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やり直しの人生 ソフィア十四歳スタンピード編
第二百九話 その後……女神様!?
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「この場所にある全ての魔石や魔獣の回収も終わったようだし、後は王都に向かって帰るとするか」
お父様がそう言うと、ジャスパー様がみんなに指示を出し帰る準備を始めた。
「フィアたんお疲れ様。また帰ってから詳しい話を聞かせてもらうからね」
「は……はい」
バタバタと帰る準備をしている中。
お父様が私のところに歩いて来て、頭を優しく撫でる。その顔は笑ってはいるが、後でもっと詳しく聞かせてもらうからね、分かってるね? と目で訴えているよう。
まだお父様の疑問は晴れていないのが分かる。あああ……帰ったら色々と質問されるんだろうなぁ。
ティーゴさん達のところをうまく誤魔化して説明できるかな?
「出発!」
大きな掛け声の後。お父様が先陣をきって、騎士達を引き連れて走っていった。
「さてと、私もリルと帰りますか」
大きくなったリルの背中に乗りながら、短いようで長い長い一日が終わったなぁなどと考えていたら。
「フィア? 気をつけて帰るんだよ。もうこんな無茶はしないでね」
アイザック様が心配そうに声をかけてきた。
「アイザック様、もちろんです」
これ以上心配をかけまいと笑顔で返す。
「リル、ソフィアのことを頼んだよ」
アイザック様はリルの頬を撫でると「また後でね。先にフィアの方がついてるかな?」そう言って馬に騎乗しお父様達のところに走って行った。
「私たちも帰ろうか。リル頼んだよ」
ーーもちろん任せて♪♪
★★★
部屋に戻ると、目を晴らしたシャルロッテとお母様、そしてメイドのリリが私の所に走ってきた。
どうやら私の部屋で待っていてくれたみたい。
お母様とリリは全く寝てないのか目にクマができている。
シャルロッテは泣き腫らして目が真っ赤だ。
お父様からの魔法鳥の連絡で、私がリルと一緒に戻ってくると聞き、部屋で待っていたらしい。
シャルロッテは私が眠らせてしまったのに、『眠ってしまってすみません』と責任を感じていたと、お母様が教えてくれた。
こんなにも心配をかけてしまっていたのだと、改めて反省した。
いくらみんなを救いたいからと言っても、大切な人達を心配させてはダメだ。
もっとちゃんと説明して、説得してから行けばよかったと反省。
お母様やシャルロッテ、リリが泣きながら交互に私を抱きしめ、無事でよかったと言ってくれる。
何だかその姿に私も貰い泣きし、一緒にわんわんと泣いてしまった。
次の日。
お父様達も帰ってきて、凱旋パレードが王都で行われた。
そこになぜか私も一番目立つ場所を陣取りみんなに手を振っている……なんだろう。
どうしてこーなった!
その理由はお父様達と一緒に討伐に来ていた騎士達。
騎士達が「この奇跡はソフィア様がいたからこそ!」
「ソフィア様がいなければ、スタンピードを終わらせる事など出来なかった」
「みなぎるパワーの肉は最高だった」
「肉の女神様」と口々に言い出し。
さらには、新淵の森を覆う暗黒の靄も、弱った体を癒した謎の光も、全て私の功績となっていた。
確かに間違ってはいない。間違ってはいないんだよ
靄を消したのも、癒しの光を送ったのも私なんだけど。
どうしてそれが全てバレているの!?
靄に関してはお父様と話していたから、その話を聞いていた騎士の人も多数いたと思うけれど、癒しの光はお父様に言ってないのに。憶測で広がってしまった。
そして私は今……女神ソフィア様と国民から大歓声を受けているのだ。
「ソフィア様! 街を守ってくれてありがとうー」
「スタンピードを終わらせてくれてありがとうございます」
「肉の女神ソフィア様ー!」
たまに肉の女神様と聞こえてくる。
どうして肉の女神なんて二つ名がついたの、恥ずかしくて死にそう。
でも恥ずかしいからと下を見て俯いていたら、せっかく集まってくれた人達に申し訳ない。
だから、みんなの顔を見ながら恥ずかしさを堪え手を振っていた。
よく見ると、キィ村の人やカチャ街の人達も王都に来ている。見知った顔がいるので分かる。
あれは魔法学園の生徒達!
なんだか知った人たちの顔を見てると、恥ずかしさより嬉しさの方が勝ってきて、私は必死に手を振るのだった。
この後、スタンピードで現れた魔獣のたちを解析したら、全てがこの世界の魔獣よりも価値が高く貴重な部品ばかりと分かり。再びパニックになるのだった。
魔石なんかは計り知れない価値がついたとか……。
★★★
読んでいただきありがとうございます。
やっと報告ができます。
「白豚令嬢の巻き戻り」こちらの作品ですが9月末に書籍&コミックの同時発売します!
