秘密を隠した護衛騎士は、お嬢様への溺愛を抑えきれない

はるみさ

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第三章

11.

 「はぁっ、はぁ……っ、んぅっ」

 何が起きたのか分からなかった。初めて感じた大きな甘い快感の波。

 けれども、何が起きたのか理解する前に再びセドリックからキスを与えられ、再び先ほどと同じ部分を今度は労わるかのように優しく優しく捏ねている。

 「あっ、あっ、あっ……しょれ、だめぇ。あんっ。てぇ……やだぁ……んっ」

 「でも、正直だ……愛液が次から次に出てきますよ」

 そんなのは言われなくても分かっていた。怖いくらい気持ちよくて、やめてほしいのに、やめてほしくなくて。
 ぬちゅぬちゅと、セドリックの指が私の蜜口の入り口を行ったり、来たり……もう我慢なんてできなかった。

 「あんっ……もぉ、やなの……。手じゃなくて……セドリックのが、欲しい……」

 私は彼と向き合うように寝転がり、ズボンの中で苦しそうにしている剛直を手を伸ばした。
 すりすりと撫でると、セドリックが眉間に皺を寄せ、苦悶の表情を浮かべた。

 私は、ズボンからセドリックのそれを取り出す。両手に収まりきらないほど大きなそれは、赤黒くて今にもはち切れそうだった。熱くて、硬くて、なんだか杭のよう。

 なのに……セドリックのものだと思うと、なんだか愛おしくて。

 私は手のひらで彼の剛直を包み込み、その感触を確かめるように手を動かした。

 「うっ、あ……ゃめ……」

 セドリックが目を潤ませて、小さく喘ぐ。私がそうさせているんだと思ったら、嬉しくて、可愛くて手が止まらなかった。それに彼のを触っているだけなのに、またお腹の奥がジュンとするのが分かる。

 「気持ちいいね、セドリック……――あぁんっ!」

 そう言った時には、私の腿の間にずっぷりとセドリックの剛直が挿し込まれていた。
 彼はゆっくり前後に腰を動かし始める。

 「あっ、やぁっ! そこじゃ、な……っ。あんっ」

 蜜口に挿入してもらいたかったのに、セドリックの剛直が濃厚なキスをするように、私の秘芽の上を力強く擦っていくだけで……
 彼は私を強く抱きしめながら、徐々に腰のスピードを速めていく。

 「は……っ、これならお嬢様も、気持ちいいでしょう?」

 「あっ、そこ、こすっ、ちゃっ! やあ……、あ、んっ」

 私の愛液が潤滑油となり、愛液をまとったセドリックの剛直が私の秘芽を確実に刺激していく。
 挿入を期待した蜜口に彼のそれが引っ掛かれば、お腹の奥がキュンと締まる。

 もっと奥まできて……完全に一つになりたかったけど――
 今は秘芽から送られてくる強すぎる刺激に飲まれるしかなかった。

 「あっ、ひゃっ……ん、また、またっ……、さっきのき、ちゃ……っ!」

 「いっしょに……っ、私も……っ」

 瞬間、びりびりと身体が快感に飲まれて、頭が真っ白になる。

 「ああぁあぁっ!」

 「くっ……」

 セドリックのわずかな吐息と共に、ふともものところがどろりと熱くなる……
 挿入はしてもらえなかったけど、セドリックも気持ちよかったってことだよね……?

 手を伸ばして、確認して、もう一度向かい合って、今度こそは……――

 そう思うのに、もう身体が重くて、手も足も動かせそうになかった。

 瞼も、おもい、な……

 セドリックが「アメリア……」って呼んでいるような気がした。
 でも、それ以上何かを考えるなんてできそうになくて……私は、気付けば意識を手放していた。 





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