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第三十一話:水の精霊アクティナ
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俺たちを呼び止めた男は、この都市の姫に仕えている使用人だった。
まったくもって嫌な予感しかしなかった。
普通に過ごしているだけなのに、どうしてこうも王族とか、お偉いさんに関わってしまうのだろうか。
「自己紹介が遅れました。私は、このアクアリウムの姫様の使用人をしております、名をクラウゼルと申します。以後お見知り置きを」
深々とお辞儀をしている。
名乗られたからには、名乗らない訳にもいかない。
「ユウと言います」
用件と言うのが、姫が俺に会いたいと言っているらしいのだ。
今朝、一瞬目があっただけだぞ。
なのになぜ会いたいのか。
確かにその一瞬、驚いていたような気もするが。
俺には理由が分からなかった。
ていうか、何故ここにいるのが分かったんだ?
するとセリアが念話で話しかけてくる。
(ユウさん、すみません。それは、恐らく私のせいです)
(ん?それはどういう事?)
(姫と呼ばれている彼女の中には精霊がいます。その精霊は、私の事がとてもとてもキライなのです)
唐突すぎて意味が良く分からない。
(取り敢えず、まだ来たばかりだし断ったりして、この都市に居づらくなっても困るから今はオッケーしておくぞ?)
(はい、分かりました)
「分かりました。ちなみに用件は何でしょうか?」
「すみません、私にも話せない内容のようで、姫様が直接話されるようです」
セリアの話からすれば、恐らく精霊絡みだろう。
俺たちは、クラウゼルさんに連れられて、先ほど見た大きな城の中に案内された。
なるべく関わらないようにしようと思っていたのに、まさか到着した初日に関わってしまうとは思わなかった。
もしかすると、この世界に俺を呼んだ奴の陰謀だろうか?まさかね。
この城は都市の名前と同じで、アクアリウム城と言うらしい。
内装も大したもので、全ての廊下にはじゅうたんが敷き詰められており、至る所に彫像や壁画が飾ってある。よほどお金に余裕があるのだろうか。
一室に案内されて、待たされる事30分・・。
ユイとクロは、俺の横で待ちきれずに寝てしまっていた。
ガチャン
扉が開いた音だった。
入ってきたのは、やはり街中で護衛に護られながらすれ違った少女だった。
「お待たせしてしまい、大変申し訳ございません」
深々と頭を下げている。
王族は、ひねくれ者が多い印象があったが、エレナにしろ、目の前のサナさんにしろ、性格の良い子の方が多いのだろうか?
「お忙しい身でしょうから、気にしないで下さい」
本当に申し訳無さそうにしているので、先に言っておく。
「初めまして、冒険者のユウと言います。ユウと呼んで下さい。こっちは、俺の妹のユイとクロです」
「ご丁寧にどうも。私はサナと言います。サナと呼んで下さいね。また、急にお呼び出ししてしまって本当にごめんなさい」
また謝られてしまった。
「早速なのですが、ユウさんを初めて見たときに、私と同じイメージを感じたのです」
そう言い、彼女は右手の掌を前に出している。
「アクティナ、出て来てちょうだい」
精霊の名前だろうか?
すると、いつの間にか彼女の掌に小さな精霊が座っている。
セリアと同じくらいのミニチュアサイズだろうか。
本来人々には見えない精霊だが、精霊の宿主ならば、相手の精霊は基本的に見ることが可能だ。
「私は、精霊様の宿主をさせて頂いています。アクティナに聞いたのですが、あなたも宿主をされているのですか?」
俺が回答に少し間を空けていると、
「あ、詮索してしまい申し訳ございません。この事は、もちろん誰にも話しておりません。今後も話すつもりはありません」
彼女は、さっきから謝ってばかりだな。
「セリア、出て来てくれ」
俺の中から出て来たセリアは、定位置である俺の肩に座っている。
しかしいつもと少し違う。どことなく機嫌が悪そうだった。
その途端、アクティナがセリアに飛びついてきたのだ。
仲が悪いと言っていたので、一瞬喧嘩かと思ったが、どうやら違うようだ。
「うううぅ、セリア様、お会いしとうございました。本当にお久しぶりです!!」
ん、セリア様?
