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第4章 王家の陰り
第19話 二人の今後
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朝日が昇り辺りが光に包まれた頃、兄ブライアンは祖父母とプリムローズの住む屋敷に現れた。
徒歩で荷物を抱えてここまで来たせいか、体が重く疲れているように感じた。
しかし、妹プリムローズの出迎えに自然に笑みがでた。
「お兄様、よく来て下さいました」
プリムローズは駆け寄り、兄の冷たくなっている手を取った。
「うん、ご厄介になるよ。
両親と姉とは、昨晩別れを告げた。
お祖父様とおばあ様は?」
「お二人は、昨日から外出しているわ。
ねぇ、私たちは子爵家になるの。
もう、公爵家ではないのかしら?」
珍しく弱気な、プリムローズ。
荷を解き終わったブライアンが妹とサロンでお茶をしていると、ジェイクが挨拶しに部屋に入って来た。
ブライアンは妹との手紙のやり取りで、彼の存在を知っていた。
「初めまして、ブライアン・ド・クラレンスです。
爵位はわからないのでね。
失礼するよ」
苦い顔をジェイクに向ける。
「こちらこそ、ジェイク・スローンで伯爵の長男です。
このお屋敷に、居候させて頂いております。
どうか宜しくお願い致します」
ブライアンに、名を名乗り深くお辞儀をした。
突然、外から馬車の音や馬の鳴き声がする。
プリムローズ達は、祖父母が外から戻ったのを知った。
サロンに入るなり、兄ブライアンを抱き締める祖父母。
兄は祖父母に、頭を深々下げ続けた。
祖父が兄の肩を軽く叩いて、ソファーに座らせた。
「本日からプリムローズとブライアンは、儂らが後見人となる。
そのまま、公爵家を名乗るとよい」
祖父グレゴリーは、2人にハッキリ明言した。
「あぁ、安心したわ。
私はてっきり、子爵令嬢かと思ったわ。
お姉様は、どうなるのかしら?
兄上は、伺っていらっしゃるの?」
プリムローズは気になり、兄ブライアンに質問する。
「出る前に父が、宰相で公爵の間に伯爵に嫁げと言ってました。
通っている学園は、中途退学になります」
兄は、プリムローズ達に説明する。
「では、結婚式はなく嫁ぐのね。
それは同じ女性としては、可哀想で気の毒なことね」
祖母は悲しげに、扇を胸にあてた。
「儂から、祝いの気持ち出そう。
金はあっても困らんからなぁ。
これからは助けないと、書面で約束させよう」
腕を組んで祖父は、考えながら仰った。
「プリム、新王が1ヶ月後に帰国する予定です。
先ずは、王が1人で戻られます。
新王は、お前に会いたいそうですよ。
誰よりも1番に、これは誉れです。
1人で大丈夫かしら?!」
祖母は、プリムローズの目を見つめて話す。
「お祖父様、おばあ様は一緒ではいけないの?
1人でないと、絶対にダメなの?!」
不安顔で悩みながら、2人に付き添いをお願いする。
「平気じゃよ。
9歳の女の子に、酷いことはすまい。
それに、王にしたのはプリムだ。
安心いたせ!」
祖父グレゴリーは、孫を自慢気に見て笑う。
2人の若者の内1人は納得し、もう1人は目を大きくして驚いた。
学園中を一気に、王の退位と元第1王子の帰国と譲位の話が駆け巡り話題になる。
王の側近たちの有責による爵位降下と、臣下になる元王と共に新たな領地に行くことを告知した。
その噂に、学園中は大騒ぎになっている。
1人呑気にスペシャルランチを食べている姿に、友人達は疑問と普通の異なった表情して見ていた。
「プリムローズ様、父上様と御一緒に元王と行かれるのですか?」
フローラが、不安げに尋ねてくる。
「何で私が?
私は、祖父母と兄上と一緒の公爵家の者よ。両親は子爵になるの。
未成年者なんだから、祖父母は私と兄の後見人よ!」
お肉をフォークに刺しながら、フローラたちに説明を始めた。
「では、このままですのね!
本当に良かったわ。私たち心配でしたの!!」
マリーとリザ、フローラは安堵した。
「お姉様はどうなるのですか?
