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08:倉庫の番人ステラ
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ドラゴンの鱗を見事手に入れたリン達は、萬屋へと戻って来ていた。
「最初はどうなるかと思ったけど、上手く行って良かったよ」
「はい、リンさん、本当にありがとうございました」
リンは、ステラを召喚した。
「度々悪いね」
「別にいいのじゃ、あっちにいてもする事がないからの」
「ドラゴンの鱗を全部頼む」
ステラは、背後の巨大な宝箱から先程回収したドラゴンの鱗を取り出してくれた。
その数なんと127枚。
「アリスさん、そういえば、何枚必要ですか?」
何故か、アリスは困惑した顔になっている。
「えっと、すぐに必要な数は、2枚・・程あれば・・」
「たくさんあれば、いいって物じゃないか」
「リンさん、ちなみに1枚お幾らで売って頂けますか?」
「売るなんてとんでもない。タダでいいよ」
アリスが、「えーー!?」と驚いている。
というのもそのはず。ドラゴンの鱗の一般相場は、1枚銀貨10枚程の価値があるからだ。
「流石にそれは、だめです!」
欲がない子だな。
「僕は、アリスさんの依頼でドラゴンの鱗探しをしただけだからね。予想外にたくさん手に入っちゃったけど、鱗で商売するつもりはないよ」
「でも・・・あっ!」
アリスが何かを閃いたらしい。
「だったら私、錬金術でリンさんに恩返しします!」
ん?どういう事だろうか。
「まだまだ私、見習いですけど、私が作った薬品をリンさんの萬屋で売るんです!もちろんリンさんが使って頂いても大丈夫です!私は錬金スキルが上がりますし、リンさんには、材料は提供して頂きますけど、私の作った薬品は、リンさんが自由に出来る!これでどうでしょう?」
どうやらWIN-WINの関係と言いたいらしい。
アリスが目を輝かせながら、僕に説明してくれた。
うーん。困ったな。
リンは、どうやって断ろうか考えていた。
「と、取り敢えず考えておくね。それより、御両親が心配するといけないから、そろそろ戻った方がいいよ」
リンは、そう告げると精霊を召喚した。
すると、何故だかメイド服を着た精霊が現れたのだ。
「お呼びでございましょうか、ご主人様」
「うん、ちょっと頼み事をしたいんだけど」
「はい、何なりと」
「アリスさんと一緒にアリスさんの家まで護衛兼荷物持ちをお願いしたいんだ」
ドラゴンの鱗は、1枚約1kg程の重さがある。
127枚もあれば、到底普通の人に持てる重さではない。
メイド服を着た彼女には、名前がない。
というより、名前を欲しがらない。
精霊には、精霊使いと契約する時に、新しく名前をつける場合がある。
それは、精霊によって異なるのだ。
彼女は、契約した時に自身の名前を捨てた。
しかし、新しい名前は、今はまだ要らないというので、未だに名前が無いのだ。
彼女は、家事掃除なんでも来いの本当の意味でメイドさんなのだ。しかし、普通のメイドさんとの違いは、かなりの力持ちなのだ。
か弱そうな細腕からは考えられないくらいの怪力の持ち主だ。
「畏まりました」
「という訳で、道中は物騒だからね。僕が行ってもいいんだけど、この格好で貴族街は、目立ちそうだからね。その点、彼女なら大丈夫だろう」
「充分です!こんなに気を使って頂いて本当にありがとうございます!」
アリスは、深くお辞儀をしている。
「じゃ、アリスさんを頼むよ」
「行って参ります」
アリスは萬屋の外で、こちらに向かい再度お辞儀をしていた。
ふう、少し疲れたな。
たまには、身体を動かさないと鈍ってしまう。
「まったく、ご主人さまは無茶するにゃ」
「ん、ドラゴンの事?」
「だにゃ。もし10等級が出て来ていたら、命は無かったにゃ」
「10等級は、会いたくても会えるものではないさ。何せこの世界に二体しか確認されていないしね」
(見つけたっす!)
