お人好し底辺テイマーがSSSランク聖獣たちともふもふ無双する

大福金

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本編 燦聖教編

謎のプレゼント

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ガドウィンの街は今、寂れて覇気がなかった街だったとは思えない程に、活気に満ち溢れている。

街の人達は至る所でお祭り騒ぎだ。
道端に座り込みガハハッと楽しそうに酒を酌み交わし、お互いを讃え合っている。
涙を流し笑い合い今まで良く頑張ったなと。

中には路地裏で酔っ払いイビキをかいて幸せそうに寝て居る者も多数いる。

「昨日までは通りに人など歩いて無かったのにな」

「本当にのう……冒険者が街に帰って来てから夜通し飲んで騒いでするとはのう」

「俺らも昨日の夜はずっとお祭り騒ぎに付き合わされたからなぁ……あふっ。ちょっと眠い」

「まぁ今日でこの街ともお別れじゃからのう」

「そうだな」

俺とパールが街のステージに座り街の人達の様子を見ていたら、ギルマスのベイカーさんに副マスのサラサさんが前から歩いて来た。

「神様!」「エンジェルファイブ様!」

ブッッ!!

「ちょっどっちの呼び方もやめて?俺はティーゴ、そんで横にいるのがパール!分かった?」

ティーゴに呼び方を変えてくれと言われたベイカーとサラサは、お互いの目を見合わせて頷くと再び呼び直した。

「はいっ分かりました!神様パール様、天使ティーゴ様」

分かってないじゃん……もういいよ。エンジェルファイブ様呼びよりはマシだ。

ベイカーさんはそんな俺たちの様子を見て。

「もしかして……この街を出て行かれるんですか?」 

その質問にパールは少し真剣な顔をした後……微笑み話しだす。

「そうじゃの。この街はもう大丈夫じゃろう?ワシらは燦聖教を潰すのが目的じゃからの」

「燦聖教を潰す……本当にそんな事が!」

ベイカーさんは目を見張りパールを見つめる。
それをパールも真剣に見つめ答える。

「そのつもりじゃっ。ワシに出来ん事など無い!」

「ああっ……さすが神様!我が国を助けて下さい……よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします!」

ベイカーさんとサラサさんが頭を下げた。

二人の真剣な姿を見た街の人達がティーゴ達に気付きワラワラとステージに集まって来た。

「なぁパール……この状況って」

「ふむ。これ以上騒ぎが大きくなる前に異空間に戻るのじゃ」

「だな!」

俺はベイカーさんとサラサさんに別れを告げステージ奥に走って行き異空間の扉を出し急いで中に入った。


まさか、自分達の後を街の人達が追って来ていたなどとは露知らず、ティーゴ達はそのまま扉を開け中に入って行ったのだ。

「神様が……きっ消えた……!」

後を付けていた者達は突然消えたティーゴ達に驚き……そしてこう口々に話すのだ。

「神様が天に帰られた」っと

この後、神様が天に帰られたとガドウィン街で大騒ぎになったのは言うまでもない。



⭐︎★⭐︎★⭐︎★⭐︎




異空間に戻ると皆好きな様に過ごしていた。ここは本当別世界だな。
パールはオーちゃんの所に遊びに行った。
また何か作って貰うつもりだろう。

俺はどーしようかな?もうお昼の時間だし皆のご飯作るか?

ご飯食べてから次の街ミナトゥークに出発するか?
お昼ご飯は何にしようかな?何て考えていたら。

『トレ~ント♪』

トレントがクルクル回りながら俺の肩にタッチした。

「何だトレント?俺に何かようか?」

『トレント♪』

どうぞと言わんばかりに、トレントが何やら差し出して来た。

何だ?これは……小枝?何処かで拾ったのかな……。

トレントは小さな小枝を俺に渡すと、また変なクネクネ動きをしながらジャイコブ達の所へと消えて行った。

「ククッ小枝を渡すって……相変わらず変なやつだな」

ただの小枝だろうけど折角トレントがくれたんだし……鑑定してみるか。


【ユグドラシルの苗木】

ランク SSS
レア度    SSS

トレントが植樹すると世界樹ユグドラシルの樹木へと成長する。

「うわっ!」

とんでもないもんじゃねーか!
トレント、こんな凄いのもっと渡し方があるだろ。

俺は小枝を持つ手が震えるのを抑えながら……この枝どーしたら良いの?っと一人でオロオロしていた。

とりあえずオーちゃんの所に行こう。そこにパールもいるし。
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