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第八十八話:古代兵器探究【前編】
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俺はメルウェル様と別れ、元の大聖堂へと戻って来ていた。
不思議な事に神の社で過ごした時間は、こちらの世界では時間が経過していなかった。
流石は、時を司る神様だ。
続いてユイ、クロ、リン、ジラの順に神との対話を終えた。
皆、一方的に心の中で念じただけで、実際に対話したり、神の社に飛ばされた者はいなかったようだ。
神との対話を終えた俺達は、大聖堂を後にした。
「お兄ちゃん、外に出ちゃって良かったの?」
「ああ、お目当の場所は大聖堂の外にあったんだ」
実はジラが下に降りる階段を探してくれていた。
しかし、本当に階段なんてあったんだな。
「放棄されてからかなりの年月が経過してますね」
大聖堂の裏手にちょっとした雑木林エリアがあり、その中に埋もれるように地下道へと続く階段が隠されていた。
確かに、既に使用しなくなって数十年、いや数百年は経過しているかもしれない。
「でも、ジラ一体どうやって見つけたんだ・・」
「秘密です」
階段は鉄板で塞がれていた。
錆び付いていたが、俺の腕力で強引に引っぺがし、下へと降りて行く。
階段を降りた先は案の定一面の暗闇が広がっていた。
「エーテルライト!」
ユイが明かりを灯すスキルを発動した。
「いつの間にそんなのを覚えたんだ?」
「えっへへー、凄いでしょー!頭を撫でてくれてもいいよ?」
盗賊のスキルの一つらしい。
知らない間にみんな成長してるんだなと少し嬉しくなった。
そのまま階段を降りて行く。
話では、大孔洞は地上から100mの標高差があるらしい。
どの程度降りたのかは不明だが、一直線に伸びた階段を最後まで降りるのに10分もの時間を要していた。
ここで改めて地図を確認する。
「うーん。現在地点が分からないから地図の見ようがないな。何か目印でもあればいいんだげど」
取り敢えず、道は一直線に伸びている為、迷う事はないだろうと、先を進む事になった。
範囲探索(エリアサーチ)で確認する限りは、俺達以外の気配はない。
改めて気付いたのだが、光があるとはいえ、得体の知れない場所を宛ても無く進み、何処から何が襲って来てもおかしくない精神状態にも関わらず、俺達の中に怯える者は一人もいなかった。
普通は、こういうシュチュエーションだと怖いと怯えながら腕を引っ張ったりするもんじゃないだろうか。
ま、いいけどね。
(引っ張って欲しいのでしたら、私がその役やりましょうか?)
精霊は心の中でが読めるんだったね。
(いや、結構です)
そんな事を考えていると、右袖をクイクイと引っ張る感覚があった。
「ん、どうした?」
クロだった。
「何か見える」
クロは、正面を指差している。
そういえば、魔族のクロは暗闇でも昼間と同じくらい鮮明に見えるんだったね。
クロの指差した方向を目を凝らして確認すると、まだ少し距離はあったが、扉のような物が見えた。
古めかしい扉だった。
地図に書いてある古代文字が扉にもびっちり記載してある。
「ノア、翻訳頼む」
俺の中からノアが出てきた。
「こんなにか弱い私をこんな物騒な場所に呼び出すなんて、呆れちゃうわね」
何を期待しているのかノアは横目でチラチラとこちらを見てくる。
「頼むよ。この通りだ」
俺は両手を合わす。
「冗談よ。えっと、これね。どれどれ・・」
”この場所を訪れし者よ、この先にはお前達の望む金銀財宝の類は一切ない。あるのは、行手を阻む無数の死のトラップの数々だ。そして再奥には決して開ける事の許されないパンドラの箱が一つ。
箱の中身は、この世界をひっくり返す程の威力を有した兵器だ。
誰にも扱う事が出来ず、封印した。決して開ける事許されぬ”
「ご丁寧な説明文だな」
「この程度で私達の行手を阻める訳はないよね!盗賊の血が騒ぐよ!」
ユイ、ベテラン盗賊みたいな発言になってるぞ。
