嫌われ者の【白豚令嬢】の巻き戻り。二度目の人生は失敗しませんわ!

大福金

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やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編

第百三十八話 奴隷オークション

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 鉄格子の中で五人仲良く雑談していると、冒険者風の男性がいかにもって感じの男性を連れて来た。
 その見た目は恰幅が良く、ギラギラした趣味の悪い服を着ていて両手に大きな袋を持っていた。

 その袋を無造作に放り投げると

「さぁ。お前達は今からこの服に着替えろ!」

 冒険者風の男が無造作に鉄格子鍵を開ける。

「お前はこれを着ろ」

 何この肌の露出の多い服は……まるでエッチなお店のお姉さんみたいなんだけども。これを私に着ろと? 
 前世の世界ではまぁこんな服着てウロウロしてる人もいるし……なんだけど、この世界の常識に慣れちゃったから。肌を露出するのに抵抗がない訳じゃない。

「これに着替えないとダメ?」

 一応ダメもとで聞いてみるも、

「当たり前だ! さっさと着替えろ! 十分後には出発するからな? 早く着替えるんだな」

 そう言って男達は出ていった。

 はぁ……そうですか。分かりましたよ着替えます。

 着替えてる時に、アイツらが急に戻って来たら嫌なので、扉が開かないようにした。ふふっ上手くいったわ。ちょっと魔法の加減出来るようになったのかも?

「なっ……猫耳……」

 可愛いけども、これをつけるの? あの男の趣味なんだろうか? シャルロッテを見ると、恥ずかしそうに頬を染めうさぎ耳を付けていた。

「はうっ……可愛すぎる」

「ソフィア様……ちょっと恥ずかしいですね。でもあのう……ソフィア様のネコ耳姿は可愛いくて眼福です」

 いやいやシャルロッテ? 眼福なのは私の目です。

 「お話している所すみません。あのう……さっきから扉をガチャガチャしている音が……男達が戻ってきたのでは?」

 シャルロッテとお互いを褒め合ってると、女の子が教えてくれた。しまった扉を開けなきゃ。

 魔法を解除すると、男達がなだれ込んで来た。瞳をパチクリさせながら。

 ふふっざまあみろだわ。まぁこれからもっと痛い目を見て貰うんだけどね?

「チッ……行くぞっ付いてこいっ」

 恰幅のいい男が少し恥ずかしそうに舌打ちをすると、足音をたてながら歩いて行った。


★★★



 馬車に乗せられ付いてきた場所は、大きな倉庫の様な建物だった。

 中に入ると私達以外にも、奴隷オークションにかけられる子達が集まっていた。

 みんな泣いている。
 端に座り込んで泣いてる子なんて小さい……7歳前後? かな。あんな小さな子供まで誘拐したの? 本当に最悪。絶対に許さないからね。

「じゃあな? オークションが始まるまではここで待機してろ」

 男達が鍵を閉め部屋を出ると、私は精一杯の笑顔で微笑み

「みなさん! 泣かないで聞いて下さい。私は今こんな服を着ていますが、潜入捜査のためなので、許して下さいね。私がみんなをちゃんと家に帰してあげます。この場所にいる悪い奴等は全て捕まえます! だから大丈夫。安心して……」

「…………本当にお家に帰してくれるの?」

 端に座っていた小さな子供が、手をもじもじと動かし質問して来た。

「もちろんよ! 約束するね」
「ねこしゃん……」

 安心したのかにこりと微笑むと、私の手をギュッと握った。

 すぐ様シャルロッテが前に出てきて

「大丈夫ですよ? この方は公爵家の令嬢様なんですよ? この建物内にいる誰よりも身分が高いんですから」

 私が公爵家令嬢だと瞳を輝かせ熱弁する。ちょっと恥ずかしいです。

 そのおかげもあってか、安心したのか部屋の空気が和らいだ。

  数分もすると……男が部屋にドカドカと入ってきて私の手を握っていた。子供を引っ張る。

「おい! まずはお前からだっこい」

 私はこっそりと片目を閉じて、大丈夫後でねっと励ました。すると同じ様に片目を閉じてにこりと笑い部屋を出ていった。


 とうとう私達だけになった。どうやら私とシャルロッテはメインイベントらしい。

「お前達の番だ? さぁ行くぞ? 金持ちに高く買ってもらうんだな」

 男に案内されステージに立つと、想像していたよりも多くの人が集まっていた。優に五十人はいる。

「変態がいっぱいいるわね」
「本当ですね」

 シャルロッテと小声で話していると、一人のマントの男に目が止まる。立って居るだけなのに、高貴な人だと分かる。あんな人まで奴隷を買うの? 仮面をしているし、深くマントのフードを被っているせいで容姿は分からないけど、凄く若そうに思える。

 んん? 私を見てプルプル震えてる?  なんでかしら?

 まあいいわ。ここは変態の巣窟だわ。
 
 今からのお仕置タイム楽しんでね?

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