秘密を隠した護衛騎士は、お嬢様への溺愛を抑えきれない

はるみさ

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第三章

10.

 薄暗い部屋の中とは言え、薄いシミーズは、私の肌を隠してはくれない。
 セドリックは服を着ているというのに、私一人が薄い布一枚で彼に身体を晒しているのが恥ずかしくて……

 「私だけじゃ……やだ……。セドリックも」

 快感で震える身体を一人抱きしめながら、彼に懇願した。

 セドリックは、上のシャツを脱ぎ捨てた。
 細い見た目なのに、こうして服を脱いでみると、鍛え抜かれた筋肉が露わになる。

 「綺麗……」

 男性の身体が綺麗だと思ったことなかった。なのに、セドリックの身体はしなやかに筋肉がついた均整のとれた身体で、ついじっと見つめてしまう。

 「たしかに、恥ずかしいですね」

 セドリックは、耳を赤くして、私から視線を外した。
 見ればところどころに傷もあり、今までいかに鍛錬を積んできたかがよく分かった。

 私は、自分の身体を隠すのも忘れて、彼に手を伸ばしていた。

 「セドリック……温めて」

 「……はい」

 私たちは強く抱き合った。
 彼の力強い心臓の音が聞こえる。きっと今にも爆発しそうな私の心音も彼に聞こえているだろう。

 私の身体を隠してくれていたシミーズも今は邪魔に感じる。ところどころ触れ合うセドリックの肌は熱くて、滑らかで、まるで肌が吸い付くようだった。こうしているのが正しいと思わせるような……

 「あ……ん、セドリック……」

 「はぁっ……」

 セドリックからも悩ましい声が漏れ、同じように感じてくれているような気がして、私は二人の隙間が無くなるように、もっと強く抱きついた。

 「ふっ……ぅ」

 セドリックが何かを耐えるように呻いた。私も彼の胸板に胸の頂がこすれて、くぐもった声が喉の奥から漏れる。

 「んぅ……っ」

 「……本当に、おかしくなってしまいそうです」

 セドリックの余裕のない声が嬉しかった。いつも落ち着いて微笑みを浮かべる彼が私で感じてくれている……

 「私は……もう、とっくに、おかしくなっちゃった。
 もうセドリックのことしか考えられなくて……

 身体全部がセドリックを欲しがってる」

 ――お腹の上に感じていた質量が、ぐっと大きくなり、押し付けられる。

 「あっ……セドリック……っ」

 「本当に、困ったお嬢様だ……っ」

 次の瞬間、セドリックの手が私の乳房を大きく揉みしだき、再びキスを与えられる。口づけと共に、彼の唾液が私の口内にまるで媚薬のように染みていく。

 キスに翻弄される間に彼の手は、どんどんと下に降りていき、ショーツの上から私の中心に触れた。

 「あ、んっ……そ、そこは……あぁ!」

 いとも簡単にショーツの横からセドリックの指が侵入してくる。
 にゅるにゅると指が動き、いかに蜜口が濡れているのが分かる。

 うそ……今まで怖くて一度だって触ったことないのに――

 「初めてでこんなに濡れて……」

 思っていたことをセドリックに言われ、ぱちっと目が合う。
 恥ずかしさで目が合わせていられなくて、私はぎゅっと目を閉じた。

 「こ、こんなの知らない……!」

 ぷるぷる震える私をくすっと笑うと、セドリックが身体を上にずらし、耳元で囁いた。

 「えっちで、可愛いです」

 「ひゃっ、あぁっ!」

 セドリックは私の耳を舐めた。ぴちゃぴちゃと私の耳を舐めながら、私の蜜口に手を伸ばし、愛液を掬い取るように指に纏わせた。

 その指は、遊ぶように蜜口を彷徨った後、ある一点を掠めた。

 「やっ、あああんっ!」

 突然襲ってきた強すぎる快感に、私は身体をしならせた。




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