お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する

大福金

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本編 燦聖教編

魅惑のステージ

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♪さあさあ♪集まってくれた皆様♪
今から最高のステージが始まるジャイ♪
♪瞬きする時間何てないコブ♪我らのパフォーマンスを見逃すなコブ♪


真っ白で虹色に輝くマントを羽織ったハクとロウが、マイクパフォーマンスでステージを盛り上げる。

ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪

ジャイ♪の音に合わせて観客達が踊りだす。

次に人化した銀太とスバルが登場し魔法で花びらを空から降らす。

花びらはキラキラと輝き空を揺ら揺ら舞っている。

あまりの美しさに大歓声が巻き起こる。

花びらが舞うステージでハクとロウ、さらにはキラーウルフ三匹によるダンスショーが始まった。
その両横には銀太とスバル。さらにはキューとキュウタの姿もある。
皆、虹色に輝く衣装を着ている。



⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎


時は少し巻き戻り。

「さてと……ステージを乗っ取る時間じゃのう」

 パールは燦聖教ファイブの控え室に向かう。

「おおっイデス助祭。どうしました?」

「うむ?お主らにちょっと眠って貰うだけじゃっ」

パチンッ!

 燦聖教ファイブは眠りについた。

「これで準備は整ったのじゃ」

パールがステージ裏で待つ俺達の所に戻って来た。

「後は我らが先にステージで歌って踊り盛り上げて、魅了魔法を解くだけジャイ♪」

「ふふふっ♪大きなステージは踊りがいがあるコブ♪」

ハクとロウの今の姿は、勇ましい獣人の姿に変身している。
二メートル以上もある身長の、少し強面の筋肉質で男らしい姿。
ハクとロウのやつ……人化したら意外とカッコ良いんだな。

パールが魔法でハクとロウの姿を変えたんだが。
二匹の魔力数値が高いので、完全に人化させるのは難しかったらしい。

キラーウルフ達の姿は、褐色の肌に赤い髪の人族の姿へと、キューとキュウタは、可愛い人族の少年少女へとパールが変化させた。

キューとキュウタは人化しても可愛いな。

これでステージに立つメンバーは全て人化した。



⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎



ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイ♪ジャイコブ♪
コブ♪コブ♪コブ♪コブ♪コブ♪コブ♪ジャイコブ♪


ハクとロウそれにキラーウルフ達による、迫力あるダンスパフォーマンスが始まった。その動きは完全にシンクロしている。

その回りをキューとキュウタがクルクルと楽しそうに踊っている。

銀太とスバルはダンスショーを盛り上げる魔法を次々放つ。
今はキラキラと空から虹色の光がふわりと舞いながら落ちてくる。
幻想的なステージに。

『さぁ?皆~?盛り上がったジャイ~?♪』
『お待ちかねのカッコ良い奴らの登場コブ♪』
『『エンジェルファイブ♪』』

大歓声の中、虹色に輝く衣装を着たエンジェルファイブが登場した。
ハクとロウ達はバックダンサーへと後ろに下がる。

軽快なリズムが流れる中、エンジェルファイブの歌が始まった。

ティーゴ「♪僕らはエンジェルファイブ♪」
二号「君達を癒しに舞い降りた♪」
アレク「♪もう悲しむ事はこれ以上ないさ♪」
一号「幻に騙されるのも♪今日まで~♪」
三号「さぁ♪今日からは新しい世界が広がって行く♪」

エンジェルファイブの歌により、魅力魔法が解かれていくのが分かる。
観客達の頭から黒い靄が出て来てスッと消えて行く。

ティーゴ「さぁ仕上げだぁ♪♪♪」

全員「魔石の代わりに♪石を投~げろ♪魔石な~んて♪もったいない♪」

全員「さぁ♪皆もぉ♪一緒に♪」

観客達も一斉に歌いだす。

ーー♪魔石の代わりに♪石を投~げろ♪魔石を投げるなんて♪もったい♪ない♪石を投~げろ♪石を投~げろ♪ーー

全員「魔石の代わりに♪石を投~げろ♪魔石を投げるなんて♪もったい♪ない♪」

「さぁこの後は燦聖教ファイブのステージだ。皆よろしくねー♪」

ティーゴ達はステージを離れた。
観客達はまだ歌っている。

ーー魔石の代わりに♪石を投~げろ♪魔石の代わりに♪石を投~げろ♪ーー





⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎





「はぁ……緊張したよ」

どーにか無事にステージを終える事ができ俺はホッとした。

『そお?私は楽しかったぁ♪』

「俺もだ。初めは全く踊れなかったから、ちょっと感動している」

三号は楽しそうでアレクは感動したのか泣きそうだ。

『ダンスは楽しいジャイ♪それにしてもこの体……なかなか気に入ったジャイ♪』
『そうコブね……さらなる踊りが広がりそうコブ♪』

ハクとロウは人化した姿が気に入ったみたいだな。

「どれ……燦聖教ファイブあやつらを起こして来るとするか」

パールと俺は燦聖教ファイブの控え室に向かう。

パールが魔法を解くと燦聖教ファイブは眠りから覚めるが、まだ少しボーっとしている。
俺は燦聖教ファイブに声をかけた。

「皆さん!ステージで観客が待ってますよ」

「おおっ!ありがとう。
皆今日も熱いステージで盛り上げるぜっ」
「そうだなレッド。今日もバカな街人から魔石を貰うとするか」
「ひひっ本当バカなやつら……」

燦聖教ファイブはステージに向かった。これから何が起こるとも考えずに。

「お待たせしたねー。可愛い子猫ちゃん達♪」
「さぁ歌を届けっ……ヘブッ!」

イエローの顔に石が直撃する。

「ぎゃわっ……ちょっ!やっやめっ痛っ!」

観客達が一斉に石を投げつける。

石が次々燦聖教ファイブに当たり、痛過ぎて逃げ惑う。

燦聖教ファイブ達は、堪らなくなりステージから離れようとするが、全ての扉に鍵がかかっており、ステージから出られない。

「えっ!?痛っ何でっ鍵が?扉が開かないっアグっ!」

「ちょっ!?痛っこっ子猫ちゃん?痛っやめっ」

「なっなんで?!痛っあがっ」

ーー魔石の代わりに♪石を投~げろ♪魔石の代わりに♪石を投~げろ♪ーー


燦聖教ファイブは逃げ惑うが、見晴らしの良いステージに逃げれる場所などなく、石の集中砲火を浴び続けるのだった……。

この後燦聖教ファイブがどうなったのかは……。



⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎

魔石の代わりに♪石を投~げろ♪……のリズムは。
♪踊るのスキスキ♪のリズムですww(。-艸-。)
分かる人いるかな?
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