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『あなたならどう生きますか?~両想いを確認した直後に「余命半年」の宣告を受けました~』
1-25「結納の品」
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「結納の品」
午後四時、暴走トラックのような勢いで直が店に飛び込んできた。
「三朗、稀世ちゃん、「デンジャラスまりあ」居てるか?日曜日で、公民館抑えてきたで。商店会側の参加者もほぼ決まった。今日の六時半からこの店で結納の儀、七時から、お披露目会するで。」
「今、降ります。ちょっと待ってください。」
三朗の声が二階からして、バタバタと降りてきた。
「お疲れ様です。直さん。それにしても、たった二時間でそこまで決めてきはったんですか?稀世さんとまりあさん、団体のみんなに連絡とってますんで、ちょっと待ったって下さい。
ひとりひとり、お祝いの言葉もらったりで、なかなか進まないんですよ。あと、まりあさんからですけど、毎回「デンジャラスまりあ」って呼ばずに「まりあ」って呼んでくれるよう言っておいてくださいとの伝言です。」
「よし、まりあちゃんの件はわかった。それにしても三朗、「たった二時間」ってなんや。「善は急げ」ちゅう言葉知らんのか。だからお前はあほボンやねん。それは、さておき、ちょっと耳貸せ。」
何を言われるのかびくびくしながら三朗は直に耳を貸した。
「えっ、改めて、なんですか?」
「どうせ、おまえの事やから、ろくに貯金もあれへんやろうし、指輪買ったる甲斐性もあれへんやろ。どうや?」
「はい、そこまで考えてなかったってこともありますけど、どうしたらええんですかね。」
「そこでや、三朗のお母ちゃんの指輪と真珠のネックレス、まだ置いてるやろ。あれな、おまえの親父さんも、いざ結婚するっていうとき金無くてな、わしがプレゼントしたった物なんや。なかなかのええ代物やねんで。お前が持っててもしゃあないから、それを稀世ちゃんにあげるのがええと思うんやけど、ええか?」
直は真剣な表情で三朗の眼をじっと見つめた。
「僕は、かまいませんよ。おかんも大事にしてたものですから、稀世さんが使ってくれたらうれしいです。」
「よっしゃ、じゃあ、今から先に取って来い。きれいに、クリーニングして結納までにパッケージしてくるわ。それと、「するめ」と「こんぶ」は店にあるよな?」
「昆布はなんぼでもあります。するめはあたりめ?それとも裂きイカですか?」
三朗は何を聞かれているのかわからず答えた。
「あほか、おまえは。どこに裂きイカ結納で使うやつおんねん。きちんと烏賊の形した干し烏賊や。」
「は、はい。大丈夫です。それが?」
「結納で使うんや、今すぐ出せ。そんで、稀世ちゃんの着物選ぶのにサイズが必要やから、首の付け根、要は肩口から足首までの寸法と足のサイズ聞いてきてくれ。六時に着物持ってくるから、そっからわしが着付けするから、忘れんようにトイレ行っとくように伝えておけよ。
ほら、メジャー貸したるから、三分で用意せえ。あと、稀世ちゃんとまりあちゃんに七時からのお披露目会に呼ぶ人おったら声かけてもろとけ。急げよ。」
「はい。」
三朗は、あわてて、二階に上がり、稀世とまりあに直からの要望を伝えた。母親の鏡台から、指輪とネックレスを出す間に、まりあが採寸して、サイズを書いたメモを三朗に渡した。お披露目会は、社長と夏子が電車で来て、帰りはまりあの車で帰ることに決めたとの事だった。三朗は、慌てて、厨房に降り、昆布とするめを袋に入れて、指輪とネックレスといっしょに直に渡した。
「お前、何、四分もかかってんねん。まあええわ。ちなみに、今晩は予約客入ってんのか?」
「いえ、今日は予約は無しです。」
「しけてんなぁ…。まあええわ、これ幸いや!じゃあ、またあとで来るから、お披露目会に来てくれた人に出せる、寿司の準備はしとけよ。みんな祝儀持ってきてくれるやろうから、「今日は貸し切り」いう紙、表に貼っとけよ。酒の準備は酒屋の金義にわしから言っとくわ。」
「はい。寿司は大桶で五つ。三十人前くらいあればいいですかねぇ。」
「せやな、足らんかったら、途中で握ってやったらええやろ。じゃあ、またあとでな。」
三十分ほどすると、直が再び大きな荷物を抱えて戻ってきた。稀世とまりあが出迎えた。