マドニック伯爵の嫡男と、婚約されていたはずですわよね?」
リザは前にプリムローズからそんな話を聞いた。それを思い出して聞いてみることにした。
「兄上が、父が宰相で公爵の間に嫁がせるって言ってたわね。
祖母は結婚の支度もできなく、式もないので嘆いていたわ。
その代わりに祝金を出すって、祖父は優しい方でしょう!?」
それを聞いて、マリーが返事をした。
「それは良かったですね。
確かにお式がないのは、女性としては残念ですわね」
「でも、貰い手があって良かったわ。
あの姉じゃあ、ねぇ~。
子爵は耐えられないんではなくて?!フフフ」
遠くからザワザワと話し声が、だんだんと騒がしくなってくる。
プリムローズは前の出来事を頭に浮かべ、嫌な予感がした。
どうして、いつも食堂で食べてるときを狙うのかとー。
徒歩で荷物を抱えてここまで来たせいか、体が重く疲れているように感じた。
しかし、妹プリムローズの出迎えに自然に笑みがでた。
「お兄様、よく来て下さいました」
プリムローズは駆け寄り、兄の冷たくなっている手を取った。
「うん、ご厄介になるよ。
両親と姉とは、昨晩別れを告げた。
お祖父様とおばあ様は?」
「お二人は、昨日から外出しているわ。
ねぇ、私たちは子爵家になるの。
もう、公爵家ではないのかしら?」
珍しく弱気な、プリムローズ。
荷を解き終わったブライアンが妹とサロンでお茶をしていると、ジェイクが挨拶しに部屋に入って来た。
ブライアンは妹との手紙のやり取りで、彼の存在を知っていた。
「初めまして、ブライアン・ド・クラレンスです。
爵位はわからないのでね。
失礼するよ」
苦い顔をジェイクに向ける。
「こちらこそ、ジェイク・スローンで伯爵の長男です。
このお屋敷に、居候させて頂いております。
どうか宜しくお願い致します」
ブライアンに、名を名乗り深くお辞儀をした。
突然、外から馬車の音や馬の鳴き声がする。
プリムローズ達は、祖父母が外から戻ったのを知った。
サロンに入るなり、兄ブライアンを抱き締める祖父母。
兄は祖父母に、頭を深々下げ続けた。
祖父が兄の肩を軽く叩いて、ソファーに座らせた。
「本日からプリムローズとブライアンは、儂らが後見人となる。
そのまま、公爵家を名乗るとよい」
祖父グレゴリーは、2人にハッキリ明言した。
「あぁ、安心したわ。
私はてっきり、子爵令嬢かと思ったわ。
お姉様は、どうなるのかしら?
兄上は、伺っていらっしゃるの?」
プリムローズは気になり、兄ブライアンに質問する。
「出る前に父が、宰相で公爵の間に伯爵に嫁げと言ってました。
通っている学園は、中途退学になります」
兄は、プリムローズ達に説明する。
「では、結婚式はなく嫁ぐのね。
それは同じ女性としては、可哀想で気の毒なことね」
祖母は悲しげに、扇を胸にあてた。
「儂から、祝いの気持ち出そう。
金はあっても困らんからなぁ。
これからは助けないと、書面で約束させよう」
腕を組んで祖父は、考えながら仰った。
「プリム、新王が1ヶ月後に帰国する予定です。
先ずは、王が1人で戻られます。
新王は、お前に会いたいそうですよ。
誰よりも1番に、これは誉れです。
1人で大丈夫かしら?!」
祖母は、プリムローズの目を見つめて話す。
「お祖父様、おばあ様は一緒ではいけないの?
1人でないと、絶対にダメなの?!」
不安顔で悩みながら、2人に付き添いをお願いする。
「平気じゃよ。
9歳の女の子に、酷いことはすまい。
それに、王にしたのはプリムだ。
安心いたせ!」
祖父グレゴリーは、孫を自慢気に見て笑う。
2人の若者の内1人は納得し、もう1人は目を大きくして驚いた。
学園中を一気に、王の退位と元第1王子の帰国と譲位の話が駆け巡り話題になる。
王の側近たちの有責による爵位降下と、臣下になる元王と共に新たな領地に行くことを告知した。
その噂に、学園中は大騒ぎになっている。
1人呑気にスペシャルランチを食べている姿に、友人達は疑問と普通の異なった表情して見ていた。
「プリムローズ様、父上様と御一緒に元王と行かれるのですか?」
フローラが、不安げに尋ねてくる。
「何で私が?
私は、祖父母と兄上と一緒の公爵家の者よ。両親は子爵になるの。
未成年者なんだから、祖父母は私と兄の後見人よ!」
お肉をフォークに刺しながら、フローラたちに説明を始めた。
「では、このままですのね!
本当に良かったわ。私たち心配でしたの!!」
マリーとリザ、フローラは安堵した。
「お姉様はどうなるのですか?
マドニック伯爵の嫡男と、婚約されていたはずですわよね?」
リザは前にプリムローズからそんな話を聞いた。それを思い出して聞いてみることにした。
「兄上が、父が宰相で公爵の間に嫁がせるって言ってたわね。
祖母は結婚の支度もできなく、式もないので嘆いていたわ。
その代わりに祝金を出すって、祖父は優しい方でしょう!?」
それを聞いて、マリーが返事をした。
「それは良かったですね。
確かにお式がないのは、女性としては残念ですわね」
「でも、貰い手があって良かったわ。
あの姉じゃあ、ねぇ~。
子爵は耐えられないんではなくて?!フフフ」
遠くからザワザワと話し声が、だんだんと騒がしくなってくる。
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