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『あなたならどう生きますか?~両想いを確認した直後に「余命半年」の宣告を受けました~』
1-7「緊急搬送」
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「緊急搬送」
時間にして二分ほどだろうか、リング上で大の字になり、ドクターに馬乗りになられ人工呼吸と心臓マッサージを受け続ける稀世。相手選手は、セコンドの肩を借り、コーナーで心配そうに治療を受ける稀世をのぞき込んでいる。まりあは、稀世の頭の横で土下座のような体制で、ひたすら稀世の名前を呼び続けている。
「ゴホッ!」
と稀世がせき込み、身体が小さくはねた。どうやら、呼吸は戻ったようだ。
ドクターはアンビュバックを取り出し、稀世の口に当てがい、ポンピングを続ける。稀世の身体は、再び動かなくなっている。五分ほどで、救急車のサイレンが遠くから聞こえてきた。三朗は、我慢が利かず、観客席とリング下を分ける柵を乗り越え、両手をリング上に伸ばし、頭をロープ下に突っ込みリングサイドから稀世に声をかける。
三人の救急隊員が、白い担架をもって観客入場口から駆け込んできた。ドクターが救急隊員に
「約七分前、後頭部打撲、心マ、人工呼吸で四分前自発呼吸再開、意識いまだ戻らず、脳震盪状態。おそらく左肩脱臼」
と叫ぶのが三朗の耳に届いた。救急隊員が、まりあに「だれか、付き添いお願いします。」と言っていた。まりあは、三朗と目が合うと同時に、三朗の元に来て
「サブちゃん、ごめん、稀世に付き添って病院へ行ってちょうだい。できれば、私が行きたいところやけど、今日のマッチメイク上、私が行くことはでけへんから。サブちゃんしか頼られへんのよ。終わり次第すぐ、私も行くから、お願い!」
と泣きながら、三朗の両手を握り、懇願した。
「は、はい。ぼ、僕行きます。な、何かあったら、すぐ連絡します。」
とまりあに応えると、救急隊員から
「もう出ます。急いでください。」
と言われた。ふたりが担架を担ぎ、ひとりがアンビュバックを押し続けている。
「はい、僕が同行します。」
とだけ言い、三朗は、救急隊員の後を駆け足でついていった。
体育館正面入り口前に、赤い回転灯を点滅させた救急車が停まっていた。運転手が、既に搬入先の病院の手配をしていたようで、稀世をストレッチャーに移し、救急車に乗せると、救急隊員のひとりは助手席に、ふたりは、三朗といっしょに後部ハッチから乗り込み、ストレッチャーの横のベンチシートに座った。救急隊員に促されるように、稀世の右手を両手で握って
「稀世さん、しっかり・・・。頑張って・・・。」
と声をかけ続けた。
体育館から、線路を挟んで反対側の緊急指定の総合病院まで一分で着いた。救急車用の入り口には、高齢医師とふたりの看護師、映像技師が待機していた。白衣の医師を目にして三朗の心拍数が一気に上昇した。根拠のない不安感が立ち上がり、喉元にすっぱいものが上がってきた。稀世は、いまだ意識を取り戻していない。おろおろする三朗の周りで、てきぱきと救急隊員はストレッチャーを降ろし、担当医師に状況を伝えると、ものの三分で現場を去っていった。
緊急用の入り口で、ひとり残された三朗に、
「今から、診察、レントゲン撮影、CT撮影、そしておそらくMRIを取ることになります。診察の同意書にサインお願いします。」
と中年の看護師がA4の黒いバインダーとそれに挟まれた同意書とボールペンを突き出した。
三朗は、稀世の名前と生年月日を患者欄に、同意者の欄に自分のサインをして、三朗の携帯電話の番号を緊急連絡先欄に記入し、看護師に渡した。
「患者さんに何か既往症はありますか?」
「いや、僕の知っている限りでは、たぶんないと思いますが…。現役のプロレスラーですし…。」
「総合体育館での事故と聞いています。検査に今から三十分ほどはかかりますので、健康保険証とか取ってくることはできますか?」
「はい、行ってみます。」
「では、お願いします。お戻りになられましたら、日曜日で正面玄関は閉まっていますので、救急外来用の入り口で守衛の者に声をかけてもらって、総合受付までお越しください。」
と早口でまくしたて、病院内に走っていった。
(えーと、まずは、体育館戻って、まりあさんに報告して、更衣室で稀世さんの保険証探してもらって、まりあさんの携帯聞いて、ここに戻ってくる・・・)で間違いないかな。と三回自問自答して、体育館へ走った。
二分ほどで体育館に着き、関係者用の入り口から大阪ニコニコプロレスの控室に走った。コンコンコンとドアをノックし声をかけた。
「三朗です。入っていいですか?」
ドアは、すぐ開き、まりあが出てきた。
「サブちゃん、ごめんね。稀世どう?意識戻った?どこの病院?」
と三朗の両腕をがっしりと掴み、早口で聞いてきた。
「意識はまだ戻っていません。病院は、線路向かいで歩いても五分かからない救急指定の門真総合病院です。今、レントゲンとCTとか取っているところだと思います。看護師さんから、稀世さんの健康保険証があれば、持ってきてほしいって言われてますので、稀世さんの荷物の確認お願いします。あと、連絡とるのにまりあさんの携帯教えてくれませんか?」
「ちょっと待ってね。ちょっと、夏子!ロッカー行って、稀世の荷物からあの子のリュック取ってきて。健康保険証がいるんだって。たぶん、財布に入ってると思うから。
そんでサブちゃん、電話出して。私の携帯は、090―××××―□□□□だから、コール一回鳴らして。」
三朗がコールをかけ、アドレス帳に「まりあさん」と登録した。廊下の奥から、大きな歓声が上がった。研修生の陽菜から、
「まりあさん、セミファイナル終わりました。出番ですよ。」
と声がかかった。稀世と仲良しの中堅レスラーが、稀世のものと思われるリュックを持ってきた。まりあは、リュックを三朗に渡し、言った。
「たぶん、表のポケットに稀世の財布入ってると思うから、見てやって。そんで、ごめんね、サブちゃん。面倒かけるけど、稀世についていてやってんか。私もすぐにでも病院に飛んでいきたいんやけど、ニコニコプロレスを支える立場として、どうしようもない状況やねん。サブちゃん、頼りにさせたってな。」
「まりあさん、時間です!」
と陽菜から声をかけられ、まりあは、何度も三朗を振り返りながら、リングへ向かう廊下を歩いて行った。三朗は、病院に向かおうとしたが、稀世の同僚レスラーから、稀世の状況を聞かれたのでまりあに答えたことと同様に話し、「急ぎ病院に戻らないといけないんで。」とその場を離れた。
時間にして二分ほどだろうか、リング上で大の字になり、ドクターに馬乗りになられ人工呼吸と心臓マッサージを受け続ける稀世。相手選手は、セコンドの肩を借り、コーナーで心配そうに治療を受ける稀世をのぞき込んでいる。まりあは、稀世の頭の横で土下座のような体制で、ひたすら稀世の名前を呼び続けている。
「ゴホッ!」
と稀世がせき込み、身体が小さくはねた。どうやら、呼吸は戻ったようだ。
ドクターはアンビュバックを取り出し、稀世の口に当てがい、ポンピングを続ける。稀世の身体は、再び動かなくなっている。五分ほどで、救急車のサイレンが遠くから聞こえてきた。三朗は、我慢が利かず、観客席とリング下を分ける柵を乗り越え、両手をリング上に伸ばし、頭をロープ下に突っ込みリングサイドから稀世に声をかける。
三人の救急隊員が、白い担架をもって観客入場口から駆け込んできた。ドクターが救急隊員に
「約七分前、後頭部打撲、心マ、人工呼吸で四分前自発呼吸再開、意識いまだ戻らず、脳震盪状態。おそらく左肩脱臼」
と叫ぶのが三朗の耳に届いた。救急隊員が、まりあに「だれか、付き添いお願いします。」と言っていた。まりあは、三朗と目が合うと同時に、三朗の元に来て
「サブちゃん、ごめん、稀世に付き添って病院へ行ってちょうだい。できれば、私が行きたいところやけど、今日のマッチメイク上、私が行くことはでけへんから。サブちゃんしか頼られへんのよ。終わり次第すぐ、私も行くから、お願い!」
と泣きながら、三朗の両手を握り、懇願した。
「は、はい。ぼ、僕行きます。な、何かあったら、すぐ連絡します。」
とまりあに応えると、救急隊員から
「もう出ます。急いでください。」
と言われた。ふたりが担架を担ぎ、ひとりがアンビュバックを押し続けている。
「はい、僕が同行します。」
とだけ言い、三朗は、救急隊員の後を駆け足でついていった。
