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本編 燦聖教編
アン•リザレクション
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「なっ!リィモお主もしや《アン•リザレクション》を使うたのか!?」
パールが驚きアンリザレクションと言ったがそれはなんだ?リザレクションとはまた別なのか?
「パール。アン・リザレクションって?」
「ああその魔法はの?魂が天に召されておるのに体を蘇らせる魔法じゃ」
「え?体を?」
「そうじゃ。リザレクションとは魂が残って居れば何度でも蘇らせる事が可能じゃが、魂が天に召されて仕舞えば生き返らせる事は不可能じゃ。それは理解しておるか?」
「ああ」
「アン•リザレクションとは、魂のない抜け殻の体を蘇らせる事ができる魔法じゃよ。その体は心がなく、生き返らせた者の言う事だけを聞く道具と化す」
「なっ!人の命をなんだと!」
「そうじゃじゃから封印した」
パールはそう言い俯いてしまった。
そんなパールの姿を見てグリモワールは太々しく言い返す。
「……そうだよ。使ったよ?それのどこが悪い?」
グリモワールはいぶかしげな表情をしながらパールを見る。
「その魔法は封印した筈じゃし、この魔法が使える大賢者の記憶も全てワシが消した。お前にだって教えておらん!どうやって覚えたのじゃ?」
「ああ……それですか。カスパール様は僕のスキルを忘れたのですか?」
「スキルじゃと? リィモのスキルは……もしや!? 魅了と洗脳!? そんなもの大賢者には通用せんはずじゃ」
「そうですね。あと一つ忘れていませんか?完全記憶読み取りのスキルをね?」
「なっ……!?」
「僕はこのスキルを使って《アン•リザレクション》を使える大賢者の記憶を読みとった。全てのね?意味がわかりますか?このスキルは消された記憶さえも全て見る事ができる」
「じゃがそのスキルは近くで頭に直接触れないと使えなかったはずじゃ」
「そんな事? このスキルの良いところは?対象者が生きてなくても使えるんですよ! この《アン•リザレクション》が使える大賢者で一番初めに死んだのは誰?」
グリモワールは不敵な笑みを浮かべながら、横に立っている黒い人型をチラリと見る。
「なっ…………マー……リン」
「ククッアハハハハハハッ気付いた?やっと分かってくれた?そうだよ! この大賢者マーリンが死んだ時に墓に行って埋められていた死体を掘り起こし記憶を全て見たんだよ!」
「墓を荒らすなんて! なんて事……死者に対する冒涜だ」
「死んでるんだ冒涜も何もないよ? 変な事言うなぁ。ふふふっ」
パールが慄き固まっていると言うのに、グリモワールは馬鹿にしたようにパールの事を笑っている。
このグリモワールと言う男の思考はヤバイ!
言っていること全てがおかしいのに、ずっと気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべているし、その行動は狂気の沙汰としか思えない。
「その後に僕はアン•リザレクションを練習した。この魔法を習得するのに百年もかかってしまったけどね? 僕にはディメンターがあるから気にならなかったよ! そして僕がこの魔法を覚えて一番したかった事はあなたを《アン•リザレクション》する事だ。なのに貴方は死んでなお何処かに隠れ潜み、やっと見つけた時には聖獣たちに守られ僕には近寄ることさえ出来なかった」
『何ふざけた事言ってやがるんだ!主を抜け殻の人形にするつもりだと?!お前俺が今すぐ殺してやろうか?』
「小鳥が何を偉そうに?」
その話を聞いたスバルがキレて今にもグリモワールに襲いかかりそうだ。グリモワールはスバルがその時に見たパールの墓を守っていた聖獣だとは思いもよらないみたいだが。
スバルが怒る気持ち分かる!この男はパールを操り人形の様にしようとしていたなんて!
絶対に許せない。
「何をそんなに怒って?結局カスパール様を《アン•リザレクション》することは出来なかった。だからこの僕の横に立つマーリンとソロモンに使ったんじゃないか。この二人がいれば、禁忌の書物の結界を解くことなんて簡単だよね? そう言うことさ? 分かってくれた? 今度こそ貴方を殺して僕のコレクションに加えてあげる」
「ふざけるな! コレクションだと? パールのことを道具みたいに言うな! お前なんかの好きには絶対にさせない」
『…….ティーゴの旦那』
スバルがキレるよりも先に俺がキレてしまった。
だって許せなかったんだ。
パールが驚きアンリザレクションと言ったがそれはなんだ?リザレクションとはまた別なのか?