「しかし、どうやって開けるんでしょうね?」
「切りますか?」
「いやいや、力尽くは何かヤバい気がするな。トラップをたくさん仕掛けてあるらしいし」
「この扉は魔法陣が描かれているからたぶん、魔力を注いだら開くんじゃないかな?」
「そういえば、古代遺跡には魔法陣は付き物だよな」
「今の時代には、この技術の再現は出来ていないと聞いてます」
当時の文明の方がこの手の技術には優れていたという事だ。
「じゃ、魔力を込めてみるから、少し離れていてくれ」
もしかしたら、これもトラップの可能性は拭いきれない。
扉に手を当て、魔力注入の要領でゆっくりと魔力を注いでいく。
暫くすると、扉全体が光り出したので、慌てて後ろに飛び退く。
まさか爆発したりしないよな・・
気が付けば、俺の総魔力容量の5分の1程度注いでいたので、結構な量だ。
暫くその様子を伺っていると、光り輝いていた扉が、音もなく独りでに開き出した。
「あれ、開きましたね」
「開いたな」
って、おい、半信半疑だったのかよ。
中は不思議な事に明かりが灯っている。
松明などの火による明かりではない。
大孔洞の岩肌自体が光っていたのだ。
どういう原理なのかは不明だが、岩肌にはびっちり苔が張り巡らされていたので苔自体が自然と光っているのだろう。
発光苔とでも名付けておく。
地図を見てみると、扉らしき物が描かれている場所がある。
「たぶん、ここが、ここだよな・・」
「お兄ちゃん!私が前を歩くね」
ユイの職業は盗賊なので、トラップの発見には長けている。
いつものダンジョン攻略の陣形なのだが、道中のトラップを警戒していつもよりは、ゆっくりと少しづつ進んで行く。
進行方向は、事前に地図に記入しておいたので、道を間違えない限りは迷う事はないだろう。
そうして進む事2時間。
大孔洞というだけあり、なんて広さだ・・
ここまでのトラップとして、毒沼、酸の霧、落し穴、火炙り、水攻め、串刺しなど、ありとあらゆる罠のオンパレードだった。
しかし、ユイの索敵能力や、皆の敏捷性なども相まって、全く問題にすらならなかった。
気を張っていた分、少し拍子抜けだったが、危険が少ないに越した事はない。
今いるのは大部屋の中なのだが、入り口が硬く閉ざされてしまい、閉じ込められてしまった。
「壁を破壊しますか?」
リンもジラも、いや皆に言える事なのだが、外見的な容姿とは異なり、好戦的と言うか、発言がいちいち怖い。
!?
今まで無反応だった箇所から範囲探索が何かを察知した。
「前方から何かが来る!警戒してくれ」
隠し扉と思われる場所から一斉にゴーレムらしき物体が大量に沸いて出た。
「お兄ちゃん、あれ何・・」
鑑定で確認すると魔導ゴーレムと言う名前だけ表示された。
古都ツグールを訪れた際にノアと一緒にいたゴーレムと似ている気がする。
「うん、同じ型式じゃないかな。込めた魔力によって動くの。予め命令しておけば、魔力が続く限り命令を実行し続けるよ」
ノアが得意げに説明している。
「止める方法はあるんですか?」
「んー再起不能にするか、命令を上書きするかしないとダメかな」
魔導ゴーレムは、魔力によって動作している。
命令を実行する忠実な兵士だ。
急に動き出したのは、予め組み込まれていたゴーレム起動の条件を満たしたからだろう。
この部屋に侵入者が来たら起動とでもしていたのかもしれない。
魔導ゴーレムの体の何処かにある魔法陣に魔力を供給すれば、命令をリセットする事が可能なようだ。
これは、確保していれば戦力として使えるかもしれないなと、怖い事を考えてみる。
まずは、実力を把握させてもらうかな。
「ユイ、魔導ゴーレムが戦力として使えるか知りたい。一番近い魔導ゴーレムとちょっと遊んでみてくれないか。他の魔導ゴーレムは動かないようにしておく」
「おっけー!」
ユイが颯爽と飛び出し、魔導ゴーレムの前に立ちはだかる。
魔導ゴーレムのサイズは、3m程だろうか。
ユイに向かって振り下ろされた拳が楽々と地面を削っていた。パワーは中々のようだ。
それに、ゴーレムは遅いイメージがあったのだが、これまた中々に機敏に動いている。
モンスターのレベルに置き換えると40程だろうか。
「ユイ、ありがと。下がっていいよ」
「確保するのですか?」
「ああ、生物じゃないなら、ストレージに入るしね、戦力は多いに越した事はないよ。ノア手伝ってくれ」
ノアに術式が施してある魔法陣の在り処を探ってもらった。
「首の後ろの所ね。ここをズラすと見えてくるわ」
俺は、捕縛により動けなくなっている魔導ゴーレムに魔力を注ぎ現在の命令を抹消しリセットした。
数は全部で12体だ。
「よし、じゃあ捕縛を解くぞ」
一斉に捕縛を解いたが、先程と違い襲って来る様子は無かった。
どうやら上手くいったようだ。
全ての魔導ゴーレムをストレージに放り込んだ。
よし、先を急ごうか。
この地図によると、まだ全行程の半分程度しか進んでいない。
その後もトラップが盛り沢山だったが、問題なく進んでいた。
途中から範囲探索にモンスターの反応が一つだけ表示していたのだが、どうやらこの扉の先のようだ。
「油断するなよ」
皆が頷く。
扉を開けると、今までで一番広い空間が現れた。
天井なんかも遥か先過ぎて見えない程だった。
「わー!広いよ!クロ!ちょっとお姉ちゃんと、端まで駆けっこしようよ!」
「敵がいる。油断良くない」
流石は冷静でクールなクロだ。
ユイが、ムゥーと唸っている。
遠目に何かがいるな。
近づいて見ると、巨大な骨の塊が鎖に繋がれていた。
「死骸か・・?」
いや、でも反応は確かにコイツからしている。
名前「サウザンド・ボーン・ドラゴン」
レベル:75
種族:骸骨
弱点属性:聖
スキル:呪怨Lv3、疾風咆哮Lv5、火焔咆哮Lv5、氷結咆哮Lv5、瞬撃Lv3、地割れLv5、石化咆哮Lv3
中々に強敵なんじゃないか・・
不思議な事に神の社で過ごした時間は、こちらの世界では時間が経過していなかった。
流石は、時を司る神様だ。
続いてユイ、クロ、リン、ジラの順に神との対話を終えた。
皆、一方的に心の中で念じただけで、実際に対話したり、神の社に飛ばされた者はいなかったようだ。
神との対話を終えた俺達は、大聖堂を後にした。
「お兄ちゃん、外に出ちゃって良かったの?」
「ああ、お目当の場所は大聖堂の外にあったんだ」
実はジラが下に降りる階段を探してくれていた。
しかし、本当に階段なんてあったんだな。
「放棄されてからかなりの年月が経過してますね」
大聖堂の裏手にちょっとした雑木林エリアがあり、その中に埋もれるように地下道へと続く階段が隠されていた。
確かに、既に使用しなくなって数十年、いや数百年は経過しているかもしれない。
「でも、ジラ一体どうやって見つけたんだ・・」
「秘密です」
階段は鉄板で塞がれていた。
錆び付いていたが、俺の腕力で強引に引っぺがし、下へと降りて行く。
階段を降りた先は案の定一面の暗闇が広がっていた。
「エーテルライト!」
ユイが明かりを灯すスキルを発動した。
「いつの間にそんなのを覚えたんだ?」
「えっへへー、凄いでしょー!頭を撫でてくれてもいいよ?」
盗賊のスキルの一つらしい。
知らない間にみんな成長してるんだなと少し嬉しくなった。
そのまま階段を降りて行く。
話では、大孔洞は地上から100mの標高差があるらしい。
どの程度降りたのかは不明だが、一直線に伸びた階段を最後まで降りるのに10分もの時間を要していた。
ここで改めて地図を確認する。
「うーん。現在地点が分からないから地図の見ようがないな。何か目印でもあればいいんだげど」
取り敢えず、道は一直線に伸びている為、迷う事はないだろうと、先を進む事になった。
範囲探索(エリアサーチ)で確認する限りは、俺達以外の気配はない。
改めて気付いたのだが、光があるとはいえ、得体の知れない場所を宛ても無く進み、何処から何が襲って来てもおかしくない精神状態にも関わらず、俺達の中に怯える者は一人もいなかった。
普通は、こういうシュチュエーションだと怖いと怯えながら腕を引っ張ったりするもんじゃないだろうか。
ま、いいけどね。
(引っ張って欲しいのでしたら、私がその役やりましょうか?)
精霊は心の中でが読めるんだったね。
(いや、結構です)
そんな事を考えていると、右袖をクイクイと引っ張る感覚があった。
「ん、どうした?」
クロだった。
「何か見える」
クロは、正面を指差している。
そういえば、魔族のクロは暗闇でも昼間と同じくらい鮮明に見えるんだったね。
クロの指差した方向を目を凝らして確認すると、まだ少し距離はあったが、扉のような物が見えた。
古めかしい扉だった。
地図に書いてある古代文字が扉にもびっちり記載してある。
「ノア、翻訳頼む」
俺の中からノアが出てきた。
「こんなにか弱い私をこんな物騒な場所に呼び出すなんて、呆れちゃうわね」
何を期待しているのかノアは横目でチラチラとこちらを見てくる。
「頼むよ。この通りだ」
俺は両手を合わす。
「冗談よ。えっと、これね。どれどれ・・」
”この場所を訪れし者よ、この先にはお前達の望む金銀財宝の類は一切ない。あるのは、行手を阻む無数の死のトラップの数々だ。そして再奥には決して開ける事の許されないパンドラの箱が一つ。
箱の中身は、この世界をひっくり返す程の威力を有した兵器だ。
誰にも扱う事が出来ず、封印した。決して開ける事許されぬ”
「ご丁寧な説明文だな」
「この程度で私達の行手を阻める訳はないよね!盗賊の血が騒ぐよ!」
ユイ、ベテラン盗賊みたいな発言になってるぞ。
「しかし、どうやって開けるんでしょうね?」
「切りますか?」
「いやいや、力尽くは何かヤバい気がするな。トラップをたくさん仕掛けてあるらしいし」
「この扉は魔法陣が描かれているからたぶん、魔力を注いだら開くんじゃないかな?」
「そういえば、古代遺跡には魔法陣は付き物だよな」
「今の時代には、この技術の再現は出来ていないと聞いてます」
当時の文明の方がこの手の技術には優れていたという事だ。
「じゃ、魔力を込めてみるから、少し離れていてくれ」
もしかしたら、これもトラップの可能性は拭いきれない。
扉に手を当て、魔力注入の要領でゆっくりと魔力を注いでいく。
暫くすると、扉全体が光り出したので、慌てて後ろに飛び退く。
まさか爆発したりしないよな・・
気が付けば、俺の総魔力容量の5分の1程度注いでいたので、結構な量だ。
暫くその様子を伺っていると、光り輝いていた扉が、音もなく独りでに開き出した。
「あれ、開きましたね」
「開いたな」
って、おい、半信半疑だったのかよ。
中は不思議な事に明かりが灯っている。
松明などの火による明かりではない。
大孔洞の岩肌自体が光っていたのだ。
どういう原理なのかは不明だが、岩肌にはびっちり苔が張り巡らされていたので苔自体が自然と光っているのだろう。
発光苔とでも名付けておく。
地図を見てみると、扉らしき物が描かれている場所がある。
「たぶん、ここが、ここだよな・・」
「お兄ちゃん!私が前を歩くね」
ユイの職業は盗賊なので、トラップの発見には長けている。
いつものダンジョン攻略の陣形なのだが、道中のトラップを警戒していつもよりは、ゆっくりと少しづつ進んで行く。
進行方向は、事前に地図に記入しておいたので、道を間違えない限りは迷う事はないだろう。
そうして進む事2時間。
大孔洞というだけあり、なんて広さだ・・
ここまでのトラップとして、毒沼、酸の霧、落し穴、火炙り、水攻め、串刺しなど、ありとあらゆる罠のオンパレードだった。
しかし、ユイの索敵能力や、皆の敏捷性なども相まって、全く問題にすらならなかった。
気を張っていた分、少し拍子抜けだったが、危険が少ないに越した事はない。
今いるのは大部屋の中なのだが、入り口が硬く閉ざされてしまい、閉じ込められてしまった。
「壁を破壊しますか?」
リンもジラも、いや皆に言える事なのだが、外見的な容姿とは異なり、好戦的と言うか、発言がいちいち怖い。
!?
今まで無反応だった箇所から範囲探索が何かを察知した。
「前方から何かが来る!警戒してくれ」
隠し扉と思われる場所から一斉にゴーレムらしき物体が大量に沸いて出た。
「お兄ちゃん、あれ何・・」
鑑定で確認すると魔導ゴーレムと言う名前だけ表示された。
古都ツグールを訪れた際にノアと一緒にいたゴーレムと似ている気がする。
「うん、同じ型式じゃないかな。込めた魔力によって動くの。予め命令しておけば、魔力が続く限り命令を実行し続けるよ」
ノアが得意げに説明している。
「止める方法はあるんですか?」
「んー再起不能にするか、命令を上書きするかしないとダメかな」
魔導ゴーレムは、魔力によって動作している。
命令を実行する忠実な兵士だ。
急に動き出したのは、予め組み込まれていたゴーレム起動の条件を満たしたからだろう。
この部屋に侵入者が来たら起動とでもしていたのかもしれない。
魔導ゴーレムの体の何処かにある魔法陣に魔力を供給すれば、命令をリセットする事が可能なようだ。
これは、確保していれば戦力として使えるかもしれないなと、怖い事を考えてみる。
まずは、実力を把握させてもらうかな。
「ユイ、魔導ゴーレムが戦力として使えるか知りたい。一番近い魔導ゴーレムとちょっと遊んでみてくれないか。他の魔導ゴーレムは動かないようにしておく」
「おっけー!」
ユイが颯爽と飛び出し、魔導ゴーレムの前に立ちはだかる。
魔導ゴーレムのサイズは、3m程だろうか。
ユイに向かって振り下ろされた拳が楽々と地面を削っていた。パワーは中々のようだ。
それに、ゴーレムは遅いイメージがあったのだが、これまた中々に機敏に動いている。
モンスターのレベルに置き換えると40程だろうか。
「ユイ、ありがと。下がっていいよ」
「確保するのですか?」
「ああ、生物じゃないなら、ストレージに入るしね、戦力は多いに越した事はないよ。ノア手伝ってくれ」
ノアに術式が施してある魔法陣の在り処を探ってもらった。
「首の後ろの所ね。ここをズラすと見えてくるわ」
俺は、捕縛により動けなくなっている魔導ゴーレムに魔力を注ぎ現在の命令を抹消しリセットした。
数は全部で12体だ。
「よし、じゃあ捕縛を解くぞ」
一斉に捕縛を解いたが、先程と違い襲って来る様子は無かった。
どうやら上手くいったようだ。
全ての魔導ゴーレムをストレージに放り込んだ。
よし、先を急ごうか。
この地図によると、まだ全行程の半分程度しか進んでいない。
その後もトラップが盛り沢山だったが、問題なく進んでいた。
途中から範囲探索にモンスターの反応が一つだけ表示していたのだが、どうやらこの扉の先のようだ。
「油断するなよ」
皆が頷く。
扉を開けると、今までで一番広い空間が現れた。
天井なんかも遥か先過ぎて見えない程だった。
「わー!広いよ!クロ!ちょっとお姉ちゃんと、端まで駆けっこしようよ!」
「敵がいる。油断良くない」
流石は冷静でクールなクロだ。
ユイが、ムゥーと唸っている。
遠目に何かがいるな。
近づいて見ると、巨大な骨の塊が鎖に繋がれていた。
「死骸か・・?」
いや、でも反応は確かにコイツからしている。
名前「サウザンド・ボーン・ドラゴン」
レベル:75
種族:骸骨
弱点属性:聖
スキル:呪怨Lv3、疾風咆哮Lv5、火焔咆哮Lv5、氷結咆哮Lv5、瞬撃Lv3、地割れLv5、石化咆哮Lv3
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