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「怒りの電流」
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「怒りの電流」
「焼肉みんなハッピー」のあった場所の土地活用を計画していた中村不動産を巻き込み、共立組の構成員や関係者による「生レバー」、「生ユッケ」の提供など無茶を言って通す実績を作った後に、加藤と関連性の薄い人間を集め、「焼肉みんなハッピー」での「集団食中毒」を装ったのだった。共立組に関わる金融業者に借り入れのある個人医に偽の食中毒の診断書を書かせ、保健所に届け出た。
生肉の違法提供等の事実も重なり、「焼肉みんなハッピー」は長期の営業停止となり、浅川の計画通り加藤は窮した。
利益の大半を「ハッピーハウス」に寄付し、折からの世界的な流行り病による外食自粛ムードや半強制的な夜間の営業自粛で財政面でぎりぎりの営業を行っていた加藤に休業期間を乗り越える財力は無く浅川の意図通り廃業した。加藤が施設に援助を続けるには、それまでに加藤が「福祉事業」に寄付をしていることを聞いていた岡山の誘いにのるしかなかった。やむを得ず加藤は共立組の「シマ」の飲食店の用心棒となった。
腕っぷしが強いが、極力、争いごとを避ける知識と知恵を持った加藤のスタイルを気に入った浅川は加藤をかわいがった。浅川が加藤に手渡す小遣いは右から左に「ハッピーハウス」へ送られていることを知った浅川は、自利を捨て他利に殉ずる準構成員である加藤を自分の子分に欲しくなり、岡山を仲介として「盃」事を計画した。
そんな頃、本田多恵が交通事故に遭い足を悪くしてしまい、施設は新しい所長を迎え入れざるを得ず、経営が厳しくなっていることを知っていた加藤に「お前さんが金を入れてる施設にもっと金を送ってやる方法があるんだが…。」と浅川は甘い誘いをかけた。
浅川が加藤に持ちかけたのは、他の反社が収入源とする福祉事業を食い物にする「えせ福祉事業者」であったり、それらを裏で糸を引く「一般人の仮面」をつけた「地権者」や「金主」からの金品の奪取だった。
浅川は「闇バイト」と「暴力団対策法」の規制外の「半愚連集団」を加藤に組織化させ、裏で操るノウハウをもっていた。加藤に地域内外の略奪対象者のリストを与え、対象者の行動管理する方法を与えた。
「悪い奴から弱い奴に金を還流する仕事と思えばいい。まあ、収益の分配方法と組織の組み方によっては、お前は「頭脳」を回す事だけが仕事や。直接、手を下す必要はあれへん。これは、頭の悪い岡山には任せられへん仕事や。
報酬は「略奪物」の半分は俺で半分はお前や。お前はその半分の半分をお前の手下に、そしてその手下はその半分を…。そういうシステムを組んで、「殺し」、「強盗」は「無し」という事を売りにすれば、なんぼでも「闇バイト」は集まる。まあ、いっぺんやってみたら、やめられへんようになるぞ。
10件ほど、実績積んだら、俺の盃を下ろしたるから、せいぜい頑張るんやな!」
そこから半年、加藤は対象者を調べ、行動パターンを研究した。盗聴器や隠しカメラのハイテク機器を活用し、対象者の周辺人物を買収し、その行動を把握するだけでなくコントロールできるようになった。
物件の立地や、対象者の留守が確定できれば実行は「闇バイト」で十分だった。「闇バイト」を束ねる連絡係と、侵入の際の鍵の破壊役さえ鍛えれば事は易かった。浅川から「汚い金やから、警察に届けへん奴もおるから、そういう奴を狙うんやで。」と言われ、飲み屋のホステスや対象者の周りの金銭的困窮者たちをアンテナにした。
