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2章
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しおりを挟む「んっ
ここは・・・?」
ミーシャが目覚めると、そこは真っ白な空間。果てがあるのかどうかもわからない、ただ真っ白な場所にミーシャはいました。
「!!
サーシャ!サーシャどこ!」
そして片割れがいない事に気がつきます。
"サーシャはいないよ。"
「!」
突然の声にミーシャは迎撃態勢をとります。
"ここに呼んだのは君だけさ。
・・・そんな警戒しないでくれよ。悲しいじゃないか。ほら、そんなに睨んだら、可愛い顔が台無しだよ。"
「あなたは誰ですか。そしてどこにいるのですか。」
"そうか。"
ほいっと言ったと同時に、ミーシャの周りの様子が変化しました。そこはどこかの宮殿の謁見の間のようで、足を組んで玉座に座る僕の前には、こちらを睨むミーシャがいます。
"僕は、そうだな、言ってしまおうか。
僕はリューケ。聞いたことはあるだろう?この名を。"
「リューケ・・・?あなたは創世神リューケと同じ名であると言うのですか?それが一体・・・!」
気づいたミーシャは、僕の前に跪きます。ミーシャが生きる世界では、リューケの名をもつ者は創世神しかいません。
"そうさ。僕は創世神リューケ。僕の口から君にいろいろ話そうと思って。
びっくりした?無礼を働かせて、後でいじるのも良かったんだけど、やなやつだと思われたら嫌だったんだ。
ガイラの子にはね、1人1人会ってガイラにふさわしいか見るようにしてるんだ。だからサーシャはいないってことだよ。覚醒の儀式は僕の元へ飛ばす転移魔術の一種さ。これから本当の覚醒をするんだよ。
出ておいで、ミーシャの武獣。"
ミーシャから出てきたレイドは、双獣、すなわち2匹でした。僕は確信しました。この子こそ僕が待ち望んでいた人であると。
閑話休題。
"君たちの名は?"
「レイとライです。我が主よ。」
ミーシャは答えます。とても仰々しく、僕は悲しいです。
"レイ、ライよ。いつまでその姿でおるつもりだ?もうストッパーの役割はない。普通のレイドとして生きよ。"
「でも・・・!」「いいのですか?」
"僕が守るさ。この子をこんな目に合わせたのは、僕が悪いんだ。だから、大丈夫だよ。"
そう、僕が悪いんだ。僕が弱いから。
「なら」「わかりました」
ミーシャは僕たちの会話を訝しげに見ています。すると、レイとライは突如光はじめました。
その光はとても見ていられないほど眩しくなり、ミーシャは目を閉じてしまいます。光が収まってミーシャが目を開けると、そこには小さなドラゴンが2匹いました。
「うそ。ドラゴン・・・?」
「ごしゅじんさま。レイとライの、ぼくらのほんとうのすがただよ。ちからがなかったんだ。これからは、ごしゅじんさまといっしょにとべるね!」
「一緒に?ボクは・・・ボクの翼は・・・!」
"大丈夫。君は飛べるよ。"
ミーシャの翼は発達不良のように小さく、とても飛べやしないことを僕は知っています。でもそれは、違うことも知っています。ストッパーがなくなった、それは、悪しきものが解放されたのと同時に、良きことも解放されたのです。
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