラストの入った記入済みの結婚届をスマホで写真に撮った。
晶の朝食の準備を済ますと、寝室に行き晶を起こした。「晶さん、おはようございます。ちょっと早いですけどお店に行ってきます。祥ちゃんにきちんと報告しておかないといけないですからね。」と告げるとおでこに軽いキスをして出かけようとすると、晶が靖の手を掴んだ。ぐっと靖を引き寄せて、恥ずかしそうな表情で「本当に私なんかでいいの…。」とだけ尋ねた。靖は「もちろんですよ。晶さんは俺にとって最高の女性ですから。これから一緒に頑張りましょう。」と答えると唇を重ねた。
「あっ、晶さんのお母さんにも結婚の事、話しておいてくださいね。」
と靖は晶に頼むと晶は黙って頷いた。
午前8時、Rikkaに靖が到着すると祥と璃子が10連発のクラッカーで迎えてくれた。「靖ちゃん、おめでとう。」、「靖君、よかったね。」と祝いの言葉をかけられ、靖は照れながら「ありがとう。けど、新たな問題があってふたりにはいろいろと相談にのってほしいねん。」と表情を引き締め、昨晩の事を話し始めた。
晶の病状は既に肝硬変にまで進んでおり、がん化を心配している事。晶が罹患した経緯。靖が生体肝移植のドナーとして結婚し姻族となった後の移植を申し出たがそれは頑として受け入れてもらえなかった事。その背景に拓也の罹患と実の父がドナーとして肝臓摘出術中の事故がきっかけで逝去した事等、ありのままに語った。
「どうか、晶さんに俺の肝臓を受け入れてもらえるよう、フォローして欲しいねん。ふたりには知っておいて欲しいねんけど、俺は予知夢の中で来年3月27日に死ぬ夢を見た。丁寧に3月28日の俺の葬式の夢まで見たんや。残された時間は5か月…。その予知夢がほんまもんになったとすれば、晶さんより先に俺はこの世に居れへんようになってしまう。晶さんも肝臓がんに移行してしもたら、あと1年無いかもしれへん。俺はふたりして死ぬ事は無いと思ってる。何とか晶さんだけは元気に長生きして欲しいと思ってるんで…。」
後半は涙がぽろぽろと落ち、垂れてくる鼻水をすする音で声がかき消されてしまうような弱弱しい靖の言葉に璃子が提案した。
「サプライズで私達で店長と靖君の結婚式しちゃいましょう!店が終わった午前0時スタートで馴染みのお客さんも声をかけて身内で結婚式と披露宴やりましょう!ドレスはちょこちょこ飲みに来てくれる商店街の中にある写真館さんに言えばレンタルできるし、そこのおっちゃんに記念の結婚写真も頼めるわな。」
「ええな、それ!俺からは靖ちゃんと晶さんに新婚旅行をプレゼントするわ。元カノで旅行代理店の女の子が居るから任せとけ。新婚の幸せを思いっきり感じてもらって「死にたくない」って思わせるようなプランを立てるわな。」
と祥も乗り気になって璃子に続いた。
晶には秘密裏に計画は進められた。靖には11月22日に婚姻届けを出しに行くように祥は提案した。靖は晶の母にこっそりと電話を入れ、当日は門真市駅前のホテルの部屋を予約した。何も知らない晶を除き、19日間は3人で忙しく走り回った。
11月3日未明の結婚の意思確認の後、門真総合病院に靖は同行し、担当医の伊庭から晶の病状を聞いた。「結婚したら肝臓移植は可能なんですよね。」と靖が問いた瞬間、「靖君からの移植は私が拒否します。」と強く言われ取り付く島もなかったが、伊庭は男性から女性への生体肝移植は、女性に対して大きい男性の肝臓を移植するに際しては男性の肝臓の3分の1から5分の2の切除で十分であり、男性側の肝臓も数か月から2、3年で元のサイズに戻る事と、女性側の罹患肝臓を全摘出すれば、完全根治も見込め妊娠も可能であることが説明された。
移植手術のデメリットとしてはお腹に逆「T字」の大きな傷が残る事と生涯免疫抑制剤の服用が必要である事と稀に合併症のリスクがある事が語られた。「合併症」の話が出た瞬間再度「移植は拒否しますのでこれ以上の説明は結構です。」と頑として晶は移植を受け入れなかったのでそれ以上の話にはならなかった。
そして迎えた11月22日土曜日。靖と晶は朝一番で門真市役所に婚姻届けを提出し、正式な夫婦となった。ランチの営業を終えマンションに帰ると、「靖君、短い付き合いになるかもしれないけど、もう一度、お嫁さんになれて嬉しいよ。」と靖を抱きしめフレンチキスを繰り返す晶に「俺も人生最高の日です。一昨日が新月で今晩は月齢1.8日です。これから人生の満月を目指して満たしていきましょうね。」と微笑み、ベッドに倒れこんだ。
夜の部は天気も良かったこともあり客が多く訪れた。いつもの土曜日と違ったのは夜11時を過ぎてからの馴染み客が増え閉店の午前0時を前にしても満席だった事だ。バックヤードに璃子が持ち込んだ白いレース生地が覗く大きな紙袋が晶の興味を引いたが、璃子は「あー、それは内緒です。」とはぐらかすだけでその中身が何なのかはわからなかった。マンションを出るときに靖から「指輪を買ったお店から石の留め具に不具合があったって連絡があったので、一度、指輪は返してもらっていいですか?」と言われ返した事も何か引っかかってはいたが店の忙しさに忙殺されて尋ねる時間はなかった。
そんな中、午後11時半に突然現れた黒い留袖姿の母の姿に晶は焦った。「いや、近くで祝い事があったの。ついでにあんたと一緒になってくれるっていう靖さんに一度挨拶させてもらおうと思ってね。」と一言交わしただけであとは璃子が晶の母を接待した。バックヤードにいる靖は指輪と祥と璃子が選んでくれたサプライズプレゼントをポケットに入れセリフを反芻していた。午後11時45分、突然、璃子が晶をバックヤードに引き込み紙袋を開けた。
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