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第1章 思い出は夢の中へ
第14話 成功と罪
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ニコライは、目を閉じて夫人の話を聞いている。
やがて、静かにゆっくり目を開けた。
そして、前に座っていた夫人に彼は口を動かす。
「グレースは作家シャロンとして「真実の愛を求めて」で、成功したんだね!
俺は正直この本を知らないが、何かあったのかなぁ?!
夫人とリンドールは、この本がきっかけで結ばれたんですよね?!影響力が凄そうだ」
「そうよ!この本には、心から感謝しているわ。
私はね!でも全員ではないわ。
不幸にした人も、必ずいるはずよ」
夫は、妻の表情が曇ったのを感じた。
「お前?!もっと深い話があるのではないか。
プリムローズ様がきっかけとはいえ、お前にここまで関係があるとは思わなかったよ」
夫が話し終わると、マーガレットは憂いある表情を見せてお願いをする。
「続きは少し休んでから夕食とって、ワインを飲みながらにしない?
今日は天使たちはいないし、大人の時間を過ごしましょう」
男たちは、今晩は長い夜になるのを覚悟した。
もう夜になると、寒さを感じる季節。
暖炉に火をつける、テーブルの上にはチーズや燻製の肉に16年前のワインを1本用意する。
「16年前のワインか?こだわりがあるのかなぁ?!奥様」
ワインを持ちながら夫は妻にワインを注ぎ、ニコライと自分に次々と注いだ。
「今日はとても濃厚ですね。
このワインのようにー!」
ニコライが、ワイングラスを回す。
「グレースの話は、秘密なの。
知っているのは、私と友人と友人の叔母のみよ!
貴殿方を信じてるわ。
他言したら、ダニエルは離婚だからね!
う~ん、ニコライは後で考えるわ」
俺たちは、ビクッとして夫人の表情から心して聞かないと思った。
夫人に誓いの言葉を宣誓した。
「そうか、シャロンか!!
この本にピッタリの名だ!
本の中の令嬢たちは気位が高く、そして時に意地悪だ。
その名は、悪女ぽい印象と響きがするね」
私は、編集長にフフフと意地悪く笑って見せた。
編集長は、母にお金がかからないし悪いが実家の経済状態を調べたそうだ。
「この原稿料は、君の報酬だ。
君のために使うことを勧めるよ。
今まで我慢して、出来なかったことをしてみてはどうかな?!」
「はい、よく考えてみます。
この本、売れるのかしら?
損してしまったら、悪いわ?」
グレースは不安になり、しかめっ面をした。
「アハハ、君は本当に気にしすぎだぁ!これは売れる!!
私の勘は当たる、これで食べているからね。
君は大事な作家だよ。
私たちを食べさせてくれる」
編集長は椅子から立ち上がり、大声で部屋中に聞こえるように怒鳴った。
「いいか!ここにいる者は、彼女のことは他言無用だ!
少しでも漏らしたら、この世界に私がいられなくするぞ。
返事をしろー!!」
脅す言葉のせいで、部屋の空気が重くなった。
皆が一斉に返事をした。
この人、凄いわ。
皆が信頼しているのが、肌で感じる。
私も一緒に信じよう!
編集長が同年代の男性と、話して席に着く。
「我が出版社1番の添削担当者だ。
出来たら渡す、君が再考して納得したら文字の誤りがないかを調べてから印刷し製本する」
「再考?私が直してもいいのですか?!」
私より文章を知っている人に、ダメ出ししていいのかしらと悩むグレース。
「これはあくまでも君の作品だ。
何度か打ち合わせをするが、場所は私の自宅にしよう。
万が一を考えて、代理人を通じて契約を結ぶことにする。
君にたどり着かないようにしないといけない」
グレースはずいぶんと用心深いとその時は思ったが、後日それは助けとなった。
「そこまでするんですか?
随分と念入りですね」
「私の勘かなぁ。
子爵には私との出会いは、君が休みで外出したら具合の悪い人を助けた。
まぁ、それは私だ!
お礼と言われたので、つい母親の事を言ってしまった。
で、こうなった。
良い案だろう?!」
子供っぽく言われて、思わず首を縦に振ってしまった。
穏やかな日々を過ごす。
打ち合わせで、編集長の家族とも知り合いになる。
驚いたことに、編集長はご家族にも嘘をついていた。
本人が言うには、仕事を家に持ち込まないそうだ。
何かがちがうと、考えながらも私は納得する。
そして、とうとう本が完成した。
私にも作者用の本が届いた。
作家と出版社で一冊ずつ。
保管用の特別な本がー。
その他の本は、世に出て売れる事になる。
私の手元から離れた本は、誰にも予想がつかない事態となるのだった。
編集長は、私事はグレース。
作家としては、シャロンと私を呼んでいる。
「シャロン!
本は凄い勢いで売れている。
私も驚いているよ。
女性たちは、君の本に共感しているんだね」
私も嬉しい。
まるで、親が子を褒められているようであった。
母もあれから王都の病院へ入院し、私も休みの度に会いに行っているわ。
会うたびに、顔色も良くなってきてる。
父も弟も、病院にいく余裕ができたようだ。
なんて幸せなの!
私は全てのしがらみから、解放された気分だった。
本が売れて半年すぎた頃に、王宮にも噂が出始める。
「真実の愛を求めて」のせいで、婚約破棄が増えていると…。
メイド仲間の妹が、彼から別れを告げられたらしい。
お昼休みに話しているのが、私の耳に聞こえてきた。
胸が締め付けられ、不安になる。
王宮の中でこれなら、外はどうなっているんだろう?!
出版社や恩人の編集長は、出版社の彼らはどうしているの?!
その噂を聞いて間もなく、至急に会いたいと編集長から王宮に連絡がー。
女官長に母の事で病院に行きたいと、特別外出を願った。
目的は違う嘘をつき、編集長の自宅を急ぎ訪れた。
出迎えた憔悴しやつれた顔を見て、自然に目から涙が溢れた。
話を聞いても、他人事のような気になる。
原因は自分なのに、頭と心が一致しない。
編集長は、詳しく話し始める。
どんどん伝染病のように増えていく、婚約破棄!!
最初は一部だったが、周りも自分らも本当にこの人でいいのか不安になっていく。
それなら解消となっているそうだ。
今では、貴族から平民まで広がっている。
「すまないグレース、君に被害が及ぶかもしれない。
王宮を辞めてくれないか?!
仕事は私が紹介するから、王都から直ぐに離れた方がいい」
話を聞き終わると、私は泣きながら頷くしかなかった。
やがて、静かにゆっくり目を開けた。
そして、前に座っていた夫人に彼は口を動かす。
「グレースは作家シャロンとして「真実の愛を求めて」で、成功したんだね!
俺は正直この本を知らないが、何かあったのかなぁ?!
夫人とリンドールは、この本がきっかけで結ばれたんですよね?!影響力が凄そうだ」
「そうよ!この本には、心から感謝しているわ。
私はね!でも全員ではないわ。
不幸にした人も、必ずいるはずよ」
夫は、妻の表情が曇ったのを感じた。
「お前?!もっと深い話があるのではないか。
プリムローズ様がきっかけとはいえ、お前にここまで関係があるとは思わなかったよ」
夫が話し終わると、マーガレットは憂いある表情を見せてお願いをする。
「続きは少し休んでから夕食とって、ワインを飲みながらにしない?
今日は天使たちはいないし、大人の時間を過ごしましょう」
男たちは、今晩は長い夜になるのを覚悟した。
もう夜になると、寒さを感じる季節。
暖炉に火をつける、テーブルの上にはチーズや燻製の肉に16年前のワインを1本用意する。
「16年前のワインか?こだわりがあるのかなぁ?!奥様」
ワインを持ちながら夫は妻にワインを注ぎ、ニコライと自分に次々と注いだ。
「今日はとても濃厚ですね。
このワインのようにー!」
ニコライが、ワイングラスを回す。
「グレースの話は、秘密なの。
知っているのは、私と友人と友人の叔母のみよ!
貴殿方を信じてるわ。
他言したら、ダニエルは離婚だからね!
う~ん、ニコライは後で考えるわ」
俺たちは、ビクッとして夫人の表情から心して聞かないと思った。
夫人に誓いの言葉を宣誓した。
「そうか、シャロンか!!
この本にピッタリの名だ!
本の中の令嬢たちは気位が高く、そして時に意地悪だ。
その名は、悪女ぽい印象と響きがするね」
私は、編集長にフフフと意地悪く笑って見せた。
編集長は、母にお金がかからないし悪いが実家の経済状態を調べたそうだ。
「この原稿料は、君の報酬だ。
君のために使うことを勧めるよ。
今まで我慢して、出来なかったことをしてみてはどうかな?!」
「はい、よく考えてみます。
この本、売れるのかしら?
損してしまったら、悪いわ?」
グレースは不安になり、しかめっ面をした。
「アハハ、君は本当に気にしすぎだぁ!これは売れる!!
私の勘は当たる、これで食べているからね。
君は大事な作家だよ。
私たちを食べさせてくれる」
編集長は椅子から立ち上がり、大声で部屋中に聞こえるように怒鳴った。
「いいか!ここにいる者は、彼女のことは他言無用だ!
少しでも漏らしたら、この世界に私がいられなくするぞ。
返事をしろー!!」
脅す言葉のせいで、部屋の空気が重くなった。
皆が一斉に返事をした。
この人、凄いわ。
皆が信頼しているのが、肌で感じる。
私も一緒に信じよう!
編集長が同年代の男性と、話して席に着く。
「我が出版社1番の添削担当者だ。
出来たら渡す、君が再考して納得したら文字の誤りがないかを調べてから印刷し製本する」
「再考?私が直してもいいのですか?!」
私より文章を知っている人に、ダメ出ししていいのかしらと悩むグレース。
「これはあくまでも君の作品だ。
何度か打ち合わせをするが、場所は私の自宅にしよう。
万が一を考えて、代理人を通じて契約を結ぶことにする。
君にたどり着かないようにしないといけない」
グレースはずいぶんと用心深いとその時は思ったが、後日それは助けとなった。
「そこまでするんですか?
随分と念入りですね」
「私の勘かなぁ。
子爵には私との出会いは、君が休みで外出したら具合の悪い人を助けた。
まぁ、それは私だ!
お礼と言われたので、つい母親の事を言ってしまった。
で、こうなった。
良い案だろう?!」
子供っぽく言われて、思わず首を縦に振ってしまった。
穏やかな日々を過ごす。
打ち合わせで、編集長の家族とも知り合いになる。
驚いたことに、編集長はご家族にも嘘をついていた。
本人が言うには、仕事を家に持ち込まないそうだ。
何かがちがうと、考えながらも私は納得する。
そして、とうとう本が完成した。
私にも作者用の本が届いた。
作家と出版社で一冊ずつ。
保管用の特別な本がー。
その他の本は、世に出て売れる事になる。
私の手元から離れた本は、誰にも予想がつかない事態となるのだった。
編集長は、私事はグレース。
作家としては、シャロンと私を呼んでいる。
「シャロン!
本は凄い勢いで売れている。
私も驚いているよ。
女性たちは、君の本に共感しているんだね」
私も嬉しい。
まるで、親が子を褒められているようであった。
母もあれから王都の病院へ入院し、私も休みの度に会いに行っているわ。
会うたびに、顔色も良くなってきてる。
父も弟も、病院にいく余裕ができたようだ。
なんて幸せなの!
私は全てのしがらみから、解放された気分だった。
本が売れて半年すぎた頃に、王宮にも噂が出始める。
「真実の愛を求めて」のせいで、婚約破棄が増えていると…。
メイド仲間の妹が、彼から別れを告げられたらしい。
お昼休みに話しているのが、私の耳に聞こえてきた。
胸が締め付けられ、不安になる。
王宮の中でこれなら、外はどうなっているんだろう?!
出版社や恩人の編集長は、出版社の彼らはどうしているの?!
その噂を聞いて間もなく、至急に会いたいと編集長から王宮に連絡がー。
女官長に母の事で病院に行きたいと、特別外出を願った。
目的は違う嘘をつき、編集長の自宅を急ぎ訪れた。
出迎えた憔悴しやつれた顔を見て、自然に目から涙が溢れた。
話を聞いても、他人事のような気になる。
原因は自分なのに、頭と心が一致しない。
編集長は、詳しく話し始める。
どんどん伝染病のように増えていく、婚約破棄!!
最初は一部だったが、周りも自分らも本当にこの人でいいのか不安になっていく。
それなら解消となっているそうだ。
今では、貴族から平民まで広がっている。
「すまないグレース、君に被害が及ぶかもしれない。
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