「あほボンは?」
「いま、サブちゃん、大桶が足りない言うて、総合体育館に桶の引き取りに行ってます。」
「そうか、じゃあ、あほボンは後にして、稀世ちゃんとまりあちゃんには結納の段取り表、渡しておくわな。まずは、一回読み通してんか。まりあちゃんは稀世ちゃんの親役。わしはあほボンの親役や。
最近では、結納せえへん人が多いみたいやけと、これからの夫婦生活の、いわゆるスタート地点やから、わしはしっかりとやるべきやと思ってる。結納って言うのは、単に両家のあいさつって言うだけじゃなくて、夫婦生活が平安で、末永く続くことを神さんにお願いする儀式でもあるんや。神さんもやることやらんと味方してくれへんよってな。」
「ああそれで、鶴亀の置き物や高砂の人形が出されるんですね。」
まりあが言った言葉に直がすかさず反応した。
「さすが、まりあちゃん。よお、分かってるやないか。鶴亀のように長生きしよな、ってな。鶴亀は千年万年言い寄るけど、実際には鶴の寿命は四十年。長生きの代表のガラパゴスゾウガメでも二百五十年。千年万年って誰が言いだしてんってなもんやな。水増しにほほどがあるわなぁ。笑うでなぁ。
ただ、高砂人形は、「夫婦お互い髪に霜の降るまで」って願いがきちんとあんねん。そうやねん。稀世ちゃんみたいにええ子は、きっと神さんが味方してくれるはずやからな。わしは、きちんと結納せんかったから、旦那は早おに逝ってしもたけどな。結納ないがしろにしたこと、後悔してるわ。」
稀世とまりあは直の話を神妙に聞いた。
「あつ、そんで先に言うとくけど、あほボンは甲斐性あれへんから、貯金そんな持っとれへんねん。だから稀世ちゃんには、結納金の代わりに三朗の母親が使ってた真珠のネックレスを受け取ってほしいねん。指輪も母親のものを使ってほしいって思てんねん。」
直が稀世にぶっきらぼうに言った。
「えっ、そんな大事なものいただけませんよ。サブちゃんのお母さんにも悪いですし。」
「ええねん。今日から、三朗には、母親以上に稀世ちゃんが大事な人になるんや。さっき話して、三朗も納得してる。指輪はサイズがあるから、一度、合わせてみてくれるか?」
直がカバンからクリーニングが終わったばかりの指輪のケースを取り出し、稀世の右手に乗せ、一度自分ではめるよう促した。指が入りきらないであろう予想を裏切って、サイズはピッタリだった。
「これも、何かの縁やな。稀世ちゃん、レスラーやから入れへんことも予想してたけど、ピッタリやんか!きっと、三朗の母親も喜んで祝福してるってことやろ。」
直が、珍しくしんみりと言った。うっすらと目じりに涙が見えた。
「あと、こっちの荷物は、結納の時に使う道具やから、置いといてんか。例の鶴亀や高砂人形入ってるから。あと、まりあちゃん、今日の来客決まったか?」
「はい、うちの社長と稀世の弟子がひとり来ます。日曜の結婚式は、私と団体の十五人全員参加です。会場の方は、大丈夫ですか?」
「大丈夫や、うちの商店街から三十五人ほどの出席になるから、五十人は入れる会場押さえてるから、大丈夫や。じゃあ、六時に稀世ちゃんの着付けに来るからな。稀世ちゃんのリングコスチュームのイメージに合わせた、赤基調の振袖や。
カメラ屋に店一番のええ着物用意させてっからな。稀世ちゃん、色白やから、きっと映えるやろな。結納終わったら、暖簾出して、店の前で四人で記念撮影や。わしも、楽しみや。」
どや顔で言う直に、神妙な顔で稀世が頭を下げた。
「何から何まで、ありがとうございます。どうして、そこまでしてくれるんですか?初対面の私に。」
「うーん、建前は、あほボンの親代わりやからってことやねんけど、ほんまのところは、湿っぽい話になるけど、わしには、十八歳で事故で死んだ孫がおったんや。
稀世ちゃんによお似た、かわいらしい子やってんで。着物のよう似合う子やった。夢一杯の高校三年生の夏に、通り魔事件に巻き込まれてしもて刺されてしもたんや。やりたいこと、山ほどあったやろうに。それが、突然、予告も無く命を絶たれたんや。
だから、稀世ちゃんには、最後の一分一秒迄、精いっぱい生きてほしいねん。それに協力できんねんやったら、なんでもわしはやるで。こんなかわいこちゃんに余命半年何て言う意地悪な神さんとかて喧嘩したるわ。それ以外にもあんねんけど、それはまたおいおいに。まあ、ばばあのわがままに付き合ったってんか。」
