お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する

大福金

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本編 燦聖教編

シャウエンの貴族

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シャウエンの入り口、大きな青い門に向かって銀太達と歩いて行き、検問所に着くと身分証が必要だと言いわれた。
そんな事を検問所で言われたのは初めてだ。
ギルドカードではダメかと聞くと、身分証を持っていないのならギルドカードがあればそれが仮の身分証になると言われたので見せた。

「こっ……これは!Aランクのギルドカード!」
「本当だ!こんな少年が……⁉︎」

検問所の役人さんが本当にお前が?みたいな顔して俺をみる。

「あの……何か問題でも?」

「えっ?いいえっ!何も。ではギルドカードを持って居ない方は、仮の身分証を発行しますので、その代金として一人銀貨一枚頂きます」

「これがこの街での身分証となります。無くさぬようにお願いしますね」

身分証を発行してもらい、やっとシャウエンの街に入る事が出来た。
一歩足を踏み入れると、其処は何処までも青色の世界だった。

「うわぁ!街の中も全部真っ青だ!街道まで青い!」
「これは何とも……!」
『綺麗な青ね!』

シャウエンの街並みは海辺から見ると、上に上がる様に段々に建物が建てられているので、やたらと階段が多い。
街の上の方まで行くには、結構な数の階段を登らないと行けないなぁ。

「ティーゴよ街の一番上を見るのじゃ?」
「何だパール?一番上?」

パールに言われ見上げると、飛び抜けて大きな建物が、真ん中の一番高い場所に立っていた。
何だあのバカでかい建物は……教会か?いや違うな。
見た目は教会っぽいが、あんなに大きな教会は見た事がない。何だ?

「パールは何だと思う?」
「ワシは教会かなと思ったんじゃが分からんのう?行ってみるか?」

「そうだな!それが一番早いな」

俺達は謎の建物を目指して長い階段を登っていく。
ティアは歩くのが遅いので俺が抱っこしている。

『銀太!どっちが早く登れるか勝負しようぜ!』
『望む所なのだ!我が勝つ!』

銀太とスバルは階段を駆け上がって行った。
二匹いや今は二人か。二人共見た目は貴族様の様に高貴で綺麗なのに……やる事平民だな。
クスクス

「ようしっ俺も負けないぜ!」
『ティーゴなら勝てるの!ティアは応援してるの!』
「ティア!しっかりしがみついてろよ?」
『ハイなの!』

俺も銀太達の後を追って走り出した。

『あー!ちょっと!ティーゴ待ってよー!』
「しょうがないのう……」

皆で階段を駆け上がって行く。なんだか楽しくなって来た。

『ふふん。遅かったなティーゴの旦那?』
「そんなに差はないだろー?」
『それでも勝ちは勝ちだ!俺が一番!』

階段駆けっこは、スバルが一番で俺が二番次いでパールが三番、銀太が四番、ラストが三号の結果だった。

『ぐぬう……人族の体は動かすのが難しいのだ!いつもの姿なら我が一番なのだ!』

銀太が悔しそうな顔してブツブツ文句を言っている。人族の姿だと顔の表情で喜怒哀楽が分かりやすくて良いな。

あれ?でもここって……一番上じゃないなよな?
まだ真ん中辺りってとこか……。
しかしこれ以上は高い壁があって上に行けない。

違う道があるのか?

街の人に上に行く方法を聞いてみるか。

キョロ…
あの人に聞いて見ようかな?
俺は階段で休憩しているおばさんに話しかけた。

「あの……ここから上に行くにはどうしたら?」

「あー……あんた達観光客かい?」

「はい」

「ここから上は貴族様しか立ち入れない区域、貴族街になってるのさ、向こうに馬車で上がれる街道があるだろ?あの道を通らないと上には行けないさ」

おばさんが指す方を見ると……

「本当だ!街道があんな所にあったのか!じゃあそこに行ったら上に行けるんだな」

「失礼だけど……兄ちゃん達は貴族様かい?」

「ええ?貴族?そんな訳ないよ。平民だ」

「じゃあ無理だね。検問所があるからね?貴族様以外は通れないさ」

「そっそんな……」

貴族じゃないと行けない場所がある街なんて聞いた事ないぞ!

「何で上に行きたいのさ?」

「一番上にある大きな建物が気になってさ?何か確認したかったんだ」

「ああ?あれかい。アレは燦聖教の偉い人達が集まる場所とかって聞いたかね?
あの場所には燦聖教の司祭様が居るらしいよ?
わたしゃ見た事もないがね。御利益があるみたいだねー。」

だって⁈

燦聖教って謎の村を作り、怪しい魔道具をいっぱい作ってた奴らだろ?
そいつらが街の一番でかい建物を占領してるとか!
どー考えてもヤバすぎだろこの街!

「ーーパール!これは……⁉︎」
「うむ……嫌な予感がプンプンするのじゃ。
また燦聖教じゃと?どーするティーゴよ?」

パールがニヤリと微笑む。

「行けないなら無理矢理壁を超えて貴族街に行くだけだ。」
「そうじゃ!簡単な事じゃ!」

『じゃあ俺が先に貴族街を見てくるよ!貴族達が居ない場所見つけて来るからな?待っててくれ!』

スバルが小鳥になり空から貴族達が居ない潜入しやすい場所を探しに行ってくれた。


⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎


「ティーゴの旦那!貴族達が居ない潜入出来そうな場所を見つけたけどな!
それよりヤベエの見ちまった!獣人族が居たぞ!」

「えっ?獣人族だって?」

スバルが獣人族を見たと言う……この国には獣人族はいない筈だぞ?
どーなってるんだよ!
ますます怪しいじゃないか貴族街!

「とりあえずその人が居ない場所に案内してくれ!」
「分かった俺についてこい!」

燦聖教に獣人族!この街一体どーなってるんだよ!

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