「お前、10万やるから、スケベ親父と1泊温泉でも行ってこいや。」、「ちょっと離れたゴルフコースでのプレイとその近くのレストランでの夕食をおっさんにねだれ!それだけで5万やったらええ仕事やろ。」、「1万やるからデイサービスに行く曜日と時間を聞き出せ。ショートステイに行く日がわかればなおええ。」とホステスや飲食店主に個別に策を立て、実績を積み上げていった。そんな中、加藤が両腕として使ったのが、「2代目デビルタイガー」こと村上亮と「キクタアキオ」こと田口拓也だった。
浅川によって与えられた「偽善者」のリストから対象者は決められ、「空き巣狙い」を繰り返すも、警察に届けが出される数は少なかったことが、加藤の「正義感」を麻痺させていった。
共立組の「シノギ」とは別に入る浅川の金は加藤の頑張りに比例して増え、組内の立場は上がった。その結果、加藤を浅川の子分にする「盃」事が無事に共立組組長から認められた。浅川と親子の盃をかわすと同時に、岡山と加藤との「兄弟盃」をかわすことに決まった。しかし、「兄弟盃」は岡山の期待した「7対3」や最悪「6対4」ではなく、「4対6」で加藤が上の貫目となっていた。
岡山はふてくされ、加藤を飲みに誘った。
「くっそーっ、なんで新参者のお前が俺より上の貫目やねん。」と絡む岡山に「はいはい、俺からも「兄弟盃」については、岡山さんを上にしてもらうように言いますから。」ととりなすも、「お前ごときが組長や兄貴の決定事項をひっくり返せるかい!」さんざん愚痴を言いつつ加藤に絡んだ。岡山は酒を飲み続け、ついに言ってはならないことを口にしてしまった。
「お前の焼き肉屋を潰したんは、浅川の兄貴や。あの食中毒事件は兄貴が仕組んだんや!それに、お前の育った孤児院の婆を交通事故に遭わせたんも兄貴の仕込みや。それも知らんとそんな兄貴からお前は「盃」もらうって、ほんまめでたい奴やのう!」
岡山の言葉で加藤に一気に「怒りの電流」が流れた。べろべろに酔った岡山の襟元を締め付け、文字通りすべてを「ゲロ」させた。我を忘れた加藤は岡山をぼこぼこにしばき倒し、その足で浅川の行きつけの店へ向かった。
共立組のシマのラウンジでお気に入りのホステスを前に、機嫌よく飲んでいた浅川に加藤は「岡山さんに聞いたんですけど、俺の店の食中毒も「ハッピーハウス」の所長の事故も兄貴の仕込みやったんですか!」とダイレクトに尋ねた。何も答えない浅川に加藤は岡山から聞いたすべてをぶつけた。
「まあ、落ち着けや。あのあほ、全部言うてしもたんかいな…。まあ、来週の「盃」事が済んだら、お前も組の幹部候補生や。俺が「頭」と入れ替わるようなことがあれば、お前は「若頭補佐」や。これから、「ええ思い」させたるからだまって俺についてきたらええんや。」
ドライに呟く浅川の言葉に再び加藤の身体全体に「怒りの電流」が流れた。女や他の客の前で一方的に浅川に拳を入れ、血まみれにした。泡を吹いて床に倒れた浅川に馬乗りになり拳を入れ続ける加藤に若手組員たちが複数で取り押さえようとするが、次から次へやられるだけだった。
浅川を含め8人の組員を加藤一人で血祭りにあげ、「もう俺はやめる!金輪際、俺の前に顔を出すんじゃねえ!」と言い残し、加藤は店を出た。怒りにかられた加藤の背を追う勇気のある組員は一人もいなかった。
加藤は下宿に帰り、後の報復もあり得ると、暫く身構えていたが「幹部組員が、8人がかりで素人の準構成員にボコられた」とは言い出せない渡世の中で、加藤に報復の手が伸びることはなかった。風の噂で岡山は「小指」を詰めさせられた上に、「破門」されたと聞いた。
