8 / 75
第1章 隣国の王族
第8話 お食事中はお静かに
しおりを挟む
五月蝿い馬鹿娘たちの声を無視し、プリムローズは人選を考え中!
リザ様は同じ男爵、フローラ様とマリー様は子爵で1つ上の位か。
ちょっとだけ、身分が頼りない気がするわね。
あの方なら、気が強そうだし身分的にも丁度よく申し分ない!
「誰か、そうね?!
エレナ・バークレイ伯爵令嬢に、あれを何とかしてって私が言っていると伝えて頂戴な!!」
エレナはあの黒バラの妹であり、プリムローズには兄を躾けて貰った恩があった。
やっと落ち着き、食事のデザートを食べ始めた時。
ガシャーンと、派手な音が食堂に鳴り響く。
見たらエレナが尻もちをついて、痛そうに顔を歪めているではないか。
プリムローズは目を見開き、その場を見てたというより睨んでいた。
「ちょ、ちょっと!
あれは、どうした訳よ?
エレナ様に、いったい何をしたの!」
「あの男爵令嬢と他の令嬢が、いきなり突き飛ばしました。
エレナ様を!」
フローラが、彼女に見たままを実況報告する。
う~っ、デザートがまだ少し残っているのに!
おのれバカ娘どもと、一気に怒り目を吊り上げていた。
今度は、キャーッと悲鳴がー。
見ると、エレナ様にお茶をかけたバカ娘に注意する王子と委員長の姿。
「だってこの方、怖いんですもの。
私に名乗れって~!!」
甘ったるい話し声が、彼女の耳にウザったく残るのである。
「あの令嬢は何なんですの!
皆さま、いざ参りますよ!
エレナ様の敵を打ちます!!」
一同素早く、席を立ち上がる。
プリムローズを筆頭に、3人の女子生徒たち。
その勇ましい姿を恐れて、周辺はビクビクしている状態。
彼女たちが、倒れて座るエレナの元へ急ぎやって来た。
「まぁ、どうされましたの?!
エレナ様、ドレスがお茶で濡れておりますわ!」
彼女を必死に助け起こして、フキフキする2人。
「この者がしたのですね!
後は、この私に任せなさい。
変な頼み事をして、本当にごめんなさいね」
プリムローズは悲惨なエレナの姿を見ると、すぐさま謝罪の言葉を伝えた。
「あんた、誰よ!
何で子供がいるのよ?
ココは中等部なの、ガキが帰りなさいよ!!」
バカ娘は、この学園の中で1番恐ろしい方に啖呵を切ってしまった。
「ちょっと、貴女!
この方を存じ上げないとは学園に、いつからから通っているのかしら?!」
マリーが、バカにしながら質した。
「今日よ!
父が新王から爵位を頂いたの。
私は貴族よー!!」
胸を張って、デカイ声で自慢する。
「そうですか、では!
名を私に名乗りなさい!」
冷たく命令する容姿は、誰もが認める美少女プリムローズ。
「どうして、先に名乗れば!
そっちの子も、同じ事を言ってきたわ」
貴族になったばかりで、礼儀をどうやら知らないようだ。
「だって、貴女は男爵令嬢でしょう?
当たり前よ!
貴族の基本のご挨拶も、ご存知ないの?!」
マリーが、恥知らずなバカ娘に教えている。
「上の爵位と話すときは、下の者が名乗ってから許しを得て話すのよ。
基本中の基本ですわよ!」
マリーは鼻で笑って、扇をパタつかせていた。
リザがエレナを連れて、着替えに行くようであった。
プリムローズは、エレナと目線で挨拶する。
「バーバラ・リック男爵よ!
文句ある?あんた誰よ!?」
プリムローズに、あろうことか指を指す態度。
周りはこの瞬間、完全に終わったと思った。
たぶん、簡単に消されるだろうと考える。
学園の中ならまだいいが、この世になるかもしれない。
「私は、プリムローズ・ド・クラレンス公爵令嬢よ。
この学園の女子生徒で、1番身分が高いですわ。
9歳で飛び級で中等部3年よ。
リック男爵令嬢、貴女はエレナ・バークレイ伯爵令嬢にお茶をかけてドレスを汚したわね。
謝罪し、ドレスを弁償して下さい」
「あの人が私に、食って掛かったからでしょう?