「そんなことがあったんですか。直さんには感謝しかありません。今日、いや、これからもよろしくお願いします。」
と稀世が直に深々と頭を下げた。
午後四時、暴走トラックのような勢いで直が店に飛び込んできた。
「三朗、稀世ちゃん、「デンジャラスまりあ」居てるか?日曜日で、公民館抑えてきたで。商店会側の参加者もほぼ決まった。今日の六時半からこの店で結納の儀、七時から、お披露目会するで。」
「今、降ります。ちょっと待ってください。」
三朗の声が二階からして、バタバタと降りてきた。
「お疲れ様です。直さん。それにしても、たった二時間でそこまで決めてきはったんですか?稀世さんとまりあさん、団体のみんなに連絡とってますんで、ちょっと待ったって下さい。
ひとりひとり、お祝いの言葉もらったりで、なかなか進まないんですよ。あと、まりあさんからですけど、毎回「デンジャラスまりあ」って呼ばずに「まりあ」って呼んでくれるよう言っておいてくださいとの伝言です。」
「よし、まりあちゃんの件はわかった。それにしても三朗、「たった二時間」ってなんや。「善は急げ」ちゅう言葉知らんのか。だからお前はあほボンやねん。それは、さておき、ちょっと耳貸せ。」
何を言われるのかびくびくしながら三朗は直に耳を貸した。
「えっ、改めて、なんですか?」
「どうせ、おまえの事やから、ろくに貯金もあれへんやろうし、指輪買ったる甲斐性もあれへんやろ。どうや?」
「はい、そこまで考えてなかったってこともありますけど、どうしたらええんですかね。」
「そこでや、三朗のお母ちゃんの指輪と真珠のネックレス、まだ置いてるやろ。あれな、おまえの親父さんも、いざ結婚するっていうとき金無くてな、わしがプレゼントしたった物なんや。なかなかのええ代物やねんで。お前が持っててもしゃあないから、それを稀世ちゃんにあげるのがええと思うんやけど、ええか?」
直は真剣な表情で三朗の眼をじっと見つめた。
「僕は、かまいませんよ。おかんも大事にしてたものですから、稀世さんが使ってくれたらうれしいです。」
「よっしゃ、じゃあ、今から先に取って来い。きれいに、クリーニングして結納までにパッケージしてくるわ。それと、「するめ」と「こんぶ」は店にあるよな?」
「昆布はなんぼでもあります。するめはあたりめ?それとも裂きイカですか?」
三朗は何を聞かれているのかわからず答えた。
「あほか、おまえは。どこに裂きイカ結納で使うやつおんねん。きちんと烏賊の形した干し烏賊や。」
「は、はい。大丈夫です。それが?」
「結納で使うんや、今すぐ出せ。そんで、稀世ちゃんの着物選ぶのにサイズが必要やから、首の付け根、要は肩口から足首までの寸法と足のサイズ聞いてきてくれ。六時に着物持ってくるから、そっからわしが着付けするから、忘れんようにトイレ行っとくように伝えておけよ。
ほら、メジャー貸したるから、三分で用意せえ。あと、稀世ちゃんとまりあちゃんに七時からのお披露目会に呼ぶ人おったら声かけてもろとけ。急げよ。」
「はい。」
三朗は、あわてて、二階に上がり、稀世とまりあに直からの要望を伝えた。母親の鏡台から、指輪とネックレスを出す間に、まりあが採寸して、サイズを書いたメモを三朗に渡した。お披露目会は、社長と夏子が電車で来て、帰りはまりあの車で帰ることに決めたとの事だった。三朗は、慌てて、厨房に降り、昆布とするめを袋に入れて、指輪とネックレスといっしょに直に渡した。
「お前、何、四分もかかってんねん。まあええわ。ちなみに、今晩は予約客入ってんのか?」
「いえ、今日は予約は無しです。」
「しけてんなぁ…。まあええわ、これ幸いや!じゃあ、またあとで来るから、お披露目会に来てくれた人に出せる、寿司の準備はしとけよ。みんな祝儀持ってきてくれるやろうから、「今日は貸し切り」いう紙、表に貼っとけよ。酒の準備は酒屋の金義にわしから言っとくわ。」
「はい。寿司は大桶で五つ。三十人前くらいあればいいですかねぇ。」
「せやな、足らんかったら、途中で握ってやったらええやろ。じゃあ、またあとでな。」
三十分ほどすると、直が再び大きな荷物を抱えて戻ってきた。稀世とまりあが出迎えた。
「あほボンは?」
「いま、サブちゃん、大桶が足りない言うて、総合体育館に桶の引き取りに行ってます。」