「貴女も変わっていないわねアクティナ」
サナさんに聞いたのだが、アクティナは、この水上都市アクアリウムを守護する水の精霊で、この都市が作られる以前から、この湖を守護してきたらしい。
彼女自身も元は一般人だったのだが、7年前に突如、精霊の宿主となった。
この事に話を聞きつけたこの都市の王は、自分に娘が居なかった事もあり、サナを養子に迎えられたのだと言う。
精霊の2人は、何やら話し込んでいる。まるで、久しぶりに会った旧友同士のようだ。
全然、仲悪くないじゃないか。
お互い会うのは約50年ぶりと言う。積もる話もあるのだろう。
すると、いつのまにやら精霊の2人が俺を見ている。そして、アクティナが俺の顔のすぐ前まで飛んできて、舐めるように凝視してきた。下から上へ、左から右へと。
改めて見ると、水の精霊と言うだけあり、全体的に水色のコスチュームに身を包んでいる。髪はもちろん、水色だった。
「貴方が、セリア様が認めた人族なのですね。その割にはあまり、パッとしませんわね」
「大きなお世話だ」
しまった、けなされたので、ついついいつものノリで返してしまった。
本来精霊は、神にも近い存在なのだ。
「アクティナ、ユウさんの悪口は私が許しませんよ」
セリアが俺の代わりに叱ってくれたようだ。
アクティナはすぐに謝ってくれた。
その際、疑問に思った事を聞いてみた。
「それにしても、精霊に格付ってあるの?セリア様って呼んでるようだけど」
俺の言葉にアクティナが驚いた顔をしている。
「貴方、セリア様の宿主をしているくせにセリア様の事を何も知らないのね」
どういう事だろうか?
「セリア様は、我々精霊族の王の1人娘なのよ」
な、なんだって・・
待てよ、精霊王?どこかで聞いたニュアンスだな。
「私があえて、ユウさんに話していなかったのですよ」
えっと、待ってくれ状況が整理出来ない。
セリアは、精霊王の娘ってことは、精霊の姫様って事じゃないか!
エレナにしろ、サナさんにしろ、セリア・・。つくづく姫というものに俺は縁があるようだな。
「セリア様、お父様、いえ、精霊王には会われたのですか?100年近く顔を見せていないと、昔嘆いておられましたわ」
俺がセリアと会ったのは、プラーク王国近くの廃神殿だったのだが、そこに何十年も住んでいたと言っていたが、それ以前から会っていないという事か。
簡単な話し、親と喧嘩別れ中らしいのだ。
セリアは、後で俺だけに教えてくれた。
それを聞かれるのが嫌で、アクティナさんに会いたくなかったようだ。
精霊の世界も、人族世界と似たような感じなんだなと考えていた。
ひとしきり話し終わって、俺たちは城を出たのだが、サナさんともだいぶ仲良くなった気がする。
ユイとクロは、話がつまらなかったのか、終始うとうとしていた。
また今度正式にお城に招待して、ご飯をご馳走してくれるらしい。
終始、俺はアクティナさんに睨まれているような気がしたが、恐らく気のせいだろう。
かなり長い時間話していたのだろう。
辺りはすっかり暗くなっていた。
2人もまだ眠たそうだし、このまま宿に戻るとしよう。
宿に戻った俺たちは、部屋の窓から水中の様子を眺めていた。
疲れていたユイやクロまでも、ただひたすらに眺めていた。
時折、魚が泳いでいる。
いつまで見てても飽きが来ないのは何でだろうか?
「ねえ、お兄ちゃん!」
突然の呼びかけに少し驚いてしまった。
「どうした?」
「私、泳いでみたい!」
ユイは、今まで泳いだ事がないらしい。
俺?
