お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する

大福金

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本編 燦聖教編

隣国との境の街 シャウエン

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シャウエンに近付くにつれ船着場に沢山の船が碇泊しているのが見える。
もちろん俺達が乗ってる様な船は一隻もない。

船着場に碇泊している船は、大きな船でこの船の十分の一の大きさしかない。
こんな豪華な船は一隻も碇泊していない……はぁ。

コレはこのまま行くと悪目立ちしないかな……。

パールに相談……とか考えてたら。船はシャウエンの船着場に到着した。
そうだったこの船速いんだ。

ウダウダ先の事考えても終わりがないので気持ちを切り替え
船から降りる準備をしていたら、十人位の役人が船に集まって来た。

下で必死に何か叫んでるな……。

門から今度は武装した兵士が二十人くらい走って来た。

何か……誤解されてないか?

『ティーゴの旦那!下の奴ら我らシャウエンに何しに来たって騒いでるぞ?戦争か?とか……』

先に様子を見に行ってくれたスバルが騒いでる理由を教えてくれた。

こんな船で来たから侵略しに来たと勘違いしてるんだ!

「パール不味いよ……どうする?」
「なぁに?ワシらが何もしないと分かれば大丈夫じゃろうて?」

そうか?そんな簡単に行きそうに無い気がするけどな……。船の周りでギャーギャーと凄い騒いでるし……。

「皆で降りるとややこしくなりそうだから……」

Sランクをいっぱい連れて出たらそれこそ侵略しに来たって思われる。

「そうじゃのう……ワシとティーゴが先に降り、下におる奴らと話をして見るか?」
『ちょっと待ってー!私も行きたい。青色の街並みが気になるの!』

パールは人化して、俺と三号の三人で下に降りる事にした。
何でわざわざ人化したかって?だってさ猫が喋るとややこしいからね。もちろん魔王様の姿などもっての外だしな。

下に降りると武装した兵士が俺達を囲み、一人の役人が前に出て話しかけてきた。

「貴方達は何しにこのシャウエンに来たんです?」

『何って観光よ?ダメなわけ?』

「あの様な武装した船で観光ですと?」
「武装?どこにだよ!ちょっと大きいだけで普通に観光する船だ!」

「何を……⁉︎船の中には武装した兵士が沢山乗っているのだろう?」

「いやいや……乗ってませんよ!船に居るのは俺がテイムした使い獣だけです!」

「本当に観光なのですか……?」

「そうだ!それ以外は何もない!」

俺がそう言うと役人はホッとした表情をし

「分かりました。一応船の中を確認させて下さいね」

とか言い出した!
このまま銀太達を見られるとやばい!

パールに役人を引きつけて貰ってる間に、俺だけ先に急いで船に戻り、大急ぎで異空間の扉を開けて銀太達に入って貰った。ゴメンよ皆。

船に残ったのは人化した一号と二号、それにティアとジャイコブ達。

「こっこれは何と豪華な船なんでしょう……これが一個人の所有物だなんて驚きです!」
「信じられないですよ!」
「何て豪華な船室!」

パールの後を役人数人と、兵士がゾロゾロとついて来て、船を見て口々に驚きと感嘆の声が漏れる。

「なんて羨ましい…じゃなくて、観光で来たのは分かりました。
シャウエンへの入場を許可します!」

「良かった!」

「ですが!シャウエンに入る際には、使い獣達を船に置いて来て下さいね。
シャウエンは如何なる魔獣や魔物も侵入禁止になっていますので!」

そう言い終えると役人や兵士達は船から降りて行った。

はぁ?魔獣がダメ?


⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎



『はぁ…行きたかったジャイ』
『そうコブ』
『…オデも…』

皆を連れて行けないと分かるとガッカリ項垂れてしまった。

『嫌じゃ!我は行きたいのだ!ドラゴン渓谷だって我は我慢したのじゃ!次は我も一緒なのだ!』

「ゴメンな銀太……でもな人族以外はシャウエンに入れないんだよ。俺も連れて行きたかったよ」

銀太の耳はぺたんと下りいつもブンブンしているしっぽは、床にピッタリ張り付いている。
困ったな……ううっ銀太そんな目で俺を見ないでくれ!

「あっ!そうだ。パールに魔法で人化して貰えば良いんじゃないか!なぁパール銀太を人化してくれよ!」

「ーーしてやりたいんじゃが……銀太ほど魔力が高いとワシには無理じゃ……」

「そっそうなのか……」

パールにも無理ならもうオヤツ作戦しかないな!

「なぁ銀太?」

『ー我だって人化くらい出来るのだ!』

ボンッ!

「ぎっ……銀太?」

銀太が人化した!

『時間がある時に人化の魔法をパールから教えて貰ってたのだ!』

「凄いじゃないか!銀太」

『まだ……ちょっと未完成じゃが』

ーー未完成?

銀太の姿は十歳くらいの美しい顔をした。少女?の姿になっていた。銀色に輝く艶のある髪は真っ直ぐで腰まである。
何故か耳が頭に生えていた。
モッフモフのしっぽも付いている……。
服はちゃんと着ていたが……。

「銀太その姿……耳とシッポが……」

『じゃから!まだ未完成と言うたのだ!でもシッポはマントでかくしたら分からんのだ、だから我は一緒に行けるのだ!フンスッ!』

フンスッ!じゃないよ。
この国には獣人族は居ないんだぞ?
その耳はどうするんだよ!
可愛いけど!

「まぁ……頭に何か帽子でも被せておけは大丈夫じゃろうて……何かあれば異空間に隠せば良い」

そっか!何かあれば異空間に隠れたら良いか。

「分かったよ!今回は一緒に行こうな銀太!」

『嬉しいのだ!』

銀太のシッポがブンブン回る。

……シッポブンブンしたらマントで隠しても丸見えじゃないか?
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