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第1章 隣国の王族
第3話 プリムローズ倒れる
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ヨッシャー!大量 、大漁~?!
良いものを、たくさんいっぱい釣り上げてきたぞ~!
馬車から降り立ち、荷台の馬車を見てニンマリする公爵令嬢。
その姿は、悪徳商人の如し!
従業員たちが指示して荷を運び入れる裏口は、活気に満ち溢れていた。
「これは、プリムローズ様!
遠くまでお疲れ様でした。
いつも貢献して下さりとて、感謝しております」
責任者ポレット夫人は、にこやかに彼女にお礼を述べた。
「こちらこそ、安心して任せていられるわ。
儲けてね。
商売繁盛よ!!」
皆をあおるようにプリムローズは、パンパンと気合を入れる様に手を叩く。
周りの者たちも、この様子を見て本当に9歳児だよねと首を捻る態度をした。
「お茶でも如何ですか?
上でラルも、宝石鑑定が終わる頃ですわ。
久し振りですし、お会いなって下さいな。
少し休んでから、お屋敷にお帰りになりましたら?!」
お誘いを受けた彼女は、ポレット夫人に笑って頷いた。
「ポレット夫人。
この紫のリボンで印している荷は、私の今季の春夏物なのよ。
出来たら先にお願いしたわ」
店の中に案内するポレット夫人が、彼女に了承の返事してから扉を開けた。
中に入ると、すぐに宝石商のラファエル様が軽やかに踊るように二人の目の前に現れる。
「これは、お久しぶりですわ。
プリムローズ様!
窓から外を見ましたが、お荷物は凄い量ですね。
ねぇ~、ドレスだけですの?!」
ラファエルが、不満げな顔を雇い主の公爵令嬢に向ける。
「ラファエル様ったら、ちゃんと宝石もありますわ。
鑑定は向こうでしてますが、ラファエル様も見てくださいな。
使わない宝石は、タダみたいに貰いましたのよ?!」
勿体づけて見せびらかし、宝石の入っている箱の鍵を彼に手渡した。
「ウソ~!
やだぁー、嬉しいわぁ!
アルゴラからの宝石なら期待大ね。
もう、プリムローズ様は意地悪ね。
勿体づけずに、早く仰ってよ」
相変わらずの言葉遣いだと思う、プリムローズ。
「ラル、プリムローズ様はお疲れ様なの!
お茶を飲ませてあげなさい。
それに仰るって、たった今お会いになったばかりでしょう?
宝石のことになると、貴方はしょうがない人ね」
ポレット夫人が呆れ顔で、彼をお叱りになった。
「フフーン、ごめんなさい!
プリムローズ様?!
あらっ、お顔が少し赤くないかしら?!」
男女の彼が敏感に、プリムローズの様子の変化に気づき始めた。
「大丈夫です。
たぶん、外から中に入ったからですわ。
お茶を頂きましたら、直に失礼します」
お茶を飲みながら彼女は無理に微笑むと、ラファエルに言われたように体の異変を感じた。
なんだか疲れからか体が重いし、背中がゾクゾクと寒気がするわ。
これは本当に帰らなくては、危機を感じて焦る彼女。
2人に気づかれることなく、上手く誤魔化しフルールを後にした。
屋敷に着いたら玄関に控えて待つ、執事長トーマスが二重にぼやけて見える。
「だだいま~トーマス。
ごめん、何だか具合が悪いわ。
お祖父様、おばあ様、兄上に挨拶したいけど‥」
なんとか出迎えた人たちの執事長トーマスに、状況を伝えた。
「おやっ!お、おー!
お嬢様~!お早くベッドにー!誰か~!
急ぎ医者を呼ぶのだ!」
トーマスがプリムローズを支えようとしたが、それよりも素早く反応した者がいる。
「プリム様~!ダメ!
死んじゃあ、いやだ!」
縁起の悪い言葉を大声で叫ぶ、専属メイドのメリー。
プリムローズはメリー酷い、殺すなと意識がもうろうとしながら怒っていた。
彼女が必死に、倒れそうなプリムローズを支えて膝をつく。
屋敷の中が、右往左往してバタバタしだした。
医者の診断で風邪とわかると、やっと落ち着くクラレンス公爵家であった。
昨晩の騒ぎから朝になり、プリムローズ以外のクラレンス公爵の者たちはどうしたらいいのか悩んでいた。
「プリムローズの風邪のことで、すっかり忘れておったわい。
王家の呼び出しをどうするかのう?
いっそ、しらばくれるかぁ?!」
祖父グレゴリーは、思いきり王家に対して不敬という言葉を朝っぱらから言っている。
「もう、仕方ないわね!
私たちとブライアン!
貴方が、プリムローズの代理で行くわよ!」
祖母ヴィクトリアはいくらなんでも直前のお断りはマズイと判断し、ボケーっと我関せずのもうひとりの孫に命じた。
スープをちょうど飲んでいた兄ブライアンは、吹き出してから咳き込みむせていた。
給仕している者が、そっとナプキンをテーブルの横に置き。
そして吹き出した汚れた場所を、何事なく拭いていた。
「ゴホゴホッ、おばあ様?!
私がプリムローズの代わりでしょうか?
今日は残念ですが、辞退された方が宜しいのでは?!」
「お前は、何言っとんじゃあ!
ブライアン、お前も我が家の長男じゃ!
王族に会える機会だぞ。
こんな時に顔を売っとくのだ!
お前はプリムローズに比べて、影が無いぐらい薄いからのう!!」
祖父は、ブライアンに得意の一括した。
2人の決定に逆らえないブライアンは、ハイと答えるしかなかった。
一方、王宮では噂の公爵令嬢のもてなしにワクワクする4人と愛人。
まったく話をしない愛人は、俺は別に嬉しくないのだがという感じだった。
こちらも4人には、逆らえなかったのである。
良いものを、たくさんいっぱい釣り上げてきたぞ~!
馬車から降り立ち、荷台の馬車を見てニンマリする公爵令嬢。
その姿は、悪徳商人の如し!
従業員たちが指示して荷を運び入れる裏口は、活気に満ち溢れていた。
「これは、プリムローズ様!
遠くまでお疲れ様でした。
いつも貢献して下さりとて、感謝しております」
責任者ポレット夫人は、にこやかに彼女にお礼を述べた。
「こちらこそ、安心して任せていられるわ。
儲けてね。
商売繁盛よ!!」
皆をあおるようにプリムローズは、パンパンと気合を入れる様に手を叩く。
周りの者たちも、この様子を見て本当に9歳児だよねと首を捻る態度をした。
「お茶でも如何ですか?
上でラルも、宝石鑑定が終わる頃ですわ。
久し振りですし、お会いなって下さいな。
少し休んでから、お屋敷にお帰りになりましたら?!」
お誘いを受けた彼女は、ポレット夫人に笑って頷いた。
「ポレット夫人。
この紫のリボンで印している荷は、私の今季の春夏物なのよ。
出来たら先にお願いしたわ」
店の中に案内するポレット夫人が、彼女に了承の返事してから扉を開けた。
中に入ると、すぐに宝石商のラファエル様が軽やかに踊るように二人の目の前に現れる。
「これは、お久しぶりですわ。
プリムローズ様!
窓から外を見ましたが、お荷物は凄い量ですね。
ねぇ~、ドレスだけですの?!」
ラファエルが、不満げな顔を雇い主の公爵令嬢に向ける。
「ラファエル様ったら、ちゃんと宝石もありますわ。
鑑定は向こうでしてますが、ラファエル様も見てくださいな。
使わない宝石は、タダみたいに貰いましたのよ?!」
勿体づけて見せびらかし、宝石の入っている箱の鍵を彼に手渡した。
「ウソ~!
やだぁー、嬉しいわぁ!
アルゴラからの宝石なら期待大ね。
もう、プリムローズ様は意地悪ね。
勿体づけずに、早く仰ってよ」
相変わらずの言葉遣いだと思う、プリムローズ。
「ラル、プリムローズ様はお疲れ様なの!
お茶を飲ませてあげなさい。
それに仰るって、たった今お会いになったばかりでしょう?
宝石のことになると、貴方はしょうがない人ね」
ポレット夫人が呆れ顔で、彼をお叱りになった。
「フフーン、ごめんなさい!
プリムローズ様?!
あらっ、お顔が少し赤くないかしら?!」
男女の彼が敏感に、プリムローズの様子の変化に気づき始めた。
「大丈夫です。
たぶん、外から中に入ったからですわ。
お茶を頂きましたら、直に失礼します」
お茶を飲みながら彼女は無理に微笑むと、ラファエルに言われたように体の異変を感じた。
なんだか疲れからか体が重いし、背中がゾクゾクと寒気がするわ。
これは本当に帰らなくては、危機を感じて焦る彼女。
2人に気づかれることなく、上手く誤魔化しフルールを後にした。
屋敷に着いたら玄関に控えて待つ、執事長トーマスが二重にぼやけて見える。
「だだいま~トーマス。
ごめん、何だか具合が悪いわ。
お祖父様、おばあ様、兄上に挨拶したいけど‥」
なんとか出迎えた人たちの執事長トーマスに、状況を伝えた。
「おやっ!お、おー!
お嬢様~!お早くベッドにー!誰か~!
急ぎ医者を呼ぶのだ!」
トーマスがプリムローズを支えようとしたが、それよりも素早く反応した者がいる。
「プリム様~!ダメ!
死んじゃあ、いやだ!」
縁起の悪い言葉を大声で叫ぶ、専属メイドのメリー。
プリムローズはメリー酷い、殺すなと意識がもうろうとしながら怒っていた。
彼女が必死に、倒れそうなプリムローズを支えて膝をつく。
屋敷の中が、右往左往してバタバタしだした。
医者の診断で風邪とわかると、やっと落ち着くクラレンス公爵家であった。
昨晩の騒ぎから朝になり、プリムローズ以外のクラレンス公爵の者たちはどうしたらいいのか悩んでいた。
「プリムローズの風邪のことで、すっかり忘れておったわい。
王家の呼び出しをどうするかのう?
いっそ、しらばくれるかぁ?!」
祖父グレゴリーは、思いきり王家に対して不敬という言葉を朝っぱらから言っている。
「もう、仕方ないわね!
私たちとブライアン!
貴方が、プリムローズの代理で行くわよ!」
祖母ヴィクトリアはいくらなんでも直前のお断りはマズイと判断し、ボケーっと我関せずのもうひとりの孫に命じた。
スープをちょうど飲んでいた兄ブライアンは、吹き出してから咳き込みむせていた。
給仕している者が、そっとナプキンをテーブルの横に置き。
そして吹き出した汚れた場所を、何事なく拭いていた。
「ゴホゴホッ、おばあ様?!
私がプリムローズの代わりでしょうか?
今日は残念ですが、辞退された方が宜しいのでは?!」
「お前は、何言っとんじゃあ!
ブライアン、お前も我が家の長男じゃ!
王族に会える機会だぞ。
こんな時に顔を売っとくのだ!
お前はプリムローズに比べて、影が無いぐらい薄いからのう!!」
祖父は、ブライアンに得意の一括した。
2人の決定に逆らえないブライアンは、ハイと答えるしかなかった。
一方、王宮では噂の公爵令嬢のもてなしにワクワクする4人と愛人。
まったく話をしない愛人は、俺は別に嬉しくないのだがという感じだった。
こちらも4人には、逆らえなかったのである。
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