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第2章 愛と希望とそして秘密
第7話 王妃と側室の願い
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天は晴れ渡り暖かな日射しの中でのお茶会、それはそれは美しい庭にはテーブルが幾つも置かれていた。
その規模の大きさに、招待客は目を丸くしている。
お客様一人に専属メイドをつかせ、何が起きようが対処出来るようにした。
2人の妃たちの思いが込められている。
失敗は許されずが、合言葉!
そこに現れた要注意人物たち。
その堂々とした出で立ちに、客人たちは道を開けるほどである。
「おばあ様、私たちが最後の案内ですわ。
見られて王族たちに、ご挨拶するのは緊張します」
プリムローズが、祖母に不満を漏らした。
「最後は当たり前です!
身分では王族たちの次ですからね。
目をつむっても出来ますよ。
あの者たちより、礼儀作法は上です。参りますよ、プリムローズ!」
祖母は、貴女は何を今さらという感じで孫娘を見つめた。
先に王族に挨拶を終えた方々は、テーブルの椅子に座り最後に挨拶するクラレンス公爵家に注目している。
「本当に来ましたわよ。
今日の主役プリムローズ・ド・クラレンス公爵令嬢!
前回のお茶会を、壊滅的に破壊したお方!!」
1人の夫人が仲の良い夫人に囁く。
「本日はクラレンス家、全員参加よ。
何が起きるかしら、不安ですわね」
それを聞いていた隣の夫は、妻を咎めた。
「そなたたちは、何て失礼な!
見よ、王族より神々しいお姿を!戦の神は昔と変わらないのう」
「どちらが王族かわからん。
間違って王様と呼びそうだ!」
囁き声を聞きながら、真っ直ぐに王族たちのもとへ向かうクラレンス公爵家の方々。
その歩みは威厳すら醸し出す。
女性たちは、優美そのものである。
参加者の期待を裏切り、何事もなく挨拶は終わった。
「本日は天候も恵まれました。
私たちは、王の妃として日頃お世話になる臣下達との交流の場を設けました。
この時間は身分の垣根を払い、会話とお茶をしましょう!」
王妃キャロラインは、美しい笑顔を浮かべて挨拶する。
横にいる側室スザナは、優しげに挨拶を聞くと手叩いている。
参加者全員は、正妻と側室の仲良いのを讃えた。
「では、始めようー!
さぁー、茶の準備をー!」
王が高らかに合図すると、女官たちがカップに一斉にお茶を注いだ。
1番先頭の丸テーブルは2つ配置されていた。
1つは目には、王にクラレンス公爵とブロイ前公爵。そしてブロイ公爵夫人に、側室スザナにクラレンス公爵令息だ。
周辺の招待客たちも、無難な6名であると眺めていた。
もうひとつは、王妃キャロラインと息子ルシアン王子の横にクラレンス公爵令嬢のプリムローズ。
プリムローズの隣に、祖母クラレンス公爵夫人。
クラレンス公爵夫人の横に、伯爵令息とその婚約者の侯爵令嬢。
こちらの6名に、当然の如く皆が注視して不安を感じる。
王妃キャロラインは、婚約者のいる方々なら成人して落ち着いていると思っていた。
歳も王子より1つ上の16歳。
歳も近く、話も弾むだろうと考えていたのだ。
「私は王子様の近くで、お話をするのは初めてです。
親交を深める為に、クラレンス公爵令嬢!
その場を譲って頂けるかしら?」
侯爵令嬢がいきなり、プリムローズに話しかけてくる。
「侯爵令嬢、まだ始まったばかりですわ。
もう少し、話してからで宜しいのではなくて?」
王妃は令嬢の頼みを否定した。
「ですが、王子殿下もつまらなそうですわ。
歳の近い方が、殿下も喜ぶのではないでしょうか?!」
王妃に食って掛かる、強気な侯爵令嬢。
「まだ、わ・た・し・は子供ですものね!
王妃様が宜しければ、席を代わりますわよ。
ねぇ~、主催者さま!
クスクスッ」
プリムローズは意味ありげに王妃に尋ねて、可愛らしくも見えたが小馬鹿にして笑う。
侯爵令嬢と席を代わった。
この時から、人の耳には聞こえない。
悲劇の鎮魂の鐘が鳴り響く。
「ルシアン殿下~~!
どのケーキがお好きですかぁ~?
私は、このイチゴが好きなんですーう!」
バカみたいに甘ったるい声で、隣の王子に寄り添いながら話し出した。
何気なく王子の腕に、侯爵令嬢が自分の手を添える。
プリムローズは、隣に座る婚約者の伯爵令息を見つめた。
普通に平然とお茶を飲む姿に、この方は平気なのかと思う。
許嫁がこんな仕草をして、何も思わないのかしら?
