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第3章 暗躍と毒女たちとの戦い
第15話 前門の虎後門の狼
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学生は勉強が本文、よって学園に通わなくてはならない。
ましてや留学制度を使ってきたプリムローズなので、厳しい周囲の目があるのではと考えていた。
『まぁ、それ以上は貢献しているから|大
《おおめ》に見てくれるはずよ』
学園に通う前の忙しい中、彼女はエリアスに会いに向かったのだ。
「お嬢様、おはようございます」
エリアスが帽子を被り、学園の制服を着ていた。
近くにギルやメリーもいて、プリムローズがこんな早くから来たのに驚く。
「おはよう、皆も元気そうね。
エリアス、メリーから注意事項を聞いた?
どんな人から何を言われても、けして一人でついて行かないでね」
そう話すと、窓を開けて指笛を吹いた。
「あー、ピーちゃんだ!
メリーさんから戻ったのを伺いました。
本当だったのですね!」
「おっ、ピーじゃん!
お前、生きてたんだな」
エリアスとギルが、ピーちゃんに話しかける。
ピーちゃんは、ギルの頭をクチバシで軽く小突いた。
「ちょっ、痛いぞー!ピー!」
ギルが頭を両手で、小突かれたところを擦っていた。
「ピーちゃんったら。
エリアスを見張ってあげてね。
何かあったら、ギルに知らせてよ」
そう命じると、一声鳴いた。
「お嬢様、ピーちゃんは人間みたいですね!
鷹はそんなに賢いのかと、ピーちゃんを見ていると驚きますわ」
メリーの言うことは確かに一理あるが、他の鷹を知らないしなぁ~と思うのだった。
学園に着いて教室の中に入ると、地毛をアレンジした髪型のライラ様が現れた。
彼女はクラスメートたちに、髪が短くなって最初は悲しかったそうだと語った後に。
「髪を洗うのが、楽なの!
乾くのも早いし、メイドが喜んでますわ。
肩や首も疲れないし、良いこともございますのよ」
クラスメートたちは、周りに気を使っている彼女を見ていた。
しかし、今では本心と思い短い髪を羨ましいそうな話をする。
短い髪に関心を持ったようで、そんな令嬢も何人かいた。
ヘイズは南国の島だし、将来は短い髪が流行るかもしれない。
「プリムローズ様、ごきげんよう!」
ライラ様は人気のいない隅に、私を強引に引っ張って行く。
「王様と王妃さまが、我が屋敷へ来訪されます。
もったいなくも、私のお見舞いに訪れてくれますのよ!
プリムローズ様が、私の事を涙ながらに語られたと伺いしましたわ」
『えっと、泣いてはいない。
ライラ様には悪いが、利用するために話しただけだ』
「えぇ…、ヘイズに来て1番の出来事でしたからね。
衝撃すぎて、両陛下の御前でつい勝手に話してしまいました。
ライラ様には、御迷惑かけて申し訳なく思いますわ」
私の手を両手で握りしめて、感極まった表情して仰った。
「いいえ、謝らないでー!
嬉しかったです!
あの時も貴女は、独りでサンドラ様に立ち向かってくれましたわ」
「だって、あれは…。
許せませんでしたわ。
同じ目に合えばと思いましたが、偶然にもなってしまいました。
彼女は、あれからどうなりましたか?
その何かご存知?!」
スクード公爵夫妻は、わざとなのか教えてくれませんもの。
これは直接の被害者に、聞くのが1番の近道よ。
「クスクス、ココだけの内緒ですわよ!
彼女は、すでに自主退学してます。
この国で1番戒律の厳しい、修道院に入れられると伺いました」
プリムローズは目を大きくして、嬉しそうに伝えるライラを見つめた。
「それはいつのお話ですの!?
コホン、まぁ~突然ですね。
あれほど復学をと、父上の侯爵様は願ってましたのにね」
水面下で事態が動いているのを、彼女はこれで感じ取った。
「昨日ですわ。
ヴェント侯爵の使いが屋敷に来て、謝罪とサンドラ様の処遇を改めて伝えてくれました」
「毎日、やっと安心して通えますわね。
ヴェント侯爵令嬢が居なくなって、取り巻きたちも静かになりましたしね」
少なくともプリムローズも朝から睨まれなくなって気分がいい。
「これでやっと、セント・ジョン学園の三大毒女の1人が消え去ったことになります」
『ハーイっ、それってなに?!
三大毒女って……』
この学園にあれに匹敵する人が、まだ2名もおりましたの?!
プリムローズは、これ以上見開くのが無理な目をした。
「あの~、三大毒女と間違いなく仰いましたわよね。
残り2名は、どちらのどなたですの?」
聞きたくないけど、今後のために聞かなくてはならない。
まさしく、【前門の虎後門の狼】ってことなの?!
前門の虎のサンドラ様を追いやっても、まだ後ろには狼が2頭もいた。
『これじゃあ、安心して学べないじゃないのよ!
どうなっているの?!
この国と、この学園はー』
そう話していると、授業を告げる前の鐘が鳴り響いた。
「あら、いけない!
もう授業が始まりますよ。
プリムローズ様、のちほど詳しく話しますね!
お早く、席に着きましょう」
ライラ様は、サンドラ様の件で機嫌がよいのか明るい笑顔でプリムローズに言うのである。
えーっ、気になる~う!!
