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第3章 学園生活
第14話 大会前の出来事
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優勝候補は、プリムローズだった。
特に、女子生徒たちの指示がダントツである。
たった1人の女性参加者。
それに加えて、あの戦の神の孫娘という前評判。
第1王子は、優勝候補にかろうじて名がある程度であった。
「もう1週間後ですね。
プリムローズ様、調子はどうですか?」
アレンがAセットのランチを食べながら、様子を聞き出していた。
いつものメンバーにアレンが、仲間入りする。
スペシャルランチ(プリムローズ用の少なめデザート豪華)を、美味しそうに食べる手を休めた。
「まかせろ、絶好調だ!
祖父と毎日実戦練習している。帰宅後には、筋肉をつける訓練もしているぞ。
前日は、軽めに調整する予定だ」
自信満々に答える姿は、可愛らしく頼もしい。
何故かアレンと話す時は、男言葉を炸裂する。
「可愛くて強くて、いいですわよね」
「黙っていればお人形さん!
剣を持ったら王子様ですもの。うふふっ」
「私たち、応援するためにあるものを作りましたのよ」
3人の少女たちは、ワイワイして話す。
それを興味津々のアレンは、どんなものですか見せてと頼む。
3人はおずおずと出して見せてきた。
「プリムローズ様の瞳の色。
アメジスト色の扇ですわ。
金色を差し色にして、キラキラさせていますの。
当日は女子生徒14名で、扇の舞いで応援する予定ですわ」
フローラが赤い顔で、恥ずかしそうに言う。
「わぁー!綺麗だわ、素敵!
すごく、楽しみにしているね」
プリムローズが、手をパチパチ叩いて喜びを爆発させる。
各家持ち回りで、練習場所を提供しそこで合同練習していた。
アレンはその話を聞いて、若干引き気味になるのだった。
「実は男子生徒たちは掛け声で、声援を送りますからね!
15名が各自練習してます。
休日に河原に集まり、練習して声を合わせる予定です」
アレンの報告で、プリムローズが笑いながら突っ込む。
「えー、どんな掛け声よ。
あまり笑わさないでよね。
調子崩すかもしれないから」
他の学年会や違うクラスが、その話を聞くと思う。
これは学園1の応援になるのではないかと、囁き合うのが食堂で聞こえた。
ここは国王の住む、私用住居の食堂だ。
たくさんの女房たちやメイドたちの中で、王族が食事している。
「アル。確か1週間後に、学園で対抗の剣大会があると聞いたがー!」
父が息子に大会について聞いてきた。
「はい。全学年による、クラス対抗です。
僕も初等部4年A組の代表で出ます」
アルフレッドが、父に報告している。
「初等部ですよね?
まさか、初等部と高等部が相手同士になるかもしれないのかしら?」
王妃である母は、心配そうな顔して息子を見ていた。
「お兄様はきっと勝ちます!」
可愛い弟ルイの応援に笑う、第1王子アルフレッド。
「初等部は1本、中等部は2本、高等部は3本で勝負決まります。
僕は初等部ですから、相手から1本取れば勝ちですよ。
ハンデはありますが、上の学年に勝つのは難しいでしょう」
「プリムローズ嬢も出ると聞いたが、噂だと試合して権利をもぎ取ったらしいな。
9歳で相手は14~15歳だろう。
さすがに、戦の神の孫だな」
スープを飲んだ後、感心したようにに話した。
「何ですって!
女の子が、剣大会に出場するのですか?!
アル、他にも女性は出るのかしら?」
王妃が驚きながら質問する。
「いいえ。彼女だけです。
この大会の優勝候補一番手です。
同じクラスメートたちは、応援の練習までしていると噂がこちらにも聞こえてきますよ」
気づかれないぐらいな、暗い笑顔で話すアルフレッド。
「お兄様はその子より強い?」
弟王子が、兄に目を輝かせて聞く。
「どうかなぁ、頑張るよ」
無邪気な弟に誓う、第1王子だった。
「決めたぞ!