眉間にシワを寄せる、プリムローズ。
その孫娘の顔を見て、侯爵令嬢の隣に座る祖母ヴィクトリア・ド・クラレンス公爵夫人。
この人を怒らすと戦争になる。
エテルネル国では、まことしやかに陰で言われている。
それが引き金となり、とんでもない事になるのであった。
その規模の大きさに、招待客は目を丸くしている。
お客様一人に専属メイドをつかせ、何が起きようが対処出来るようにした。
2人の妃たちの思いが込められている。
失敗は許されずが、合言葉!
そこに現れた要注意人物たち。
その堂々とした出で立ちに、客人たちは道を開けるほどである。
「おばあ様、私たちが最後の案内ですわ。
見られて王族たちに、ご挨拶するのは緊張します」
プリムローズが、祖母に不満を漏らした。
「最後は当たり前です!
身分では王族たちの次ですからね。
目をつむっても出来ますよ。
あの者たちより、礼儀作法は上です。参りますよ、プリムローズ!」
祖母は、貴女は何を今さらという感じで孫娘を見つめた。
先に王族に挨拶を終えた方々は、テーブルの椅子に座り最後に挨拶するクラレンス公爵家に注目している。
「本当に来ましたわよ。
今日の主役プリムローズ・ド・クラレンス公爵令嬢!
前回のお茶会を、壊滅的に破壊したお方!!」
1人の夫人が仲の良い夫人に囁く。
「本日はクラレンス家、全員参加よ。
何が起きるかしら、不安ですわね」
それを聞いていた隣の夫は、妻を咎めた。
「そなたたちは、何て失礼な!
見よ、王族より神々しいお姿を!戦の神は昔と変わらないのう」
「どちらが王族かわからん。
間違って王様と呼びそうだ!」
囁き声を聞きながら、真っ直ぐに王族たちのもとへ向かうクラレンス公爵家の方々。
その歩みは威厳すら醸し出す。
女性たちは、優美そのものである。
参加者の期待を裏切り、何事もなく挨拶は終わった。
「本日は天候も恵まれました。
私たちは、王の妃として日頃お世話になる臣下達との交流の場を設けました。
この時間は身分の垣根を払い、会話とお茶をしましょう!」
王妃キャロラインは、美しい笑顔を浮かべて挨拶する。
横にいる側室スザナは、優しげに挨拶を聞くと手叩いている。
参加者全員は、正妻と側室の仲良いのを讃えた。
「では、始めようー!
さぁー、茶の準備をー!」
王が高らかに合図すると、女官たちがカップに一斉にお茶を注いだ。
1番先頭の丸テーブルは2つ配置されていた。
1つは目には、王にクラレンス公爵とブロイ前公爵。そしてブロイ公爵夫人に、側室スザナにクラレンス公爵令息だ。
周辺の招待客たちも、無難な6名であると眺めていた。
もうひとつは、王妃キャロラインと息子ルシアン王子の横にクラレンス公爵令嬢のプリムローズ。
プリムローズの隣に、祖母クラレンス公爵夫人。
クラレンス公爵夫人の横に、伯爵令息とその婚約者の侯爵令嬢。
こちらの6名に、当然の如く皆が注視して不安を感じる。
王妃キャロラインは、婚約者のいる方々なら成人して落ち着いていると思っていた。
歳も王子より1つ上の16歳。
歳も近く、話も弾むだろうと考えていたのだ。
「私は王子様の近くで、お話をするのは初めてです。
親交を深める為に、クラレンス公爵令嬢!
その場を譲って頂けるかしら?」
侯爵令嬢がいきなり、プリムローズに話しかけてくる。
「侯爵令嬢、まだ始まったばかりですわ。
もう少し、話してからで宜しいのではなくて?」
王妃は令嬢の頼みを否定した。
「ですが、王子殿下もつまらなそうですわ。
歳の近い方が、殿下も喜ぶのではないでしょうか?!」
王妃に食って掛かる、強気な侯爵令嬢。
「まだ、わ・た・し・は子供ですものね!
王妃様が宜しければ、席を代わりますわよ。
ねぇ~、主催者さま!
クスクスッ」
プリムローズは意味ありげに王妃に尋ねて、可愛らしくも見えたが小馬鹿にして笑う。
侯爵令嬢と席を代わった。
この時から、人の耳には聞こえない。
悲劇の鎮魂の鐘が鳴り響く。
「ルシアン殿下~~!
どのケーキがお好きですかぁ~?
私は、このイチゴが好きなんですーう!」
バカみたいに甘ったるい声で、隣の王子に寄り添いながら話し出した。
何気なく王子の腕に、侯爵令嬢が自分の手を添える。
プリムローズは、隣に座る婚約者の伯爵令息を見つめた。
普通に平然とお茶を飲む姿に、この方は平気なのかと思う。
許嫁がこんな仕草をして、何も思わないのかしら?
眉間にシワを寄せる、プリムローズ。
その孫娘の顔を見て、侯爵令嬢の隣に座る祖母ヴィクトリア・ド・クラレンス公爵夫人。
この人を怒らすと戦争になる。
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