俺はまぁ、学校の授業くらいかな・・。
別に泳げないとかそう言う訳ではない。
「そうだな、昼間見た感じだと遊泳場もあるみたいだから、明日行ってみるか?」
「うん!」
ユイが尻尾をフリフリしていた。
クロは、いつの間にか寝ていた。
まったくもって嫌な予感しかしなかった。
普通に過ごしているだけなのに、どうしてこうも王族とか、お偉いさんに関わってしまうのだろうか。
「自己紹介が遅れました。私は、このアクアリウムの姫様の使用人をしております、名をクラウゼルと申します。以後お見知り置きを」
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「ユウと言います」
用件と言うのが、姫が俺に会いたいと言っているらしいのだ。
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確かにその一瞬、驚いていたような気もするが。
俺には理由が分からなかった。
ていうか、何故ここにいるのが分かったんだ?
するとセリアが念話で話しかけてくる。
(ユウさん、すみません。それは、恐らく私のせいです)
(ん?それはどういう事?)
(姫と呼ばれている彼女の中には精霊がいます。その精霊は、私の事がとてもとてもキライなのです)
唐突すぎて意味が良く分からない。
(取り敢えず、まだ来たばかりだし断ったりして、この都市に居づらくなっても困るから今はオッケーしておくぞ?)
(はい、分かりました)
「分かりました。ちなみに用件は何でしょうか?」
「すみません、私にも話せない内容のようで、姫様が直接話されるようです」
セリアの話からすれば、恐らく精霊絡みだろう。
俺たちは、クラウゼルさんに連れられて、先ほど見た大きな城の中に案内された。
なるべく関わらないようにしようと思っていたのに、まさか到着した初日に関わってしまうとは思わなかった。
もしかすると、この世界に俺を呼んだ奴の陰謀だろうか?まさかね。
この城は都市の名前と同じで、アクアリウム城と言うらしい。
内装も大したもので、全ての廊下にはじゅうたんが敷き詰められており、至る所に彫像や壁画が飾ってある。よほどお金に余裕があるのだろうか。
一室に案内されて、待たされる事30分・・。
ユイとクロは、俺の横で待ちきれずに寝てしまっていた。
ガチャン
扉が開いた音だった。
入ってきたのは、やはり街中で護衛に護られながらすれ違った少女だった。
「お待たせしてしまい、大変申し訳ございません」
深々と頭を下げている。
王族は、ひねくれ者が多い印象があったが、エレナにしろ、目の前のサナさんにしろ、性格の良い子の方が多いのだろうか?
「お忙しい身でしょうから、気にしないで下さい」
本当に申し訳無さそうにしているので、先に言っておく。
「初めまして、冒険者のユウと言います。ユウと呼んで下さい。こっちは、俺の妹のユイとクロです」
「ご丁寧にどうも。私はサナと言います。サナと呼んで下さいね。また、急にお呼び出ししてしまって本当にごめんなさい」
また謝られてしまった。
「早速なのですが、ユウさんを初めて見たときに、私と同じイメージを感じたのです」
そう言い、彼女は右手の掌を前に出している。
「アクティナ、出て来てちょうだい」
精霊の名前だろうか?
すると、いつの間にか彼女の掌に小さな精霊が座っている。
セリアと同じくらいのミニチュアサイズだろうか。
本来人々には見えない精霊だが、精霊の宿主ならば、相手の精霊は基本的に見ることが可能だ。
「私は、精霊様の宿主をさせて頂いています。アクティナに聞いたのですが、あなたも宿主をされているのですか?」
俺が回答に少し間を空けていると、
「あ、詮索してしまい申し訳ございません。この事は、もちろん誰にも話しておりません。今後も話すつもりはありません」
彼女は、さっきから謝ってばかりだな。
「セリア、出て来てくれ」
俺の中から出て来たセリアは、定位置である俺の肩に座っている。
しかしいつもと少し違う。どことなく機嫌が悪そうだった。
その途端、アクティナがセリアに飛びついてきたのだ。
仲が悪いと言っていたので、一瞬喧嘩かと思ったが、どうやら違うようだ。
「うううぅ、セリア様、お会いしとうございました。本当にお久しぶりです!!」
ん、セリア様?