余もアルを応援しに学園に参る。
ちょうど側近たちの子息も出るしな。
余が行けば、皆の励みにもなる」
「あなた、私もアルが心配です。連れていって下さいませ」
王妃が、王に一緒にと懇願する。
「僕も!」と、両親におねだりしたが弟王子の願いはかなえられなかった。
王と王妃と側近たちが大会を見物しに行く話は、直ぐに貴族の間に広まった。
祖父はプリムローズに話す。
「フン!自分の息子が、どつせ勝つと思ってんじゃろうが甘いわ。
よいか、プリムローズ!
殺さない程度に戦えばよい。
あやつらに、我が家の力を見せつけよ」
「フフ、お祖父様!
もし何かありましたら、助けて下さいませね?
どうせ一撃で戦えなくなるのにね」
プリムローズは、祖父に向かい不敵に笑う。
朝、学園に登校するとプリムローズにクラスメートたちが集まる。
「プリムローズ様!
王様、王妃様や他の方々も大会を見に来るそうですよ。
大丈夫ですか?」
心配そうなアレンと少女たち。
「あぁ、それね。
昨晩、祖父から聞いたわ。
べつに緊張していないわよ。
むしろ、第1王子が気の毒よね」
「どうしてですか?
ご両親揃っての応援ですわ。
嬉しいのではないのでは?」
マリーは首を少し傾げ、プリムローズに疑問を投げかけた。
「なるほどな。
かえって力が入り、心にも余裕がなくなる。
第1王子は、まだ12歳だしね」
フローラがマリーに答える。
「でしたら、9歳のプリムローズ様は女の子よ。
第1王子より大変じゃないかしら?」
「それはないと思うよ。
プリムローズ様はー!」
チラッと、プリムローズを見て言うアレン。
「私は正々堂々に戦うけど、他の者はどうなんだろう?
王や王妃の前で、第1王子を叩く事ができるかしらね?」
プリムローズは眉間にシワを寄せて、周りに問いかけた。
「無理かもね。
手加減する可能性はあるさ」
アレンが苦笑いの表情を浮かべた。
聞いていたクラスメートたちも、意見交換し始めている。
「明後日は、クラスメートたちの夢や希望のために頑張るわ。例え誰が相手でも気持ちはひとつ。
その思いがあれば、勝利出来てよ!」
「私たちの思いは、学園で1番だ!
応援、皆で頑張ろうぜ!!」
おー!教室には、男子生徒たちの雄叫びが上がった。
特に、女子生徒たちの指示がダントツである。
たった1人の女性参加者。
それに加えて、あの戦の神の孫娘という前評判。
第1王子は、優勝候補にかろうじて名がある程度であった。
「もう1週間後ですね。
プリムローズ様、調子はどうですか?」
アレンがAセットのランチを食べながら、様子を聞き出していた。
いつものメンバーにアレンが、仲間入りする。
スペシャルランチ(プリムローズ用の少なめデザート豪華)を、美味しそうに食べる手を休めた。
「まかせろ、絶好調だ!
祖父と毎日実戦練習している。帰宅後には、筋肉をつける訓練もしているぞ。
前日は、軽めに調整する予定だ」
自信満々に答える姿は、可愛らしく頼もしい。
何故かアレンと話す時は、男言葉を炸裂する。
「可愛くて強くて、いいですわよね」
「黙っていればお人形さん!
剣を持ったら王子様ですもの。うふふっ」
「私たち、応援するためにあるものを作りましたのよ」
3人の少女たちは、ワイワイして話す。
それを興味津々のアレンは、どんなものですか見せてと頼む。
3人はおずおずと出して見せてきた。
「プリムローズ様の瞳の色。
アメジスト色の扇ですわ。
金色を差し色にして、キラキラさせていますの。
当日は女子生徒14名で、扇の舞いで応援する予定ですわ」
フローラが赤い顔で、恥ずかしそうに言う。
「わぁー!綺麗だわ、素敵!
すごく、楽しみにしているね」
プリムローズが、手をパチパチ叩いて喜びを爆発させる。
各家持ち回りで、練習場所を提供しそこで合同練習していた。
アレンはその話を聞いて、若干引き気味になるのだった。
「実は男子生徒たちは掛け声で、声援を送りますからね!
15名が各自練習してます。
休日に河原に集まり、練習して声を合わせる予定です」
アレンの報告で、プリムローズが笑いながら突っ込む。
「えー、どんな掛け声よ。
あまり笑わさないでよね。
調子崩すかもしれないから」
他の学年会や違うクラスが、その話を聞くと思う。
これは学園1の応援になるのではないかと、囁き合うのが食堂で聞こえた。
ここは国王の住む、私用住居の食堂だ。
たくさんの女房たちやメイドたちの中で、王族が食事している。
「アル。確か1週間後に、学園で対抗の剣大会があると聞いたがー!」
父が息子に大会について聞いてきた。
「はい。全学年による、クラス対抗です。
僕も初等部4年A組の代表で出ます」
アルフレッドが、父に報告している。
「初等部ですよね?
まさか、初等部と高等部が相手同士になるかもしれないのかしら?」
王妃である母は、心配そうな顔して息子を見ていた。
「お兄様はきっと勝ちます!」
可愛い弟ルイの応援に笑う、第1王子アルフレッド。
「初等部は1本、中等部は2本、高等部は3本で勝負決まります。
僕は初等部ですから、相手から1本取れば勝ちですよ。
ハンデはありますが、上の学年に勝つのは難しいでしょう」
「プリムローズ嬢も出ると聞いたが、噂だと試合して権利をもぎ取ったらしいな。
9歳で相手は14~15歳だろう。
さすがに、戦の神の孫だな」
スープを飲んだ後、感心したようにに話した。
「何ですって!
女の子が、剣大会に出場するのですか?!
アル、他にも女性は出るのかしら?」
王妃が驚きながら質問する。
「いいえ。彼女だけです。
この大会の優勝候補一番手です。
同じクラスメートたちは、応援の練習までしていると噂がこちらにも聞こえてきますよ」
気づかれないぐらいな、暗い笑顔で話すアルフレッド。
「お兄様はその子より強い?」
弟王子が、兄に目を輝かせて聞く。
「どうかなぁ、頑張るよ」
無邪気な弟に誓う、第1王子だった。
「決めたぞ!
余もアルを応援しに学園に参る。
ちょうど側近たちの子息も出るしな。
余が行けば、皆の励みにもなる」
「あなた、私もアルが心配です。連れていって下さいませ」
王妃が、王に一緒にと懇願する。
「僕も!」と、両親におねだりしたが弟王子の願いはかなえられなかった。
王と王妃と側近たちが大会を見物しに行く話は、直ぐに貴族の間に広まった。
祖父はプリムローズに話す。
「フン!自分の息子が、どつせ勝つと思ってんじゃろうが甘いわ。
よいか、プリムローズ!
殺さない程度に戦えばよい。
あやつらに、我が家の力を見せつけよ」
「フフ、お祖父様!
もし何かありましたら、助けて下さいませね?
どうせ一撃で戦えなくなるのにね」
プリムローズは、祖父に向かい不敵に笑う。
朝、学園に登校するとプリムローズにクラスメートたちが集まる。
「プリムローズ様!
王様、王妃様や他の方々も大会を見に来るそうですよ。
大丈夫ですか?」
心配そうなアレンと少女たち。
「あぁ、それね。
昨晩、祖父から聞いたわ。
べつに緊張していないわよ。
むしろ、第1王子が気の毒よね」
「どうしてですか?
ご両親揃っての応援ですわ。
嬉しいのではないのでは?」
マリーは首を少し傾げ、プリムローズに疑問を投げかけた。
「なるほどな。
かえって力が入り、心にも余裕がなくなる。
第1王子は、まだ12歳だしね」
フローラがマリーに答える。
「でしたら、9歳のプリムローズ様は女の子よ。
第1王子より大変じゃないかしら?」
「それはないと思うよ。
プリムローズ様はー!」
チラッと、プリムローズを見て言うアレン。
「私は正々堂々に戦うけど、他の者はどうなんだろう?
王や王妃の前で、第1王子を叩く事ができるかしらね?」
プリムローズは眉間にシワを寄せて、周りに問いかけた。
「無理かもね。
手加減する可能性はあるさ」
アレンが苦笑いの表情を浮かべた。
聞いていたクラスメートたちも、意見交換し始めている。
「明後日は、クラスメートたちの夢や希望のために頑張るわ。例え誰が相手でも気持ちはひとつ。
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