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第3章 友情と家族の絆
第8話 もうひとつの家族
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もうすっかり春の陽気になり、私は家族にあるお願いをする事にした。
「お祖父様、おばあ様、お兄様。
お父様たちの領地へ、また様子を見に行きませんか?
3日後には、学園は春休みになります。
彼方は何事もなく過ごしていると手紙に書いてますが、なんだか私は心配でたまりませんわ」
プリムローズは昨夜、とても嫌な夢を見たのだった。
私は時たま、眠っている間に正夢を見る。
王子アルフレッドが、私を剣で襲うのは夢で見て知っていたわ。
あの時、剣を見ても慌てふためなかった。
もしかして役立つかと、元第1王子の嫁ぎ先である王族を詳しく調べた訳である。
そして、王の退位の案を考えだせたのよ。
愛人までは、流石に分からなかったけどね。
「そうじゃな!もう道には、雪も少ないだろう。
近くの宿屋に予約を取ろうか!
それに、物資も急ぎ準備せねばなるまい」
祖父は嬉しそうに笑い、早々に動く決断した。
「えぇ、そうですわね。
旦那様!
またセパヌイールで、お茶と日持ちする菓子でも頼みましょう。
服は、ポレットに頼んで用意させるわ」
祖母も荒れ地に行ってから、あちらの家族に優しくなっていった。
「久しぶりに会えるから、私も嬉しいよ。
アルフレッド様たちのお土産は、私が選ばせてくれ」
兄ブライアンは、まるで春の日差しのような笑顔を浮かべていますわ。
「お祖父様、荒れ地には良い医師がおりませんわ。
あの方々は、慣れない畑仕事をしてます。
疲れが出てるかも、医師を連れて行きましょうよ!!」
私は夢で、寝込んでいる人を見ていた。
誰かは分からない、外れてくれればよいが…。
「うむっ、そうじゃな!
特に、今年は雪が多かったと手紙に書いてあったら。
何があるか、分からんしな」
プリムローズはその返事に笑顔で祖父を見るが、その笑顔は作ったものであった。
どうやって祖父母は、これだけの物資をこの短い日数で揃えたのであろうか?
馬車は2台で祖父母と私たち、医師を2名連れてきていた。
祖父は1人より、2人の方がよりよいと話した。
「領地の方々で、もし病気の方がいたら診察して下さいますか?
平民ですが、お医者様は嫌がるかしら?!」
「医師は平民で優秀な方々を選んだ。
安心して良い、偏見はないはずだ。
儂もそのつもりでいたのじゃあ」
プリムローズは、祖父の素晴らしさを再確認する。
「お祖父様、私は平民でも平等に扱う。
そんな貴族が増えるようにしていきたいのです。
プリムローズ、私たち公爵が先頭にたてば続く者がいるはずだ」
「ええ、お兄様。
素晴らしいお考えですわ」
「私も夫人方に広めますわ。
平民だって、同じ人ですものね」
元王女の祖母は、3人にそう返するのだった。
宿屋に着き、明日は家族たちがいる領地に入る。
だがそこにはプリムローズ達には、辛い現状を突き付けることになる。
「まだ、こんなに多く雪が残っています。
2日の距離しかないのに、王都とは全然違いますのね」
祖母は馬車の窓から、道の脇にある雪を見て話す。
突然馬車が急に止まり、プリムローズ達は悲鳴をあげた。
「なんじゃあ、どうした!
ウサギでも横切ったか」
祖父が大声を出すと、なんだか外が騒がしい。
馭者と、誰かが言い争う声が外から聞こえる。
「大旦那様、領民たちが泣いて話したいと仰っております。
どういたしましょうか?!」
馭者が外から話しかける声には、焦りがあった。
「よい!大勢いるのか?
代表の者だけ話を聞く。
馬車に中に入れるのじゃあ。
遠慮はするな!!」
祖父が言ってから、1人の年配の男性がお辞儀して馬車の中へ入ってきた。
「初めまして。
どちらのお偉い方かは知りません。
ですが…、お願いします!
領主様をお救い下さいー!!」
私たちは緊張しながら、その男性の話を聞いていた。
「な、何ですって!
医師が逃げ出したというの?
そうだわ、薬があるはずですよ!!」
祖母はその話に驚き、年配者の男性に強く問いただした。
「領主様は領民に与えてしまい、ご自分の分がなくなってしまったのです。
3日前から熱が出ていて、意識がなくなる時もあるそうです。
どうか、助けて下さいー!!」
必死に頼む男性の瞳は光っていた。
表情から、かなり悪いのが想像できる。
「承知した!!
領民で具合が悪いものは屋敷に運べ、無理なら医師を寄越す。
先ずは領主を助けるのじゃ。
よく知らせてくれた、礼を申すぞー!!」
祖父は後ろに停まっている、馬車の医師たちに話すと馬車を急がせた。
馬車の中は誰1人話さないし、話せない。
熱が3日も続き、子供の私でも最悪な状態になっていると理解できる。
プリムローズは不安に胸が押しつぶられそうになりながら、馬車が屋敷に早く着くことを祈りながら揺られていた。
「お祖父様、おばあ様、お兄様。
お父様たちの領地へ、また様子を見に行きませんか?
3日後には、学園は春休みになります。
彼方は何事もなく過ごしていると手紙に書いてますが、なんだか私は心配でたまりませんわ」
プリムローズは昨夜、とても嫌な夢を見たのだった。
私は時たま、眠っている間に正夢を見る。
王子アルフレッドが、私を剣で襲うのは夢で見て知っていたわ。
あの時、剣を見ても慌てふためなかった。
もしかして役立つかと、元第1王子の嫁ぎ先である王族を詳しく調べた訳である。
そして、王の退位の案を考えだせたのよ。
愛人までは、流石に分からなかったけどね。
「そうじゃな!もう道には、雪も少ないだろう。
近くの宿屋に予約を取ろうか!
それに、物資も急ぎ準備せねばなるまい」
祖父は嬉しそうに笑い、早々に動く決断した。
「えぇ、そうですわね。
旦那様!
またセパヌイールで、お茶と日持ちする菓子でも頼みましょう。
服は、ポレットに頼んで用意させるわ」
祖母も荒れ地に行ってから、あちらの家族に優しくなっていった。
「久しぶりに会えるから、私も嬉しいよ。
アルフレッド様たちのお土産は、私が選ばせてくれ」
兄ブライアンは、まるで春の日差しのような笑顔を浮かべていますわ。
「お祖父様、荒れ地には良い医師がおりませんわ。
あの方々は、慣れない畑仕事をしてます。
疲れが出てるかも、医師を連れて行きましょうよ!!」
私は夢で、寝込んでいる人を見ていた。
誰かは分からない、外れてくれればよいが…。
「うむっ、そうじゃな!
特に、今年は雪が多かったと手紙に書いてあったら。
何があるか、分からんしな」
プリムローズはその返事に笑顔で祖父を見るが、その笑顔は作ったものであった。
どうやって祖父母は、これだけの物資をこの短い日数で揃えたのであろうか?
馬車は2台で祖父母と私たち、医師を2名連れてきていた。
祖父は1人より、2人の方がよりよいと話した。
「領地の方々で、もし病気の方がいたら診察して下さいますか?
平民ですが、お医者様は嫌がるかしら?!」
「医師は平民で優秀な方々を選んだ。
安心して良い、偏見はないはずだ。
儂もそのつもりでいたのじゃあ」
プリムローズは、祖父の素晴らしさを再確認する。
「お祖父様、私は平民でも平等に扱う。
そんな貴族が増えるようにしていきたいのです。
プリムローズ、私たち公爵が先頭にたてば続く者がいるはずだ」
「ええ、お兄様。
素晴らしいお考えですわ」
「私も夫人方に広めますわ。
平民だって、同じ人ですものね」
元王女の祖母は、3人にそう返するのだった。
宿屋に着き、明日は家族たちがいる領地に入る。
だがそこにはプリムローズ達には、辛い現状を突き付けることになる。
「まだ、こんなに多く雪が残っています。
2日の距離しかないのに、王都とは全然違いますのね」
祖母は馬車の窓から、道の脇にある雪を見て話す。
突然馬車が急に止まり、プリムローズ達は悲鳴をあげた。
「なんじゃあ、どうした!
ウサギでも横切ったか」
祖父が大声を出すと、なんだか外が騒がしい。
馭者と、誰かが言い争う声が外から聞こえる。
「大旦那様、領民たちが泣いて話したいと仰っております。
どういたしましょうか?!」
馭者が外から話しかける声には、焦りがあった。
「よい!大勢いるのか?
代表の者だけ話を聞く。
馬車に中に入れるのじゃあ。
遠慮はするな!!」
祖父が言ってから、1人の年配の男性がお辞儀して馬車の中へ入ってきた。
「初めまして。
どちらのお偉い方かは知りません。
ですが…、お願いします!
領主様をお救い下さいー!!」
私たちは緊張しながら、その男性の話を聞いていた。
「な、何ですって!
医師が逃げ出したというの?
そうだわ、薬があるはずですよ!!」
祖母はその話に驚き、年配者の男性に強く問いただした。
「領主様は領民に与えてしまい、ご自分の分がなくなってしまったのです。
3日前から熱が出ていて、意識がなくなる時もあるそうです。
どうか、助けて下さいー!!」
必死に頼む男性の瞳は光っていた。
表情から、かなり悪いのが想像できる。
「承知した!!
領民で具合が悪いものは屋敷に運べ、無理なら医師を寄越す。
先ずは領主を助けるのじゃ。
よく知らせてくれた、礼を申すぞー!!」
祖父は後ろに停まっている、馬車の医師たちに話すと馬車を急がせた。
馬車の中は誰1人話さないし、話せない。
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