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第3章 勇者の足跡とそれぞれの門出
第58話 変態は最恐
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荒れ狂う暴風を支配し、敵と一定の距離を保ちながら隙を見て攻撃を入れる。
気分はまさに、謎のプリンスで亡者を焼き払うダンブルドア校長だ。
とはいえ風は風。突進力のある相手に対しては有効打に成り得ない。
なので中央に斬り込んできたビキニアーマーさんの相手をメアに任せ、俺は部下たちの牽制と外から飛んでくる攻撃魔a法を防ぐことに注力する。
最近になってようやく、俺にもこの世界の魔法のことが分かって来た。
以前俺は、理論派の魔法同士が戦った時、防御魔法が優秀過ぎて消耗戦になってしまうのでは? と考えていた。
だが、それは違った。
感覚派と違って、独特の発動モーションというか、魔力の起こりのようなものがあるのだ。
上級者になる程それは顕著で、相手の起こりを読み解く術、逆に起こりを隠す術に長けている。
それがこの世界の魔法戦闘の基本だ。
使用可能な魔法が定型化している理論派の魔法ならではというか、型通りの魔法をいかにうまく使うかが求められる。
メアも魔法の出力だけなら俺と変わりはないが、その辺りのコントロールが抜群に上手い。
恐らくそれがAランクになれた所以なのだろう。
その証拠に、
「確かに速度と威力には目を見張るものがありますが、脇が甘いですよ?」
妖艶な笑みを浮かべながら、俺からしても強烈なビキニアーマーさんの攻撃を的確に捌き、体勢が崩れた所に雷撃を見舞う。
流石のテクニシャンぶりだ。俺が毎晩ベッドの上で負け続けているのも納得である。
「っく、ただのおてんば王女ではなかったということか」
ビキニアーマーさんの余裕の笑みが少し崩れた。
おお、どうみても騎士っぽい口調のエロ鎧着た人が「っく」とか言ったよ!
この人が姫じゃないのだけが少し残念だけど。
と、あまりにも異世界のテンプレっぽい要素に内心俺のテンションが上がる。
『1対1なら対処可能な範囲ですし、このままいけば何とかなりそうですね』
少し余裕が生まれたのか、メアからそんな念話が飛んでくる。
確かに俺も追加で2人の黒ポンチョを仕留めており、経過は順調。
徐々に形勢はこちらの優位になってきている。
……だが、
『おい馬鹿、そういうのはフラグって言うんだよ! どんなに有利な状況でも下手なこと言うなってこの前教えたろ!?』
ノルミナの街までの移動中に俺の世界の事を色々教えたのだが、どうやらちゃんと理解していなかったらしい。
慌てる俺に、あ、やばいみたいな顔を向けてくる。
そして、フラグは見事に回収される。
「なるほど……貴様のその技の弱点は質量だな」
不意に動きを止めたビキニアーマーさんが、真っすぐに俺を睨む。
「え、いやどっちかっていうとさっきから雷撃とか防ぐ方が大変だけど……」
あまりにキメ顔で言われ、思わず俺が突っ込む。
だが、ビキニアーマーさんは気にした様子もなく、
「一つ、歴史を軽視する貴様らに見せてやろう。何故我々が勇者を危険視するのかを」
声高に宣言したビキニアーマーさんは、そんな中でも容赦なく放ったメアの雷撃をひらりと躱し、自ら再び暴風の範囲外へと出る。
メアさんはあれだな、魔法少女の変身中に「知りませんよそんなの」とか言って容赦なく攻撃するタイプなんだろうな。
とか一瞬変な事に意識を奪われたのも束の間。
ビキニアーマーさんがさっきメアの絵を取り出したのと同じ胸元から、やけに不気味なピンク色をした小学生の習字セットに描かれていそうなごてごてした細工の施されたペンダントを取り出し……さっき俺が殺した3人の死体に触れ、それを吸い込んだ。
「はあ!?」
何が起きたのか理解できず、俺は思わず声を上げる。
「見せてやろう。これが勇者の残した忌むべき品の一つ。《死喰い発電機》だ」
やがてペンダントが光り輝き――ビキニアーマーさんの姿が程々に大きくなった。
「おおぅ」
思わず俺は変な声を上げる。
だが無理もない。本当に無理はないと思うんだ。
大体2メートル後半くらいに背丈が伸び、それに伴って横幅もそれなりになったビキニアーマーさんのビキニアーマーは、身体の成長に耐えられず弾け飛んだ。
魔族とはいえ美人なお姉さんの身体は目に毒だ……と期待半分でチラ見していた俺の視界に飛び込んできたのは、ピンク色のニップレスと前張り。
「裸になるとでも思ったか? こうなる事くらい予期している」
自信たっぷりに言うビキニアーマーさん……いや、もはや経緯を込めて変態さんとお呼びしよう。
その変態さんは、貼り物をした局部も肥大化することまでは考えていなかったのだろう。
残念ながら、重要な部分の中心だけは確かに隠れているものの、殆ど無意味というより変態性の高い恰好になっていた。
「えっと……随分マニアックな趣味をお持ちなんですね」
メアが失笑を堪えながら言う。
もはや死喰いのなんちゃらとかいう謎装備の事が頭から吹っ飛んでいた。
心無しか、彼女の部下達も気まずそうに目を伏せている気がする。
……だが、そうやってふざけていられたのはその時までだった。
ブン、と凄まじい音を立てて振られた長剣が俺とメアのいたすぐ横の地面を深々と抉り取る。
その衝撃波で、俺とメアは十メートル以上も吹き飛ばされた。
見れば、防具と違って長剣だけは体格に合わせて大きくなっている。
恐らくあれも魔剣なのだろう。
「ふ、ふん。痴態こそ晒したが、貴様を殺して記憶を抹消すれば済む話だ。エルフの姫は、その後であのクソじじいに私より恥ずかしい目に遭わされるだろうしな」
一見照れてやけになっているように見えて、変態さんの攻撃は凄まじい脅威だった。
身体の大きさに伴い威力も速度も上がっていて、圧倒的リーチと伸縮する長剣であの地面を抉る威力の攻撃が連続で飛んでくる。
更に全身に闘気のようなものを纏っていて、俺たちの攻撃が悉く弾かれてしまう。
そして先ほど弱点だと言われたように、どっしりと重量が増した事で俺の暴風すら耐えきってみせる。
見た目にさえ目を瞑れば、間違いなく過去最大の脅威であった。
『すみません、私が余計なことを言ったばかりに!』
変態さんの猛攻を耐えながらメアが誤って来る。
『いや、これに関してはフラグ関係なくその内使われてたよ』
恐らくあの死喰いの発電機とかいうのが勇者の遺品なのだろう。
発電機なんてこの世界にはないから間違いない。
名前の通り、死者を喰らってエネルギーにする装備なのだろうが、正直これがかなり厄介だ。
『でかい女もそうだが、部下の黒ポンチョ共がうざすぎる! 殺されてもあの変態の強化になるからって構わず突っ込んできやがって……』
そう、変態さんの猛攻の合間に攻撃に巻き込まれることを恐れず、黒ポンチョ共が至近距離で魔法をぶち込もうと突撃しまくって来るのだ。
既に2人死んだが、そいつらはあの発電機とやらに吸収されていき、その後変態さんのパワーが更に上がった。
正直このままでは勝てる未来が見えない。
『クソ、せめて混合魔法を使う隙があれば……』
あの闘気も、混合魔法の威力ならぶち抜けるかもしれない。
だが殆ど自分の身体のように使い慣れた風魔法と違い、混合魔法の発動には時間も隙も生じる。
今そんなものを使えば、あの長剣に身体を真っ二つにされてジエンドだ。
『もう少し、もう少しだけ耐えてください! これだけ目立てばきっと……‼』
メアの言葉に、俺が疑問を覚えた。
その時だった。
長剣の衝撃波を殺し切れなくなった俺の眼前に、黒ポンチョ共の一人が迫る。
手にしているのはいつか喰らった毒ナイフ。
クソ、この体勢じゃ避けきれない――!