加藤は、手元に残った浅川から預かりの「悪事」で「金をため込んだ者」のリストをもとに、村上と田口を使い「空き巣狙い」を繰り返した。「対象者」への加害行為や「一般人」への「空き巣狙い」は決してやらず、いつぞや加藤は半愚連組織内で本物のやくざすら食い殺す「デビルタイガー」と呼ばれるようになった。
そして加藤は上納が無くなった分、手取りが増えた犯罪による資金ではあるが「金に貴賎なし」と自らに言い聞かせ、「ハッピーハウス」だけでなく周辺の貧しい福祉事業者への匿名の援助を続けたというところまでが稀世から語られた。
「へー、加藤はまるで令和の「鼠小僧次郎吉」やな。悪い奴しか狙わんし、決して人を殺めへんってか!」太田が感心して頷いていた。
メディアプロダクトのメンバーも口々に加藤の本性と事件の本当の背景を知り、警察の記者会見で分からなかった部分を埋めていった。
「ところで、稀世ちゃん、加藤の両腕やった村上と田口はなんで裏切ったんや?本田多恵の家を襲うときは、少なくとも本人は居ることはわかってて行ってんねやろ?ましてや、加藤の指示や無いんやったらどういうことなんや?」
太田が思い起こしたように、稀世に問うと
「はい、公表はされてませんが、浅川が村上と田口を見つけ出して加藤を裏切らせたんです。
「所詮加藤は「素人」や。やり方が甘いし、いずれは警察に目をつけられよる。逮捕されたら平気でお前らの事も警察に売りよるから、今後は俺についてこい。そうすれば、今の4倍は儲けさせたるで。」
って話を持ち込んで、後の「撲殺場所擬装」と「本田多恵さん殺し」を加藤に擦りつけるシナリオを二人に与えたんです…。浅川としたら、この3年弱の間、ずっと加藤に仕返しするチャンスをうかがってたんでしょうね…。」
と元気なく答えた。
稀世の言葉を受けて太田も呟いた。
「うーん、そこは「やくざ」やな。浅川は加藤にやられたことを表沙汰にはなれへんかったとはいえ、思いっきり「メンツ」を潰されたんやもんなぁ…。五年越しの復讐か…。まさに「マムシ」やな…。」
「焼肉みんなハッピー」のあった場所の土地活用を計画していた中村不動産を巻き込み、共立組の構成員や関係者による「生レバー」、「生ユッケ」の提供など無茶を言って通す実績を作った後に、加藤と関連性の薄い人間を集め、「焼肉みんなハッピー」での「集団食中毒」を装ったのだった。共立組に関わる金融業者に借り入れのある個人医に偽の食中毒の診断書を書かせ、保健所に届け出た。
生肉の違法提供等の事実も重なり、「焼肉みんなハッピー」は長期の営業停止となり、浅川の計画通り加藤は窮した。
利益の大半を「ハッピーハウス」に寄付し、折からの世界的な流行り病による外食自粛ムードや半強制的な夜間の営業自粛で財政面でぎりぎりの営業を行っていた加藤に休業期間を乗り越える財力は無く浅川の意図通り廃業した。加藤が施設に援助を続けるには、それまでに加藤が「福祉事業」に寄付をしていることを聞いていた岡山の誘いにのるしかなかった。やむを得ず加藤は共立組の「シマ」の飲食店の用心棒となった。
腕っぷしが強いが、極力、争いごとを避ける知識と知恵を持った加藤のスタイルを気に入った浅川は加藤をかわいがった。浅川が加藤に手渡す小遣いは右から左に「ハッピーハウス」へ送られていることを知った浅川は、自利を捨て他利に殉ずる準構成員である加藤を自分の子分に欲しくなり、岡山を仲介として「盃」事を計画した。
そんな頃、本田多恵が交通事故に遭い足を悪くしてしまい、施設は新しい所長を迎え入れざるを得ず、経営が厳しくなっていることを知っていた加藤に「お前さんが金を入れてる施設にもっと金を送ってやる方法があるんだが…。」と浅川は甘い誘いをかけた。
