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第3章 学園生活
第23話 勝利の宴
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全日程が終わり魂が抜け落ちた様にぼんやりとしていたら、マリーから突然声をかけられた。
「プリムローズ様、一緒に参りましょう」
「あっ、マリー様!
誘ってくれたのですが、剣を家に戻すように頼みたいの。
あと着替えもしたいし、怪我させた生徒たちの様子も見てくる。
待たないで、先に始めてね!」
「では、後ほど食堂で会いましょう」
急いで着替えて、職員室に行くことにした。
全学年の先生がいるので、怪我人の様子を一気に聞けるはずだわ。
ノックして入ると、全職員が注目する。
「おやっ、勝利者さまはどうしましたか?」
「怪我させた方々が気になりまして、様子を見に来ました。
中等部3年A組の担任を呼んで頂けますか?」
ベッカー先生がのしのし近づいてくる。
「プリムローズ嬢、優勝おめでとう!
ジェイク件は、ありがとう。
彼のご両親に相談するよ。
殿下は王妃様と直ぐに帰って、他の生徒たちも帰りました」
「それでは、みんな帰ったのですね」
心配そうな彼女に、ベッカーは安心させるように伝える。
「関節は外れていたけど、治して戻したから気にしなくて良い。
食堂は16時まで使用していいからね!」
ベッカー先生は、ウィンクしてくれた。
食堂に行くと、皆さんが用意して待っていてくれた。
「お待たせしましたわ。
ちょっと、職員室に寄ってました。
食堂は16時まで使用できます。
皆様、お家は大丈夫?
無理しないで下さいませね」
「平気ですわ!
前もって話してますし、さぁ始めましょう!」
フローラが合図を出した。
「そうそう、ジェイクにはこの件は前もって、手紙を送って連絡してます。
プリムローズ様の家に、居候で良いのですか?!」
ジェイクの親友アレンが、プリムローズに伺う。
「祖父母も、孫が増えたと喜んでいるわ。
それより、ジェイクの成績よ。
彼、学年でどれくらいだったかしら?」
プリムローズが成績を聞くと、隣のマリーが眉間にシワを寄せた。
「歴史はトップクラスだけど、語学は普通で数学はイマイチだったよなぁ?!」
アレンが代わりに細かく教えてくれた。
皆が一斉に頭を抱えて、周りの人と話し合っている。
「私が、一緒に住むから教えるわ。
やはり、同年代の男同士の方が素直に勉強すると思うの」
そこで、クラス委員長が手を挙げた。
「僕、プリムローズ様か来る前は首席でした。
将来は、学園の先生になりたいんだ。
ジェイクを、教えてみてもいいかなぁ?」
照れながら話すと、男子生徒たちが言い出した。
コイツは教え方上手いし、頼もうぜ!
「委員長、ありがとう宜しくね。
少しだけどお給金出すわ!」
いらないと断るが、私がお小遣い程度と話すと周りも貰えと後押しをしてくれた。
ケーキを食べながら話していると、遠い席の男子生徒が手を挙げて質問してきた。
「プリムローズ様、倒した相手はどうなりましたか?」
「それで職員室へ伺いに、先生の所へ行ったの。
皆様、帰宅したそうよ」
質問した生徒が、また返事を返した。
「休み明けはどうなるかなぁ?
俺なら恥ずかしくて、学園に行くのを悩むよ」
「私の兄上は、気にしなくていいわ。
大体黒バラと呼ばれて、嬉しがっている男は妹として気持ち悪い。
父も無視で結構ですわ。
いい薬でしょう。オッホホ!」
黒バラの妹エレナは、高笑して喜んでいた。
周りは引いて見ていたがー。
「白いバラ様も、大丈夫だと思いますわ。
後半年でご卒園です。
上手く逃げて過ごしますわよ」
リザが感想を述べると、皆が同意し頷く。
「問題は、殿下ですわ。
だって第1王子だし、王妃様も醜態をさらしたしね」
フローラが困り顔で話すと、呑気声で他の女子生徒が話しかける。
「プリムローズ様!
今のプリムローズ様と、大会のプリムローズ様の言葉遣いが違いのは、不思議ですの?
どうしてですの?」
1人の女子生徒がモジモジ質問する。
皆もずーっと、疑問に感じていたのである。
良く言ってくれたと、勇気ある少女を見ていた。
「ごめんなさいね。
あんなんじゃ、怖いわよね。
私、両親と仲が良くなくて祖父母に領地で育って暮らしていたの」
その噂は有名で、ここにいる全員は知っている話。
「お祖父様に剣を教わってたけど、お忙しい時はならず者達に習っていたの。
お尋ね者たちも教えてくれて、その者達は乱暴な言葉しか言わなかったの。
自然に身に付いてしまって、特に戦いの時は抑えられないの!」
全員が思った、何故そんな者たちがいるのか? !
「ならず者やお尋ね者は、どうしてご領地にいらっしゃいますのかしら?」
辺境伯爵令嬢は、どうしても知りたくなってしまった。
「お祖父様の噂を聞いて、腕試しに来るの。
負けるとお祖父様のことを、勝手にオヤジ様と呼び慕います!ちなみに、私はお嬢ですわ!凄く可愛がってくれましてよ。
皆さん、今では大事な領民ですの。
お強いから用心棒で出稼ぎに出て、冬に家族の元に帰って来ます」
全員は無言で話を、頭の中で整理していた。
「カリスのケーキは、美味しいですわよね!」
「幸せな気分になります。
人気でなかなか食べられないので、嬉しいですわ」
「そうだ!
ジェイクが、帰ったらお茶会しようぜ」
急に話題を変えて、親しい友人たちは焦り必死になる。
話し合いの結果お茶会は、プリムローズの屋敷で開くことに決まった。
残ったケーキは、食堂の方におばちゃん達に差し上げることにしました。
残り物で申し訳ないと、言っても渡しましたわ。
「まぁ、カリスのケーキですか?!
嬉しいですよ!」
喜んで頂き、私も嬉かったですことよ。
今度はちゃんとしたのを、差し入れますと約束し学園を出た。
皆様と別れて馬車に乗ると、疲れが出てたわ。
帰宅して、うたた寝をしたら朝になってました。
その翌日に、思わぬお客様がプリムローズに会いに訪れるのである。
「プリムローズ様、一緒に参りましょう」
「あっ、マリー様!
誘ってくれたのですが、剣を家に戻すように頼みたいの。
あと着替えもしたいし、怪我させた生徒たちの様子も見てくる。
待たないで、先に始めてね!」
「では、後ほど食堂で会いましょう」
急いで着替えて、職員室に行くことにした。
全学年の先生がいるので、怪我人の様子を一気に聞けるはずだわ。
ノックして入ると、全職員が注目する。
「おやっ、勝利者さまはどうしましたか?」
「怪我させた方々が気になりまして、様子を見に来ました。
中等部3年A組の担任を呼んで頂けますか?」
ベッカー先生がのしのし近づいてくる。
「プリムローズ嬢、優勝おめでとう!
ジェイク件は、ありがとう。
彼のご両親に相談するよ。
殿下は王妃様と直ぐに帰って、他の生徒たちも帰りました」
「それでは、みんな帰ったのですね」
心配そうな彼女に、ベッカーは安心させるように伝える。
「関節は外れていたけど、治して戻したから気にしなくて良い。
食堂は16時まで使用していいからね!」
ベッカー先生は、ウィンクしてくれた。
食堂に行くと、皆さんが用意して待っていてくれた。
「お待たせしましたわ。
ちょっと、職員室に寄ってました。
食堂は16時まで使用できます。
皆様、お家は大丈夫?
無理しないで下さいませね」
「平気ですわ!
前もって話してますし、さぁ始めましょう!」
フローラが合図を出した。
「そうそう、ジェイクにはこの件は前もって、手紙を送って連絡してます。
プリムローズ様の家に、居候で良いのですか?!」
ジェイクの親友アレンが、プリムローズに伺う。
「祖父母も、孫が増えたと喜んでいるわ。
それより、ジェイクの成績よ。
彼、学年でどれくらいだったかしら?」
プリムローズが成績を聞くと、隣のマリーが眉間にシワを寄せた。
「歴史はトップクラスだけど、語学は普通で数学はイマイチだったよなぁ?!」
アレンが代わりに細かく教えてくれた。
皆が一斉に頭を抱えて、周りの人と話し合っている。
「私が、一緒に住むから教えるわ。
やはり、同年代の男同士の方が素直に勉強すると思うの」
そこで、クラス委員長が手を挙げた。
「僕、プリムローズ様か来る前は首席でした。
将来は、学園の先生になりたいんだ。
ジェイクを、教えてみてもいいかなぁ?」
照れながら話すと、男子生徒たちが言い出した。
コイツは教え方上手いし、頼もうぜ!
「委員長、ありがとう宜しくね。
少しだけどお給金出すわ!」
いらないと断るが、私がお小遣い程度と話すと周りも貰えと後押しをしてくれた。
ケーキを食べながら話していると、遠い席の男子生徒が手を挙げて質問してきた。
「プリムローズ様、倒した相手はどうなりましたか?」
「それで職員室へ伺いに、先生の所へ行ったの。
皆様、帰宅したそうよ」
質問した生徒が、また返事を返した。
「休み明けはどうなるかなぁ?
俺なら恥ずかしくて、学園に行くのを悩むよ」
「私の兄上は、気にしなくていいわ。
大体黒バラと呼ばれて、嬉しがっている男は妹として気持ち悪い。
父も無視で結構ですわ。
いい薬でしょう。オッホホ!」
黒バラの妹エレナは、高笑して喜んでいた。
周りは引いて見ていたがー。
「白いバラ様も、大丈夫だと思いますわ。
後半年でご卒園です。
上手く逃げて過ごしますわよ」
リザが感想を述べると、皆が同意し頷く。
「問題は、殿下ですわ。
だって第1王子だし、王妃様も醜態をさらしたしね」
フローラが困り顔で話すと、呑気声で他の女子生徒が話しかける。
「プリムローズ様!
今のプリムローズ様と、大会のプリムローズ様の言葉遣いが違いのは、不思議ですの?
どうしてですの?」
1人の女子生徒がモジモジ質問する。
皆もずーっと、疑問に感じていたのである。
良く言ってくれたと、勇気ある少女を見ていた。
「ごめんなさいね。
あんなんじゃ、怖いわよね。
私、両親と仲が良くなくて祖父母に領地で育って暮らしていたの」
その噂は有名で、ここにいる全員は知っている話。
「お祖父様に剣を教わってたけど、お忙しい時はならず者達に習っていたの。
お尋ね者たちも教えてくれて、その者達は乱暴な言葉しか言わなかったの。
自然に身に付いてしまって、特に戦いの時は抑えられないの!」
全員が思った、何故そんな者たちがいるのか? !
「ならず者やお尋ね者は、どうしてご領地にいらっしゃいますのかしら?」
辺境伯爵令嬢は、どうしても知りたくなってしまった。
「お祖父様の噂を聞いて、腕試しに来るの。
負けるとお祖父様のことを、勝手にオヤジ様と呼び慕います!ちなみに、私はお嬢ですわ!凄く可愛がってくれましてよ。
皆さん、今では大事な領民ですの。
お強いから用心棒で出稼ぎに出て、冬に家族の元に帰って来ます」
全員は無言で話を、頭の中で整理していた。
「カリスのケーキは、美味しいですわよね!」
「幸せな気分になります。
人気でなかなか食べられないので、嬉しいですわ」
「そうだ!
ジェイクが、帰ったらお茶会しようぜ」
急に話題を変えて、親しい友人たちは焦り必死になる。
話し合いの結果お茶会は、プリムローズの屋敷で開くことに決まった。
残ったケーキは、食堂の方におばちゃん達に差し上げることにしました。
残り物で申し訳ないと、言っても渡しましたわ。
「まぁ、カリスのケーキですか?!
嬉しいですよ!」
喜んで頂き、私も嬉かったですことよ。
今度はちゃんとしたのを、差し入れますと約束し学園を出た。
皆様と別れて馬車に乗ると、疲れが出てたわ。
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