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やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編
第百八十三話 違和感
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「おっと新たに魔獣が出てきたね。じゃあAチームから順番に魔獣を討伐してください」
私たちのチームが呼ばれ前に出る。
それを近くでソウ先生、アレス様、ファーブル様、ジャスパー様が見守り、少し離れた所で他のチームが私たちの様子を見ている。
「スライムが三匹にホーンラビットが二匹か……」
ジーニアス様がポツリと呟き魔獣を睨む。
「じゃあサクッとやってやりますか。僕とジーニアスがホーンラビットを討伐するから、ソフィア達はスライムを頼んだよ」
アイザック様とジーニアス様が、ホーンラビットというウサギにツノを生やして怖くした姿の魔獣に向かっていく。
「私たちも頑張りましょう!」
「「はいっ」」
シャルロッテとダイアナに声がけし、スライムに向かっていく。
私だって成長したんだ。この日のために魔力調整をいっぱい練習した。
ここで恐ろしい威力の大魔法なんて絶対に放たないんだから。
集中集中。
私は自分に言い聞かせる。
「やりましたわ!」
「私もです。後一匹!」
私が集中している間に。
シャルロッテが風魔法、ダイアナが雷魔法でスライムを一撃で仕留める。
「ソフィア様頑張ってください!」
先に討伐を終えた二人が手を握りしめ応援してくれる。
「うん! 任せて」
あの核に当たるような大きさの水の球をイメージして……撃つ!
「バンッ!」
私は人差し指を出し、ピストルを打つようなポーズをし、バンッとスライムに向けて打った。
指先から玉のような水球が飛び出し、スライムの核に直撃した後。その玉の勢いが止まらず壁に直撃し拳大の穴を開けた。あれれ? ちょっと威力が強すぎた?
———壁に穴を開けちゃったけれど成功だよね?
「ソフィア様すごいです! あのような水魔法の使い方は初め見ました」
「さすがです」
シャルロッテとダイアナが、興奮気味に私の所へと走ってきた。
よく見ると、討伐を終えたアイザック様やジーニアス様までが、私を見守り拍手を送ってくれていた。
「フィアは相変わらずの規格外の魔力だけど、今回は魔力調整に成功したね。強い魔力を抑えられていたよ」
「うん。こんなに上手に水魔法を操るなんてさすがだよ。練習頑張った成果が出たね」
みんなに褒められて、なんだか嬉しいやら照れ臭いやらで、前を向けなくなってしまった。
この後も順調に研修は進み、どのチームも魔獣討伐をクリアしていく。
今の所どのチームも大きな失敗はない。
得体の知れない不安に、ピリリと引き締まっていた気持ちはどこかに吹き飛び、私は少し油断していたのかも知れない。
「じゃあ次は五階層に降りるよー」
順調にクリア階層を進めていき、みんなで次の五階層に降りていく。
「ん? 何か声が聞こえる?」
ふと声のする方を見ると、ただの壁で誰もいない
気のせいだったのかな?
————ゆるすまじ……お……の者達よ。
やはり何か聞こえる?
再び周りを見回すが、やはり誰もいない。
「フィア! 何してるんだ? みんな五階層に降りて行ってるよ?」
「あっすみません! 今行きます」
声が気になったんだけど、アイザック様の所に走っていき一緒に五階層へと降りて行った。
私たちのチームが呼ばれ前に出る。
それを近くでソウ先生、アレス様、ファーブル様、ジャスパー様が見守り、少し離れた所で他のチームが私たちの様子を見ている。
「スライムが三匹にホーンラビットが二匹か……」
ジーニアス様がポツリと呟き魔獣を睨む。
「じゃあサクッとやってやりますか。僕とジーニアスがホーンラビットを討伐するから、ソフィア達はスライムを頼んだよ」
アイザック様とジーニアス様が、ホーンラビットというウサギにツノを生やして怖くした姿の魔獣に向かっていく。
「私たちも頑張りましょう!」
「「はいっ」」
シャルロッテとダイアナに声がけし、スライムに向かっていく。
私だって成長したんだ。この日のために魔力調整をいっぱい練習した。
ここで恐ろしい威力の大魔法なんて絶対に放たないんだから。
集中集中。
私は自分に言い聞かせる。
「やりましたわ!」
「私もです。後一匹!」
私が集中している間に。
シャルロッテが風魔法、ダイアナが雷魔法でスライムを一撃で仕留める。
「ソフィア様頑張ってください!」
先に討伐を終えた二人が手を握りしめ応援してくれる。
「うん! 任せて」
あの核に当たるような大きさの水の球をイメージして……撃つ!
「バンッ!」
私は人差し指を出し、ピストルを打つようなポーズをし、バンッとスライムに向けて打った。
指先から玉のような水球が飛び出し、スライムの核に直撃した後。その玉の勢いが止まらず壁に直撃し拳大の穴を開けた。あれれ? ちょっと威力が強すぎた?
———壁に穴を開けちゃったけれど成功だよね?
「ソフィア様すごいです! あのような水魔法の使い方は初め見ました」
「さすがです」
シャルロッテとダイアナが、興奮気味に私の所へと走ってきた。
よく見ると、討伐を終えたアイザック様やジーニアス様までが、私を見守り拍手を送ってくれていた。
「フィアは相変わらずの規格外の魔力だけど、今回は魔力調整に成功したね。強い魔力を抑えられていたよ」
「うん。こんなに上手に水魔法を操るなんてさすがだよ。練習頑張った成果が出たね」
みんなに褒められて、なんだか嬉しいやら照れ臭いやらで、前を向けなくなってしまった。
この後も順調に研修は進み、どのチームも魔獣討伐をクリアしていく。
今の所どのチームも大きな失敗はない。
得体の知れない不安に、ピリリと引き締まっていた気持ちはどこかに吹き飛び、私は少し油断していたのかも知れない。
「じゃあ次は五階層に降りるよー」
順調にクリア階層を進めていき、みんなで次の五階層に降りていく。
「ん? 何か声が聞こえる?」
ふと声のする方を見ると、ただの壁で誰もいない
気のせいだったのかな?
————ゆるすまじ……お……の者達よ。
やはり何か聞こえる?
再び周りを見回すが、やはり誰もいない。
「フィア! 何してるんだ? みんな五階層に降りて行ってるよ?」
「あっすみません! 今行きます」
声が気になったんだけど、アイザック様の所に走っていき一緒に五階層へと降りて行った。
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