この書籍化作業で、更新が遅れていました。
やっと報告ができ嬉しいです。
書き下ろしもかなり書きました。
さらに書泉さんとのコラボ企画で色々な特典が付きます。
アクリルコースターや特別書き下ろしSSやサインなど。
詳しい内容は近況報告に書きましたので良かったら見てくださいね。
こちら書籍の表紙
こちらコミックの表紙
どちらも最高に可愛いです♡♡
お父様がそう言うと、ジャスパー様がみんなに指示を出し帰る準備を始めた。
「フィアたんお疲れ様。また帰ってから詳しい話を聞かせてもらうからね」
「は……はい」
バタバタと帰る準備をしている中。
お父様が私のところに歩いて来て、頭を優しく撫でる。その顔は笑ってはいるが、後でもっと詳しく聞かせてもらうからね、分かってるね? と目で訴えているよう。
まだお父様の疑問は晴れていないのが分かる。あああ……帰ったら色々と質問されるんだろうなぁ。
ティーゴさん達のところをうまく誤魔化して説明できるかな?
「出発!」
大きな掛け声の後。お父様が先陣をきって、騎士達を引き連れて走っていった。
「さてと、私もリルと帰りますか」
大きくなったリルの背中に乗りながら、短いようで長い長い一日が終わったなぁなどと考えていたら。
「フィア? 気をつけて帰るんだよ。もうこんな無茶はしないでね」
アイザック様が心配そうに声をかけてきた。
「アイザック様、もちろんです」
これ以上心配をかけまいと笑顔で返す。
「リル、ソフィアのことを頼んだよ」
アイザック様はリルの頬を撫でると「また後でね。先にフィアの方がついてるかな?」そう言って馬に騎乗しお父様達のところに走って行った。
「私たちも帰ろうか。リル頼んだよ」
ーーもちろん任せて♪♪
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部屋に戻ると、目を晴らしたシャルロッテとお母様、そしてメイドのリリが私の所に走ってきた。
どうやら私の部屋で待っていてくれたみたい。
お母様とリリは全く寝てないのか目にクマができている。
シャルロッテは泣き腫らして目が真っ赤だ。
お父様からの魔法鳥の連絡で、私がリルと一緒に戻ってくると聞き、部屋で待っていたらしい。
シャルロッテは私が眠らせてしまったのに、『眠ってしまってすみません』と責任を感じていたと、お母様が教えてくれた。
こんなにも心配をかけてしまっていたのだと、改めて反省した。
いくらみんなを救いたいからと言っても、大切な人達を心配させてはダメだ。
もっとちゃんと説明して、説得してから行けばよかったと反省。
お母様やシャルロッテ、リリが泣きながら交互に私を抱きしめ、無事でよかったと言ってくれる。
何だかその姿に私も貰い泣きし、一緒にわんわんと泣いてしまった。
次の日。
お父様達も帰ってきて、凱旋パレードが王都で行われた。
そこになぜか私も一番目立つ場所を陣取りみんなに手を振っている……なんだろう。
どうしてこーなった!
その理由はお父様達と一緒に討伐に来ていた騎士達。
騎士達が「この奇跡はソフィア様がいたからこそ!」
「ソフィア様がいなければ、スタンピードを終わらせる事など出来なかった」
「みなぎるパワーの肉は最高だった」
「肉の女神様」と口々に言い出し。
さらには、新淵の森を覆う暗黒の靄も、弱った体を癒した謎の光も、全て私の功績となっていた。
確かに間違ってはいない。間違ってはいないんだよ
靄を消したのも、癒しの光を送ったのも私なんだけど。
どうしてそれが全てバレているの!?
靄に関してはお父様と話していたから、その話を聞いていた騎士の人も多数いたと思うけれど、癒しの光はお父様に言ってないのに。憶測で広がってしまった。
そして私は今……女神ソフィア様と国民から大歓声を受けているのだ。
「ソフィア様! 街を守ってくれてありがとうー」
「スタンピードを終わらせてくれてありがとうございます」
「肉の女神ソフィア様ー!」
たまに肉の女神様と聞こえてくる。
どうして肉の女神なんて二つ名がついたの、恥ずかしくて死にそう。
でも恥ずかしいからと下を見て俯いていたら、せっかく集まってくれた人達に申し訳ない。
だから、みんなの顔を見ながら恥ずかしさを堪え手を振っていた。
よく見ると、キィ村の人やカチャ街の人達も王都に来ている。見知った顔がいるので分かる。
あれは魔法学園の生徒達!
なんだか知った人たちの顔を見てると、恥ずかしさより嬉しさの方が勝ってきて、私は必死に手を振るのだった。
この後、スタンピードで現れた魔獣のたちを解析したら、全てがこの世界の魔獣よりも価値が高く貴重な部品ばかりと分かり。再びパニックになるのだった。
魔石なんかは計り知れない価値がついたとか……。
★★★
読んでいただきありがとうございます。
やっと報告ができます。
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この書籍化作業で、更新が遅れていました。
やっと報告ができ嬉しいです。
書き下ろしもかなり書きました。
さらに書泉さんとのコラボ企画で色々な特典が付きます。
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どちらも最高に可愛いです♡♡
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