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第二百四十一話:セイリュウvs死神ラドルーチ2
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奴が影から出て来るのを待っている間、様々なトラップを仕掛けさせて貰った。
卑怯だと言ってくれるなよ。
仮に再度一撃を貰う事があっても、此奴らが奴を仕留めてくれよう。
セイリュウは、目を閉じる。
神経を研ぎ澄まし、僅かな物音にさえ反応出来るようにと。
そして、その時は訪れた。
微かに感じた空気の揺れを察知し、セイリュウは槍を穿つが、
反応虚しく腹部に凄まじい衝撃を受け、またしても結界の壁へと叩きつけられた。
更には、その衝撃で結界に僅かながらヒビが入る。
セイリュウ自身、少なくない吐血をし、追ってしまったダメージよりも死神の動向が気になっていた。
視界の先には、薔薇に繋がれて動けずにいた死神の姿だった。
あの薔薇は、魔界の奥底の一部にしか生息しない生物。生息場所を知っているのは、セイリュウだけだった。
対象者の魔力を吸収し、強制的に動きを封じる毒を注入する。
更には、魔術をも封じてしまう。
《黒光》
結界の天井に小さな黒い太陽が出現し、結界内を暗く照らす。
これで、この結界内に影は存在しない。
故に奴の逃げ場はない。
かなりの深傷を負ってしまったみたいだな。
だが、まだ倒れる訳にはいかない!
魔王がいない今、私がやらねば…
セイリュウは、手を合わせ呪文を口ずさみながら、昔の事を思い出していた。
魔王に初めて会った時、慢心していた私は愚かにも闘いを挑んだ。
今まで無敗だった私は奢っていたのだ。
我等が支えるべき主たる魔王。
それすらも勝てると思っていた。
それは何時間にも渡る壮絶なものだった。
一見、実力は拮抗しているようにも思えたが、魔王はまだ余力を残していた。
きっとそれは、実際に戦っている私しか分からないほんの些細な違和感程度のもの。
結果は勿論私の負け。
まあ、当然と言えば当然の事。
だけど、再び合間見える時の為に、私は魔術はあまり得意ではないが、ある魔術を編み出していた。
《死者の陣》
死神を捉えている地面と上空の両方に紫色の魔方陣が出現した。
魔法陣同士が、紫色の淡い光を発し、次第に濃くなっていく。
目を開けていられない程に光り輝くと、一転して魔法陣毎その場から消え去った。
死神の姿もそこにはなく、あるのは死神が羽織っていたローブと、その大鎌だけが残されていた。
相手を強制的に死へと誘う魔術。
死を強要する魔術はこの世界には実は意外と存在している。
だが、死者の陣は、そのどれよりも強力なものだった。
争う事の出来ない死。
だが、セイリュウは思う。
仮に魔王に喰らわせたとしても恐らく貴女は平然とした涼しい顔をしてるんでしょ?
セイリュウは、改めて自分が負ってしまった傷を確認する。
臓器の損傷と肋が何本か逝ってるわね。
ポーションをグイッと飲み干すと、最後の仕事に取り掛かる。
あの鎌の封印だ。
持ち主を失って尚、あの鎌から発せられる禍々しい気配。
尚もその邪悪な気配はどんどん強くなっているようだ。
ん、何故だ?
何かがおかしい。
まさか…そんな、あり得ない。これではまるで――――――。
セイリュウが最後に見たのは、邪悪なまでに闇色に光り輝く大鎌だった。
その後、シリュウの張った結界が砕け散った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここは、魔王城の一室。
魔王代理であるメルシーのいる場所。
闘いを終えた者が集まっていた。
「良く戻った。これで4人か」
メルシーが労いの言葉をかける。
最後に入って来たのは、アルザスだった。
「遅れてすまない。何分手こずってしまってね」
アルザスが陽気に話し掛けるが、皆の表情は暗い。
皆が苦戦したのであろう事は、疲弊した顔を見れば一目瞭然だった。
それだけの相手だった。つまりは、そう言う事。
「ゼゼとセイリュウ様の姿が見えないようだけど?」
常に女性の身を案じているアルザスが姿の見えない2人を心配する。
「ゼゼは相手の毒にやられてね。でも、もう大丈夫。私の作った解毒薬が効いたみたいよ。今は安静にしているわ」
ホッとため息を漏らすアルザス。
「そうか、それは良かった。それで、セイリュウ様は?」
すぐに答えが返って来るものと思っていたアルザスは、皆が口を閉ざしてしまった事から最悪の事態を想像した。
「私から話そう」
口を開いたのは、メルシーだった。
メルシーは、戦いの様子を離れた所から監視していた。
「セイリュウは、確かにあの死神を一度は倒したのだ。だが、本体は死神ではなかった」
「それはどう言う…」
「死神の正体は、まさにあの大鎌だったんだ。セイリュウは、最後の最期で油断してしまった」
「と言う事はまさか」
「不確かだが、恐らく既にやられてしまったであろうな」
アルザスがその場に崩れ落ちる。
メルシーは限定的にしか監視する事が出来なかった。
それは、結界内の出来事のみ。
実際、闇色に光が放たれたかと思いきや、次の瞬間には結界が割れてしまった。
やられてしまったであろうと言ったのは、彼女の、セイリュウの魔力を感じなくなってしまったからだ。
「現在、次の作戦を考えている所だ。隠密の調査隊を既に現場に派遣している」
「俺がやる」
続いて部屋に入って来たのは、もう一人の元老院であるスザクだった。
ボロボロだった傷はすっかりと癒えていた。
「考えるまでもない。あの鎌に直接触れられるのは、セイリュウを除いては恐らく俺だけだ」
反対する者は誰もいなかった。
「うん、その事なんだけど、少し私に考えがあるわ」
切り出したのはシリュウだ。
「私の結界を暫定的にだけど武具に使えば、恐らく鎌の攻撃を凌げるようになるはずよ」
「そんな事が可能なのか?」
「出力を絞れば可能なはず。だけど、小規模な結界みたいなものだから、何度も攻撃を受けると壊れてしまうわ」
「ならば、戦える者はシリュウから武具に結界を施して貰い、奴との再戦に備えるとしよう」
「偵察隊からの報告です!」
ドタドタと青い顔をして死神の動向を探っていた偵察隊から情報を得た伝令兵が入って来る。
「セイリュウ様が生きておられました!」
「おお、それは誠か?」
塞ぎ込んでいたアルザスが勢い良く立ち上がる。
「はい、ですが、件の大鎌を持ち不審と思いながらも接触を試みた偵察隊がその場で殺されてしまいました」
場が一様に静まり返る。
「死神の死者を操ると言うやつでしょうか?」
「恐らくな。倒されたかもしれないと言う事で大方の予想はしていたが、セイリュウが敵側にいるとなると、これは本格的に不味いな」
セイリュウの強さは、他でもない元老院達は把握していた。魔王と互角に渡り合ったという情報も。
今回は、他のクオーツの面々や魔界の貴族と言われている人物達もこの会議に参加していた。
最前線での現状把握と、知恵を拝借する為だ。
議題の内容がどうやって、死神とセイリュウを同時に相手にするかで揉める中、フランだけは違う事を考えていた。
「またシリュウ殿の転移結界で分断するしかないのでは?」
「確かにあれなら、死神にさえも有効だと証明されているしな」
「皆様、一ついいでしょうか?あくまでも私の推測です」
フランの考えはこうだ。
7大魔王ラドルーチの正体は死神ではなく、本体は大鎌だった。あの死神は大鎌が操っていた。
これに関してはメルシーが実際に見ているので間違いない。
「操る触媒をセイリュウ様が倒してしまった為、近くにいたセイリュウを操っているのではないでしょうか?死者を操っていた能力を持っていたのは、大鎌が操っていた死神の方で、死神はもういない。故に死者を操る事はもう出来ないんじゃないでしょうか?」
メルシーが口を開ける。
「その後、死神を目撃した者はおるか?」
「いえ、偵察隊からの情報は大鎌を持ったセイリュウ様だけです」
「つまりは、これ以上同胞が下賎な者共にいいように扱われる事はないと言うことか」
「あくまでも推測です。それに、今まで死神は殺した者を全員その能力で自らの手駒にしていました。しかし、今はその素振りは見られません」
「お前の勘は昔から良く当たるからな。分かった。対処すべきはセイリュウだけに絞って対応を検討しよう」
卑怯だと言ってくれるなよ。
仮に再度一撃を貰う事があっても、此奴らが奴を仕留めてくれよう。
セイリュウは、目を閉じる。
神経を研ぎ澄まし、僅かな物音にさえ反応出来るようにと。
そして、その時は訪れた。
微かに感じた空気の揺れを察知し、セイリュウは槍を穿つが、
反応虚しく腹部に凄まじい衝撃を受け、またしても結界の壁へと叩きつけられた。
更には、その衝撃で結界に僅かながらヒビが入る。
セイリュウ自身、少なくない吐血をし、追ってしまったダメージよりも死神の動向が気になっていた。
視界の先には、薔薇に繋がれて動けずにいた死神の姿だった。
あの薔薇は、魔界の奥底の一部にしか生息しない生物。生息場所を知っているのは、セイリュウだけだった。
対象者の魔力を吸収し、強制的に動きを封じる毒を注入する。
更には、魔術をも封じてしまう。
《黒光》
結界の天井に小さな黒い太陽が出現し、結界内を暗く照らす。
これで、この結界内に影は存在しない。
故に奴の逃げ場はない。
かなりの深傷を負ってしまったみたいだな。
だが、まだ倒れる訳にはいかない!
魔王がいない今、私がやらねば…
セイリュウは、手を合わせ呪文を口ずさみながら、昔の事を思い出していた。
魔王に初めて会った時、慢心していた私は愚かにも闘いを挑んだ。
今まで無敗だった私は奢っていたのだ。
我等が支えるべき主たる魔王。
それすらも勝てると思っていた。
それは何時間にも渡る壮絶なものだった。
一見、実力は拮抗しているようにも思えたが、魔王はまだ余力を残していた。
きっとそれは、実際に戦っている私しか分からないほんの些細な違和感程度のもの。
結果は勿論私の負け。
まあ、当然と言えば当然の事。
だけど、再び合間見える時の為に、私は魔術はあまり得意ではないが、ある魔術を編み出していた。
《死者の陣》
死神を捉えている地面と上空の両方に紫色の魔方陣が出現した。
魔法陣同士が、紫色の淡い光を発し、次第に濃くなっていく。
目を開けていられない程に光り輝くと、一転して魔法陣毎その場から消え去った。
死神の姿もそこにはなく、あるのは死神が羽織っていたローブと、その大鎌だけが残されていた。
相手を強制的に死へと誘う魔術。
死を強要する魔術はこの世界には実は意外と存在している。
だが、死者の陣は、そのどれよりも強力なものだった。
争う事の出来ない死。
だが、セイリュウは思う。
仮に魔王に喰らわせたとしても恐らく貴女は平然とした涼しい顔をしてるんでしょ?
セイリュウは、改めて自分が負ってしまった傷を確認する。
臓器の損傷と肋が何本か逝ってるわね。
ポーションをグイッと飲み干すと、最後の仕事に取り掛かる。
あの鎌の封印だ。
持ち主を失って尚、あの鎌から発せられる禍々しい気配。
尚もその邪悪な気配はどんどん強くなっているようだ。
ん、何故だ?
