【完結】無意識 悪役公爵令嬢は成長途中でございます!ー新たなる王室編ー

愚者 (フール)

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第1章  隣国の王族 

第14話 お茶会の事実

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 とっととメイドのメリーを引き連れて、何事もなく平然とクラレンス領地に帰ってきていた。

彼女は、自分のいない王都がどうなったか。
ちっとも、全く何も気にしていない。

領地に着くとプリムローズは、ゆっくり休んで疲れを取り。
王都の友人たちを、出迎える準備をワクワクしながらしている。

この頃にはあのお茶会の件は、頭の片隅かたすみすら覚えてなく。
記憶の欠片かけらもまったくなかった。

友人たちがやって来て、ゲームや領地の案内して楽しんで盛り上がっている時。

マリーがプリムローズに、例のお茶会の話を聞いてくる。

「プリムローズ様は出発前に、王妃様が初めて開いたお茶会に確か参加してましたわよね?」

「あのお茶会ですか?
王妃様の対応は、最悪で全然ダメでした。
私に無礼を働く令嬢を、参加させていたのです!
そのせいでアルゴラの第1王女から贈られたドレスを、汚されてしまいましたのよ」

プリムローズは思い出しムッとして、忌々いまいましい話を3人に聞かせたのである。

「そんなことがおありでしたのね?!
噂では、そのお茶会は大失敗だったみたいですよ。
あれから王妃様は、高熱を出されて3日間も寝込まれたそうです」

フローラが、王都での最新の話題を教えてくれた。

「私もその場で見ましたわよ。
お茶会ではたくさんの方々が、バタバタ倒れましたけど熱中症ねっちゅうしょうでしたのね。
まぁ~、王妃様もお気の毒ね!
オーホホホっ」

プリムローズは笑いながら、持っていたおうぎで口元を隠しながらちょこっと首をかしげた。

「なんでも、倒れたご令嬢がおりましたそうよ。
危害きがいを加えられそうになったとか伺いましたわ。
何処のどなたの、誰にされたのかしらねぇ~?」

リザは、プリムローズの数々の行いを忘れていた。

「王妃様は、その令嬢のご両親に責められたそうですわ!
そりゃあ、もう大変でしたみたいよ!」

マリーも、すっかり忘れている。

「あらっ?!
その娘は自分で、なんでもしますから許してと言ってきましたわよ。
この私にー!?」

プリムローズは、口元だけ笑って答える。

3人は、同時にハイっ?! 

声を合わせて、疑問の意思表示するのである。

「ドレスを弁償べんしょうするというから、お金では価値が付かないでしょう?!
大国の王女からの贈り物よ。
弁償の代わりに、指5本で許してあげたの。
私って、とても慈悲深じひぶかいでしょう!
けれども、また直前に倒れましたのよ!
フフフッ」

3人は、直ぐおのおの自らで考え始めていた。
 
犯人は目の前で笑っている、プリムローズと判断した!

この方に逆らったら王妃様とて、寝込まれるのね。
破壊力が凄まじいと思う。
3人は震え出しそうになる。 
この話は無かったことにして、違う話題を必死にするのであった。

 
 次の日の早朝に、お弁当を持って4人で森林浴を兼ねてバイキングすることにした。

「ここがプリムローズ様が、修行しゅぎょうに行った森ですの?
素敵な場所ですわね」

さわやかな森の中を歩き、リザは小鳥のさえずりを聞きながら彼女に質問する。

「ホホホ、リザ様ったら嫌ですわ!
ここは、ただの庭よ。
見てー、あちらの遠くに雪が少しだけかかった山が見えるでしょう?
あそこの真下なのよ~」

3人は、はる彼方かなたを眺め思うのだ。
この方の考えは、おかしい何より育てた方々も。
決して、絶対に口に出せないが…。

「と、遠いですね?!
行きと帰りは、どうなさりましたの?」

マリーは、好奇心こうきしんでおっかなびっくりうかがってみた。

「自分の足で歩いたわよ。
馬車は、この道では走れないからね。
たまに走って、2日半位かなぁ。あの頃は…」

プリムローズは、昔を思い出してボソと口にした。

『そうですか』と、3人は同時に同じ言葉を言った。

思いが重なったと、3人は理解した。

この後は、何故か3人はひたすら黙り込む。
彼女のご機嫌な鼻歌を有り難いのかは分からないが、拝聴はいちょうし後ろから静かについて行ったのである。
 
  
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