「パール。アン・リザレクションって?」
「ああその魔法はの?魂が天に召されておるのに体を蘇らせる魔法じゃ」
「え?体を?」
「そうじゃ。リザレクションとは魂が残って居れば何度でも蘇らせる事が可能じゃが、魂が天に召されて仕舞えば生き返らせる事は不可能じゃ。それは理解しておるか?」
「ああ」
「アン•リザレクションとは、魂のない抜け殻の体を蘇らせる事ができる魔法じゃよ。その体は心がなく、生き返らせた者の言う事だけを聞く道具と化す」
「なっ!人の命をなんだと!」
「そうじゃじゃから封印した」
パールはそう言い俯いてしまった。
そんなパールの姿を見てグリモワールは太々しく言い返す。
「……そうだよ。使ったよ?それのどこが悪い?」
グリモワールはいぶかしげな表情をしながらパールを見る。
「その魔法は封印した筈じゃし、この魔法が使える大賢者の記憶も全てワシが消した。お前にだって教えておらん!どうやって覚えたのじゃ?」
「ああ……それですか。カスパール様は僕のスキルを忘れたのですか?」
「スキルじゃと? リィモのスキルは……もしや!? 魅了と洗脳!? そんなもの大賢者には通用せんはずじゃ」
「そうですね。あと一つ忘れていませんか?完全記憶読み取りのスキルをね?」
「なっ……!?」
「僕はこのスキルを使って《アン•リザレクション》を使える大賢者の記憶を読みとった。全てのね?意味がわかりますか?このスキルは消された記憶さえも全て見る事ができる」
「じゃがそのスキルは近くで頭に直接触れないと使えなかったはずじゃ」
「そんな事? このスキルの良いところは?対象者が生きてなくても使えるんですよ! この《アン•リザレクション》が使える大賢者で一番初めに死んだのは誰?」
グリモワールは不敵な笑みを浮かべながら、横に立っている黒い人型をチラリと見る。
「なっ…………マー……リン」
「ククッアハハハハハハッ気付いた?やっと分かってくれた?そうだよ! この大賢者マーリンが死んだ時に墓に行って埋められていた死体を掘り起こし記憶を全て見たんだよ!」
「墓を荒らすなんて! なんて事……死者に対する冒涜だ」
「死んでるんだ冒涜も何もないよ? 変な事言うなぁ。ふふふっ」
パールが慄き固まっていると言うのに、グリモワールは馬鹿にしたようにパールの事を笑っている。
このグリモワールと言う男の思考はヤバイ!
言っていること全てがおかしいのに、ずっと気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべているし、その行動は狂気の沙汰としか思えない。
「その後に僕はアン•リザレクションを練習した。この魔法を習得するのに百年もかかってしまったけどね? 僕にはディメンターがあるから気にならなかったよ! そして僕がこの魔法を覚えて一番したかった事はあなたを《アン•リザレクション》する事だ。なのに貴方は死んでなお何処かに隠れ潜み、やっと見つけた時には聖獣たちに守られ僕には近寄ることさえ出来なかった」
『何ふざけた事言ってやがるんだ!主を抜け殻の人形にするつもりだと?!お前俺が今すぐ殺してやろうか?』
「小鳥が何を偉そうに?」
その話を聞いたスバルがキレて今にもグリモワールに襲いかかりそうだ。グリモワールはスバルがその時に見たパールの墓を守っていた聖獣だとは思いもよらないみたいだが。
スバルが怒る気持ち分かる!この男はパールを操り人形の様にしようとしていたなんて!
絶対に許せない。
「何をそんなに怒って?結局カスパール様を《アン•リザレクション》することは出来なかった。だからこの僕の横に立つマーリンとソロモンに使ったんじゃないか。この二人がいれば、禁忌の書物の結界を解くことなんて簡単だよね? そう言うことさ? 分かってくれた? 今度こそ貴方を殺して僕のコレクションに加えてあげる」
「ふざけるな! コレクションだと? パールのことを道具みたいに言うな! お前なんかの好きには絶対にさせない」
『…….ティーゴの旦那』
スバルがキレるよりも先に俺がキレてしまった。
だって許せなかったんだ。
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