どうやら、人探しをお願いしている蜂の精霊ビーからの心話による連絡だった。
(お、早いね。丁度こちらも仕事が片付いた所なんだ。そっちへ向かうよ)
(僕の分身をそっちに向かわせるから、案内させるっすよ)
暫く待つと、従来の蜂のサイズのビーの分身が現れた。
「クロ、留守番を頼むよ」
クロは、返事を大欠伸(おおあくび)で返した。
ウェルさんの妹さん探しの依頼だったのだが、意外と近場に住んでいるようだ。
「ここっすよ」
目的地へ到着するとビーの本体がいた。
「家の中にいるよ」
「ありがとう、助かったよ。相変わらず仕事が早くて助かるよ」
「まあね!じゃ、戻るね」
蜂の精霊ビーは、戻っていった。
精霊は、普段は精霊世界にいて、召喚によって呼び出された時だけ、こっちの世界に来る。
時には、勝手にあっちから来る場合もあるが、それは非常に稀なのだ。
さて、ウェルさんの手紙を渡さないとね。
リンは、ドアをコンコンとノックをする。
暫く待つと、中から女性が出て来た。
ウェルさんから預かっている写真の人で間違いないようだ。
三年という月日が経過していて、少し不安だったが、姿は全く変わりないようだ。
「初めまして、私はこの街で萬屋を営んでいるリンと言います。今日伺ったのは、貴女のお兄さんから依頼を受けまして、参りました」
最初は、訳も分からず聞いていた彼女だったが、リンが兄の名前を出した瞬間、驚いていた。
「こんな所で立ち話もなんですから、上がって下さい」
彼女に家の中に上がるように促された。
「お気遣いすみません」
家の中へと移動する。
「兄は、私を探しているんですよね?」
「はい。喧嘩別れしてしまった事を非常に悔いている感じでした」
「そうですか・・」
それを最後に彼女は、黙ってしまった。
リンは、ウェルさんから言付かっていた手紙を彼女に手渡した。
暫くその手紙に目を通していた彼女が、リンの方に視線をやる。
「私、戻ります」
彼女は、何らや清々しい表情に変わっていた。
何か、吹っ切れたような感じに見て取れる。
以前から彼女自身も兄と仲直りしたいと思っていたが、きっかけがなく、ズルズルといつの間にか三年という歳月が経ってしまったそうだ。
僕は、妹さんと兄の家へと向かう。
家の前まで来た所で、僕は退散する事にする。僕の出番はここまでだ。
兄弟の久しぶりの再会に水を差したらダメだよね。
リンは、一人萬屋へと戻ってきた。
入り口に封筒が挟んである事に気がつく。
「ああ、辻斬りを捕らえた賞金の準備が出来たのかな」
差出人は公からだった。
封筒の中を確認すると、案の定いつでも取りに来て下さいというものだった。
別に急いでいないので、後からにしよう。
萬屋の中へ入ると、留守番をしているはずのクロが気持ち良さそうに寝ていた。
「寝てたら、留守番にならないだろう・・」
まぁ、怒る気にもなれないので、そのまま寝かしておく。
その日は、それ以上、萬屋に客が訪れる事はなかった。
次の日は、休日だった。
一週間の内、日曜日だけは萬屋は休みにしていた。
午前中に、ウェルさんが萬屋へと訪れた。
無事に妹さんと仲直りし、また一緒に住む事になったそうだ。
「本当にリンさんには、なんとお礼を言ったらよいか」
「いえいえ、僕はただ居場所を見つけただけですよ。妹さんは、あなたの手紙を呼んで決心されてました」
僕は、依頼料として、ウェルさんから銀貨を1枚頂いた。
昼休みになり、リンは懸賞金を貰うために公を訪れていた。
「それにしても、コイツを捕まえるなんて、兄ちゃん只者じゃないだろう」
「いえいえ、ただの萬屋です」
思わぬ大金が入ってしまったので、帰りに備品の購入をする為に、商店街を訪れていた。
段々とお客さんも増えてきたからね、接待用の備品や食料を幾つか購入した。