授業なんか聞かなくても、問題無く大丈夫なのよ。
モヤモヤ気分のプリムローズは、しぶしぶと自分の席に着く。
気になって授業は、その後は身に入らない彼女だった。
ましてや留学制度を使ってきたプリムローズなので、厳しい周囲の目があるのではと考えていた。
『まぁ、それ以上は貢献しているから|大
《おおめ》に見てくれるはずよ』
学園に通う前の忙しい中、彼女はエリアスに会いに向かったのだ。
「お嬢様、おはようございます」
エリアスが帽子を被り、学園の制服を着ていた。
近くにギルやメリーもいて、プリムローズがこんな早くから来たのに驚く。
「おはよう、皆も元気そうね。
エリアス、メリーから注意事項を聞いた?
どんな人から何を言われても、けして一人でついて行かないでね」
そう話すと、窓を開けて指笛を吹いた。
「あー、ピーちゃんだ!
メリーさんから戻ったのを伺いました。
本当だったのですね!」
「おっ、ピーじゃん!
お前、生きてたんだな」
エリアスとギルが、ピーちゃんに話しかける。
ピーちゃんは、ギルの頭をクチバシで軽く小突いた。
「ちょっ、痛いぞー!ピー!」
ギルが頭を両手で、小突かれたところを擦っていた。
「ピーちゃんったら。
エリアスを見張ってあげてね。
何かあったら、ギルに知らせてよ」
そう命じると、一声鳴いた。
「お嬢様、ピーちゃんは人間みたいですね!
鷹はそんなに賢いのかと、ピーちゃんを見ていると驚きますわ」
メリーの言うことは確かに一理あるが、他の鷹を知らないしなぁ~と思うのだった。
学園に着いて教室の中に入ると、地毛をアレンジした髪型のライラ様が現れた。
彼女はクラスメートたちに、髪が短くなって最初は悲しかったそうだと語った後に。
「髪を洗うのが、楽なの!
乾くのも早いし、メイドが喜んでますわ。
肩や首も疲れないし、良いこともございますのよ」
クラスメートたちは、周りに気を使っている彼女を見ていた。
しかし、今では本心と思い短い髪を羨ましいそうな話をする。
短い髪に関心を持ったようで、そんな令嬢も何人かいた。
ヘイズは南国の島だし、将来は短い髪が流行るかもしれない。
「プリムローズ様、ごきげんよう!」
ライラ様は人気のいない隅に、私を強引に引っ張って行く。
「王様と王妃さまが、我が屋敷へ来訪されます。
もったいなくも、私のお見舞いに訪れてくれますのよ!
プリムローズ様が、私の事を涙ながらに語られたと伺いしましたわ」
『えっと、泣いてはいない。
ライラ様には悪いが、利用するために話しただけだ』
「えぇ…、ヘイズに来て1番の出来事でしたからね。
衝撃すぎて、両陛下の御前でつい勝手に話してしまいました。
ライラ様には、御迷惑かけて申し訳なく思いますわ」
私の手を両手で握りしめて、感極まった表情して仰った。
「いいえ、謝らないでー!
嬉しかったです!
あの時も貴女は、独りでサンドラ様に立ち向かってくれましたわ」
「だって、あれは…。
許せませんでしたわ。
同じ目に合えばと思いましたが、偶然にもなってしまいました。
彼女は、あれからどうなりましたか?
その何かご存知?!」
スクード公爵夫妻は、わざとなのか教えてくれませんもの。
これは直接の被害者に、聞くのが1番の近道よ。
「クスクス、ココだけの内緒ですわよ!
彼女は、すでに自主退学してます。
この国で1番戒律の厳しい、修道院に入れられると伺いました」
プリムローズは目を大きくして、嬉しそうに伝えるライラを見つめた。
「それはいつのお話ですの!?
コホン、まぁ~突然ですね。
あれほど復学をと、父上の侯爵様は願ってましたのにね」
水面下で事態が動いているのを、彼女はこれで感じ取った。
「昨日ですわ。
ヴェント侯爵の使いが屋敷に来て、謝罪とサンドラ様の処遇を改めて伝えてくれました」
「毎日、やっと安心して通えますわね。
ヴェント侯爵令嬢が居なくなって、取り巻きたちも静かになりましたしね」
少なくともプリムローズも朝から睨まれなくなって気分がいい。
「これでやっと、セント・ジョン学園の三大毒女の1人が消え去ったことになります」
『ハーイっ、それってなに?!
三大毒女って……』
この学園にあれに匹敵する人が、まだ2名もおりましたの?!
プリムローズは、これ以上見開くのが無理な目をした。
「あの~、三大毒女と間違いなく仰いましたわよね。
残り2名は、どちらのどなたですの?」
聞きたくないけど、今後のために聞かなくてはならない。
まさしく、【前門の虎後門の狼】ってことなの?!
前門の虎のサンドラ様を追いやっても、まだ後ろには狼が2頭もいた。
『これじゃあ、安心して学べないじゃないのよ!
どうなっているの?!
この国と、この学園はー』
そう話していると、授業を告げる前の鐘が鳴り響いた。
「あら、いけない!
もう授業が始まりますよ。
プリムローズ様、のちほど詳しく話しますね!
お早く、席に着きましょう」
ライラ様は、サンドラ様の件で機嫌がよいのか明るい笑顔でプリムローズに言うのである。
えーっ、気になる~う!!
授業なんか聞かなくても、問題無く大丈夫なのよ。
モヤモヤ気分のプリムローズは、しぶしぶと自分の席に着く。
気になって授業は、その後は身に入らない彼女だった。
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