浅川が加藤に持ちかけたのは、他の反社が収入源とする福祉事業を食い物にする「えせ福祉事業者」であったり、それらを裏で糸を引く「一般人の仮面」をつけた「地権者」や「金主」からの金品の奪取だった。
浅川は「闇バイト」と「暴力団対策法」の規制外の「半愚連集団」を加藤に組織化させ、裏で操るノウハウをもっていた。加藤に地域内外の略奪対象者のリストを与え、対象者の行動管理する方法を与えた。
「悪い奴から弱い奴に金を還流する仕事と思えばいい。まあ、収益の分配方法と組織の組み方によっては、お前は「頭脳」を回す事だけが仕事や。直接、手を下す必要はあれへん。これは、頭の悪い岡山には任せられへん仕事や。
報酬は「略奪物」の半分は俺で半分はお前や。お前はその半分の半分をお前の手下に、そしてその手下はその半分を…。そういうシステムを組んで、「殺し」、「強盗」は「無し」という事を売りにすれば、なんぼでも「闇バイト」は集まる。まあ、いっぺんやってみたら、やめられへんようになるぞ。
10件ほど、実績積んだら、俺の盃を下ろしたるから、せいぜい頑張るんやな!」
そこから半年、加藤は対象者を調べ、行動パターンを研究した。盗聴器や隠しカメラのハイテク機器を活用し、対象者の周辺人物を買収し、その行動を把握するだけでなくコントロールできるようになった。
物件の立地や、対象者の留守が確定できれば実行は「闇バイト」で十分だった。「闇バイト」を束ねる連絡係と、侵入の際の鍵の破壊役さえ鍛えれば事は易かった。浅川から「汚い金やから、警察に届けへん奴もおるから、そういう奴を狙うんやで。」と言われ、飲み屋のホステスや対象者の周りの金銭的困窮者たちをアンテナにした。
「お前、10万やるから、スケベ親父と1泊温泉でも行ってこいや。」、「ちょっと離れたゴルフコースでのプレイとその近くのレストランでの夕食をおっさんにねだれ!それだけで5万やったらええ仕事やろ。」、「1万やるからデイサービスに行く曜日と時間を聞き出せ。ショートステイに行く日がわかればなおええ。」とホステスや飲食店主に個別に策を立て、実績を積み上げていった。そんな中、加藤が両腕として使ったのが、「2代目デビルタイガー」こと村上亮と「キクタアキオ」こと田口拓也だった。
浅川によって与えられた「偽善者」のリストから対象者は決められ、「空き巣狙い」を繰り返すも、警察に届けが出される数は少なかったことが、加藤の「正義感」を麻痺させていった。
共立組の「シノギ」とは別に入る浅川の金は加藤の頑張りに比例して増え、組内の立場は上がった。その結果、加藤を浅川の子分にする「盃」事が無事に共立組組長から認められた。浅川と親子の盃をかわすと同時に、岡山と加藤との「兄弟盃」をかわすことに決まった。しかし、「兄弟盃」は岡山の期待した「7対3」や最悪「6対4」ではなく、「4対6」で加藤が上の貫目となっていた。
岡山はふてくされ、加藤を飲みに誘った。
「くっそーっ、なんで新参者のお前が俺より上の貫目やねん。」と絡む岡山に「はいはい、俺からも「兄弟盃」については、岡山さんを上にしてもらうように言いますから。」ととりなすも、「お前ごときが組長や兄貴の決定事項をひっくり返せるかい!」さんざん愚痴を言いつつ加藤に絡んだ。岡山は酒を飲み続け、ついに言ってはならないことを口にしてしまった。
「お前の焼き肉屋を潰したんは、浅川の兄貴や。あの食中毒事件は兄貴が仕組んだんや!それに、お前の育った孤児院の婆を交通事故に遭わせたんも兄貴の仕込みや。それも知らんとそんな兄貴からお前は「盃」もらうって、ほんまめでたい奴やのう!」
岡山の言葉で加藤に一気に「怒りの電流」が流れた。べろべろに酔った岡山の襟元を締め付け、文字通りすべてを「ゲロ」させた。我を忘れた加藤は岡山をぼこぼこにしばき倒し、その足で浅川の行きつけの店へ向かった。
共立組のシマのラウンジでお気に入りのホステスを前に、機嫌よく飲んでいた浅川に加藤は「岡山さんに聞いたんですけど、俺の店の食中毒も「ハッピーハウス」の所長の事故も兄貴の仕込みやったんですか!」とダイレクトに尋ねた。何も答えない浅川に加藤は岡山から聞いたすべてをぶつけた。
「まあ、落ち着けや。あのあほ、全部言うてしもたんかいな…。まあ、来週の「盃」事が済んだら、お前も組の幹部候補生や。俺が「頭」と入れ替わるようなことがあれば、お前は「若頭補佐」や。これから、「ええ思い」させたるからだまって俺についてきたらええんや。」
ドライに呟く浅川の言葉に再び加藤の身体全体に「怒りの電流」が流れた。女や他の客の前で一方的に浅川に拳を入れ、血まみれにした。泡を吹いて床に倒れた浅川に馬乗りになり拳を入れ続ける加藤に若手組員たちが複数で取り押さえようとするが、次から次へやられるだけだった。
浅川を含め8人の組員を加藤一人で血祭りにあげ、「もう俺はやめる!金輪際、俺の前に顔を出すんじゃねえ!」と言い残し、加藤は店を出た。怒りにかられた加藤の背を追う勇気のある組員は一人もいなかった。
加藤は下宿に帰り、後の報復もあり得ると、暫く身構えていたが「幹部組員が、8人がかりで素人の準構成員にボコられた」とは言い出せない渡世の中で、加藤に報復の手が伸びることはなかった。風の噂で岡山は「小指」を詰めさせられた上に、「破門」されたと聞いた。
加藤は、手元に残った浅川から預かりの「悪事」で「金をため込んだ者」のリストをもとに、村上と田口を使い「空き巣狙い」を繰り返した。「対象者」への加害行為や「一般人」への「空き巣狙い」は決してやらず、いつぞや加藤は半愚連組織内で本物のやくざすら食い殺す「デビルタイガー」と呼ばれるようになった。
そして加藤は上納が無くなった分、手取りが増えた犯罪による資金ではあるが「金に貴賎なし」と自らに言い聞かせ、「ハッピーハウス」だけでなく周辺の貧しい福祉事業者への匿名の援助を続けたというところまでが稀世から語られた。
「へー、加藤はまるで令和の「鼠小僧次郎吉」やな。悪い奴しか狙わんし、決して人を殺めへんってか!」太田が感心して頷いていた。
メディアプロダクトのメンバーも口々に加藤の本性と事件の本当の背景を知り、警察の記者会見で分からなかった部分を埋めていった。
「ところで、稀世ちゃん、加藤の両腕やった村上と田口はなんで裏切ったんや?本田多恵の家を襲うときは、少なくとも本人は居ることはわかってて行ってんねやろ?ましてや、加藤の指示や無いんやったらどういうことなんや?」
太田が思い起こしたように、稀世に問うと
「はい、公表はされてませんが、浅川が村上と田口を見つけ出して加藤を裏切らせたんです。
「所詮加藤は「素人」や。やり方が甘いし、いずれは警察に目をつけられよる。逮捕されたら平気でお前らの事も警察に売りよるから、今後は俺についてこい。そうすれば、今の4倍は儲けさせたるで。」
って話を持ち込んで、後の「撲殺場所擬装」と「本田多恵さん殺し」を加藤に擦りつけるシナリオを二人に与えたんです…。浅川としたら、この3年弱の間、ずっと加藤に仕返しするチャンスをうかがってたんでしょうね…。」
と元気なく答えた。
稀世の言葉を受けて太田も呟いた。
「うーん、そこは「やくざ」やな。浅川は加藤にやられたことを表沙汰にはなれへんかったとはいえ、思いっきり「メンツ」を潰されたんやもんなぁ…。五年越しの復讐か…。まさに「マムシ」やな…。」
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