「そうか、じゃあ、あほボンは後にして、稀世ちゃんとまりあちゃんには結納の段取り表、渡しておくわな。まずは、一回読み通してんか。まりあちゃんは稀世ちゃんの親役。わしはあほボンの親役や。
最近では、結納せえへん人が多いみたいやけと、これからの夫婦生活の、いわゆるスタート地点やから、わしはしっかりとやるべきやと思ってる。結納って言うのは、単に両家のあいさつって言うだけじゃなくて、夫婦生活が平安で、末永く続くことを神さんにお願いする儀式でもあるんや。神さんもやることやらんと味方してくれへんよってな。」
「ああそれで、鶴亀の置き物や高砂の人形が出されるんですね。」
まりあが言った言葉に直がすかさず反応した。
「さすが、まりあちゃん。よお、分かってるやないか。鶴亀のように長生きしよな、ってな。鶴亀は千年万年言い寄るけど、実際には鶴の寿命は四十年。長生きの代表のガラパゴスゾウガメでも二百五十年。千年万年って誰が言いだしてんってなもんやな。水増しにほほどがあるわなぁ。笑うでなぁ。
ただ、高砂人形は、「夫婦お互い髪に霜の降るまで」って願いがきちんとあんねん。そうやねん。稀世ちゃんみたいにええ子は、きっと神さんが味方してくれるはずやからな。わしは、きちんと結納せんかったから、旦那は早おに逝ってしもたけどな。結納ないがしろにしたこと、後悔してるわ。」
稀世とまりあは直の話を神妙に聞いた。
「あつ、そんで先に言うとくけど、あほボンは甲斐性あれへんから、貯金そんな持っとれへんねん。だから稀世ちゃんには、結納金の代わりに三朗の母親が使ってた真珠のネックレスを受け取ってほしいねん。指輪も母親のものを使ってほしいって思てんねん。」
直が稀世にぶっきらぼうに言った。
「えっ、そんな大事なものいただけませんよ。サブちゃんのお母さんにも悪いですし。」
「ええねん。今日から、三朗には、母親以上に稀世ちゃんが大事な人になるんや。さっき話して、三朗も納得してる。指輪はサイズがあるから、一度、合わせてみてくれるか?」
直がカバンからクリーニングが終わったばかりの指輪のケースを取り出し、稀世の右手に乗せ、一度自分ではめるよう促した。指が入りきらないであろう予想を裏切って、サイズはピッタリだった。
「これも、何かの縁やな。稀世ちゃん、レスラーやから入れへんことも予想してたけど、ピッタリやんか!きっと、三朗の母親も喜んで祝福してるってことやろ。」
直が、珍しくしんみりと言った。うっすらと目じりに涙が見えた。
「あと、こっちの荷物は、結納の時に使う道具やから、置いといてんか。例の鶴亀や高砂人形入ってるから。あと、まりあちゃん、今日の来客決まったか?」
「はい、うちの社長と稀世の弟子がひとり来ます。日曜の結婚式は、私と団体の十五人全員参加です。会場の方は、大丈夫ですか?」
「大丈夫や、うちの商店街から三十五人ほどの出席になるから、五十人は入れる会場押さえてるから、大丈夫や。じゃあ、六時に稀世ちゃんの着付けに来るからな。稀世ちゃんのリングコスチュームのイメージに合わせた、赤基調の振袖や。
カメラ屋に店一番のええ着物用意させてっからな。稀世ちゃん、色白やから、きっと映えるやろな。結納終わったら、暖簾出して、店の前で四人で記念撮影や。わしも、楽しみや。」
どや顔で言う直に、神妙な顔で稀世が頭を下げた。
「何から何まで、ありがとうございます。どうして、そこまでしてくれるんですか?初対面の私に。」
「うーん、建前は、あほボンの親代わりやからってことやねんけど、ほんまのところは、湿っぽい話になるけど、わしには、十八歳で事故で死んだ孫がおったんや。
稀世ちゃんによお似た、かわいらしい子やってんで。着物のよう似合う子やった。夢一杯の高校三年生の夏に、通り魔事件に巻き込まれてしもて刺されてしもたんや。やりたいこと、山ほどあったやろうに。それが、突然、予告も無く命を絶たれたんや。
だから、稀世ちゃんには、最後の一分一秒迄、精いっぱい生きてほしいねん。それに協力できんねんやったら、なんでもわしはやるで。こんなかわいこちゃんに余命半年何て言う意地悪な神さんとかて喧嘩したるわ。それ以外にもあんねんけど、それはまたおいおいに。まあ、ばばあのわがままに付き合ったってんか。」
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