11 / 19
010:幻影の精霊ファナム
しおりを挟む
クロの匂い追跡により、無法地帯の危険指定区で変わり果てた姿になっているシンクを発見した。
容体を確認するまでもなく、すでに息はなかった。
「・・なんて事だ。一体誰がこんな事を・・」
リンは、癒しの精霊シルティナを呼び出した。
「シルティナ、彼の傷を癒してくれ」
「畏まりました。しかし、傷は癒せても・・」
「分かってる。頼む・・」
「分かりました」
癒しの精霊ですら、死んだ人を生き返らす事は出来ない。そんな事は分かっている。
しかし、傷は癒す事は出来る。
見ていられなかったのだ。傷ついたままのシンクを。
短い間だったが、一緒に住んでいたのだ。リンにとってシンクは家族同然だった。
シルティナにより、シンクは、まるで寝ているのかと錯覚してもおかしくない状態に様変わりしていた。
「ありがとう、シルティナ」
「また何かありましたらお呼び下さい」
「んと、どうするにゃ、ご主人」
いつもは、態度が偉そうな猫精霊のクロもこの時は、リンの顔色を伺いながらオドオドしていた。
「血の匂いを追ってくれ」
シンクをソッと抱き上げた。
「シンク、ごめんね・・助けてあげられなくて」
ここ以外にもシンクの血の匂いがするというクロに、その場所まで案内してもらった。
案内されて辿り着いた場所は、小さな小屋だった。
しかし、リンには見覚えのある場所だった。
なんとそこは、以前シンクの姉が拉致された場所だったのだ。
リンの気配を察知して中から出てきた男共にも見覚えがあった。
こちらの姿を見て、男共が動揺しているのが分かる。
リンにという訳ではなく、リンが抱えていたシンクを見て驚いているようだった。
「何故、そいつが生きてやがる!!」
シンクを殺した犯人は、どうやらこいつらで間違いないようだ。
「チッ!まあいい、お前にも恨みがあったな」
「兄貴!やっちまいましょう!」
男の一人が、血の付着したナイフを取り出し、こちらを威嚇する。
恐らく、シンクの命を奪ったものだろう。
リンが耳を澄ましても微かに聞こえるかどうかの小声で何やらブツブツと呟いていた。
視線は、男共を睨み付けたまま離さない。
「ああ?何言ってやがる!今さら命乞いしたって遅いぜぇ?」
やがて、リンの横に1人の精霊が現れた。
虚空に浮いているのだ。
紫色の髪で顔を隠しており、年齢の程は伺えないが、大きさからしてまだ幼いのだろう。
「ファナム、こいつらに死よりも苦しい幻想を与えてくれないか」
「段階は?」
「6だ」
「分かったわ」
それだけ告げるとリンは、そのまま後ろを振り返り、小屋を後にする。
しかし、男共はリンを追う事は無かった。
その後二人の何かに脅える声だけが、響いていた。
リンの召喚した精霊は、幻影の精霊ファナム。
その名の通り、ありとあらゆる幻想を相手にみせる事が出来る。
今回リンが依頼したのは、死よりも残酷な幻想だ。
ファナムが扱う幻想の中で、最も辛く苦しい、それこそ死んでしまいたいと思えるほどの幻想だった。
ファナムは、自身の幻想を10段階の強さで見せるようにしている。
今回は6なので、半分よりもやや上といった感じだろうか。
リンは、すぐに公の元へと向かった。
シンクが奴らによって殺害されてしまった事、犯人の居場所などを説明した。
極力面倒毎には関わりあいたくない為、用件だけ告げると足早に去った。
後は、公に任せよう。
リンは、その足でマリーの待つ萬屋へと戻って来た。
戻る道中、リンはマリーに何と説明するべきなのかを何度も何度も考えていた。
萬屋の前にマリーの姿が見えた。
リンは、シンクを抱いたまま、マリーの元へと向かう。
ピクリともしない、シンクの姿を見たマリーは、言葉を失っていた。
「リンさん、シンクは・・まさか・・・」
「ここではあれですので、中へ入りましょう」
萬屋の中へ移動したリンは、ソファーにそっとシンクを寝かせた。
シンクは本当にただ眠っているだけで、言われなければ恐らく誰も気が付かないだろう。
そして、シンクの死の経緯を全てマリーに説明した。
涙をグッと堪えていたマリーだったが、堪えきれなくなったのか今はボロボロと大粒の涙を流していた。
犯人が既に捕まったことに対しての安堵はあったが、犯人が以前マリーを拉致した奴らだと分かった時はさすがにショックを隠せないようだ。
全てを伝え終えたリンは、マリーに質問をする。
「精霊の力で、一時だけですが、シンクと話す事が出来ます。あくまでもマリーさんが希望すれば―――」
「お願いします」
まだ最後まで言い終えていないにも関わらず、マリーは即答だった。
「お別れの挨拶と、一言だけ・・・ありがとうと言いたい・・です」
「分かりました」
リンは、いつものように詠唱を唱え、先程も召喚したファナムを呼び出す。
「ファナム、シンクの魂を姉のマリーさんだけに見せてくれないか」
「分かったわ」
そして、程なくしてマリーの前に薄ぼんやりと輝いたシンクが現れた。
勿論、リンには見えていない。
だけどもリンには今シンクがどんな顔をしているのかが何となく分かっていた。
いつものようにヘラヘラと笑っているに違いないと。
「ねーちゃん、何て顔をしてるんだよ!」
「シンク・・」
「ねーちゃんは、何時でも笑顔でいてくれよ!」
「・・・ごめんね、本当にごめんね・・」
「なんでねーちゃんが謝るんだよ?」
「だって、だって、私、シンクに何もしてあげられなかった・・」
シンクは、笑っていた。
その表情は何処か儚げでいて、何処か悲しそうな表情にも見て取れる。
きっと、昔の事を色々と思い出しているのだろう。
「馬鹿だな、ねーちゃんは、俺はねーちゃんから返せないくらい、色々してもらっだぜ?あの時だってほら――」
いつしか二人は、昔話をしていた。
最初は、涙を零していたマリーだったが、いつの間にかシンクと一緒になって笑っていた。
「その顔だよ、ねーちゃん!やっぱりねーちゃんは、笑った顔が一番だぜ!」
「うん、ありがとう」
「その顔で迫れば、兄ちゃんを落とせるかもしれないぜ!」
「もう、シンクったら!」
再び二人が声を上げて笑っていた。
「えっと、俺そろそろ行かなきゃ行けないんだ」
!?
「シンク・・。えとね、ありがとう。私なんかの弟になってくれて、お姉ちゃん、嬉しかったよ」
その言葉を聞いて、シンクが少しだけ涙を零した。
「あれ、おかしいな?最後まで泣かないって決めたのに・・・。ねーちゃん、最期に一つだけ。俺は、ねーちゃんの弟で本当に幸せだったぜ。じゃあな!」
「バイバイ・・シンク・・」
マリーは、シンクの言葉に何度も何度も「うんうん」と頷いていた。
シンクは消えてしまった。
マリーは、シンクが消えた一点を眺めながら、涙を零していた。
しかし、その表情はどこか笑っていた。
「泣いてたら、またシンクに怒られちゃうから・・」
「ファナム、ありがとう」
ファナムは、ニコッと微笑みながら帰っていった。
リンが死者を送る経験をしたのは、今までも何度かあった。
その度に今回のように一番親しかった者には、最後のお別れのチャンスを促していた。
本人がそれを望むかどうかは、半々だった。
マリーのようにお別れを望む者もいれば、逆に気持ちの整理が出来ないからと断る者もいたのだ。
しかし、ファナムも万能ではない。
亡くなってから、丸一日間しか死者の魂を呼びよす事が出来ない。丸一日経過した魂は、死後の世界に旅だたってしまうのだ。
何とも言いようのない空気が数日の間流れていた。
容体を確認するまでもなく、すでに息はなかった。
「・・なんて事だ。一体誰がこんな事を・・」
リンは、癒しの精霊シルティナを呼び出した。
「シルティナ、彼の傷を癒してくれ」
「畏まりました。しかし、傷は癒せても・・」
「分かってる。頼む・・」
「分かりました」
癒しの精霊ですら、死んだ人を生き返らす事は出来ない。そんな事は分かっている。
しかし、傷は癒す事は出来る。
見ていられなかったのだ。傷ついたままのシンクを。
短い間だったが、一緒に住んでいたのだ。リンにとってシンクは家族同然だった。
シルティナにより、シンクは、まるで寝ているのかと錯覚してもおかしくない状態に様変わりしていた。
「ありがとう、シルティナ」
「また何かありましたらお呼び下さい」
「んと、どうするにゃ、ご主人」
いつもは、態度が偉そうな猫精霊のクロもこの時は、リンの顔色を伺いながらオドオドしていた。
「血の匂いを追ってくれ」
シンクをソッと抱き上げた。
「シンク、ごめんね・・助けてあげられなくて」
ここ以外にもシンクの血の匂いがするというクロに、その場所まで案内してもらった。
案内されて辿り着いた場所は、小さな小屋だった。
しかし、リンには見覚えのある場所だった。
なんとそこは、以前シンクの姉が拉致された場所だったのだ。
リンの気配を察知して中から出てきた男共にも見覚えがあった。
こちらの姿を見て、男共が動揺しているのが分かる。
リンにという訳ではなく、リンが抱えていたシンクを見て驚いているようだった。
「何故、そいつが生きてやがる!!」
シンクを殺した犯人は、どうやらこいつらで間違いないようだ。
「チッ!まあいい、お前にも恨みがあったな」
「兄貴!やっちまいましょう!」
男の一人が、血の付着したナイフを取り出し、こちらを威嚇する。
恐らく、シンクの命を奪ったものだろう。
リンが耳を澄ましても微かに聞こえるかどうかの小声で何やらブツブツと呟いていた。
視線は、男共を睨み付けたまま離さない。
「ああ?何言ってやがる!今さら命乞いしたって遅いぜぇ?」
やがて、リンの横に1人の精霊が現れた。
虚空に浮いているのだ。
紫色の髪で顔を隠しており、年齢の程は伺えないが、大きさからしてまだ幼いのだろう。
「ファナム、こいつらに死よりも苦しい幻想を与えてくれないか」
「段階は?」
「6だ」
「分かったわ」
それだけ告げるとリンは、そのまま後ろを振り返り、小屋を後にする。
しかし、男共はリンを追う事は無かった。
その後二人の何かに脅える声だけが、響いていた。
リンの召喚した精霊は、幻影の精霊ファナム。
その名の通り、ありとあらゆる幻想を相手にみせる事が出来る。
今回リンが依頼したのは、死よりも残酷な幻想だ。
ファナムが扱う幻想の中で、最も辛く苦しい、それこそ死んでしまいたいと思えるほどの幻想だった。
ファナムは、自身の幻想を10段階の強さで見せるようにしている。
今回は6なので、半分よりもやや上といった感じだろうか。
リンは、すぐに公の元へと向かった。
シンクが奴らによって殺害されてしまった事、犯人の居場所などを説明した。
極力面倒毎には関わりあいたくない為、用件だけ告げると足早に去った。
後は、公に任せよう。
リンは、その足でマリーの待つ萬屋へと戻って来た。
戻る道中、リンはマリーに何と説明するべきなのかを何度も何度も考えていた。
萬屋の前にマリーの姿が見えた。
リンは、シンクを抱いたまま、マリーの元へと向かう。
ピクリともしない、シンクの姿を見たマリーは、言葉を失っていた。
「リンさん、シンクは・・まさか・・・」
「ここではあれですので、中へ入りましょう」
萬屋の中へ移動したリンは、ソファーにそっとシンクを寝かせた。
