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1日目の夜
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そんなこんなで昼食を食べ終わり、僕は皿洗いをしていた。
「客人なのにごめんねぇ。僕相当な不器用でさぁ、洗い物をすると必ず皿を割っちゃうんだ」
「いいや、こんくらい平気だよ。僕も榊も一人暮らしだろ?これできないと生活が大変になる」
「見習いたいなぁ」
榊は一人暮らしだが、不器用なため、毎日コンビニ弁当や冷凍食品を食べていたのだろう。だからたまには僕が榊の家に行ってこうしてご飯を作ってあげている。もちろん皿洗いもやってあげている。
「これからどうすんだ?僕は今日の買い出しに行くけど」
「じゃあ今日は僕もついていくよ!一人は寂しかったんだ」
「わかった。じゃあ行こうよ、今日はしょうが焼きだ」
「やたぁ!」
とびきりの笑顔を僕に見せる。可愛らしい笑顔だった。あぁ神様。どうか榊を女にしてください。榊が女だったらこの笑顔ももっと可愛いんだろうなぁ。
ーーーーーーーまた10分歩いたらスーパーに到着。僕は買い物袋とお店のかごを腕に下げ、商品を探しに行く。
「...なんかこうして2人で買い物に行くのは始めてで楽しいなぁ。ワクワクするよ」
「そうだな」
なんやかんやで僕と榊は一緒に買い物に行ったことがない。家は近いがお互い忙しいため、こうやって一緒に買い物に行くことがなかった。正直僕もワクワクしている。まるで遠足に行く前の日の眠れない小学生みたいに。我ながら恥ずかしい。落ち着け僕よ。そう思った瞬間、僕の手になにかが触れた。
「ッー!?」
「こうでもしないとはぐれちゃうでしょ?」
「....確かにこのスーパーは広いが、こうやっていると周りからの視線が気になるんだ....!」
「そんなの気にしなければいいんだよ」
「そ、そういうことじゃなくてなぁ...」
こいつどんだけ気が強いんだよ...。
見習いたいものである。
「っと、しょうが焼きの材料は揃ったから会計行くよ」
「早いねぇ!良く雑談しながら材料をかごに入れられるもんだねぇ」
「まぁなれてるしな。よくこうやって友達と一緒に買い物に行ってた」
「今度から僕も誘ってね。家で一人でゴロゴロするのはなんかそわそわするからさ!」
「わかったわかった」
ーーーーーーーー無事、会計を済ませて帰宅する。
「いやぁいろいろ買ったねぇ」
「タレと肉と千切りキャベツしか買ってないだろ...」
「いろいろ買ってるじゃん」
この三個でいろいろっていうんだな。榊は変わってるなぁと僕はこの瞬間、そう思った。
家に帰るなり榊はエプロン姿になった。
「えっと....なにしてんの.....?」
「何って、料理の手伝いをするんだよ!」
僕を勢い良く指差し、ドヤ顔をしてくる。
なんやねん。
「さぁ!つくろうつくろう!」
「あ、あぁそうだな」
絶対やばいのできてしまうぞ。...もちろん悪い意味でな。
ーーーーーーーその後、無事(?)に調理を終え、しょうが焼きを食べた。榊のを食べさせられ、僕は倒れてしまったとさ。トホホ.....。
ーーーーーーーその後お風呂に入ることになった。
「ねぇねぇ、一緒に入ろうよ」
「断る!!!!」
お風呂の時間になるなり榊はそう言った。
は?一緒に入る?ダメに決まってんだろ、風呂は一人で入るのが決まりみたいな感じだし。
「えぇ...。嫌だ!一緒に入る!」
「絶対そんなことさせない」
「ケチぃ」
「当たり前だろ?ダメに決まってんだろ!」
「何でさぁ」
「一人で入るのは風呂のルールみたいなものだから!」
「じゃあ銭湯はどうなのさ?」
「うぐぐっ」
「一緒に入ってるのと同じだよ」
「うぎぎぎ」
痛いところついてくるなぁこいつ。
ーーーーーー結果、僕の負け。榊とお風呂に入ることになりました。トホホ...。
「いやぁ気持ちいいねぇお風呂は」
「そうだな、一人だったらさぞ気持ちいいだろうなぁ」
「そう言いながらちゃっかり一緒に入ってんじゃん」
無意識に風呂に入ってる。なにやってんだ僕。
「僕のぼせたから先上がるね」
「早くない?!まだ入って5分もたってないよ?!」
「僕暑がりなんだ」
「だったら何で一人だったらゆっくり入ってんの?」
「それはだなぁ」
さて、どう言い訳しよう。
「僕は気分屋だから」
「理由になってないよ」
「いいだろ別に」
「まぁいいんだけど」
なんやねん。マジなんやねんこいつ。僕はそう言ってパジャマに着替え、布団を敷き始めた。
榊の家は敷き布団だ。面倒なのは洗濯。マジで敷き布団の洗濯地獄だそ?やったことのないみんなは是非やってみよう。かなり面倒臭い。
そうこうしてるうちに就寝時間。辺りは真っ暗。今は2人とも布団のなかだ。
いやぁ癒されるなぁ。やっぱり敷き布団最高。神様、敷き布団をこの世に存在させてくれてありがとう。
「意外と寝れないもんだねぇ」
「そうだな」
実を言うと僕も眠れない。なんでかなぁ?いつも榊の家に泊まりに行くときはこれでもかってくらいすぐに寝るのに。
「明日は一緒にゲーセン行こうよ奈良崎。音ゲー対決しよ?」
「あぁいいぞ。言っておくけど僕音ゲーやりこんでるからな」
「ふふっ力の差ってやつを思い知らせてあげる」
「望むところだ」
そう僕たちは宣戦布告をして、ぐっすりと眠りに落ちていった。
「客人なのにごめんねぇ。僕相当な不器用でさぁ、洗い物をすると必ず皿を割っちゃうんだ」
「いいや、こんくらい平気だよ。僕も榊も一人暮らしだろ?これできないと生活が大変になる」
「見習いたいなぁ」
榊は一人暮らしだが、不器用なため、毎日コンビニ弁当や冷凍食品を食べていたのだろう。だからたまには僕が榊の家に行ってこうしてご飯を作ってあげている。もちろん皿洗いもやってあげている。
「これからどうすんだ?僕は今日の買い出しに行くけど」
「じゃあ今日は僕もついていくよ!一人は寂しかったんだ」
「わかった。じゃあ行こうよ、今日はしょうが焼きだ」
「やたぁ!」
とびきりの笑顔を僕に見せる。可愛らしい笑顔だった。あぁ神様。どうか榊を女にしてください。榊が女だったらこの笑顔ももっと可愛いんだろうなぁ。
ーーーーーーーまた10分歩いたらスーパーに到着。僕は買い物袋とお店のかごを腕に下げ、商品を探しに行く。
「...なんかこうして2人で買い物に行くのは始めてで楽しいなぁ。ワクワクするよ」
「そうだな」
なんやかんやで僕と榊は一緒に買い物に行ったことがない。家は近いがお互い忙しいため、こうやって一緒に買い物に行くことがなかった。正直僕もワクワクしている。まるで遠足に行く前の日の眠れない小学生みたいに。我ながら恥ずかしい。落ち着け僕よ。そう思った瞬間、僕の手になにかが触れた。
「ッー!?」
「こうでもしないとはぐれちゃうでしょ?」
「....確かにこのスーパーは広いが、こうやっていると周りからの視線が気になるんだ....!」
「そんなの気にしなければいいんだよ」
「そ、そういうことじゃなくてなぁ...」
こいつどんだけ気が強いんだよ...。
見習いたいものである。
「っと、しょうが焼きの材料は揃ったから会計行くよ」
「早いねぇ!良く雑談しながら材料をかごに入れられるもんだねぇ」
「まぁなれてるしな。よくこうやって友達と一緒に買い物に行ってた」
「今度から僕も誘ってね。家で一人でゴロゴロするのはなんかそわそわするからさ!」
「わかったわかった」
ーーーーーーーー無事、会計を済ませて帰宅する。
「いやぁいろいろ買ったねぇ」
「タレと肉と千切りキャベツしか買ってないだろ...」
「いろいろ買ってるじゃん」
この三個でいろいろっていうんだな。榊は変わってるなぁと僕はこの瞬間、そう思った。
家に帰るなり榊はエプロン姿になった。
「えっと....なにしてんの.....?」
「何って、料理の手伝いをするんだよ!」
僕を勢い良く指差し、ドヤ顔をしてくる。
なんやねん。
「さぁ!つくろうつくろう!」
「あ、あぁそうだな」
絶対やばいのできてしまうぞ。...もちろん悪い意味でな。
ーーーーーーーその後、無事(?)に調理を終え、しょうが焼きを食べた。榊のを食べさせられ、僕は倒れてしまったとさ。トホホ.....。
ーーーーーーーその後お風呂に入ることになった。
「ねぇねぇ、一緒に入ろうよ」
「断る!!!!」
お風呂の時間になるなり榊はそう言った。
は?一緒に入る?ダメに決まってんだろ、風呂は一人で入るのが決まりみたいな感じだし。
「えぇ...。嫌だ!一緒に入る!」
「絶対そんなことさせない」
「ケチぃ」
「当たり前だろ?ダメに決まってんだろ!」
「何でさぁ」
「一人で入るのは風呂のルールみたいなものだから!」
「じゃあ銭湯はどうなのさ?」
「うぐぐっ」
「一緒に入ってるのと同じだよ」
「うぎぎぎ」
痛いところついてくるなぁこいつ。
ーーーーーー結果、僕の負け。榊とお風呂に入ることになりました。トホホ...。
「いやぁ気持ちいいねぇお風呂は」
「そうだな、一人だったらさぞ気持ちいいだろうなぁ」
「そう言いながらちゃっかり一緒に入ってんじゃん」
無意識に風呂に入ってる。なにやってんだ僕。
「僕のぼせたから先上がるね」
「早くない?!まだ入って5分もたってないよ?!」
「僕暑がりなんだ」
「だったら何で一人だったらゆっくり入ってんの?」
「それはだなぁ」
さて、どう言い訳しよう。
「僕は気分屋だから」
「理由になってないよ」
「いいだろ別に」
「まぁいいんだけど」
なんやねん。マジなんやねんこいつ。僕はそう言ってパジャマに着替え、布団を敷き始めた。
榊の家は敷き布団だ。面倒なのは洗濯。マジで敷き布団の洗濯地獄だそ?やったことのないみんなは是非やってみよう。かなり面倒臭い。
そうこうしてるうちに就寝時間。辺りは真っ暗。今は2人とも布団のなかだ。
いやぁ癒されるなぁ。やっぱり敷き布団最高。神様、敷き布団をこの世に存在させてくれてありがとう。
「意外と寝れないもんだねぇ」
「そうだな」
実を言うと僕も眠れない。なんでかなぁ?いつも榊の家に泊まりに行くときはこれでもかってくらいすぐに寝るのに。
「明日は一緒にゲーセン行こうよ奈良崎。音ゲー対決しよ?」
「あぁいいぞ。言っておくけど僕音ゲーやりこんでるからな」
「ふふっ力の差ってやつを思い知らせてあげる」
「望むところだ」
そう僕たちは宣戦布告をして、ぐっすりと眠りに落ちていった。
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