体育館正面入り口前に、赤い回転灯を点滅させた救急車が停まっていた。運転手が、既に搬入先の病院の手配をしていたようで、稀世をストレッチャーに移し、救急車に乗せると、救急隊員のひとりは助手席に、ふたりは、三朗といっしょに後部ハッチから乗り込み、ストレッチャーの横のベンチシートに座った。救急隊員に促されるように、稀世の右手を両手で握って
「稀世さん、しっかり・・・。頑張って・・・。」
と声をかけ続けた。
体育館から、線路を挟んで反対側の緊急指定の総合病院まで一分で着いた。救急車用の入り口には、高齢医師とふたりの看護師、映像技師が待機していた。白衣の医師を目にして三朗の心拍数が一気に上昇した。根拠のない不安感が立ち上がり、喉元にすっぱいものが上がってきた。稀世は、いまだ意識を取り戻していない。おろおろする三朗の周りで、てきぱきと救急隊員はストレッチャーを降ろし、担当医師に状況を伝えると、ものの三分で現場を去っていった。
緊急用の入り口で、ひとり残された三朗に、
「今から、診察、レントゲン撮影、CT撮影、そしておそらくMRIを取ることになります。診察の同意書にサインお願いします。」
と中年の看護師がA4の黒いバインダーとそれに挟まれた同意書とボールペンを突き出した。
三朗は、稀世の名前と生年月日を患者欄に、同意者の欄に自分のサインをして、三朗の携帯電話の番号を緊急連絡先欄に記入し、看護師に渡した。
「患者さんに何か既往症はありますか?」
「いや、僕の知っている限りでは、たぶんないと思いますが…。現役のプロレスラーですし…。」
「総合体育館での事故と聞いています。検査に今から三十分ほどはかかりますので、健康保険証とか取ってくることはできますか?」
「はい、行ってみます。」
「では、お願いします。お戻りになられましたら、日曜日で正面玄関は閉まっていますので、救急外来用の入り口で守衛の者に声をかけてもらって、総合受付までお越しください。」
と早口でまくしたて、病院内に走っていった。
(えーと、まずは、体育館戻って、まりあさんに報告して、更衣室で稀世さんの保険証探してもらって、まりあさんの携帯聞いて、ここに戻ってくる・・・)で間違いないかな。と三回自問自答して、体育館へ走った。
二分ほどで体育館に着き、関係者用の入り口から大阪ニコニコプロレスの控室に走った。コンコンコンとドアをノックし声をかけた。
「三朗です。入っていいですか?」
ドアは、すぐ開き、まりあが出てきた。
「サブちゃん、ごめんね。稀世どう?意識戻った?どこの病院?」
と三朗の両腕をがっしりと掴み、早口で聞いてきた。
「意識はまだ戻っていません。病院は、線路向かいで歩いても五分かからない救急指定の門真総合病院です。今、レントゲンとCTとか取っているところだと思います。看護師さんから、稀世さんの健康保険証があれば、持ってきてほしいって言われてますので、稀世さんの荷物の確認お願いします。あと、連絡とるのにまりあさんの携帯教えてくれませんか?」
「ちょっと待ってね。ちょっと、夏子!ロッカー行って、稀世の荷物からあの子のリュック取ってきて。健康保険証がいるんだって。たぶん、財布に入ってると思うから。
そんでサブちゃん、電話出して。私の携帯は、090―××××―□□□□だから、コール一回鳴らして。」
三朗がコールをかけ、アドレス帳に「まりあさん」と登録した。廊下の奥から、大きな歓声が上がった。研修生の陽菜から、
「まりあさん、セミファイナル終わりました。出番ですよ。」
と声がかかった。稀世と仲良しの中堅レスラーが、稀世のものと思われるリュックを持ってきた。まりあは、リュックを三朗に渡し、言った。
「たぶん、表のポケットに稀世の財布入ってると思うから、見てやって。そんで、ごめんね、サブちゃん。面倒かけるけど、稀世についていてやってんか。私もすぐにでも病院に飛んでいきたいんやけど、ニコニコプロレスを支える立場として、どうしようもない状況やねん。サブちゃん、頼りにさせたってな。」
「まりあさん、時間です!」
と陽菜から声をかけられ、まりあは、何度も三朗を振り返りながら、リングへ向かう廊下を歩いて行った。三朗は、病院に向かおうとしたが、稀世の同僚レスラーから、稀世の状況を聞かれたのでまりあに答えたことと同様に話し、「急ぎ病院に戻らないといけないんで。」とその場を離れた。
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