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第4章 真実の愛を求めて
第15話 狂気の果てに
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彼女、カトリーナの目は虚ろで何も見えてないようにグレースには感じた。
そんな人を、今までかって見たことがない。
足がガタガタ震え、手を地面に尻餅をついた状態で動けずにいた。
仲間割れ寸前の言い争いを、グレースは逃げたいと思って聞いている。
今なら、この場から逃げれるチャンスかもしれない。
だが、体がどうしても反応してくれなかった。
言葉では言い表せない怒気を彼女は発していて、その前に立つ男は彼女を見て黙り怯えて見える。
「黙っているのは、そうだという事ね!
馬鹿だけど勘はいいのよ。
もう堕ちるとこまで堕ちているの。
何も怖くなんてないわ!
貴方だけは、許さない!
妹を使ってまで、この私を騙したわねー!!」
明らかに、カトリーナの言葉に動揺している。
内容は、当たっているのだろう。
「おち、落ち着けよ!
カトリーナ!
お前だって、結構喜んでたじゃないか?!
また、楽しくやろうぜ。
仲間だろう?俺達はー!ハハハ」
カトリーナは顔を歪ませると彼に近づく、隠し持ったナイフで力強く脇腹に突然刺した。
「うわーあ~!!い、痛いー!!!」
転げ回り脇腹を抑えていて、そこからは鮮血が…。
「きゃあ~ー!誰か来てーー!!」
グレースはそれを見ると、自然と悲鳴をあげて助けを呼ぶ。
腰や支えていた腕が完全に抜けて、力なく地面に横たわった。
「お前達もよ。
さんざん、私を弄ん遊んでくれたわよね。
一人も二人も三人も、みんな一緒よ!!
お前たち、全員死んでしまえばいいわ!アーハハハ!!」
狂ったように笑い、彼らに近づきナイフを振り回していた。
取り押さえようとしようとすると、腕や肩を切りつけていく。
「や、やめろー!!
来るなーー!!
コイツ、正気じゃない!狂ってやがる!」
「誰がー助けてくれ!!
この女に、殺されるーー!!!」
グレースの絶叫や男たちの叫び声が庭に響き。
聞き付けたのか、遠くから誰かが走ってくる足音が複数した。
「許さない!!
私の初めてを奪い!幸せな未来を奪った!
罠に嵌めて、堕ちる私を見て笑っていたの?!お前たちを一人残らず、殺してやる!
私と一緒に堕ちて、そして死んでよーー!!!」
そう叫んで、彼女は次々にナイフを持ち彼らの懐に飛び込んで刺していた。
力では女性に負けるはずはないのに、彼女は狂気しているせいかすごい力をしていたのである。
「や、やめて!!
カトリーナ様ー!!!」
尻餅をつくグレースは、必死に彼女を止めようと声をかけてるのだ。
「貴女の指図は受けない!
貴女が現れたから、私はこうなったの?!
全部、貴女のせいなの?!」
転がる3人の男性たちは痛いせいかうずくまっていて、グレースを助けようとしない。
今度は私が、刺される番かもしれない。
もし、死んだら誓いが守れない!
家族や王妃様に…。
編集長に、女官長さまー!!
グレースは、無意識に地面にある小石を握り締める。
彼女は本当に狂ってしまったの?
違う笑っているのに、泣いているようにグレースには感じる。
もがき苦しむ、善悪がわからない人には見えない!
救いを求めている、誰に?!
誰でも良いのだと思って、カトリーナを見る。
あのときは女官長様は、私にどうしてくださっていたっけ?
背中を優しく擦って、抱きしめていた?!
何もかも懺悔するように話して、女官長様に救いを求めたあの夜をこんな緊迫しているのに何故か思い出していた。
「ねぇ、貴女も私と一緒に堕ちて?
そして、私より先に死んで?
ふふふ、あーはははー!!」
グレースはガタガタ震えていたがちゃんと立ち上がって、彼女に自分の意志を伝えた。
「死ねないわ!
家族が私を待っているの!
婚約破棄されて悔しい思いを書いて本を出したら、国内に居られなくなりザィールに来たわ!
貴女と同じ婚約破棄よ!」
「デタラメ言って、誤魔化そうとしても無駄よ。
婚約破棄って言えば、私が同情すると思ったの!?」
ナイフがグレース目がけて近づくと、咄嗟に握っていた手から土と小石がカトリーナに向けて放たれた。
「きゃーあー!!!
目が目が痛いーー!!」
もろに顔に当たり土が目に入り石が鼻に当たったようだが、振り下ろしたナイフの先がグレースの背中に当たってしまった。
男性たちが、グレースたちの前に駆け出して来る姿が見える。
また彼女は再び腰が抜けたのか、その場に崩れ落ちるように座り込む。
カルロスたちの顔がハッキリと見えたとき、周辺の藤の花の香りをやっと感じることが出来たのである。
助かったー!!
彼女は気の抜けた表情で、美しく気高さを醸しだす藤の花だけを涙で霞む瞳で見つめていた。
そんな人を、今までかって見たことがない。
足がガタガタ震え、手を地面に尻餅をついた状態で動けずにいた。
仲間割れ寸前の言い争いを、グレースは逃げたいと思って聞いている。
今なら、この場から逃げれるチャンスかもしれない。
だが、体がどうしても反応してくれなかった。
言葉では言い表せない怒気を彼女は発していて、その前に立つ男は彼女を見て黙り怯えて見える。
「黙っているのは、そうだという事ね!
馬鹿だけど勘はいいのよ。
もう堕ちるとこまで堕ちているの。
何も怖くなんてないわ!
貴方だけは、許さない!
妹を使ってまで、この私を騙したわねー!!」
明らかに、カトリーナの言葉に動揺している。
内容は、当たっているのだろう。
「おち、落ち着けよ!
カトリーナ!
お前だって、結構喜んでたじゃないか?!
また、楽しくやろうぜ。
仲間だろう?俺達はー!ハハハ」
カトリーナは顔を歪ませると彼に近づく、隠し持ったナイフで力強く脇腹に突然刺した。
「うわーあ~!!い、痛いー!!!」
転げ回り脇腹を抑えていて、そこからは鮮血が…。
「きゃあ~ー!誰か来てーー!!」
グレースはそれを見ると、自然と悲鳴をあげて助けを呼ぶ。
腰や支えていた腕が完全に抜けて、力なく地面に横たわった。
「お前達もよ。
さんざん、私を弄ん遊んでくれたわよね。
一人も二人も三人も、みんな一緒よ!!
お前たち、全員死んでしまえばいいわ!アーハハハ!!」
狂ったように笑い、彼らに近づきナイフを振り回していた。
取り押さえようとしようとすると、腕や肩を切りつけていく。
「や、やめろー!!
来るなーー!!
コイツ、正気じゃない!狂ってやがる!」
「誰がー助けてくれ!!
この女に、殺されるーー!!!」
グレースの絶叫や男たちの叫び声が庭に響き。
聞き付けたのか、遠くから誰かが走ってくる足音が複数した。
「許さない!!
私の初めてを奪い!幸せな未来を奪った!
罠に嵌めて、堕ちる私を見て笑っていたの?!お前たちを一人残らず、殺してやる!
私と一緒に堕ちて、そして死んでよーー!!!」
そう叫んで、彼女は次々にナイフを持ち彼らの懐に飛び込んで刺していた。
力では女性に負けるはずはないのに、彼女は狂気しているせいかすごい力をしていたのである。
「や、やめて!!
カトリーナ様ー!!!」
尻餅をつくグレースは、必死に彼女を止めようと声をかけてるのだ。
「貴女の指図は受けない!
貴女が現れたから、私はこうなったの?!
全部、貴女のせいなの?!」
転がる3人の男性たちは痛いせいかうずくまっていて、グレースを助けようとしない。
今度は私が、刺される番かもしれない。
もし、死んだら誓いが守れない!
家族や王妃様に…。
編集長に、女官長さまー!!
グレースは、無意識に地面にある小石を握り締める。
彼女は本当に狂ってしまったの?
違う笑っているのに、泣いているようにグレースには感じる。
もがき苦しむ、善悪がわからない人には見えない!
救いを求めている、誰に?!
誰でも良いのだと思って、カトリーナを見る。
あのときは女官長様は、私にどうしてくださっていたっけ?
背中を優しく擦って、抱きしめていた?!
何もかも懺悔するように話して、女官長様に救いを求めたあの夜をこんな緊迫しているのに何故か思い出していた。
「ねぇ、貴女も私と一緒に堕ちて?
そして、私より先に死んで?
ふふふ、あーはははー!!」
グレースはガタガタ震えていたがちゃんと立ち上がって、彼女に自分の意志を伝えた。
「死ねないわ!
家族が私を待っているの!
婚約破棄されて悔しい思いを書いて本を出したら、国内に居られなくなりザィールに来たわ!
貴女と同じ婚約破棄よ!」
「デタラメ言って、誤魔化そうとしても無駄よ。
婚約破棄って言えば、私が同情すると思ったの!?」
ナイフがグレース目がけて近づくと、咄嗟に握っていた手から土と小石がカトリーナに向けて放たれた。
「きゃーあー!!!
目が目が痛いーー!!」
もろに顔に当たり土が目に入り石が鼻に当たったようだが、振り下ろしたナイフの先がグレースの背中に当たってしまった。
男性たちが、グレースたちの前に駆け出して来る姿が見える。
また彼女は再び腰が抜けたのか、その場に崩れ落ちるように座り込む。
カルロスたちの顔がハッキリと見えたとき、周辺の藤の花の香りをやっと感じることが出来たのである。
助かったー!!
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