「貴女も変わっていないわねアクティナ」
サナさんに聞いたのだが、アクティナは、この水上都市アクアリウムを守護する水の精霊で、この都市が作られる以前から、この湖を守護してきたらしい。
彼女自身も元は一般人だったのだが、7年前に突如、精霊の宿主となった。
この事に話を聞きつけたこの都市の王は、自分に娘が居なかった事もあり、サナを養子に迎えられたのだと言う。
精霊の2人は、何やら話し込んでいる。まるで、久しぶりに会った旧友同士のようだ。
全然、仲悪くないじゃないか。
お互い会うのは約50年ぶりと言う。積もる話もあるのだろう。
すると、いつのまにやら精霊の2人が俺を見ている。そして、アクティナが俺の顔のすぐ前まで飛んできて、舐めるように凝視してきた。下から上へ、左から右へと。
改めて見ると、水の精霊と言うだけあり、全体的に水色のコスチュームに身を包んでいる。髪はもちろん、水色だった。
「貴方が、セリア様が認めた人族なのですね。その割にはあまり、パッとしませんわね」
「大きなお世話だ」
しまった、けなされたので、ついついいつものノリで返してしまった。
本来精霊は、神にも近い存在なのだ。
「アクティナ、ユウさんの悪口は私が許しませんよ」
セリアが俺の代わりに叱ってくれたようだ。
アクティナはすぐに謝ってくれた。
その際、疑問に思った事を聞いてみた。
「それにしても、精霊に格付ってあるの?セリア様って呼んでるようだけど」
俺の言葉にアクティナが驚いた顔をしている。
「貴方、セリア様の宿主をしているくせにセリア様の事を何も知らないのね」
どういう事だろうか?
「セリア様は、我々精霊族の王の1人娘なのよ」
な、なんだって・・
待てよ、精霊王?どこかで聞いたニュアンスだな。
「私があえて、ユウさんに話していなかったのですよ」
えっと、待ってくれ状況が整理出来ない。
セリアは、精霊王の娘ってことは、精霊の姫様って事じゃないか!
エレナにしろ、サナさんにしろ、セリア・・。つくづく姫というものに俺は縁があるようだな。
「セリア様、お父様、いえ、精霊王には会われたのですか?100年近く顔を見せていないと、昔嘆いておられましたわ」
俺がセリアと会ったのは、プラーク王国近くの廃神殿だったのだが、そこに何十年も住んでいたと言っていたが、それ以前から会っていないという事か。
簡単な話し、親と喧嘩別れ中らしいのだ。
セリアは、後で俺だけに教えてくれた。
それを聞かれるのが嫌で、アクティナさんに会いたくなかったようだ。
精霊の世界も、人族世界と似たような感じなんだなと考えていた。
ひとしきり話し終わって、俺たちは城を出たのだが、サナさんともだいぶ仲良くなった気がする。
ユイとクロは、話がつまらなかったのか、終始うとうとしていた。
また今度正式にお城に招待して、ご飯をご馳走してくれるらしい。
終始、俺はアクティナさんに睨まれているような気がしたが、恐らく気のせいだろう。
かなり長い時間話していたのだろう。
辺りはすっかり暗くなっていた。
2人もまだ眠たそうだし、このまま宿に戻るとしよう。
宿に戻った俺たちは、部屋の窓から水中の様子を眺めていた。
疲れていたユイやクロまでも、ただひたすらに眺めていた。
時折、魚が泳いでいる。
いつまで見てても飽きが来ないのは何でだろうか?
「ねえ、お兄ちゃん!」
突然の呼びかけに少し驚いてしまった。
「どうした?」
「私、泳いでみたい!」
ユイは、今まで泳いだ事がないらしい。
俺?
俺はまぁ、学校の授業くらいかな・・。
別に泳げないとかそう言う訳ではない。
「そうだな、昼間見た感じだと遊泳場もあるみたいだから、明日行ってみるか?」
「うん!」
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