シンクは本当にただ眠っているだけで、言われなければ恐らく誰も気が付かないだろう。
そして、シンクの死の経緯を全てマリーに説明した。
涙をグッと堪えていたマリーだったが、堪えきれなくなったのか今はボロボロと大粒の涙を流していた。
犯人が既に捕まったことに対しての安堵はあったが、犯人が以前マリーを拉致した奴らだと分かった時はさすがにショックを隠せないようだ。
全てを伝え終えたリンは、マリーに質問をする。
「精霊の力で、一時だけですが、シンクと話す事が出来ます。あくまでもマリーさんが希望すれば―――」
「お願いします」
まだ最後まで言い終えていないにも関わらず、マリーは即答だった。
「お別れの挨拶と、一言だけ・・・ありがとうと言いたい・・です」
「分かりました」
リンは、いつものように詠唱を唱え、先程も召喚したファナムを呼び出す。
「ファナム、シンクの魂を姉のマリーさんだけに見せてくれないか」
「分かったわ」
そして、程なくしてマリーの前に薄ぼんやりと輝いたシンクが現れた。
勿論、リンには見えていない。
だけどもリンには今シンクがどんな顔をしているのかが何となく分かっていた。
いつものようにヘラヘラと笑っているに違いないと。
「ねーちゃん、何て顔をしてるんだよ!」
「シンク・・」
「ねーちゃんは、何時でも笑顔でいてくれよ!」
「・・・ごめんね、本当にごめんね・・」
「なんでねーちゃんが謝るんだよ?」
「だって、だって、私、シンクに何もしてあげられなかった・・」
シンクは、笑っていた。
その表情は何処か儚げでいて、何処か悲しそうな表情にも見て取れる。
きっと、昔の事を色々と思い出しているのだろう。
「馬鹿だな、ねーちゃんは、俺はねーちゃんから返せないくらい、色々してもらっだぜ?あの時だってほら――」
いつしか二人は、昔話をしていた。
最初は、涙を零していたマリーだったが、いつの間にかシンクと一緒になって笑っていた。
「その顔だよ、ねーちゃん!やっぱりねーちゃんは、笑った顔が一番だぜ!」
「うん、ありがとう」
「その顔で迫れば、兄ちゃんを落とせるかもしれないぜ!」
「もう、シンクったら!」
再び二人が声を上げて笑っていた。
「えっと、俺そろそろ行かなきゃ行けないんだ」
!?
「シンク・・。えとね、ありがとう。私なんかの弟になってくれて、お姉ちゃん、嬉しかったよ」
その言葉を聞いて、シンクが少しだけ涙を零した。
「あれ、おかしいな?最後まで泣かないって決めたのに・・・。ねーちゃん、最期に一つだけ。俺は、ねーちゃんの弟で本当に幸せだったぜ。じゃあな!」
「バイバイ・・シンク・・」
マリーは、シンクの言葉に何度も何度も「うんうん」と頷いていた。
シンクは消えてしまった。
マリーは、シンクが消えた一点を眺めながら、涙を零していた。
しかし、その表情はどこか笑っていた。
「泣いてたら、またシンクに怒られちゃうから・・」
「ファナム、ありがとう」
ファナムは、ニコッと微笑みながら帰っていった。
リンが死者を送る経験をしたのは、今までも何度かあった。
その度に今回のように一番親しかった者には、最後のお別れのチャンスを促していた。
本人がそれを望むかどうかは、半々だった。
マリーのようにお別れを望む者もいれば、逆に気持ちの整理が出来ないからと断る者もいたのだ。
しかし、ファナムも万能ではない。
亡くなってから、丸一日間しか死者の魂を呼びよす事が出来ない。丸一日経過した魂は、死後の世界に旅だたってしまうのだ。
何とも言いようのない空気が数日の間流れていた。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる