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第4章
第70話 転移の牢獄
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光に包まれ、メアたちとは別の場所に飛ばされた俺たち。
「ひゃっ! ちょ、そこダメぇ」
頭上から艶めかしい声が聞こえ、俺は目を開く。
見れば、俺と浅海はどこぞのラッキースケベ主人公みたいな態勢で複雑に絡み合っていた。
「わ、悪いっ!」
どことは言わないがしっとりとしている場所に触れてしまっていて、俺は慌てて浅海から離れ――すぐに周囲を警戒する。
どうやら、周囲に魔物はいないようだ。
「……ひとまずは、同じ場所に転移できてよかった」
生還者0の転移の罠。故にその実態は何一つとして解明されていない。
あそこで浅海に触れたからと言って、俺も同じ場所に転移できる保証など何もなかった。俺だけ取り残されるとか、2人でばらばらの場所に飛ぶとかいう可能性も十分あり得た。
それでもあの瞬間、俺は思考することなく浅海へと手を伸ばしていた。
――なぜならば、きっと浅海一人で飛ばされていたら確実に死んでいただろうから。
「ま、俺が一緒に来ても戦闘力が上がるくらいのもんなんだけど」
ちょうど近くにセーフゾーンがあったので、俺たちはホバークラフトみたいに身体を浮かせて滑り込む。転移の罠を踏まないようにするための措置だが……魔力消費が思ったよりえぐい。魔力切れの心配もあるし、普段の移動では使えそうにないな。
「……ごめん、なさい。あたしが油断したせいで、葛西君まで……」
セーフゾーンに入ると、浅海は緊張の糸が切れたのか泣き出してしまった。
嗚咽を漏らし、地面に体育座りでうずくまっている。
「気にするな……って言っても無理か。まあ幸い物資はだいぶあるし、2人なら1月は生き延びれる。落ち着くまでのんびりしようぜ」
そんな慰めにもならないことを言って、俺は浅海が落ち着くのを待った。
「……これから、どうしたらいいんだろう」
たっぷりと1時間近くは落ち込んでいただろうか。
落ち着きを取り戻した浅海は、第一声絶望に満ちた声で呟いた。
「まあ、選択肢は2つ……だろうな。上に登るか、下に降りるか」
この時間で俺も対策を色々と考えていた。
だが、正直妙案と呼べるものは浮かばなかった。
となれば、出来るのは定石に頼ることだ。
ここが浅い場所なら、単純に上に登れば帰ることが出来る。
深い場所なら、ボスを倒せばクリスタルで帰還できる。
10層の天使にあれだけ苦戦していたのに下層のボスを俺一人で倒せるのかというと……かなり難しい気もするが。
「ひとまずは上を目指すしかないだろうな。運が良ければ実はここ7層とかかもしれないし」
口ではそう言うが、感じた外の空気は今まで以上に張り詰めていた。
恐らく、20階層より下に飛ばされたのだろう。
だが、この際難易度はまるっと無視するしかない。
ナナに振られた後の俺がそうだった。ゲームをしたり映画をしたり、気を紛らわせようと動いている間はまだマシで、最後には暗い部屋で何かをする気力さえなくして1日中動けずにいた。
だからそうなる前に――自分の心を偽れる間に、に動いてしまった方がいいのだ。
「……そう、だね。分かった」
少し表情に明るさを取り戻した浅海がゆっくりと立ち上がり、俺たちは地上を目指して歩き始める。
そうして俺たちはセーフゾーンを出て、ダンジョンの通路へ。
——しかし、50メートルも進まない内にすぐまた転移の罠に引っ掛かってしまった。
万一はぐれないように手を繋いで進んでいたのではぐれてはいないが……これは、厄介どころの話じゃないかもしれない。
その後も俺たちはフロアを彷徨い、転移の罠を踏んでを繰り返した。
どれだけ慎重に進んでも、転移の罠は全然見分けることが出来なかった。
中層であれだけ色んな罠を踏んだから多少は分かるようになったと思っていたが、さっぱりだ。
改めて石紅の勘の恐ろしさを思い知った。
「……こりゃ、お手上げだな」
20回目くらいの転移でようやく近くにセーフゾーンを見つけて、俺たちはまた滑り込んだ。
転移の罠は数がめちゃくちゃ多く、見分けるのが超難しかった。
最高でも学校の廊下の端から端くらいの距離しか進めていない。
おまけに行く先に魔物がいる場合もあって、そいつらは大体A級上位だ。
俺たちは心身も魔力も、もうすっかり疲弊していた。