私は、何も悪くないわ。
王子様と挨拶して、お話をしたいだけよ!」
彼女は殿下を冷たく見ながら、その横で疲れ果てた委員長を気の毒に感じて話し出す。
「殿下もクラス委員長の男子生徒も、迷惑そうな顔をしているわ。
食事の途中で、それは失礼ではなくって?!」
「そんな事ないわ。
王子様、そうですよね」と、バカ娘はチラッと王子を見て媚びを売るように微笑む。
「すまないが……、食事中はやめてくれ!」
ルシアン王子は不機嫌に、バカ娘にハッキリとお断りを言ってきた。
「そんな~!」と、叫ぶ女子生徒たちとバカ娘。
「リック男爵令嬢、バークレイ伯爵令嬢に謝罪してね。
もしも、無視したらクラレンス家も抗議しますわよ!」
くるっと振り返り友を引き連れ、自分の席に戻っていく。
去って行く後ろ姿を見ていた、当事者の情けない男性2人。
特にルシアン王子は、プリムローズに何か言いたげにしていた。
リザ様は同じ男爵、フローラ様とマリー様は子爵で1つ上の位か。
ちょっとだけ、身分が頼りない気がするわね。
あの方なら、気が強そうだし身分的にも丁度よく申し分ない!
「誰か、そうね?!
エレナ・バークレイ伯爵令嬢に、あれを何とかしてって私が言っていると伝えて頂戴な!!」
エレナはあの黒バラの妹であり、プリムローズには兄を躾けて貰った恩があった。
やっと落ち着き、食事のデザートを食べ始めた時。
ガシャーンと、派手な音が食堂に鳴り響く。
見たらエレナが尻もちをついて、痛そうに顔を歪めているではないか。
プリムローズは目を見開き、その場を見てたというより睨んでいた。
「ちょ、ちょっと!
あれは、どうした訳よ?
エレナ様に、いったい何をしたの!」
「あの男爵令嬢と他の令嬢が、いきなり突き飛ばしました。
エレナ様を!」
フローラが、彼女に見たままを実況報告する。
う~っ、デザートがまだ少し残っているのに!
おのれバカ娘どもと、一気に怒り目を吊り上げていた。
今度は、キャーッと悲鳴がー。
見ると、エレナ様にお茶をかけたバカ娘に注意する王子と委員長の姿。
「だってこの方、怖いんですもの。
私に名乗れって~!!」
甘ったるい話し声が、彼女の耳にウザったく残るのである。
「あの令嬢は何なんですの!
皆さま、いざ参りますよ!
エレナ様の敵を打ちます!!」
一同素早く、席を立ち上がる。
プリムローズを筆頭に、3人の女子生徒たち。
その勇ましい姿を恐れて、周辺はビクビクしている状態。
彼女たちが、倒れて座るエレナの元へ急ぎやって来た。
「まぁ、どうされましたの?!
エレナ様、ドレスがお茶で濡れておりますわ!」
彼女を必死に助け起こして、フキフキする2人。
「この者がしたのですね!
後は、この私に任せなさい。
変な頼み事をして、本当にごめんなさいね」
プリムローズは悲惨なエレナの姿を見ると、すぐさま謝罪の言葉を伝えた。
「あんた、誰よ!
何で子供がいるのよ?
ココは中等部なの、ガキが帰りなさいよ!!」
バカ娘は、この学園の中で1番恐ろしい方に啖呵を切ってしまった。
「ちょっと、貴女!
この方を存じ上げないとは学園に、いつからから通っているのかしら?!」
マリーが、バカにしながら質した。
「今日よ!
父が新王から爵位を頂いたの。
私は貴族よー!!」
胸を張って、デカイ声で自慢する。
「そうですか、では!
名を私に名乗りなさい!」
冷たく命令する容姿は、誰もが認める美少女プリムローズ。
「どうして、先に名乗れば!
そっちの子も、同じ事を言ってきたわ」
貴族になったばかりで、礼儀をどうやら知らないようだ。
「だって、貴女は男爵令嬢でしょう?
当たり前よ!
貴族の基本のご挨拶も、ご存知ないの?!」
マリーが、恥知らずなバカ娘に教えている。
「上の爵位と話すときは、下の者が名乗ってから許しを得て話すのよ。
基本中の基本ですわよ!」
マリーは鼻で笑って、扇をパタつかせていた。
リザがエレナを連れて、着替えに行くようであった。
プリムローズは、エレナと目線で挨拶する。
「バーバラ・リック男爵よ!
文句ある?あんた誰よ!?」
プリムローズに、あろうことか指を指す態度。
周りはこの瞬間、完全に終わったと思った。
たぶん、簡単に消されるだろうと考える。
学園の中ならまだいいが、この世になるかもしれない。
「私は、プリムローズ・ド・クラレンス公爵令嬢よ。
この学園の女子生徒で、1番身分が高いですわ。
9歳で飛び級で中等部3年よ。
リック男爵令嬢、貴女はエレナ・バークレイ伯爵令嬢にお茶をかけてドレスを汚したわね。
謝罪し、ドレスを弁償して下さい」
「あの人が私に、食って掛かったからでしょう?
私は、何も悪くないわ。
王子様と挨拶して、お話をしたいだけよ!」
彼女は殿下を冷たく見ながら、その横で疲れ果てた委員長を気の毒に感じて話し出す。
「殿下もクラス委員長の男子生徒も、迷惑そうな顔をしているわ。
食事の途中で、それは失礼ではなくって?!」
「そんな事ないわ。
王子様、そうですよね」と、バカ娘はチラッと王子を見て媚びを売るように微笑む。
「すまないが……、食事中はやめてくれ!」
ルシアン王子は不機嫌に、バカ娘にハッキリとお断りを言ってきた。
「そんな~!」と、叫ぶ女子生徒たちとバカ娘。
「リック男爵令嬢、バークレイ伯爵令嬢に謝罪してね。
もしも、無視したらクラレンス家も抗議しますわよ!」
くるっと振り返り友を引き連れ、自分の席に戻っていく。
去って行く後ろ姿を見ていた、当事者の情けない男性2人。
特にルシアン王子は、プリムローズに何か言いたげにしていた。
21
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
乙女ゲームっぽい世界に転生したけど何もかもうろ覚え!~たぶん悪役令嬢だと思うけど自信が無い~
天木奏音
恋愛
雨の日に滑って転んで頭を打った私は、気付いたら公爵令嬢ヴィオレッタに転生していた。
どうやらここは前世親しんだ乙女ゲームかラノベの世界っぽいけど、疲れ切ったアラフォーのうろんな記憶力では何の作品の世界か特定できない。
鑑で見た感じ、どう見ても悪役令嬢顔なヴィオレッタ。このままだと破滅一直線!?ヒロインっぽい子を探して仲良くなって、この世界では平穏無事に長生きしてみせます!
※他サイトにも掲載しています
婚約破棄されたので、愛のない契約結婚を選んだはずでした
鍛高譚
恋愛
王太子の婚約者だった伯爵令嬢・カーテンリンゼ。
しかし、王太子エドワルドは突然の婚約破棄を言い渡し、彼女を冷たく突き放す。
――だが、それは彼女にとってむしろ好都合だった。
「婚約破棄? 結構なことですわ。むしろ自由を満喫できますわね!」
ところが、婚約破棄された途端、カーテンリンゼは別の求婚者たちに目をつけられてしまう。
身分を利用されるだけの結婚などごめんだと思っていた彼女の前に現れたのは、冷徹と噂される若き公爵・レオポルド。
「契約結婚だ。君の自由は保証しよう」
「まあ、それは理想的ですわね」
互いに“愛のない”結婚を選んだ二人だったが、次第に相手の本当の姿を知り、想いが変わっていく――。
一方、王太子エドワルドは、自分が捨てたはずのカーテンリンゼを取り戻そうと動き出し……!?
婚約破棄されたら、多方面から溺愛されていたことを知りました
灯倉日鈴(合歓鈴)
恋愛
卒業パーティーの当日、王太子に婚約破棄された公爵令嬢フルール。
それをあっさり受け入れた瞬間から、彼女のモテ期が始まった。
才色兼備で資産家の娘である彼女は、超優良物件にも拘らず、生まれた時から王太子の婚約者ということで今まで男性から敬遠されていたのだ。
思ってもみなかった人達にアプローチされて戸惑うフルールだが……。
※タイトル変更しました。
※カクヨムにも投稿しています。
掟に縛られたブキミ令嬢ですが3大国宝イケメンを翻弄してます
ハートリオ
恋愛
ルミエ・ラマンジェは16才。
母の愛の掟に縛られて窮屈な毎日を過ごしている。
掟により長厚前髪にしているせいで『ブキミ令嬢』なんて呼ばれているし。
大好きな兄リーとも思うように接する事が出来ずかなり辛い。
家は借金苦。更に日中体が重いという謎の現象にも悩まされ公爵令嬢にも急に攻撃されるようになり…
何だか八方塞がりなある日、兄リーの知り合いのザート達が声を掛けて来る。
ルミエが母の掟により絶対に男と関わってはいけないと知ったザートはルミエを救う会を発足すると宣言。
ルミエも少しずつ問題を解決しようと動き出し盲目的に守り続けて来た掟との付き合い方も変わっていく。
そしてとうとう…
異世界でのお話です。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
【完結】破滅フラグを回避したいのに婚約者の座は譲れません⁈─王太子殿下の婚約者に転生したみたいだけど転生先の物語がわかりません─
江崎美彩
恋愛
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりする物語です。
長編ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる