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第3章 友情と家族の絆
第4話 クラレンスのお茶会
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クラレンス公爵がおそらく初めて開くお茶会に、貴族の間で広まり話題になっていた。
ここ王宮でも、朝から王妃キャロラインはこの話を何処から聞きつけて夫であるエテルネル国王に話す。
「陛下、聞きまして?
クラレンス公爵の茶会の招待客。子爵のご令嬢が2名と、男爵令嬢が1名ですって!」
王妃キャロラインは羨ましいのと、招待客の身分が低いのを馬鹿にした物言いをした。
「王妃!人を招待する事に、その様な言い方をするな。
嫉妬してる様に聞こえるぞ!」
王は王妃のこの性格を、好ましく思っていない。
2人は、もともと政略結婚。
愛情はさほどない関係である。
それだけに、お互いに遠慮はしない仲であったのだ。
「母上、その方々は孫娘プリムローズ嬢のご友人たちですよ!
そう目くじらを、立てないで下さいよ」
王子ルシアンも、王と同じ意見で母を咎めた。
「あの~、キャロ様。
たぶんですが…。
プリムローズ嬢が留学するかもしれないので、学園生活でお世話した友人たちを労うおつもりなのでしょう」
側室のスザナは、その場を丸く収めようとやんわり話すのだった。
スザナが話し出すと、王と王妃はエッと驚きの表情を見せる。
「プリムローズ嬢は、留学するのか?
ルシアンは、何か聞いていておるのか?!」
「はい、父上。
卒業と文官試験が無事済んだら行くみたいです。
場所は私も存じませんが…」
王は息子の話を聞いた後に、側室スザナを振り返る。
「私も何処へ行くのかは分かりませんのよ。
あの家の方々は、思考がぜんぜん読めませんわ」
王族の全員が、何故か揃ってため息をついた。
クラレンス公爵のお茶会を明日に迎える。
季節は3月の初旬、まだまだ外気が冷たい日が続く。
クラレンス公爵グレゴリーは、お茶会の場を温室に決めた。
昔2代前の公爵夫人が、園芸を趣味とした所為で立派な温室が屋敷にあった。
夫妻も寒い日は、時折そこでお茶を楽しんでいる場所。
なんと中には小さいながらも噴水があり、その水を使い植物を育てている。
この国にないめずらしい植物も美しく植えられ、まるで植物園に匹敵していた。
中には大理石のテーブルに、ちょっと座れるベンチ等あり繊細な彫刻が施され美術品の領域を誇る。
前日の準備は庭師たちが侍従長トーマスの指示で、慎重かつ丁寧にされていく。
学園の昼休みにプリムローズに3人は、明日の手みあげでも持参すべきか直接に伺ってみた。
3人は考えても、公爵家は全て持ってるし何が喜ぶのかお手上げであったのだ。
恥を忍んで、お伺いをたてるしかなかった。
「いりませんよ!
普通に今まで通りにしてね。
不自然だと、あの方々は気づきますよ。
お二人は勘が鋭いですから」
「それでは失礼ではないでしょうか?
そうは言っても、私たちの家では…」
リザは自分の身分の低さに、卑屈になりそうであった。
「私は、貴女方々さえ来てくれれば良いのです。
なら、笑顔を持参しなさい!
私がこう話されたとお家の方に言ってね」
3人は、その時の彼女の威厳に圧された。
そして、その彼女に笑顔で一言だけ返事を返したのである。
3人はフローラのモンペザ子爵の馬車でクラレンス公爵邸に向かった。
「このドレス皆よく似合ってるわ。
ポレット夫人からの贈り物で、無償なんてね」
マリーのドレスは、薄い黄色の白に近いアイボリーの薔薇のコサージュが胸元を飾っていた。
黒髪に緑の目の色で、グリーン系のドレスが多かった。
「ポレット夫人は、私たちがよく着る服の色を外しましたわ。
意外な感じでしたけど、結構似合うものですね」
リザは、紺のドレスに白いレースが引き立つものだ。
これならちょっとした、正式な場所なら何処でもいける。
「本当に無償でよかったのかしら?
今さら言ってもだけどね」
フローラは、ドレスを触りながら言った。
栗毛と茶の目。
平凡な色なので、可愛らしいピンクのドレスが多かった。
今、着ているのは萌木色の落ち着いたグリーン系である。
皆お揃いで、薄いピンクのバラの生花を髪に飾りつけていた。
フローラの屋敷に、花弁が幾重にも重なったバラが3つ花をつけた。
母は、娘にこれを付けてはと前日に提案をしてきたのである。
「プリムローズ様に言われた通りに、誠実に笑顔で会話を楽しみましょうよ。
大丈夫よ、それにこんな機会はもう2度とないわ!」
「ええ、公爵さまにお呼ばれしたのは一生の自慢だわ!」
リザとマリーは、フローラに伝えた。
3人は本日のお茶会が、王都の貴族たちの間で噂になっているのを知っていた。
そして、クラレンス公爵故に嫉妬されているのをー。
子爵と男爵の身分、嫌というほど分かりきっている3人である。
ここ王宮でも、朝から王妃キャロラインはこの話を何処から聞きつけて夫であるエテルネル国王に話す。
「陛下、聞きまして?
クラレンス公爵の茶会の招待客。子爵のご令嬢が2名と、男爵令嬢が1名ですって!」
王妃キャロラインは羨ましいのと、招待客の身分が低いのを馬鹿にした物言いをした。
「王妃!人を招待する事に、その様な言い方をするな。
嫉妬してる様に聞こえるぞ!」
王は王妃のこの性格を、好ましく思っていない。
2人は、もともと政略結婚。
愛情はさほどない関係である。
それだけに、お互いに遠慮はしない仲であったのだ。
「母上、その方々は孫娘プリムローズ嬢のご友人たちですよ!
そう目くじらを、立てないで下さいよ」
王子ルシアンも、王と同じ意見で母を咎めた。
「あの~、キャロ様。
たぶんですが…。
プリムローズ嬢が留学するかもしれないので、学園生活でお世話した友人たちを労うおつもりなのでしょう」
側室のスザナは、その場を丸く収めようとやんわり話すのだった。
スザナが話し出すと、王と王妃はエッと驚きの表情を見せる。
「プリムローズ嬢は、留学するのか?
ルシアンは、何か聞いていておるのか?!」
「はい、父上。
卒業と文官試験が無事済んだら行くみたいです。
場所は私も存じませんが…」
王は息子の話を聞いた後に、側室スザナを振り返る。
「私も何処へ行くのかは分かりませんのよ。
あの家の方々は、思考がぜんぜん読めませんわ」
王族の全員が、何故か揃ってため息をついた。
クラレンス公爵のお茶会を明日に迎える。
季節は3月の初旬、まだまだ外気が冷たい日が続く。
クラレンス公爵グレゴリーは、お茶会の場を温室に決めた。
昔2代前の公爵夫人が、園芸を趣味とした所為で立派な温室が屋敷にあった。
夫妻も寒い日は、時折そこでお茶を楽しんでいる場所。
なんと中には小さいながらも噴水があり、その水を使い植物を育てている。
この国にないめずらしい植物も美しく植えられ、まるで植物園に匹敵していた。
中には大理石のテーブルに、ちょっと座れるベンチ等あり繊細な彫刻が施され美術品の領域を誇る。
前日の準備は庭師たちが侍従長トーマスの指示で、慎重かつ丁寧にされていく。
学園の昼休みにプリムローズに3人は、明日の手みあげでも持参すべきか直接に伺ってみた。
3人は考えても、公爵家は全て持ってるし何が喜ぶのかお手上げであったのだ。
恥を忍んで、お伺いをたてるしかなかった。
「いりませんよ!
普通に今まで通りにしてね。
不自然だと、あの方々は気づきますよ。
お二人は勘が鋭いですから」
「それでは失礼ではないでしょうか?
そうは言っても、私たちの家では…」
リザは自分の身分の低さに、卑屈になりそうであった。
「私は、貴女方々さえ来てくれれば良いのです。
なら、笑顔を持参しなさい!
私がこう話されたとお家の方に言ってね」
3人は、その時の彼女の威厳に圧された。
そして、その彼女に笑顔で一言だけ返事を返したのである。
3人はフローラのモンペザ子爵の馬車でクラレンス公爵邸に向かった。
「このドレス皆よく似合ってるわ。
ポレット夫人からの贈り物で、無償なんてね」
マリーのドレスは、薄い黄色の白に近いアイボリーの薔薇のコサージュが胸元を飾っていた。
黒髪に緑の目の色で、グリーン系のドレスが多かった。
「ポレット夫人は、私たちがよく着る服の色を外しましたわ。
意外な感じでしたけど、結構似合うものですね」
リザは、紺のドレスに白いレースが引き立つものだ。
これならちょっとした、正式な場所なら何処でもいける。
「本当に無償でよかったのかしら?
今さら言ってもだけどね」
フローラは、ドレスを触りながら言った。
栗毛と茶の目。
平凡な色なので、可愛らしいピンクのドレスが多かった。
今、着ているのは萌木色の落ち着いたグリーン系である。
皆お揃いで、薄いピンクのバラの生花を髪に飾りつけていた。
フローラの屋敷に、花弁が幾重にも重なったバラが3つ花をつけた。
母は、娘にこれを付けてはと前日に提案をしてきたのである。
「プリムローズ様に言われた通りに、誠実に笑顔で会話を楽しみましょうよ。
大丈夫よ、それにこんな機会はもう2度とないわ!」
「ええ、公爵さまにお呼ばれしたのは一生の自慢だわ!」
リザとマリーは、フローラに伝えた。
3人は本日のお茶会が、王都の貴族たちの間で噂になっているのを知っていた。
そして、クラレンス公爵故に嫉妬されているのをー。
子爵と男爵の身分、嫌というほど分かりきっている3人である。
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