「あの、浅海さん? 因みにもう移動中じゃないからそんなにくっつかなくてもいいんだけど」
だだっ広いセーフゾーンの中で、俺の脇にぴったりと張り付く浅海に声を掛ける。
最初は手を繋いでるだけのはずだったんだが、なんだか時間が経つごとに密着率が上がってる気がする。
「ごめん……なんか、色々不安になっちゃって……」
……クソ。そんな風にうるんだ目で見つめられるとなにも言えなるだろ。
この状況に不安を覚えているのは俺も同じ。正直人肌の温かさが心地よかった。
なので俺は振り払ったりせず、浅海のするがままにさせておくことにした。
浅海から伝わって来る温かさの分だけ、このままこの転移の牢獄から出られないんじゃないか、という恐ろしい恐怖が消える気がしたから。
「そ、そういえば、アレどういう意味だったの? 転移する直前の探すな!ってやつ」
しばらく休んだのち、浅海がおずおずと尋ねて来た。
「あー、あれか」
俺は転移する直前のメアとの会話(?)を思い出す。
「転移の罠を踏んだ時の対応ってさ、当初の想定じゃ転移しなかった奴が地上で他の冒険者を雇って探しに来る……ってことになってたろ? でも、10層のボス。ありゃ強過ぎだ。多分人雇っても倒せないし、メアたちが危険な目に遭うより俺たちが自力で生還する方が早いんじゃね……って思ってな」
この長ったらしい思考の全てを「探すな!」という一言に込めた。
それでもきっとメアなら俺の意図を理解してくれると信じられる。
……というかああ言っておかないと俺の精神衛生上よろしくないしな。
メアが死ぬような目に遭っているかもしれないと思ったら気が気じゃないし。
「でも、メアさんが大人しくしてる保証はないんじゃ……」
「まあ、うん。俺がああ言った以上食料が尽きるギリギリまでは大人しくしていてくれる……と思うけど、多分」
数日は大人しくしてくれてるとしても、日が経つにつれて荒れまくって最終的に下層に特攻する未来は想像に難くない。
最近ちょっとすれ違っていたとはいえ、互いを愛する気持ちは本物だというのだけは信じている。というかそうじゃなきゃ俺生きてる意味ないし。
「……メアの為にも、何とか帰らないとな」
しみじみとそう言って、その日はそのまま浅海と寄り添って眠りに落ちた。
「ひゃっ! ちょ、そこダメぇ」
頭上から艶めかしい声が聞こえ、俺は目を開く。
見れば、俺と浅海はどこぞのラッキースケベ主人公みたいな態勢で複雑に絡み合っていた。
「わ、悪いっ!」
どことは言わないがしっとりとしている場所に触れてしまっていて、俺は慌てて浅海から離れ――すぐに周囲を警戒する。
どうやら、周囲に魔物はいないようだ。
「……ひとまずは、同じ場所に転移できてよかった」
生還者0の転移の罠。故にその実態は何一つとして解明されていない。
あそこで浅海に触れたからと言って、俺も同じ場所に転移できる保証など何もなかった。俺だけ取り残されるとか、2人でばらばらの場所に飛ぶとかいう可能性も十分あり得た。
それでもあの瞬間、俺は思考することなく浅海へと手を伸ばしていた。
――なぜならば、きっと浅海一人で飛ばされていたら確実に死んでいただろうから。
「ま、俺が一緒に来ても戦闘力が上がるくらいのもんなんだけど」
ちょうど近くにセーフゾーンがあったので、俺たちはホバークラフトみたいに身体を浮かせて滑り込む。転移の罠を踏まないようにするための措置だが……魔力消費が思ったよりえぐい。魔力切れの心配もあるし、普段の移動では使えそうにないな。
「……ごめん、なさい。あたしが油断したせいで、葛西君まで……」
セーフゾーンに入ると、浅海は緊張の糸が切れたのか泣き出してしまった。
嗚咽を漏らし、地面に体育座りでうずくまっている。
「気にするな……って言っても無理か。まあ幸い物資はだいぶあるし、2人なら1月は生き延びれる。落ち着くまでのんびりしようぜ」
そんな慰めにもならないことを言って、俺は浅海が落ち着くのを待った。
「……これから、どうしたらいいんだろう」
たっぷりと1時間近くは落ち込んでいただろうか。
落ち着きを取り戻した浅海は、第一声絶望に満ちた声で呟いた。
「まあ、選択肢は2つ……だろうな。上に登るか、下に降りるか」
この時間で俺も対策を色々と考えていた。
だが、正直妙案と呼べるものは浮かばなかった。
となれば、出来るのは定石に頼ることだ。
ここが浅い場所なら、単純に上に登れば帰ることが出来る。
深い場所なら、ボスを倒せばクリスタルで帰還できる。
10層の天使にあれだけ苦戦していたのに下層のボスを俺一人で倒せるのかというと……かなり難しい気もするが。
「ひとまずは上を目指すしかないだろうな。運が良ければ実はここ7層とかかもしれないし」
口ではそう言うが、感じた外の空気は今まで以上に張り詰めていた。
恐らく、20階層より下に飛ばされたのだろう。
だが、この際難易度はまるっと無視するしかない。
ナナに振られた後の俺がそうだった。ゲームをしたり映画をしたり、気を紛らわせようと動いている間はまだマシで、最後には暗い部屋で何かをする気力さえなくして1日中動けずにいた。
だからそうなる前に――自分の心を偽れる間に、に動いてしまった方がいいのだ。
「……そう、だね。分かった」
少し表情に明るさを取り戻した浅海がゆっくりと立ち上がり、俺たちは地上を目指して歩き始める。
そうして俺たちはセーフゾーンを出て、ダンジョンの通路へ。
——しかし、50メートルも進まない内にすぐまた転移の罠に引っ掛かってしまった。
万一はぐれないように手を繋いで進んでいたのではぐれてはいないが……これは、厄介どころの話じゃないかもしれない。
その後も俺たちはフロアを彷徨い、転移の罠を踏んでを繰り返した。
どれだけ慎重に進んでも、転移の罠は全然見分けることが出来なかった。
中層であれだけ色んな罠を踏んだから多少は分かるようになったと思っていたが、さっぱりだ。
改めて石紅の勘の恐ろしさを思い知った。
「……こりゃ、お手上げだな」
20回目くらいの転移でようやく近くにセーフゾーンを見つけて、俺たちはまた滑り込んだ。
転移の罠は数がめちゃくちゃ多く、見分けるのが超難しかった。
最高でも学校の廊下の端から端くらいの距離しか進めていない。
おまけに行く先に魔物がいる場合もあって、そいつらは大体A級上位だ。
俺たちは心身も魔力も、もうすっかり疲弊していた。
「あの、浅海さん? 因みにもう移動中じゃないからそんなにくっつかなくてもいいんだけど」
だだっ広いセーフゾーンの中で、俺の脇にぴったりと張り付く浅海に声を掛ける。
最初は手を繋いでるだけのはずだったんだが、なんだか時間が経つごとに密着率が上がってる気がする。
「ごめん……なんか、色々不安になっちゃって……」
……クソ。そんな風にうるんだ目で見つめられるとなにも言えなるだろ。
この状況に不安を覚えているのは俺も同じ。正直人肌の温かさが心地よかった。
なので俺は振り払ったりせず、浅海のするがままにさせておくことにした。
浅海から伝わって来る温かさの分だけ、このままこの転移の牢獄から出られないんじゃないか、という恐ろしい恐怖が消える気がしたから。
「そ、そういえば、アレどういう意味だったの? 転移する直前の探すな!ってやつ」
しばらく休んだのち、浅海がおずおずと尋ねて来た。
「あー、あれか」
俺は転移する直前のメアとの会話(?)を思い出す。
「転移の罠を踏んだ時の対応ってさ、当初の想定じゃ転移しなかった奴が地上で他の冒険者を雇って探しに来る……ってことになってたろ? でも、10層のボス。ありゃ強過ぎだ。多分人雇っても倒せないし、メアたちが危険な目に遭うより俺たちが自力で生還する方が早いんじゃね……って思ってな」
この長ったらしい思考の全てを「探すな!」という一言に込めた。
それでもきっとメアなら俺の意図を理解してくれると信じられる。
……というかああ言っておかないと俺の精神衛生上よろしくないしな。
メアが死ぬような目に遭っているかもしれないと思ったら気が気じゃないし。
「でも、メアさんが大人しくしてる保証はないんじゃ……」
「まあ、うん。俺がああ言った以上食料が尽きるギリギリまでは大人しくしていてくれる……と思うけど、多分」
数日は大人しくしてくれてるとしても、日が経つにつれて荒れまくって最終的に下層に特攻する未来は想像に難くない。
最近ちょっとすれ違っていたとはいえ、互いを愛する気持ちは本物だというのだけは信じている。というかそうじゃなきゃ俺生きてる意味ないし。
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しみじみとそう言って、その日はそのまま浅海と寄り添って眠りに落ちた。
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