万事休すか。そう思いながらも、俺は諦めず必死に身をよじる――
が、予想していた痛みが襲ってくることはなかった。
当然、身体が痺れたりなんかもしていない。
毒ナイフを持った黒ポンチョは、俺を刺す直前で見慣れた風魔法で吹き飛ばされたのだ。
だが、その使用者は俺ではない。
「……葛西君、無事?」
それは、いつかの夜とは真逆の立場で。
相変わらず表情の読めない顔で、浅海奏が俺の前に立っていた。
気分はまさに、謎のプリンスで亡者を焼き払うダンブルドア校長だ。
とはいえ風は風。突進力のある相手に対しては有効打に成り得ない。
なので中央に斬り込んできたビキニアーマーさんの相手をメアに任せ、俺は部下たちの牽制と外から飛んでくる攻撃魔a法を防ぐことに注力する。
最近になってようやく、俺にもこの世界の魔法のことが分かって来た。
以前俺は、理論派の魔法同士が戦った時、防御魔法が優秀過ぎて消耗戦になってしまうのでは? と考えていた。
だが、それは違った。
感覚派と違って、独特の発動モーションというか、魔力の起こりのようなものがあるのだ。
上級者になる程それは顕著で、相手の起こりを読み解く術、逆に起こりを隠す術に長けている。
それがこの世界の魔法戦闘の基本だ。
使用可能な魔法が定型化している理論派の魔法ならではというか、型通りの魔法をいかにうまく使うかが求められる。
メアも魔法の出力だけなら俺と変わりはないが、その辺りのコントロールが抜群に上手い。
恐らくそれがAランクになれた所以なのだろう。
その証拠に、
「確かに速度と威力には目を見張るものがありますが、脇が甘いですよ?」
妖艶な笑みを浮かべながら、俺からしても強烈なビキニアーマーさんの攻撃を的確に捌き、体勢が崩れた所に雷撃を見舞う。
流石のテクニシャンぶりだ。俺が毎晩ベッドの上で負け続けているのも納得である。
「っく、ただのおてんば王女ではなかったということか」
ビキニアーマーさんの余裕の笑みが少し崩れた。
おお、どうみても騎士っぽい口調のエロ鎧着た人が「っく」とか言ったよ!
この人が姫じゃないのだけが少し残念だけど。
と、あまりにも異世界のテンプレっぽい要素に内心俺のテンションが上がる。
『1対1なら対処可能な範囲ですし、このままいけば何とかなりそうですね』
少し余裕が生まれたのか、メアからそんな念話が飛んでくる。
確かに俺も追加で2人の黒ポンチョを仕留めており、経過は順調。
徐々に形勢はこちらの優位になってきている。
……だが、
『おい馬鹿、そういうのはフラグって言うんだよ! どんなに有利な状況でも下手なこと言うなってこの前教えたろ!?』
ノルミナの街までの移動中に俺の世界の事を色々教えたのだが、どうやらちゃんと理解していなかったらしい。
慌てる俺に、あ、やばいみたいな顔を向けてくる。
そして、フラグは見事に回収される。
「なるほど……貴様のその技の弱点は質量だな」
不意に動きを止めたビキニアーマーさんが、真っすぐに俺を睨む。
「え、いやどっちかっていうとさっきから雷撃とか防ぐ方が大変だけど……」
あまりにキメ顔で言われ、思わず俺が突っ込む。
だが、ビキニアーマーさんは気にした様子もなく、
「一つ、歴史を軽視する貴様らに見せてやろう。何故我々が勇者を危険視するのかを」
声高に宣言したビキニアーマーさんは、そんな中でも容赦なく放ったメアの雷撃をひらりと躱し、自ら再び暴風の範囲外へと出る。
メアさんはあれだな、魔法少女の変身中に「知りませんよそんなの」とか言って容赦なく攻撃するタイプなんだろうな。
とか一瞬変な事に意識を奪われたのも束の間。
ビキニアーマーさんがさっきメアの絵を取り出したのと同じ胸元から、やけに不気味なピンク色をした小学生の習字セットに描かれていそうなごてごてした細工の施されたペンダントを取り出し……さっき俺が殺した3人の死体に触れ、それを吸い込んだ。
「はあ!?」
何が起きたのか理解できず、俺は思わず声を上げる。
「見せてやろう。これが勇者の残した忌むべき品の一つ。《死喰い発電機》だ」
やがてペンダントが光り輝き――ビキニアーマーさんの姿が程々に大きくなった。
「おおぅ」
思わず俺は変な声を上げる。
だが無理もない。本当に無理はないと思うんだ。
大体2メートル後半くらいに背丈が伸び、それに伴って横幅もそれなりになったビキニアーマーさんのビキニアーマーは、身体の成長に耐えられず弾け飛んだ。
魔族とはいえ美人なお姉さんの身体は目に毒だ……と期待半分でチラ見していた俺の視界に飛び込んできたのは、ピンク色のニップレスと前張り。
「裸になるとでも思ったか? こうなる事くらい予期している」
自信たっぷりに言うビキニアーマーさん……いや、もはや経緯を込めて変態さんとお呼びしよう。
その変態さんは、貼り物をした局部も肥大化することまでは考えていなかったのだろう。
残念ながら、重要な部分の中心だけは確かに隠れているものの、殆ど無意味というより変態性の高い恰好になっていた。
「えっと……随分マニアックな趣味をお持ちなんですね」
メアが失笑を堪えながら言う。
もはや死喰いのなんちゃらとかいう謎装備の事が頭から吹っ飛んでいた。
心無しか、彼女の部下達も気まずそうに目を伏せている気がする。
……だが、そうやってふざけていられたのはその時までだった。
ブン、と凄まじい音を立てて振られた長剣が俺とメアのいたすぐ横の地面を深々と抉り取る。
その衝撃波で、俺とメアは十メートル以上も吹き飛ばされた。
見れば、防具と違って長剣だけは体格に合わせて大きくなっている。
恐らくあれも魔剣なのだろう。
「ふ、ふん。痴態こそ晒したが、貴様を殺して記憶を抹消すれば済む話だ。エルフの姫は、その後であのクソじじいに私より恥ずかしい目に遭わされるだろうしな」
一見照れてやけになっているように見えて、変態さんの攻撃は凄まじい脅威だった。
身体の大きさに伴い威力も速度も上がっていて、圧倒的リーチと伸縮する長剣であの地面を抉る威力の攻撃が連続で飛んでくる。
更に全身に闘気のようなものを纏っていて、俺たちの攻撃が悉く弾かれてしまう。
そして先ほど弱点だと言われたように、どっしりと重量が増した事で俺の暴風すら耐えきってみせる。
見た目にさえ目を瞑れば、間違いなく過去最大の脅威であった。
『すみません、私が余計なことを言ったばかりに!』
変態さんの猛攻を耐えながらメアが誤って来る。
『いや、これに関してはフラグ関係なくその内使われてたよ』
恐らくあの死喰いの発電機とかいうのが勇者の遺品なのだろう。
発電機なんてこの世界にはないから間違いない。
名前の通り、死者を喰らってエネルギーにする装備なのだろうが、正直これがかなり厄介だ。
『でかい女もそうだが、部下の黒ポンチョ共がうざすぎる! 殺されてもあの変態の強化になるからって構わず突っ込んできやがって……』
そう、変態さんの猛攻の合間に攻撃に巻き込まれることを恐れず、黒ポンチョ共が至近距離で魔法をぶち込もうと突撃しまくって来るのだ。
既に2人死んだが、そいつらはあの発電機とやらに吸収されていき、その後変態さんのパワーが更に上がった。
正直このままでは勝てる未来が見えない。
『クソ、せめて混合魔法を使う隙があれば……』
あの闘気も、混合魔法の威力ならぶち抜けるかもしれない。
だが殆ど自分の身体のように使い慣れた風魔法と違い、混合魔法の発動には時間も隙も生じる。
今そんなものを使えば、あの長剣に身体を真っ二つにされてジエンドだ。
『もう少し、もう少しだけ耐えてください! これだけ目立てばきっと……‼』
メアの言葉に、俺が疑問を覚えた。
その時だった。
長剣の衝撃波を殺し切れなくなった俺の眼前に、黒ポンチョ共の一人が迫る。
手にしているのはいつか喰らった毒ナイフ。
クソ、この体勢じゃ避けきれない――!
万事休すか。そう思いながらも、俺は諦めず必死に身をよじる――
が、予想していた痛みが襲ってくることはなかった。
当然、身体が痺れたりなんかもしていない。
毒ナイフを持った黒ポンチョは、俺を刺す直前で見慣れた風魔法で吹き飛ばされたのだ。
だが、その使用者は俺ではない。
「……葛西君、無事?」
それは、いつかの夜とは真逆の立場で。
相変わらず表情の読めない顔で、浅海奏が俺の前に立っていた。
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