何かがおかしい。
まさか…そんな、あり得ない。これではまるで――――――。
セイリュウが最後に見たのは、邪悪なまでに闇色に光り輝く大鎌だった。
その後、シリュウの張った結界が砕け散った。
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ここは、魔王城の一室。
魔王代理であるメルシーのいる場所。
闘いを終えた者が集まっていた。
「良く戻った。これで4人か」
メルシーが労いの言葉をかける。
最後に入って来たのは、アルザスだった。
「遅れてすまない。何分手こずってしまってね」
アルザスが陽気に話し掛けるが、皆の表情は暗い。
皆が苦戦したのであろう事は、疲弊した顔を見れば一目瞭然だった。
それだけの相手だった。つまりは、そう言う事。
「ゼゼとセイリュウ様の姿が見えないようだけど?」
常に女性の身を案じているアルザスが姿の見えない2人を心配する。
「ゼゼは相手の毒にやられてね。でも、もう大丈夫。私の作った解毒薬が効いたみたいよ。今は安静にしているわ」
ホッとため息を漏らすアルザス。
「そうか、それは良かった。それで、セイリュウ様は?」
すぐに答えが返って来るものと思っていたアルザスは、皆が口を閉ざしてしまった事から最悪の事態を想像した。
「私から話そう」
口を開いたのは、メルシーだった。
メルシーは、戦いの様子を離れた所から監視していた。
「セイリュウは、確かにあの死神を一度は倒したのだ。だが、本体は死神ではなかった」
「それはどう言う…」
「死神の正体は、まさにあの大鎌だったんだ。セイリュウは、最後の最期で油断してしまった」
「と言う事はまさか」
「不確かだが、恐らく既にやられてしまったであろうな」
アルザスがその場に崩れ落ちる。
メルシーは限定的にしか監視する事が出来なかった。
それは、結界内の出来事のみ。
実際、闇色に光が放たれたかと思いきや、次の瞬間には結界が割れてしまった。
やられてしまったであろうと言ったのは、彼女の、セイリュウの魔力を感じなくなってしまったからだ。
「現在、次の作戦を考えている所だ。隠密の調査隊を既に現場に派遣している」
「俺がやる」
続いて部屋に入って来たのは、もう一人の元老院であるスザクだった。
ボロボロだった傷はすっかりと癒えていた。
「考えるまでもない。あの鎌に直接触れられるのは、セイリュウを除いては恐らく俺だけだ」
反対する者は誰もいなかった。
「うん、その事なんだけど、少し私に考えがあるわ」
切り出したのはシリュウだ。
「私の結界を暫定的にだけど武具に使えば、恐らく鎌の攻撃を凌げるようになるはずよ」
「そんな事が可能なのか?」
「出力を絞れば可能なはず。だけど、小規模な結界みたいなものだから、何度も攻撃を受けると壊れてしまうわ」
「ならば、戦える者はシリュウから武具に結界を施して貰い、奴との再戦に備えるとしよう」
「偵察隊からの報告です!」
ドタドタと青い顔をして死神の動向を探っていた偵察隊から情報を得た伝令兵が入って来る。
「セイリュウ様が生きておられました!」
「おお、それは誠か?」
塞ぎ込んでいたアルザスが勢い良く立ち上がる。
「はい、ですが、件の大鎌を持ち不審と思いながらも接触を試みた偵察隊がその場で殺されてしまいました」
場が一様に静まり返る。
「死神の死者を操ると言うやつでしょうか?」
「恐らくな。倒されたかもしれないと言う事で大方の予想はしていたが、セイリュウが敵側にいるとなると、これは本格的に不味いな」
セイリュウの強さは、他でもない元老院達は把握していた。魔王と互角に渡り合ったという情報も。
今回は、他のクオーツの面々や魔界の貴族と言われている人物達もこの会議に参加していた。
最前線での現状把握と、知恵を拝借する為だ。
議題の内容がどうやって、死神とセイリュウを同時に相手にするかで揉める中、フランだけは違う事を考えていた。
「またシリュウ殿の転移結界で分断するしかないのでは?」
「確かにあれなら、死神にさえも有効だと証明されているしな」
「皆様、一ついいでしょうか?あくまでも私の推測です」
フランの考えはこうだ。
7大魔王ラドルーチの正体は死神ではなく、本体は大鎌だった。あの死神は大鎌が操っていた。
これに関してはメルシーが実際に見ているので間違いない。
「操る触媒をセイリュウ様が倒してしまった為、近くにいたセイリュウを操っているのではないでしょうか?死者を操っていた能力を持っていたのは、大鎌が操っていた死神の方で、死神はもういない。故に死者を操る事はもう出来ないんじゃないでしょうか?」
メルシーが口を開ける。
「その後、死神を目撃した者はおるか?」
「いえ、偵察隊からの情報は大鎌を持ったセイリュウ様だけです」
「つまりは、これ以上同胞が下賎な者共にいいように扱われる事はないと言うことか」
「あくまでも推測です。それに、今まで死神は殺した者を全員その能力で自らの手駒にしていました。しかし、今はその素振りは見られません」
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