萬屋へと戻ってきたリンを待っていたのは、狐人の少年シンクと彼の姉であるマリーだった。
「最初はどうなるかと思ったけど、上手く行って良かったよ」
「はい、リンさん、本当にありがとうございました」
リンは、ステラを召喚した。
「度々悪いね」
「別にいいのじゃ、あっちにいてもする事がないからの」
「ドラゴンの鱗を全部頼む」
ステラは、背後の巨大な宝箱から先程回収したドラゴンの鱗を取り出してくれた。
その数なんと127枚。
「アリスさん、そういえば、何枚必要ですか?」
何故か、アリスは困惑した顔になっている。
「えっと、すぐに必要な数は、2枚・・程あれば・・」
「たくさんあれば、いいって物じゃないか」
「リンさん、ちなみに1枚お幾らで売って頂けますか?」
「売るなんてとんでもない。タダでいいよ」
アリスが、「えーー!?」と驚いている。
というのもそのはず。ドラゴンの鱗の一般相場は、1枚銀貨10枚程の価値があるからだ。
「流石にそれは、だめです!」
欲がない子だな。
「僕は、アリスさんの依頼でドラゴンの鱗探しをしただけだからね。予想外にたくさん手に入っちゃったけど、鱗で商売するつもりはないよ」
「でも・・・あっ!」
アリスが何かを閃いたらしい。
「だったら私、錬金術でリンさんに恩返しします!」
ん?どういう事だろうか。
「まだまだ私、見習いですけど、私が作った薬品をリンさんの萬屋で売るんです!もちろんリンさんが使って頂いても大丈夫です!私は錬金スキルが上がりますし、リンさんには、材料は提供して頂きますけど、私の作った薬品は、リンさんが自由に出来る!これでどうでしょう?」
どうやらWIN-WINの関係と言いたいらしい。
アリスが目を輝かせながら、僕に説明してくれた。
うーん。困ったな。
リンは、どうやって断ろうか考えていた。
「と、取り敢えず考えておくね。それより、御両親が心配するといけないから、そろそろ戻った方がいいよ」
リンは、そう告げると精霊を召喚した。
すると、何故だかメイド服を着た精霊が現れたのだ。
「お呼びでございましょうか、ご主人様」
「うん、ちょっと頼み事をしたいんだけど」
「はい、何なりと」
「アリスさんと一緒にアリスさんの家まで護衛兼荷物持ちをお願いしたいんだ」
ドラゴンの鱗は、1枚約1kg程の重さがある。
127枚もあれば、到底普通の人に持てる重さではない。
メイド服を着た彼女には、名前がない。
というより、名前を欲しがらない。
精霊には、精霊使いと契約する時に、新しく名前をつける場合がある。
それは、精霊によって異なるのだ。
彼女は、契約した時に自身の名前を捨てた。
しかし、新しい名前は、今はまだ要らないというので、未だに名前が無いのだ。
彼女は、家事掃除なんでも来いの本当の意味でメイドさんなのだ。しかし、普通のメイドさんとの違いは、かなりの力持ちなのだ。
か弱そうな細腕からは考えられないくらいの怪力の持ち主だ。
「畏まりました」
「という訳で、道中は物騒だからね。僕が行ってもいいんだけど、この格好で貴族街は、目立ちそうだからね。その点、彼女なら大丈夫だろう」
「充分です!こんなに気を使って頂いて本当にありがとうございます!」
アリスは、深くお辞儀をしている。
「じゃ、アリスさんを頼むよ」
「行って参ります」
アリスは萬屋の外で、こちらに向かい再度お辞儀をしていた。
ふう、少し疲れたな。
たまには、身体を動かさないと鈍ってしまう。
「まったく、ご主人さまは無茶するにゃ」
「ん、ドラゴンの事?」
「だにゃ。もし10等級が出て来ていたら、命は無かったにゃ」
「10等級は、会いたくても会えるものではないさ。何せこの世界に二体しか確認されていないしね」
(見つけたっす!)
どうやら、人探しをお願いしている蜂の精霊ビーからの心話による連絡だった。
(お、早いね。丁度こちらも仕事が片付いた所なんだ。そっちへ向かうよ)
(僕の分身をそっちに向かわせるから、案内させるっすよ)
暫く待つと、従来の蜂のサイズのビーの分身が現れた。
「クロ、留守番を頼むよ」
クロは、返事を大欠伸(おおあくび)で返した。
ウェルさんの妹さん探しの依頼だったのだが、意外と近場に住んでいるようだ。
「ここっすよ」
目的地へ到着するとビーの本体がいた。
「家の中にいるよ」
「ありがとう、助かったよ。相変わらず仕事が早くて助かるよ」
「まあね!じゃ、戻るね」
蜂の精霊ビーは、戻っていった。
精霊は、普段は精霊世界にいて、召喚によって呼び出された時だけ、こっちの世界に来る。
時には、勝手にあっちから来る場合もあるが、それは非常に稀なのだ。
さて、ウェルさんの手紙を渡さないとね。
リンは、ドアをコンコンとノックをする。
暫く待つと、中から女性が出て来た。
ウェルさんから預かっている写真の人で間違いないようだ。
三年という月日が経過していて、少し不安だったが、姿は全く変わりないようだ。
「初めまして、私はこの街で萬屋を営んでいるリンと言います。今日伺ったのは、貴女のお兄さんから依頼を受けまして、参りました」
最初は、訳も分からず聞いていた彼女だったが、リンが兄の名前を出した瞬間、驚いていた。
「こんな所で立ち話もなんですから、上がって下さい」
彼女に家の中に上がるように促された。
「お気遣いすみません」
家の中へと移動する。
「兄は、私を探しているんですよね?」
「はい。喧嘩別れしてしまった事を非常に悔いている感じでした」
「そうですか・・」
それを最後に彼女は、黙ってしまった。
リンは、ウェルさんから言付かっていた手紙を彼女に手渡した。
暫くその手紙に目を通していた彼女が、リンの方に視線をやる。
「私、戻ります」
彼女は、何らや清々しい表情に変わっていた。
何か、吹っ切れたような感じに見て取れる。
以前から彼女自身も兄と仲直りしたいと思っていたが、きっかけがなく、ズルズルといつの間にか三年という歳月が経ってしまったそうだ。
僕は、妹さんと兄の家へと向かう。
家の前まで来た所で、僕は退散する事にする。僕の出番はここまでだ。
兄弟の久しぶりの再会に水を差したらダメだよね。
リンは、一人萬屋へと戻ってきた。
入り口に封筒が挟んである事に気がつく。
「ああ、辻斬りを捕らえた賞金の準備が出来たのかな」
差出人は公からだった。
封筒の中を確認すると、案の定いつでも取りに来て下さいというものだった。
別に急いでいないので、後からにしよう。
萬屋の中へ入ると、留守番をしているはずのクロが気持ち良さそうに寝ていた。
「寝てたら、留守番にならないだろう・・」
まぁ、怒る気にもなれないので、そのまま寝かしておく。
その日は、それ以上、萬屋に客が訪れる事はなかった。
次の日は、休日だった。
一週間の内、日曜日だけは萬屋は休みにしていた。
午前中に、ウェルさんが萬屋へと訪れた。
無事に妹さんと仲直りし、また一緒に住む事になったそうだ。
「本当にリンさんには、なんとお礼を言ったらよいか」
「いえいえ、僕はただ居場所を見つけただけですよ。妹さんは、あなたの手紙を呼んで決心されてました」
僕は、依頼料として、ウェルさんから銀貨を1枚頂いた。
昼休みになり、リンは懸賞金を貰うために公を訪れていた。
「それにしても、コイツを捕まえるなんて、兄ちゃん只者じゃないだろう」
「いえいえ、ただの萬屋です」
思わぬ大金が入ってしまったので、帰りに備品の購入をする為に、商店街を訪れていた。
段々とお客さんも増えてきたからね、接待用の備品や食料を幾つか購入した。
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